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寝る間も惜しんで昼寝して
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ヨーロッパにあるコロシアムのような場所にいくつものリングが設置されている、
ここは己こそが最強だと熱い漢達が汗や血を流し、
その存在価値を主張するべく雄たけびをあげるそんな場所。
俺こと平野 凡太(あだ名はヘイボン)も今、1人の戦士としてこの場に立っている…
「ヘイボン!今日は僕が勝たせてもらうよ!」
小学生の時からの友人、新野 友人(あらの ゆうと あだ名はユート)が俺に刀を突きつけ己を鼓舞している。
「ユートの癖などお見通しだ、それにモンスター素材を使い強化に強化を重ね攻撃力を上げに上げたこのデーモンバトルアックス+12の前にはその刀など子供のおもちゃに等しいわ!」
気持ち悪役のようなセリフをはきながら俺は相手にプレッシャーをかける。
今日はユートとはやりの対戦ゲーム、「トータルファイター 王国の剣士」で遊ぼうとしていたところトリップしここにいたる
このゲームは2つのモードがあり、フィールドモードは1人用
探索しつつ素材を集め武器や防具を強化する事ができる、
もう一つがコロシアムモード、こちらは強化した装備で他のプレイヤーと対戦できるモードだ。
俺の手にはデーモンバトルアックス+12が握られている、
その凶暴な、触れればすべてを破壊するであろう悪魔じみたデザインが、俺の中2心をくすぐってやまない最高の相棒だ。
ユートに「俺強ぇ!」する為に、母親からのお風呂入れコールを無視してまで作った努力の結晶だ、今日の俺に隙はない。
さぁ、派手にやらせてもらおうじゃないか!
俺はバトルアックスを両手で持ち腰だめに構える、斧技であるトルネードスピンの態勢だ。
遠心力をつけて攻撃力をあげ相手を粉砕する「力こそパワー」を地で行く必殺技で、斧の強化値とあいまって恐ろしい威力を発揮するはずだ。
ユートはいつものオタク大好き薩摩示現流(偏見)の構えで此方を伺っている、
一刀両断を狙っているのはその構えからわかる、
さっき癖などお見通しと言ったがそれは本当の事で、ユートは攻撃前にほんの少しだが刀を振りかぶってしまう癖があるた為、俺はそれにあわせて胴にフルスイングする予定だ。
2人の距離が少しずつ縮まり、リーチの差でユートの攻撃範囲に先に到達する
剣先が少し上がった!今だ!ここにトルネードスピンをあわせる、俺の勝ちだぁ!!!
俺のアックスがユートの体にめり込むより速くユートの刀が袈裟がけに俺を斬り捨てる。
「な、なぜだ!俺の方が先に当たる筈なのに!!」派手に血を撒き散らしながら俺は絶叫してしまった(ちなみにエフェクトオフなら血は出ない、俺はオン派だ。)
「ヘイボン…君のデーモンバトルアックス+12、確かに強い。おそらく昨夜はお母さんのお風呂入れコールを無視してまで作ったんだろうなと思う、素直に賞賛するよ。
だけどね…僕はお風呂入れコールどころか早くご飯食べないと怒るわよコールさえも振り切って
この速さに特化した流星の刀+30を鍛えたんだ!君とは現実世界を犠牲にする覚悟が違うんだよ!」
「俺強ぇ!」をするのって大変なんだな…俺は血溜まりに倒れこんだ。
ここは己こそが最強だと熱い漢達が汗や血を流し、
その存在価値を主張するべく雄たけびをあげるそんな場所。
俺こと平野 凡太(あだ名はヘイボン)も今、1人の戦士としてこの場に立っている…
「ヘイボン!今日は僕が勝たせてもらうよ!」
小学生の時からの友人、新野 友人(あらの ゆうと あだ名はユート)が俺に刀を突きつけ己を鼓舞している。
「ユートの癖などお見通しだ、それにモンスター素材を使い強化に強化を重ね攻撃力を上げに上げたこのデーモンバトルアックス+12の前にはその刀など子供のおもちゃに等しいわ!」
気持ち悪役のようなセリフをはきながら俺は相手にプレッシャーをかける。
今日はユートとはやりの対戦ゲーム、「トータルファイター 王国の剣士」で遊ぼうとしていたところトリップしここにいたる
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もう一つがコロシアムモード、こちらは強化した装備で他のプレイヤーと対戦できるモードだ。
俺の手にはデーモンバトルアックス+12が握られている、
その凶暴な、触れればすべてを破壊するであろう悪魔じみたデザインが、俺の中2心をくすぐってやまない最高の相棒だ。
ユートに「俺強ぇ!」する為に、母親からのお風呂入れコールを無視してまで作った努力の結晶だ、今日の俺に隙はない。
さぁ、派手にやらせてもらおうじゃないか!
俺はバトルアックスを両手で持ち腰だめに構える、斧技であるトルネードスピンの態勢だ。
遠心力をつけて攻撃力をあげ相手を粉砕する「力こそパワー」を地で行く必殺技で、斧の強化値とあいまって恐ろしい威力を発揮するはずだ。
ユートはいつものオタク大好き薩摩示現流(偏見)の構えで此方を伺っている、
一刀両断を狙っているのはその構えからわかる、
さっき癖などお見通しと言ったがそれは本当の事で、ユートは攻撃前にほんの少しだが刀を振りかぶってしまう癖があるた為、俺はそれにあわせて胴にフルスイングする予定だ。
2人の距離が少しずつ縮まり、リーチの差でユートの攻撃範囲に先に到達する
剣先が少し上がった!今だ!ここにトルネードスピンをあわせる、俺の勝ちだぁ!!!
俺のアックスがユートの体にめり込むより速くユートの刀が袈裟がけに俺を斬り捨てる。
「な、なぜだ!俺の方が先に当たる筈なのに!!」派手に血を撒き散らしながら俺は絶叫してしまった(ちなみにエフェクトオフなら血は出ない、俺はオン派だ。)
「ヘイボン…君のデーモンバトルアックス+12、確かに強い。おそらく昨夜はお母さんのお風呂入れコールを無視してまで作ったんだろうなと思う、素直に賞賛するよ。
だけどね…僕はお風呂入れコールどころか早くご飯食べないと怒るわよコールさえも振り切って
この速さに特化した流星の刀+30を鍛えたんだ!君とは現実世界を犠牲にする覚悟が違うんだよ!」
「俺強ぇ!」をするのって大変なんだな…俺は血溜まりに倒れこんだ。
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