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金平糖
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少女の小さな手には金平糖が入った小瓶。色とりどりの金平糖が日差しに照らされキラキラと輝いていた。その様子を大きな瞳で見つめる少女。小瓶の蓋を開け、一粒手に取り空色をした金平糖を口に含めば少女は雲の上に、ふわふわの綿菓子のような雲海が広がっており少女はそこに寝転び空を見上げた。
雲の上の空は青く青く澄んでいて太陽の光が眩しく彼女を照りつける。金色に髪が輝き世界を照らした。瞼を閉じ、再び目を開けるといつもの公園に少女はいた。口の中にあったはずの金平糖は無くなってしまったようだ。
少女はまたひとつ小瓶から金平糖を取り出した。桃色の金平糖を口に含むと今度は辺り一面が梅の花で埋め尽くされていた。梅の香りが風と共に少女の髪を撫でる。目を閉じ梅の香りを楽しんでいると口の中が酸っぱく感じ思わず口をきゅっと閉じた。桃色の世界はとても甘酸っぱく少女は夢中に駆けた。まるでお姫様にでもなったかのようにくるくると回り、スカートを靡かせているとまたいつもの公園に、少女はまたひとつ、またひとつと金平糖を口にした。色とりどりの金平糖を沢山口に含むと少女はにこやかに公園を後にした。
次はどんな世界に行けるかな。
雲の上の空は青く青く澄んでいて太陽の光が眩しく彼女を照りつける。金色に髪が輝き世界を照らした。瞼を閉じ、再び目を開けるといつもの公園に少女はいた。口の中にあったはずの金平糖は無くなってしまったようだ。
少女はまたひとつ小瓶から金平糖を取り出した。桃色の金平糖を口に含むと今度は辺り一面が梅の花で埋め尽くされていた。梅の香りが風と共に少女の髪を撫でる。目を閉じ梅の香りを楽しんでいると口の中が酸っぱく感じ思わず口をきゅっと閉じた。桃色の世界はとても甘酸っぱく少女は夢中に駆けた。まるでお姫様にでもなったかのようにくるくると回り、スカートを靡かせているとまたいつもの公園に、少女はまたひとつ、またひとつと金平糖を口にした。色とりどりの金平糖を沢山口に含むと少女はにこやかに公園を後にした。
次はどんな世界に行けるかな。
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