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69:いい眺め。
しおりを挟む何故、私までもが船に乗り、アンジェリカ様の祖国・エゾノイ王国の将軍様をお出迎えする事になるのでしょうか。
テオ様が、ちょっとイジけた様子で、胸から顔を上げられました。
「アイツが私と結婚すると言って逃げ出したから、私だけで行くのはマズい、と言われた。婚約者のミラベルを連れて、穏便に挨拶してこいと……」
「……あぁ」
どうやら、テオ様も完全に巻き込まれた側のようですね。
流石に文句は言えませんし、仕方ないと割り切りましょう。
明日の予定を話しつつ、テオ様の髪の毛をある程度乾かしました。
「後は、自然乾燥で、大丈夫でしょう」
「んー」
テオ様が、また私の胸に顔を埋めて、キスマークを残したり、厚手のガウンの上から、胸を鷲掴みにして揉みしだいたりしていらっしゃいます。
「っ、ぁん……」
「気持ちいい?」
「き、かないで、ください」
立ち上がった胸の頂きに布が擦れて、こそばゆいような刺激を与えてきます。
テオ様が、剥くようにガウンの方をずり下ろしました。
腰紐をキツめに縛っていたので、上半身のみ晒し出す形になりました。
「……乳首が、見えている」
乳首、と言いますか、胸が殆ど丸見えです。
このブラジャー、枠はしっかりと布で出来ていますが、普通は布で覆い隠されている所が何故かスッケスケの白いオーガンジー生地です。
テオ様が、勢い良く鼻で息を吸って吐いてを繰り返していらっしゃいました。
暫く荒い鼻息を続けたあと、パカリと口を開け、舌を大きく出して、下胸からデロンと舐め上げられました。
「んんっ!」
「凄い……胸が勃起している。美味そうだ」
妖艶に笑いながら、布の上から乳輪ごと大きく口に含み、歯で扱くように噛まれました。
頂きの段に到達すると、捏ねるような噛み方に変えて、色んな刺激を与えてきます。
「ひうっん」
「ミラベル? 足を擦り合わせてどうした?」
「な、何でもありませんわ」
「ふうん?」
テオ様に、ガウンの隙間から手を入れられそうになったので、慌てて手首を掴んで止めました。
「ミラベル? 力では敵わないんだから…………」
テオ様が、無駄な抵抗だよ? と笑いながら、ガウンを力任せに剥ぎ取ってしまいました。
「「っ!」」
私は恥ずかしくて息を飲み、テオ様は興奮から息を飲んでいました。
テオ様が私を抱え、ベッドに投げ入れると、うつ伏せにして、膝を立てお尻を高く上げ、四つん這いの格好にしました。
頑張って、片手で隠そうとしたのですが、何だか余計に興奮させてしまったような気がしています。
「くっ……なんて素晴らしい眺めなんだ」
手を払い除けられた次の瞬間、ぬちゅり、と熱い何かがナカに侵入して来ました。
「ひっ⁉ あっ、や、動かさないでっ」
そうお願いするのに、テオ様はずっと無言で、ナカの物はウネウネと蠢いて、止まってくれません。
「はっ、んっ、やっ……あっ! テオ様ぁっ⁉」
「っ…………もっと、突き出して」
四つん這いから、肘を折って、発情期の猫のような格好にされました。
テオ様は、更に嬉しそうな声で「あぁ、いい眺めだ」と喜んでありました。
「また狭くなってしまったね? 今日もいっぱい解してあげよう」
「えっ、いえ、んひぁぁぁ!」
いえ、いっぱいはいりません。と言おうとしていたのに、ぬちゅり、とまた熱いモノを挿し込まれて、思いのほか大きな声で喘いでしまいました。
「ミラベルは、舐められるのが大好きなようだな?」
「っ、はぁ……んっ」
何度かイかされたあと、テオ様がとても嗜虐的に笑う声が聞こえて、イラッとしました。
何度も、待って! とお願いしたのに、全然止まってくれせんでした。
おかげで私の顔は、涙とか……よだれとか、ちょっときちゃない感じになってしまっています。
手でぐしぐしと色々と拭って、起き上がり、テオ様の胸をドンっと押して、仰向けに倒しました。
「ミラベル⁉」
テオ様も前後不覚になればいいのです!
待ってとお願いしても、待ってもらえない時の絶望を、味わえばいいのです!
ベッドで仰向けで倒れているテオ様の足の間に座り、腰のバスタオルを剥ぎ取りました。
既に天を穿つように勃ち上り、先からは透明な汁が漏れ出ています。
「あらー? 一人で勝手に、準備万端ですわね?」
「みっ、ミラベル?」
テオ様の立派なモノを、人差し指の腹で下から上にそーっとなぞり、尖端の孔を塞ぐように指で押さえました。
「んぐっ……」
「あら? もう出してしまわれるんですか?」
「みらべ……んひぃ!」
孔をくにくにと捏ねるように指を動かしましたら、テオ様がちょっと高めの声で喘がれました。
それに気を良くした私は、テンションが爆アゲになってしまいました。
孔から指を外すと、とぷとぷと液が垂れ流れて来ます。
「あらあら、こんなに先走りを出されて。何を期待されてるんですか?」
「っ、ぐ……」
テオ様が恥じらうように頬を染め、歯を食いしばって、必死に深呼吸をしてありました。
まだ我慢が出来る程度のようです。
――――もっと攻めてあげねばなりませんよね?
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