異世界焼き鳥屋

こう

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異世界生活の始まり!

#6 魔女を焼き鳥で救う!?

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 前回はサリアに街やお城そして魔女の家を案内してもらったが、あいにく魔女は引きこもりらしい。サリアによると、最近質素なものしか口にしていなくて活力がなくなってしまい引きこもりになってしまったらしい。
そんな事を聞いたカナトは、とある事を思いつく!そうだ!じゃあ魔女に焼き鳥食べさせてみたらどうかな!?わんちゃん引きこもり治るんじゃね!!
そう思いカナトはサリアに

「じゃあ、僕の焼き鳥食べさせてみたらどうかな...?もしかしたら出て来てくれるかな?」

「そうね!初めて焼き鳥の匂いを嗅がせてみたりすれば絶対出てくるはずよ!というか、あんなにいい匂いのする食べ物があるなんて知ったら魔女もきっと驚くわ!!」

サリアの言う通りではないだろうか?確かに、あんなにいい匂いを嗅いで食べたくないなんて思う人なんぞいるわけがないのでは!?
そんな事を思いながら、魔女のために焼き鳥を焼きに自分の店に戻ることにした。サリアもまた香ばしい匂いを嗅ぎたいと熱望してきたため、サリアと一緒に店まで戻ることにした。店に戻るとカナトは何を焼いて魔女にあげようか悩んでいたが、定番のネギマと歯ごたえの良いハツを焼いて魔女に出そうと決めた。

ジュ~   ジュ~   ジュワ~

美味しそうな肉から油がしたたり落ちる音、そして香ばしい匂いが店の中に充満している。そのため、この音や香りの虜になったサリアはとても嬉しそうだ!!
焼きあがると、さらに盛り、サリアが保温に効くわよ!と言って渡してくれた葉っぱをかぶせて早速魔女のいる家へ向かうことにした!
周囲に香ばしい匂いを振りまきながら魔女の家に到着した。そしてカナトは着くなり魔女の家の窓に焼き鳥の皿を近づけた。1分ぐらい経っただろうか。家の中から20代後半くらいの若い女性が出て来た。今にも死にそうなくらい顔色が悪いが、カナトが持っている焼き鳥を見るなり

「なんかすっごい良い匂いがしたんだけど....何それ,,美味しそう....少しいただけないかしら??」

そう言われるなり、カナトは少しと言わず全部どうぞと言って焼き鳥を魔女に差し出した。
まず一口食べてみると魔女は目の色を変えてばくばくと食べだした。そしてあっという間に食べ終わったのだ!

「誰かは存じませんが、ありがとうごいました!!おかげで助かりました!!」

「いえいえ!大丈夫ですよ!」

「本当にありがとうございました!あの,,,良ければお名前教えていただけませんか?あ、私は魔女のイリアと申します。」

「僕はカナトです!このあたりで焼き鳥屋をやってます!」

「焼き鳥?あ!さっきの!とても美味しかったです!!」

こうしてカナトは新たな人と出会った!




                  つづく!!
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