33 / 40
第二章 ライザイの街
四皇位が一皇①
しおりを挟む
でもそれはほんの少しで、彼は冒険者が回復するまで何度も何度もかけ続ける。
だけど、目に見えるほどの効果は見られなかった。
「これ以上は危険です!」
彼は何度も何度も魔法をかけるうちに、彼の体は魔力枯渇を起こしかけており、俺は慌てて魔法をかけるのを無理やり止めた。
「でも、助けなきゃいけないんです!」
「ダメです。助ける人間がいなくなってしまったらどうするんですか?」
「それは‥‥っ!しかし、そのために目の前の人を見殺しにするのは嫌なんです」
諭すようにいうが、彼は激しく反対する。
「‥‥‥」
俺だって分かっている。
人は死んだらもう、戻ってこない。
どんなに高位の聖属性魔法だって効かない。
「‥‥本当は分かってるんです。見殺しにしたくないなんて、綺麗事だって。助けられない人だって大勢いるし、その事実から目を逸らしてはいけないと。だけど、心がそれを認めたくないんです」
彼は悔いいるように視線を落とした。
治療のために冒険者の体に触れていた手のひらをギュッと握りしていた。
その手は冒険者の血かと思ったが、実際は彼が強く握りすぎたせいで自分の爪が食い込んでしまったための血だった。
だけど彼はそれを痛むようには見えない。
それほどまでに自分の情けなさを感じているのかもしれない。
今の俺が何かしてあげられることはないだろうか?
あるにはあるのだが、それは俺の余計に迷惑をかけてしまう行為に繋がりかねない。
ここで聖属性魔法による魔法を行使したとして、俺が倒れてしまったらそれこそ危険だ。
俺自身もそうだが、病み上がりの冒険者が多い上に、治療している人たちの体力も限界に近い。
ギルマスやハンズさんがいるとはいえ、二人が俺たちを必ずしも助けられるわけではない。
何か‥‥。
聖属性魔法による治療以外で可能な治療法は‥‥‥。
「あっ!」
「ど、うしましたか?」
方法が天啓のように降りてきたことに、驚きのあまり座っていた体を立たせてしまた。
彼はそんな様子の俺に困惑していた。
「あの、その毒消貰っても?」
「え、えぇ。どうぞ」
念の為に彼が持ってくるように指示を出して、集められた毒消の数本もらう。
ここにある毒消は下級から中級にかけてのものばかりだ。
ギルドに数本あるだけの上級毒消とは違い比較的安価で、手に入れられる。
それでも、効能は上級毒消にかなり劣るので、正直なところ使い所があまりないらしい。
でも、今は格好の隠れ蓑だ。
「それ、どうするんですか?」
興味深そうに彼は聞いてくる。
魔力回復薬を飲んだおかげで大分、安定しているように見えだが、彼は相変わらず冒険者に浄化をかけ続けている。
「その、止めないんですね」
「はい、可能な限りは尽くしたいので。それに、何か妙案を思いついたのでしょう?」
「‥‥まぁ、はい。俺が今からすることは絶対に他言無用でお願いします」
俺の真剣な様子に彼も何かを察したように静かに頷いた。
俺が今からすること、それは創造魔法で新たに魔法を生み出すことだ。
ほとんど掛けの状態ではあるけれど、聖属性魔法以外で可能性があるとすればこの方法しかない。
俺は一呼吸おくと、頭をフル回転させる。
創造魔法で解除を使った時のように、いや、それ以上に。
聖属性魔法の理解が不足しているのもあるだろう。
現状で必要なもの、不必要なもの、取捨選択しながら、流れてくる情報を組み合わせる。
ぼんやりとしているが、確実に魔法が出来ている。
もう少しだ‥‥‥。
そして、頭の中で最後のピースがハマった気がした。
作り上げた魔法の全容が明らかになった。
「ばん」
「ツバキっ!」
魔法名を口に出そうとすると緊迫したギルマスの声が聞こえてきた。
ハッとして声がした方を振り返ると、ギルマスたちが相対していた異常な冒険者が凄い勢いで向かってきていた。
「反射結界!」
創造魔法で魔法を作り出していたおかげで頭が冴えていた。
一瞬で結界を作ると、攻撃を防ぎ、その攻撃は自らに向かっていく。
それが俺が作り出した魔法だ。
正直どう作ったのかは覚えていない。
無意識のうちにできていたのだ。
数十秒が経ち、攻撃が止み静かになった。
異常な冒険者の攻撃が停止したことにより余裕のでたギルマスとハンズさんによって他の魔物たちは一掃された。
「今のは一体‥‥‥」
彼の戸惑った声が片耳から聞こえてくるが、今はそれどころではない。
とりあえず今できた魔法を使わなければ。
「はぁ、万能治癒」
そうして毒消に魔法を付与する。
効能が劣るのであれば上げてあげればいい。
それが俺が思いついた方法だ。
その時にこの毒消は丁度いい媒体だった。
もし、俺がここで聖属性魔法を使えば俺の身体がどうなるかもそうだが、実際に彼に見られるのは避けたかった。
けど創造魔法ならその問題が発生しない。
ここまでの経験で創造魔法はまだ構築が遅いが、それなりに扱えるようになったし、もし創造魔法の存在に気づかれてもいくらでも誤魔化しはききそうだ。
「えっ‥‥と、特級?」
付与を終えると一度鑑定をしてみる。
元々中級毒消だったものが特級毒消と名称が変化していた。
毒消にしろ治癒薬にしろ俺が知っている階級は上級までで、特級になるとは思わなかった。
だって俺自身上級もしくはそれに付随する効能を持ってくれればいいと思っていたのだから。
まぁ、でも多分これで大丈夫だろう。
今回のことは嬉しい誤算だ。
「これを飲ませてください」
「はい」
鑑定を終え彼に特級毒消を渡す。
すぐさま負傷した冒険者に彼は飲ませると、体にまわっていた毒が嘘のように消えていく。
鑑定して見ても目に見える結果と同じだった。
その結界に彼は目を見開きからになった毒消を見つめていた。
「あ、あの‥‥ルイスは‥‥」
負傷していた冒険者は長時間、毒がまわっていたせいか、辿々しい口調で言葉を発す。
その言葉に毒消の瓶を見つめていた彼は我に帰ったように、その言葉を聞き逃すまいと負傷していた冒険者の首を持ち上げて聞く。
「ルイス?」
「僕の‥‥仲間で」
「分かりました、確認してみます。あなたの名前は?」
ルイスという人物がどうなっているか確認するように手の空いている者に頼むと、彼は負傷した冒険者か声をしっかりと聞き取れるようにはっきりと聞く。
「ガジリク‥‥です」
「ありがとうございます。カジリクさんですね。ゆっくり休んでください」
名前を確認すると彼は静かに持っていた首を枕がわりにしている布に戻した。
彼はその言葉に安心したようにまた眠りについた。
「大丈夫そうですね」
「ツバキさんが言うのなら間違いないんでしょうね。あの、この毒消は一体‥‥」
「そうですね。先ほども言いましたが誰にも喋らないと約束出来るのであれば話します。その代わり俺の味方になってください」
俺が今から話そうとしていること、それは俺の本来の力を明かすことになる。
もし、この力が権力者によって悪用されかけた時、誰か一人でも味方になってくれる人がいるのは心の支えとなるはずだ。
「味方ですか‥‥。分かりました、喜んでなりましょう。自己紹介が遅れましたが、私はアレンです」
「では改めて、俺はツバキです」
彼、アレンさんの了承を確認し、説明を始めようとすると負傷した冒険者ことガジリクさんの仲間のルイスさんの事を調べに行っていたアレンさんの仲間が戻ってきた。
「アレンさん」
「シリアン、どうでしたか?すみません、ツバキさん話は後ほど聞かせてください」
「それが‥‥その」
言葉を渋るシリアンさんにアレンさんは訝しげな表情で見ていた。
「言いにくい事ですか?」
「はい、かなり。探していた冒険者のルイスさんですが、あの異常な行動をとっていた冒険者だと確認が取れました」
顔を歪めながらシリアンさんはいった。
その事実に結界の外でぐったりとしている異常な行動をしていた冒険者に目をやった。
「本当に⁉︎そう、ですか。そのルイスさんは何かの状態異常に陥っていたということですか?」
「実はそんな形跡が見当たらないんです。ですがそうでなければ、元々、ルイスさんは温厚な人物だったそうでここまで凶変するのは考え辛くて」
「口を挟んですみません。魔族という可能性は?」
一つ疑問に思っていたことを聞くとシリアンは首を横にやり否定した。
「我々も周囲の評判からその結論に至りましたが、ルイスさんを鑑定しても魔族という表示はなく」
「そうですか‥‥‥」
「ツバキさんが鑑定すれば良いのでは?」
アレンさんの突然の提案にまじまじとアレンさんの顔を見てしまった。
だけど、目に見えるほどの効果は見られなかった。
「これ以上は危険です!」
彼は何度も何度も魔法をかけるうちに、彼の体は魔力枯渇を起こしかけており、俺は慌てて魔法をかけるのを無理やり止めた。
「でも、助けなきゃいけないんです!」
「ダメです。助ける人間がいなくなってしまったらどうするんですか?」
「それは‥‥っ!しかし、そのために目の前の人を見殺しにするのは嫌なんです」
諭すようにいうが、彼は激しく反対する。
「‥‥‥」
俺だって分かっている。
人は死んだらもう、戻ってこない。
どんなに高位の聖属性魔法だって効かない。
「‥‥本当は分かってるんです。見殺しにしたくないなんて、綺麗事だって。助けられない人だって大勢いるし、その事実から目を逸らしてはいけないと。だけど、心がそれを認めたくないんです」
彼は悔いいるように視線を落とした。
治療のために冒険者の体に触れていた手のひらをギュッと握りしていた。
その手は冒険者の血かと思ったが、実際は彼が強く握りすぎたせいで自分の爪が食い込んでしまったための血だった。
だけど彼はそれを痛むようには見えない。
それほどまでに自分の情けなさを感じているのかもしれない。
今の俺が何かしてあげられることはないだろうか?
あるにはあるのだが、それは俺の余計に迷惑をかけてしまう行為に繋がりかねない。
ここで聖属性魔法による魔法を行使したとして、俺が倒れてしまったらそれこそ危険だ。
俺自身もそうだが、病み上がりの冒険者が多い上に、治療している人たちの体力も限界に近い。
ギルマスやハンズさんがいるとはいえ、二人が俺たちを必ずしも助けられるわけではない。
何か‥‥。
聖属性魔法による治療以外で可能な治療法は‥‥‥。
「あっ!」
「ど、うしましたか?」
方法が天啓のように降りてきたことに、驚きのあまり座っていた体を立たせてしまた。
彼はそんな様子の俺に困惑していた。
「あの、その毒消貰っても?」
「え、えぇ。どうぞ」
念の為に彼が持ってくるように指示を出して、集められた毒消の数本もらう。
ここにある毒消は下級から中級にかけてのものばかりだ。
ギルドに数本あるだけの上級毒消とは違い比較的安価で、手に入れられる。
それでも、効能は上級毒消にかなり劣るので、正直なところ使い所があまりないらしい。
でも、今は格好の隠れ蓑だ。
「それ、どうするんですか?」
興味深そうに彼は聞いてくる。
魔力回復薬を飲んだおかげで大分、安定しているように見えだが、彼は相変わらず冒険者に浄化をかけ続けている。
「その、止めないんですね」
「はい、可能な限りは尽くしたいので。それに、何か妙案を思いついたのでしょう?」
「‥‥まぁ、はい。俺が今からすることは絶対に他言無用でお願いします」
俺の真剣な様子に彼も何かを察したように静かに頷いた。
俺が今からすること、それは創造魔法で新たに魔法を生み出すことだ。
ほとんど掛けの状態ではあるけれど、聖属性魔法以外で可能性があるとすればこの方法しかない。
俺は一呼吸おくと、頭をフル回転させる。
創造魔法で解除を使った時のように、いや、それ以上に。
聖属性魔法の理解が不足しているのもあるだろう。
現状で必要なもの、不必要なもの、取捨選択しながら、流れてくる情報を組み合わせる。
ぼんやりとしているが、確実に魔法が出来ている。
もう少しだ‥‥‥。
そして、頭の中で最後のピースがハマった気がした。
作り上げた魔法の全容が明らかになった。
「ばん」
「ツバキっ!」
魔法名を口に出そうとすると緊迫したギルマスの声が聞こえてきた。
ハッとして声がした方を振り返ると、ギルマスたちが相対していた異常な冒険者が凄い勢いで向かってきていた。
「反射結界!」
創造魔法で魔法を作り出していたおかげで頭が冴えていた。
一瞬で結界を作ると、攻撃を防ぎ、その攻撃は自らに向かっていく。
それが俺が作り出した魔法だ。
正直どう作ったのかは覚えていない。
無意識のうちにできていたのだ。
数十秒が経ち、攻撃が止み静かになった。
異常な冒険者の攻撃が停止したことにより余裕のでたギルマスとハンズさんによって他の魔物たちは一掃された。
「今のは一体‥‥‥」
彼の戸惑った声が片耳から聞こえてくるが、今はそれどころではない。
とりあえず今できた魔法を使わなければ。
「はぁ、万能治癒」
そうして毒消に魔法を付与する。
効能が劣るのであれば上げてあげればいい。
それが俺が思いついた方法だ。
その時にこの毒消は丁度いい媒体だった。
もし、俺がここで聖属性魔法を使えば俺の身体がどうなるかもそうだが、実際に彼に見られるのは避けたかった。
けど創造魔法ならその問題が発生しない。
ここまでの経験で創造魔法はまだ構築が遅いが、それなりに扱えるようになったし、もし創造魔法の存在に気づかれてもいくらでも誤魔化しはききそうだ。
「えっ‥‥と、特級?」
付与を終えると一度鑑定をしてみる。
元々中級毒消だったものが特級毒消と名称が変化していた。
毒消にしろ治癒薬にしろ俺が知っている階級は上級までで、特級になるとは思わなかった。
だって俺自身上級もしくはそれに付随する効能を持ってくれればいいと思っていたのだから。
まぁ、でも多分これで大丈夫だろう。
今回のことは嬉しい誤算だ。
「これを飲ませてください」
「はい」
鑑定を終え彼に特級毒消を渡す。
すぐさま負傷した冒険者に彼は飲ませると、体にまわっていた毒が嘘のように消えていく。
鑑定して見ても目に見える結果と同じだった。
その結界に彼は目を見開きからになった毒消を見つめていた。
「あ、あの‥‥ルイスは‥‥」
負傷していた冒険者は長時間、毒がまわっていたせいか、辿々しい口調で言葉を発す。
その言葉に毒消の瓶を見つめていた彼は我に帰ったように、その言葉を聞き逃すまいと負傷していた冒険者の首を持ち上げて聞く。
「ルイス?」
「僕の‥‥仲間で」
「分かりました、確認してみます。あなたの名前は?」
ルイスという人物がどうなっているか確認するように手の空いている者に頼むと、彼は負傷した冒険者か声をしっかりと聞き取れるようにはっきりと聞く。
「ガジリク‥‥です」
「ありがとうございます。カジリクさんですね。ゆっくり休んでください」
名前を確認すると彼は静かに持っていた首を枕がわりにしている布に戻した。
彼はその言葉に安心したようにまた眠りについた。
「大丈夫そうですね」
「ツバキさんが言うのなら間違いないんでしょうね。あの、この毒消は一体‥‥」
「そうですね。先ほども言いましたが誰にも喋らないと約束出来るのであれば話します。その代わり俺の味方になってください」
俺が今から話そうとしていること、それは俺の本来の力を明かすことになる。
もし、この力が権力者によって悪用されかけた時、誰か一人でも味方になってくれる人がいるのは心の支えとなるはずだ。
「味方ですか‥‥。分かりました、喜んでなりましょう。自己紹介が遅れましたが、私はアレンです」
「では改めて、俺はツバキです」
彼、アレンさんの了承を確認し、説明を始めようとすると負傷した冒険者ことガジリクさんの仲間のルイスさんの事を調べに行っていたアレンさんの仲間が戻ってきた。
「アレンさん」
「シリアン、どうでしたか?すみません、ツバキさん話は後ほど聞かせてください」
「それが‥‥その」
言葉を渋るシリアンさんにアレンさんは訝しげな表情で見ていた。
「言いにくい事ですか?」
「はい、かなり。探していた冒険者のルイスさんですが、あの異常な行動をとっていた冒険者だと確認が取れました」
顔を歪めながらシリアンさんはいった。
その事実に結界の外でぐったりとしている異常な行動をしていた冒険者に目をやった。
「本当に⁉︎そう、ですか。そのルイスさんは何かの状態異常に陥っていたということですか?」
「実はそんな形跡が見当たらないんです。ですがそうでなければ、元々、ルイスさんは温厚な人物だったそうでここまで凶変するのは考え辛くて」
「口を挟んですみません。魔族という可能性は?」
一つ疑問に思っていたことを聞くとシリアンは首を横にやり否定した。
「我々も周囲の評判からその結論に至りましたが、ルイスさんを鑑定しても魔族という表示はなく」
「そうですか‥‥‥」
「ツバキさんが鑑定すれば良いのでは?」
アレンさんの突然の提案にまじまじとアレンさんの顔を見てしまった。
0
あなたにおすすめの小説
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
転生したら領主の息子だったので快適な暮らしのために知識チートを実践しました
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
不摂生が祟ったのか浴槽で溺死したブラック企業務めの社畜は、ステップド騎士家の長男エルに転生する。
不便な異世界で生活環境を改善するためにエルは知恵を絞る。
14万文字執筆済み。2025年8月25日~9月30日まで毎日7:10、12:10の一日二回更新。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
【運命鑑定】で拾った訳あり美少女たち、SSS級に覚醒させたら俺への好感度がカンスト!? ~追放軍師、最強パーティ(全員嫁候補)と甘々ライフ~
月城 友麻
ファンタジー
『お前みたいな無能、最初から要らなかった』
恋人に裏切られ、仲間に陥れられ、家族に見捨てられた。
戦闘力ゼロの鑑定士レオンは、ある日全てを失った――――。
だが、絶望の底で覚醒したのは――未来が視える神スキル【運命鑑定】
導かれるまま向かった路地裏で出会ったのは、世界に見捨てられた四人の少女たち。
「……あんたも、どうせ私を利用するんでしょ」
「誰も本当の私なんて見てくれない」
「私の力は……人を傷つけるだけ」
「ボクは、誰かの『商品』なんかじゃない」
傷だらけで、誰にも才能を認められず、絶望していた彼女たち。
しかしレオンの【運命鑑定】は見抜いていた。
――彼女たちの潜在能力は、全員SSS級。
「君たちを、大陸最強にプロデュースする」
「「「「……はぁ!?」」」」
落ちこぼれ軍師と、訳あり美少女たちの逆転劇が始まる。
俺を捨てた奴らが土下座してきても――もう遅い。
◆爽快ざまぁ×美少女育成×成り上がりファンタジー、ここに開幕!
田舎農家の俺、拾ったトカゲが『始祖竜』だった件〜女神がくれたスキル【絶対飼育】で育てたら、魔王がコスメ欲しさに竜王が胃薬借りに通い詰めだした
月神世一
ファンタジー
「くそっ、魔王はまたトカゲの抜け殻を美容液にしようとしてるし、女神は酒のつまみばかり要求してくる! 俺はただ静かに農業がしたいだけなのに!」
ブラック企業で過労死した日本人、カイト。
彼の願いはただ一つ、「誰にも邪魔されない静かな場所で農業をすること」。
女神ルチアナからチートスキル【絶対飼育】を貰い、異世界マンルシア大陸の辺境で念願の農場を開いたカイトだったが、ある日、庭から虹色の卵を発掘してしまう。
孵化したのは、可愛らしいトカゲ……ではなく、神話の時代に世界を滅亡させた『始祖竜』の幼体だった!
しかし、カイトはスキル【絶対飼育】のおかげで、その破壊神を「ポチ」と名付けたペットとして完璧に飼い慣らしてしまう。
ポチのくしゃみ一発で、敵の軍勢は老衰で塵に!?
ポチの抜け殻は、魔王が喉から手が出るほど欲しがる究極の美容成分に!?
世界を滅ぼすほどの力を持つポチと、その魔素を浴びて育った規格外の農作物を求め、理知的で美人の魔王、疲労困憊の竜王、いい加減な女神が次々にカイトの家に押しかけてくる!
「世界の管理者」すら手が出せない最強の農場主、カイト。
これは、世界の運命と、美味しい野菜と、ペットの散歩に追われる、史上最も騒がしいスローライフ物語である!
出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜
シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。
起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。
その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。
絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。
役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる