侵略帝国

砂糖鉢

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3.最初のターゲット

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神聖国が陥落して1ヶ月、俺は帝国のど田舎地方にいた

皇位継承権を棄て、自由気ままに男を館に集めては食い漁っているという元第二皇女をさらうためだ

帝国は今、領土を拡大し続けるのに忙しい
ゆえにこんな田舎にいる女1人の警護を厚くするほどの余裕はない

予想通り館の警備は門番1人と館内を巡回する2人だけだった

(これが元皇族の警護かよ…)

あっさり3人を殺し館内に入ると、一番奥の部屋を目指す

昼間から何やら騒がしい部屋のドアを開けると、そこには肉団子があった

(はぁ…昼間っからまぁなんとも)

「乱交パーティ中失礼するぜ」

俺は肉団子を6つに細切れにし、中から1人の女…今回のターゲットである元第二皇女を引き抜いた

「お前にはちょっと俺の道具になってもらうよ」

豚特製:睡眠導入波発信指輪(通称、クロロホルムリング※命名、豚)に魔力を通し、目の前の女を眠らせて担ぎ、屋敷を出る

屋敷を出ると魔力・光学迷彩をかけていた四輪自動車に乗せ、目的地へと向かう

「待ってたわよぉ!」

「…」

「放置プレイですか!?それもまた…うぐっ」

尻を蹴った

「準備はできてるんだな?」

「んんっ、もちろんよ」

「行くぞ」

そう言うと女を置いて部屋の奥へ入っていく

部屋の奥には人1人が入るほどの卵型のカプセルがあり、そこに元第二皇女を入れる

「始めてくれ」

「はぁい」

俺は女にそう言うと、女は何やらボタンを押し、操作する

卵型カプセルの蓋が閉まり、内部が液体で満たされる

「調整はどうしますか?」

「こいつはセックスが大好きみたいだからな、
とりあえず性感を倍…それに気絶しない精神力を持たせよう
こいつは人形どもにも使わせるから、耐久力…体を壊れないようにしてくれ」

「わかりましたぁ~」

女が何やら操作をした後、カプセル内の元第二皇女に異変が起こる
電流を流されたように体を痙攣させ、白目をむいている

「死なないのか?」

「問題なし!でも時間はかかるわね」

「どれくらいだ?」

「とりあえず2日は放置でしょう」

「わかった、引き続き頼む」

「りょーかいっと」

女はいいなぁ、羨ましいなぁと呟きながらカプセル内で痙攣を続ける元第二皇女を眺めていた

ーーーー

2日後、俺は女から改造が終わったとの報告を受け、研究所へ戻ってきた

「おはよう、気分はどうだ?元第二皇女サマ」

「何よその言い方…私の今の名前はアンよ
ていうか!アンタはあの時の!」

「ほお、顔を見たのは一瞬だったはずだが、覚えていたのか」

俺は素直に驚く

「うるさい!私を早く家に帰して!そうしないとパパとママに言って殺してもらうわよ!!!」

「おお、怖い怖い…っとぉ!」

俺はそう言ってアンの腹を蹴り上げる

「いいなぁ…」

豚…お前は黙ってろ

「ぐ…くぅ…うぇ…ふええぇぇええ」

俺に蹴り飛ばされ、壁にぶつかったアンは痛みと暴力・孤独による恐怖から泣き始めた

「ったく、うるせぇなぁ」

そんなアンに俺は電撃魔法を浴びせる

「ぎっ!!ギャァァアアア!!!!」

「ん?もうちょっと弱くか?」

俺は威力を少し弱める

「ガァアッ?ギッ?イィイイイ????」

アンは体をめぐる痛みが突然別のものに変わったことに驚き、困惑する

「イ…ィイイ…ァァアアアアアア!!!」

それが快楽だとわかった瞬間、アンの体は絶頂に達する

「やっ、やべでっっ!!じぬ!!!!!」

だが俺は魔法を止めない

「いぃいぃいいいだいっ!いだぁいぃ!!いぐっ!いだいっ!いぐうううう!!!」

痛みと快感を同時に感じながらアンはアクメを決める

「うっ…ううっ…ぅ…」

アンはピクピクと手足を痙攣させながら項垂れる

「やっと黙ったか…それじゃあ本題だ」

俺はゆっくりと、よく通る声で、伝える

「おめでとう、君は最初の獲物に選ばれた」
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