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俺はあいつをどう思ってるのか知れたら。
親
しおりを挟む「双樹、ここの問題が分かんない。教えて」
上目遣いで俺をいつもドキドキさせてくるのは
艶のある茶色の髪、
その髪は腰の上まであるが
手入れをしっかりとしているのか傷まずサラサラである。
顔つきは整っていて、一般的にまぁ天使と言うやつだ、可愛いのだ。
少し幼い輪郭、優しい目、にやぁと和む緩い口。
ここ数年で俺は初めて「恋」というものをしたのだ。
「え…優璃華頭いいじゃん。自分で考えなよ」
とか言ってみる。
まぁ、頭が俺よりもいいのは事実なのだ。
なので、好きな人に教える必要もなければ
間違っていたら恥ずかしすぎて海を走れる。
てか、自分で調べろや。漢字やし、その問題集。
「えぇー」
むすぅと顔を膨らませて(あざとすぎん?やば)
いいしィと言いながらスマホを取り出した。
どうやら検索するらしい。
どんな顔も全てが愛おしい。
これが初恋なのか。
あまり自覚がないのだ。
ここら辺で俺らの事を少し説明しないといけない。 簡潔に話すと。
「親に捨てられて生き場所を失った子供が里親という引き取って育ててくれるような人に育ててもらっている。」
という事だ。
育ての親、里親の名を「たかし」
通称「たかっち」と呼んでいる。
もちろん一時的な保護者となるわけで様々な事情を知っている。
俺は小学生の頃の記憶が全くない。
「たかっち」曰く、
「ショックなことがありすぎて記憶が一時的に深い場所に片付けられた状態になってるんだ」
との事。
特に不便などはしていない。
ショックなこととかも覚えてないからだ。
でも、心の大きな穴…何かが欠け落ちている気分にはいつもなる。
そんな支えが必要な時、いつも生活してる(同じく引き取られている)優璃華に恋をした。
優璃華とは中学一年、記憶がある時から仲が良かった。
恋に落ちたなんて知らない。
気がついたら好きになっていた。
そんなもんだろ?
まぁそんな感じだ。俺の今までのことを話すのはあまりいい気持ちがしないんだ。
何故なのかは、分からないが……
「ご飯できたよー」
下の階からたかっちの大きな声が聞こえた。
夜ご飯だ。
三階にある、居間てきなスペースで課題をしていた俺と優璃華はノートを同じタイミングで閉じる
「双樹、いこ!」
「おう。」
優璃華が立つとふわっと、シャンプーの香りが俺の鼻腔をくすぐる。
すんっ
と鼻を鳴らして俺も優璃華に続き夕飯を食べるため、1階のリビングへと向かった。
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