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漫画家の漫画家による漫画家のための漫画雑誌
耽美な合体
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「で、おれは買うわけじゃん」
「三千五百円を」
そうそう、と佐々木が頷く。
「で読むわけね」
「はい」
「高橋留美子先生の漫画がある」
漫画を読む仕草を佐々木はする。
「これが高橋留美子先生が描きたかった漫画かって思って読むのね」
「はい」
ニヤニヤしながら吉田は応える。
「そしたら男と男が合体する漫画」
ハハハハハハッと吉田は笑う。
「それも胸毛の男たちの」
「まぁまぁね、って思いながら、読んでいくのね」
「まぁまぁねって」
吉田は苦笑する。
「そしたら次に鋼のナントカ術師の人の漫画があるのね」
「はい」
「でおれは、鋼のナントカ術師は読んだことないんだけど、のーぎょう貴族っていうエッセ漫画は読んだ事あるのね、ブックオフで」
「はい、ありますよね、面白いですよね」
面白い面白い、と佐々木が頷く。
「だからのーぎょう貴族の人のだって思いながら読むのね」
「はい」
「そしたら男と男の合体する漫画」
ハハハハハハッと吉田は笑う。
「それも胸毛の上に、ケツアゴで髭の」
「フレディ?」
「で、まぁまぁね、って思いながら」
「まぁまぁってなんですか?」
「まぁ仕方ない」
「仕方ない」
「描きたかったんなら仕方ない」
ハハハハハハッと吉田が笑う。
「そしたら次にさぁ、鬼滅の作者のがあってさぁ」
「はい」
「あっ、鬼滅の作者のだって思って読むのね」
「はい、もちろん」
「男と男が合体する漫画」
ハハハハハハッと吉田は笑う。
「ちなみに鬼滅の作者は、まだ腐り初めだから男はツンツルテンなのね」
「知らんがね」
「でおれは思うのね」
「はい」
「ホモ漫画雑誌じゃねぇか」
佐々木は物を床に叩きつける仕草をする。
ハハハハハハッと吉田は笑う。
「それもちょっと腹立つことに」
「はい」
「文学的っていうか、なんか美しく描いてんのね」
ハハハハハハッと吉田は笑う。
「耽美な世界みたいな」
「いいじゃないですか」
「よかねぇよ、ただのエロ漫画だから、女の人向け、腐った女の人向けエロ漫画だから」
ハハハハハハッと吉田は大爆笑する。
「三千五百円を」
そうそう、と佐々木が頷く。
「で読むわけね」
「はい」
「高橋留美子先生の漫画がある」
漫画を読む仕草を佐々木はする。
「これが高橋留美子先生が描きたかった漫画かって思って読むのね」
「はい」
ニヤニヤしながら吉田は応える。
「そしたら男と男が合体する漫画」
ハハハハハハッと吉田は笑う。
「それも胸毛の男たちの」
「まぁまぁね、って思いながら、読んでいくのね」
「まぁまぁねって」
吉田は苦笑する。
「そしたら次に鋼のナントカ術師の人の漫画があるのね」
「はい」
「でおれは、鋼のナントカ術師は読んだことないんだけど、のーぎょう貴族っていうエッセ漫画は読んだ事あるのね、ブックオフで」
「はい、ありますよね、面白いですよね」
面白い面白い、と佐々木が頷く。
「だからのーぎょう貴族の人のだって思いながら読むのね」
「はい」
「そしたら男と男の合体する漫画」
ハハハハハハッと吉田は笑う。
「それも胸毛の上に、ケツアゴで髭の」
「フレディ?」
「で、まぁまぁね、って思いながら」
「まぁまぁってなんですか?」
「まぁ仕方ない」
「仕方ない」
「描きたかったんなら仕方ない」
ハハハハハハッと吉田が笑う。
「そしたら次にさぁ、鬼滅の作者のがあってさぁ」
「はい」
「あっ、鬼滅の作者のだって思って読むのね」
「はい、もちろん」
「男と男が合体する漫画」
ハハハハハハッと吉田は笑う。
「ちなみに鬼滅の作者は、まだ腐り初めだから男はツンツルテンなのね」
「知らんがね」
「でおれは思うのね」
「はい」
「ホモ漫画雑誌じゃねぇか」
佐々木は物を床に叩きつける仕草をする。
ハハハハハハッと吉田は笑う。
「それもちょっと腹立つことに」
「はい」
「文学的っていうか、なんか美しく描いてんのね」
ハハハハハハッと吉田は笑う。
「耽美な世界みたいな」
「いいじゃないですか」
「よかねぇよ、ただのエロ漫画だから、女の人向け、腐った女の人向けエロ漫画だから」
ハハハハハハッと吉田は大爆笑する。
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