20 / 38
第二章 その町の名はアオジョリーナ・ジョリ―村
ショーキューと猫
しおりを挟む
{ガサガサ}
僕達が登山道へと復帰したらすぐに反対側の茂みが激しく揺れ始めた! まさか!
「でたっ!」
「クマだっ!」
「猫?」
「へ!?」×2
なぜか東は僕と違う方向を向いている。これだけ大きな音がすれば普通は気付くだろう? つか、今はそんなことを考えている場合ではない! なんとかしなければ!
「ヤバイ東! こっちくるぞ!」
ところが!
「う……うん? あ、あら三河く……ってギャアァァァァァァァァァァァッ!」
この緊迫した状態にエビちゃんが目を覚ました。なんというバッドタイミング!
「な、なんだよ不雷先生、暴れるなよ!」
「ババババババカ海道君! ああああれあれあれ見てえぇぇぇぇっ!」
どうやらエビちゃんも熊を認識、その慌てぶりから間違いない。でも東は……
「なんだよ先生、なにもいないじゃないか! 騒ぐから猫が逃げて……あっ!」
「キャアァァァァァァァァァァッ!」
{ゴツン!}
パニくったエビちゃんは東に担がれたままの状態で大暴れ! 登山道だということもあって、バランスを崩したところで拳大の石ころを踏んだ東はスッテンコロリン盛大にこけた。この時互いに頭をぶつけたのか、そのまま気絶しらたしい。幸い山側へ倒れたから、斜面にもたれかかるような状態で見たところ怪我とかもしてなさそう。よかった……じゃないや! 今はそれよりもクマ!
「うわぁっ!」
二人に気を取られてしまい、クマへの注意が疎かになっていた僕は、慌てて前を向くも時すでに遅し。二本足で立ちあがり、両腕を大きく広げたクマ独特の攻撃ポーズが目に入ると同時に覆いかぶさるよう襲われた。
あれからどれだけの時間が流れたのだろう。波にぷかぷか浮かんで心地よく揺れる夢を……
「……じん! ……主人! ……目を開けろよ主人!」
「……うーん」
どうやら揺れていたのは波のせいではなく、体を揺らされていたからだったようだ。ゆっくりと瞼を開けてピントが合うと、そこにはドーラとミラカーの顔が。
「あれ? どうしたの二人とも……あっ!」
彼女達を見て咄嗟に飛び起きると、改めて辺りを見渡す。
「あーあ……」
そう、戻ってしまったのだ。アオジョリーナ・ジョリ―村のある歌舞伎山登山道へ。そんな中、呆然と立ち尽くす僕に巨大な塊が近づいてきた。
「おろろろーん! 三河さーん! 怖かったクマー!」
ベアアップ族長のショーキューである。ハテ? 彼は残って青ジョリの家を直すよう命じたはずだが?
「急に知らない場所に出て怖かったクマー! 三河さんに抱き着いたら戻ってこれたクマー!」
「!」
どゆこと? 確かに向こうでクマに襲われたけど、ショーキューみたいにデカくなかった。寧ろ普通のクマより少し大きいぐらいにしか……。
「三河さんが忘れた弁当届けようと思ったクマー! 少しでも早く追いつこうと山の斜面を直接登ってたんだクマー!」
なるほど、元はこの山で生息していたから近道も知ってるってワケか。
「登り始めて直ぐに三河さん一行へと追い付いたんでクマー。勢い余ってつい追い越し、振り返ったら……」
「振り返ったら……?」
{ゴキュ}
「変な石ッコロに躓いてそのまま大木へ直撃したクマー……」
「…………」
そこからの出来事を聞いてみると、どうやらそこで意識を失ったらしい。そして目が覚めるとまるっきり風景や臭いが違うのに気が付いたそうなのだ。僕から見れば同じような森なのに、ショーキューは一目で違うと分かったって言っている。なぜならどこにもあの向日葵が生えて無かったから。群生してないにしろ、必ず山林ではあちらこちらで咲いているはずだという。それが全く見当たらなかったからすぐに知らない場所と直感したらしい。
「で、三河さん達を見かけたのでそっちへと走ったでクマー」
「えぇっ!? あれってジョーキューだったの? 全然今と大きさ違うじゃん! 見た目まるっきりあっちのクマだったし!?」
「そうなんでクマー? 自分ではよく分からなかったでクマー」
「ショーキューが僕に抱き着こうとしたわけかー。てっきり襲われたかと思ったよ……あ!」
ここで漸く思い出した事実。
「そういえば東は? エビちゃんどこ!?」
「主人は何を言っている? 頭打ってパーになったのか? 東ってなんだ? エビとは食いもんか?」
「!」
二人はこの世界に来ていない。まさか戻ったのは僕だけ? それにしてもおかしいな? ドーラがエビちゃんを知らないのは当たり前だが、東もだなんて!? ここまで一緒に登ってきたはずだろう?
「ねぇショーキュー、僕の他にもう一人いたの覚えてる?」
「お友達の海道さんと担がれていたメスのことでクマー? あ、言われてみれば海道さんいないでクマー」
うーむ。様々な検証をするつもりが逆に謎だらけとなってしまったぞ? しかも東を失ってしまったし。このままこの場所に留まると、次また何が起きるか分かったもんじゃないな。今度は一人だから相談する相手もいないし、これ以上は危険か。一旦山を下りるとするかな。
こうして僕達は殆ど収穫の無いまま、一旦アオジョリーナ・ジョリ―村へと引き返すことに。それにしても東の消失は大ダメージだな……。ハァ。
「それは本当ですか三河君っ!?」
「……とりあえず服を着なよモッチー」
一度元の世界に戻ったものの、不思議とこちらでは殆ど時間が経っていない。先にショーキューだけ山を下りて貰い、村の中心へと縛られたモッチーの開放をお願いした。その後青ジョリの家で落ち合う事としたのだが、ここでもあり得ない状況に。
「僕が山へ行ってそれ程経ってないんじゃなかったっけ? なのになんでもう青ジョリの家は直ってんの? しかも中世に出てくるような貴族のお屋敷みたいな大きさだし。ってかもうお城じゃんコレ!」
しかもそれだけではない。街並みが変っているのだ! 言っても先ほどまではちょっとしたヨーロッパの田舎町ぐらいであったが、今は完全に城下町。小高い丘の上にある青ジョリの家を囲むように街が出来上がっているのだ! しかもその外周はぐるりと壁に囲まれた城塞都市ではないか! ……一体なにから守ってるのやら?
「これはおかしなことを言いますね三河君は? ブルーの家は元からこうだったではないですか?」
「マジかモッチー!? ……マジかよ」
なにがどうなってる? 僕は本当にパーとなってしまった?
「あのクマ……」
そんな時、ショーキューが僕の近くへやってきて、耳元でこう囁いた。
「なんか皆変でクマ。どうにも話がかみ合わないんでクマ」
「えぇっ!? もしかしてショーキューも?」
となれば元の世界に戻った僕とショーキューだけがこの世界でイレギュラーとなっている? それだと辻褄が合う。って事は、僕達が今いるアオジョリーナ・ジョリ―村は別の世界線? うおぉぉっ! ワケがわからんっ!
いつの間にやら世界が変化しているのに動揺を隠せない僕とショーキュー。そもそも僕達だって元々は別世界で暮らしている。そんな二人が一部とはいえ記憶を共有しているだなんてなんとも不思議な気分。今回はヤキを置いていったのが大失敗だったなぁ。
僕達が登山道へと復帰したらすぐに反対側の茂みが激しく揺れ始めた! まさか!
「でたっ!」
「クマだっ!」
「猫?」
「へ!?」×2
なぜか東は僕と違う方向を向いている。これだけ大きな音がすれば普通は気付くだろう? つか、今はそんなことを考えている場合ではない! なんとかしなければ!
「ヤバイ東! こっちくるぞ!」
ところが!
「う……うん? あ、あら三河く……ってギャアァァァァァァァァァァァッ!」
この緊迫した状態にエビちゃんが目を覚ました。なんというバッドタイミング!
「な、なんだよ不雷先生、暴れるなよ!」
「ババババババカ海道君! ああああれあれあれ見てえぇぇぇぇっ!」
どうやらエビちゃんも熊を認識、その慌てぶりから間違いない。でも東は……
「なんだよ先生、なにもいないじゃないか! 騒ぐから猫が逃げて……あっ!」
「キャアァァァァァァァァァァッ!」
{ゴツン!}
パニくったエビちゃんは東に担がれたままの状態で大暴れ! 登山道だということもあって、バランスを崩したところで拳大の石ころを踏んだ東はスッテンコロリン盛大にこけた。この時互いに頭をぶつけたのか、そのまま気絶しらたしい。幸い山側へ倒れたから、斜面にもたれかかるような状態で見たところ怪我とかもしてなさそう。よかった……じゃないや! 今はそれよりもクマ!
「うわぁっ!」
二人に気を取られてしまい、クマへの注意が疎かになっていた僕は、慌てて前を向くも時すでに遅し。二本足で立ちあがり、両腕を大きく広げたクマ独特の攻撃ポーズが目に入ると同時に覆いかぶさるよう襲われた。
あれからどれだけの時間が流れたのだろう。波にぷかぷか浮かんで心地よく揺れる夢を……
「……じん! ……主人! ……目を開けろよ主人!」
「……うーん」
どうやら揺れていたのは波のせいではなく、体を揺らされていたからだったようだ。ゆっくりと瞼を開けてピントが合うと、そこにはドーラとミラカーの顔が。
「あれ? どうしたの二人とも……あっ!」
彼女達を見て咄嗟に飛び起きると、改めて辺りを見渡す。
「あーあ……」
そう、戻ってしまったのだ。アオジョリーナ・ジョリ―村のある歌舞伎山登山道へ。そんな中、呆然と立ち尽くす僕に巨大な塊が近づいてきた。
「おろろろーん! 三河さーん! 怖かったクマー!」
ベアアップ族長のショーキューである。ハテ? 彼は残って青ジョリの家を直すよう命じたはずだが?
「急に知らない場所に出て怖かったクマー! 三河さんに抱き着いたら戻ってこれたクマー!」
「!」
どゆこと? 確かに向こうでクマに襲われたけど、ショーキューみたいにデカくなかった。寧ろ普通のクマより少し大きいぐらいにしか……。
「三河さんが忘れた弁当届けようと思ったクマー! 少しでも早く追いつこうと山の斜面を直接登ってたんだクマー!」
なるほど、元はこの山で生息していたから近道も知ってるってワケか。
「登り始めて直ぐに三河さん一行へと追い付いたんでクマー。勢い余ってつい追い越し、振り返ったら……」
「振り返ったら……?」
{ゴキュ}
「変な石ッコロに躓いてそのまま大木へ直撃したクマー……」
「…………」
そこからの出来事を聞いてみると、どうやらそこで意識を失ったらしい。そして目が覚めるとまるっきり風景や臭いが違うのに気が付いたそうなのだ。僕から見れば同じような森なのに、ショーキューは一目で違うと分かったって言っている。なぜならどこにもあの向日葵が生えて無かったから。群生してないにしろ、必ず山林ではあちらこちらで咲いているはずだという。それが全く見当たらなかったからすぐに知らない場所と直感したらしい。
「で、三河さん達を見かけたのでそっちへと走ったでクマー」
「えぇっ!? あれってジョーキューだったの? 全然今と大きさ違うじゃん! 見た目まるっきりあっちのクマだったし!?」
「そうなんでクマー? 自分ではよく分からなかったでクマー」
「ショーキューが僕に抱き着こうとしたわけかー。てっきり襲われたかと思ったよ……あ!」
ここで漸く思い出した事実。
「そういえば東は? エビちゃんどこ!?」
「主人は何を言っている? 頭打ってパーになったのか? 東ってなんだ? エビとは食いもんか?」
「!」
二人はこの世界に来ていない。まさか戻ったのは僕だけ? それにしてもおかしいな? ドーラがエビちゃんを知らないのは当たり前だが、東もだなんて!? ここまで一緒に登ってきたはずだろう?
「ねぇショーキュー、僕の他にもう一人いたの覚えてる?」
「お友達の海道さんと担がれていたメスのことでクマー? あ、言われてみれば海道さんいないでクマー」
うーむ。様々な検証をするつもりが逆に謎だらけとなってしまったぞ? しかも東を失ってしまったし。このままこの場所に留まると、次また何が起きるか分かったもんじゃないな。今度は一人だから相談する相手もいないし、これ以上は危険か。一旦山を下りるとするかな。
こうして僕達は殆ど収穫の無いまま、一旦アオジョリーナ・ジョリ―村へと引き返すことに。それにしても東の消失は大ダメージだな……。ハァ。
「それは本当ですか三河君っ!?」
「……とりあえず服を着なよモッチー」
一度元の世界に戻ったものの、不思議とこちらでは殆ど時間が経っていない。先にショーキューだけ山を下りて貰い、村の中心へと縛られたモッチーの開放をお願いした。その後青ジョリの家で落ち合う事としたのだが、ここでもあり得ない状況に。
「僕が山へ行ってそれ程経ってないんじゃなかったっけ? なのになんでもう青ジョリの家は直ってんの? しかも中世に出てくるような貴族のお屋敷みたいな大きさだし。ってかもうお城じゃんコレ!」
しかもそれだけではない。街並みが変っているのだ! 言っても先ほどまではちょっとしたヨーロッパの田舎町ぐらいであったが、今は完全に城下町。小高い丘の上にある青ジョリの家を囲むように街が出来上がっているのだ! しかもその外周はぐるりと壁に囲まれた城塞都市ではないか! ……一体なにから守ってるのやら?
「これはおかしなことを言いますね三河君は? ブルーの家は元からこうだったではないですか?」
「マジかモッチー!? ……マジかよ」
なにがどうなってる? 僕は本当にパーとなってしまった?
「あのクマ……」
そんな時、ショーキューが僕の近くへやってきて、耳元でこう囁いた。
「なんか皆変でクマ。どうにも話がかみ合わないんでクマ」
「えぇっ!? もしかしてショーキューも?」
となれば元の世界に戻った僕とショーキューだけがこの世界でイレギュラーとなっている? それだと辻褄が合う。って事は、僕達が今いるアオジョリーナ・ジョリ―村は別の世界線? うおぉぉっ! ワケがわからんっ!
いつの間にやら世界が変化しているのに動揺を隠せない僕とショーキュー。そもそも僕達だって元々は別世界で暮らしている。そんな二人が一部とはいえ記憶を共有しているだなんてなんとも不思議な気分。今回はヤキを置いていったのが大失敗だったなぁ。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。
前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。
ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。
「この家は、もうすぐ潰れます」
家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。
手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
【第一章】狂気の王と永遠の愛(接吻)を
逢生ありす
ファンタジー
女性向け異世界ファンタジー(逆ハーレム)です。ヤンデレ、ツンデレ、溺愛、嫉妬etc……。乙女ゲームのような恋物語をテーマに偉大な"五大国の王"や"人型聖獣"、"謎の美青年"たちと織り成す極甘長編ストーリー。ラストに待ち受ける物語の真実と彼女が選ぶ道は――?
――すべての女性に捧げる乙女ゲームのような恋物語――
『狂気の王と永遠の愛(接吻)を』
五大国から成る異世界の王と
たった一人の少女の織り成す恋愛ファンタジー
――この世界は強大な五大国と、各国に君臨する絶対的な『王』が存在している。彼らにはそれぞれを象徴する<力>と<神具>が授けられており、その生命も人間を遥かに凌駕するほど長いものだった。
この物語は悠久の王・キュリオの前に現れた幼い少女が主人公である。
――世界が"何か"を望んだ時、必ずその力を持った人物が生み出され……すべてが大きく変わるだろう。そして……
その"世界"自体が一個人の"誰か"かもしれない――
出会うはずのない者たちが出揃うとき……その先に待ち受けるものは?
最後に待つのは幸せか、残酷な運命か――
そして次第に明らかになる彼女の正体とは……?
ナイナイづくしで始まった、傷物令嬢の異世界生活
天三津空らげ
ファンタジー
日本の田舎で平凡な会社員だった松田理奈は、不慮の事故で亡くなり10歳のマグダリーナに異世界転生した。転生先の子爵家は、どん底の貧乏。父は転生前の自分と同じ歳なのに仕事しない。二十五歳の青年におまるのお世話をされる最悪の日々。転生チートもないマグダリーナが、美しい魔法使いの少女に出会った時、失われた女神と幻の種族にふりまわされつつQOLが爆上がりすることになる――
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる