ほっといて下さい 従魔とチートライフ楽しみたい!

三園 七詩

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15章

708.おしおき♡

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「おっ!お姉さん綺麗ですね!」

「お話!?するする!いくらでもしちゃうよ~~」

「なんならこのまま四人で遊びに行こうよ!」

男達はミシェル隊長を取り囲むと馴れ馴れしく肩を組んだりしている。

「ちょっと…子供達が見てる前ではやめてくれる?お兄さん達にはいいモノあげるから向こうに行きましょ!」

ミシェル隊長がウインクすると、人気のない路地へと歩き出す。お兄さん達は鼻の下を伸ばしながらニヤニヤと笑いついて行く。

「あっ…ミシェルさん…」

アクアが心配そうに声をかけようとすると、ミシェル隊長は振り返って私達にヒラヒラと手を振った。

私はミシェル隊長にわかったと頷く!
きっとあのお兄さん達はここにはもう戻らないだろう…

「ミヅキ、ミシェルさんは何処に?」

アクアは心配そうにミシェル隊長が消えた先と私を交互に見ている。

「あー多分…お仕置かな?子供に手を出す大人にはいい薬だね、私達は気にしないでホットドッグ食べる準備しておこう」

「でも…服が…」

「ああ、それなら…」

【ムー!アクアの服の汚れだけ落とせるかな?】

ムーに声をかけると影からムーがひょっこりと顔を見せる。

そしてアクアの足に登って服の周りをペタペタと触ると、汚れが綺麗に落ちた。

「すごい!スライムちゃんありがとう!」

汚れも綺麗に落ちてアクアの顔に笑顔が戻った。

【全く馬鹿な奴らだな、よりにもよってミヅキ達に喧嘩を売るとは】

【きっといつかは痛い目に合う運命だろ、かえってミヅキ達で幸せだったかもしれないぞ】

【確かに…】

シルバ達はミシェルが消えた先の路地を見つめた。




「お姉さーん、何処まで行くの~?」

「そんなに奥に行かなくてもここら辺なら何しても見えないよ」

「そうそう、でも三人も相手にできるかなぁ~?」

男達は楽しそうに笑いながらミシェルの胸元や腰を見つめる。

「うるせえよ、黙ってろ…」

すると綺麗な顔からは想像できないような声が漏れた…

「「「えっ?」」」

「い、今のお姉さんの声?」

「悪いか?たくっ…なにしてんのかしら…」

ミシェルはイライラしながら周りをキョロキョロと見つめている。

「げぇ…まじかよ。こいつ男だぞ」

「最悪!騙された!」

「俺は最初からおかしいと思ってたんだよな!」

男達はワイワイと騒ぎ出すがミシェルは無視していると…男達はミシェルの顔をまじまじと見つめる。

「でもさ…この顔なら有りなんじゃない?」

「嘘だろ!?俺は無理だ…」

「俺は…あれが無ければイケるかも…」

チラッと下半身を見つめる。

「ちょっと脱がして見ない?」

「まじかよ!無理無理!」

「気になるな…本当に男か女か確かめた方がいいかもね」

男達はゴクリと唾を飲み込むとそっとミシェルを逃がさないように囲んだ。

「はっ?あんた達何してんの?」

ミシェルはその動きに顔を顰めた。

「ちょっと服を脱いでみてよ、どんなになってるか興味あるんだ」

「そうだな、見せてくれたら騙したことを許してやるよ」

若い男達がミシェルに手を伸ばそうとすると…

「はぁ…馬鹿だな、相手なら俺達がしてやるから…」

後ろからその手をぎゅっと掴まれた。

「ギャッ!」

あまりの痛みに若い男達は膝をつく。

「ミシェル、遅くなってすまない。ここはいいからあの子達のところに…」

そこには顔なじみの一番隊の隊長のガッツが数名の兵を引き連れて現れた。

「あとはよろしくね!よーくこの坊や達に言い聞かせておいてね!あっ…でも一発だけ♡」

ミシェルは手を伸ばして男達の頬を撫でる。

「へ?」

「次は相手をよく選びなさい、まぁでも次は無いかもね」

うふっと笑うと男達の頬から手を離してビンタする。

バッチーン!!

「カッハ……」

男はあまりの衝撃に何が起きたのか一瞬理解出来なかった。

あの女みたいな男が軽く自分の頬をはたいたと思ったら…まるで鈍器で殴られたような衝撃が走った。

「え?え?え?」

「今のなんだよ…お前らなんなの!?」

残りの二人はようやく自分達が不味いものに手を出した事に気がついた。

「うっ…」

口の中が血の味がする、コロコロと何かが口を転がる。

異物をペッと吐き出すと…

コロンっ…

自分の歯が血だらけで落ちた。

「はへ?」

空気が漏れて上手く声が出せない…

「はい、次はど、ち、ら、に、し、よ、う、か、な!」

ミシェルはクスッと笑って怯えて言葉も出ない男達に指を指しながら微笑んだ。


「じゃあ行くわね!そいつらよろしくねー」

ミシェルはスッキリした顔で手を上げると急いで来た道を戻って行った。


若い男達はミシェルの姿が無くなると肩の力を抜いた。

「君達、手を出す相手を間違えたみたいだな」

「ガッツさん、彼らにそんな事言ったってわかりませんよ。でも子供に手を出すなんてやりすぎだよ」

あんたはなんなんた!?はひはほまえたろ!あんたらなんなんだ!?がきはおまえだろ

男達は目の前に来た凸凹なコンビに顔を顰めた。

「パック…言われてるぞ」

二番隊のガッツ隊長は副隊長のパックを見つめて苦笑する。

パックはその見た目からよく子供と間違われるがれっきとした大人で成人している。

そして子供と間違われる事を嫌っていた。

「ふーん…君達ミシェル隊長のビンタだけじゃ反省できないみたいだね…」

はいほう?隊長?

「じゃあ王女様にも手を出したようだし、ちょっと付き合ってもらうよ」

「よいしょ」

ガッツ隊長は三人の男達を軽々と一人で担ぐと王宮の門へ連れてくことにした。

「こいつらは俺が連れていく。他の皆は引き続きミヅキ達の警護をしろ」

「「「「はい!」」」」

「でも必要なさそうだけどね」

パックは苦笑してミヅキとアクア様のそばに駆け寄るミシェル隊長を見ていた。
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