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ミニスカートのエロい先輩にキスを迫る後輩
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ミニスカートの裾から伸びる、細くしなやかな足。
「――――」
その光景を目の当たりにして、俺は思わず息を飲む。
するとそんな俺に気づいたのか、先輩がこちらを見上げてきた。
「ん? どうしたの?」「えっと……」
「もしかして見惚れちゃったとか~?」
悪戯っぽく微笑む先輩。
そんな彼女にドキッとした。
「そっ、そんなことないですよ! ただちょっと……驚いただけです!」
「あはは、ごめんね~♪ まぁ男の子なら仕方ないか」
「……」
「でもほら、よく言うでしょ?男はみんな狼だって」
そう言って、先輩は笑みを深める。
そして次の瞬間、彼女の瞳が妖しく光り始めた。
「だからさ、これからはもっと気をつけた方がいいよ?」
「もし私と二人っきりの時にこんな風にされたら、食べちゃうかもしれないから♡」
「~~ッ!?」
囁くような声音で告げられた言葉に、全身を熱が駆け巡る。
心臓の鼓動が激しくなった。やばい……なんか今の先輩っていつも以上に色っぽい気がする……。
この人にはやっぱり敵わないと思った。結局、その後もしばらくドキドキさせられっぱなしだったけど……それでも不思議と嫌ではなかった。むしろ心地いいくらいだ。
これが惚れた弱みという奴だろうか。……それとも単に俺がチョロいだけなのか? 自分でもよく分からないけれど、彼女は俺の前で脚を組み、ずっと楽しげに笑い続けていた。
…
「や、やめてぇ…」
「先輩が悪いんですよ…」
「ん…うぅ…」俺は両手を壁につけ、逃げられないように先輩を挟み込む形で閉じ込めている。いわゆる壁ドンというヤツである。
目の前にある小さな顔は真っ赤に染まっていて、瞳は潤んでいた。
そんな彼女を見て、俺はゾクゾクするような感覚を覚える。ああ、本当に可愛いなぁ……。
イレギュラーなシチュエーションでのキス。それが俺の興奮を高めていた。
「せ、せんぱぃ……」
「ひゃう……だめだよぉ……」
先輩は恥ずかしそうに身を捩らせる。まずい、本当にキスしてしまう…!
「あーもう無理です!我慢できません!!」
俺は先輩の首筋へと唇を寄せていく。
「あっ……」先輩が小さく喘いだ。
もう少し……あと少し……。
「ふぎゅっ!?」
その時、何か柔らかいものが顔面に当たった。そしてそのまま後ろに倒れてしまう。何が起きたんだ……?
「痛つつつ……」目を開けてみると、視界いっぱいに広がる綺麗な太ももがあった。これは……まさか……!
「まったく、しょうがない後輩君だね君は!」上から聞こえてくる明るい声。
俺はゆっくりと上体を起こす。そこには仁王立ちになった先輩の姿が見えた。
「せ、先輩……あの……これって……」
「うん、ご褒美だよ♪」「へ?」
「頑張ってくれたからね。ちょっとしたサービスだよ」
「さっきみたいに襲ってくる気配もなかったし」
「……」
つまりあれか。俺は先輩に遊ばれていたというわけか。
まぁ確かに、途中からはそういう感じになってたけどさ……。
「はぁ……」なんだか一気に疲れてしまった。
でもまぁいっか。別に悪い気分じゃないし。それに――
「先輩!」
「ん?どうしたの?」
「またキスしてもいいですか!?」
「ふぇっ!?」「次はちゃんとしますから!お願いします!」
「え、えっと……それはちょっと困るかなって……」
「なんでですか!?」
「だってさ、ほら……私達ってまだ高校生じゃん?だからその……こういうことは早いっていうかさ……」先輩の顔がさらに赤くなっていく。
「それに……私たち付き合ってないし……」
「……」
「こ、こう見えても私は真面目な子だし……好きな人としかそういうことしない主義だし……」
俯きながらモジモジと指を動かす先輩。その姿はとても可愛らしい。
だけど今の俺にはそんな彼女を愛でる余裕はなかった。
「……」
「……」
お互い無言の時間が続く。やがて先輩はハッとした表情を浮かべると、慌てて立ち上がった。
「じゃ、そろそろ帰るね!お邪魔しました!」
早口でそう言い残して去っていく先輩の後ろ姿を眺める。
「……」
先輩は俺のことが好き。そう分かっただけでもいいか。
「――――」
その光景を目の当たりにして、俺は思わず息を飲む。
するとそんな俺に気づいたのか、先輩がこちらを見上げてきた。
「ん? どうしたの?」「えっと……」
「もしかして見惚れちゃったとか~?」
悪戯っぽく微笑む先輩。
そんな彼女にドキッとした。
「そっ、そんなことないですよ! ただちょっと……驚いただけです!」
「あはは、ごめんね~♪ まぁ男の子なら仕方ないか」
「……」
「でもほら、よく言うでしょ?男はみんな狼だって」
そう言って、先輩は笑みを深める。
そして次の瞬間、彼女の瞳が妖しく光り始めた。
「だからさ、これからはもっと気をつけた方がいいよ?」
「もし私と二人っきりの時にこんな風にされたら、食べちゃうかもしれないから♡」
「~~ッ!?」
囁くような声音で告げられた言葉に、全身を熱が駆け巡る。
心臓の鼓動が激しくなった。やばい……なんか今の先輩っていつも以上に色っぽい気がする……。
この人にはやっぱり敵わないと思った。結局、その後もしばらくドキドキさせられっぱなしだったけど……それでも不思議と嫌ではなかった。むしろ心地いいくらいだ。
これが惚れた弱みという奴だろうか。……それとも単に俺がチョロいだけなのか? 自分でもよく分からないけれど、彼女は俺の前で脚を組み、ずっと楽しげに笑い続けていた。
…
「や、やめてぇ…」
「先輩が悪いんですよ…」
「ん…うぅ…」俺は両手を壁につけ、逃げられないように先輩を挟み込む形で閉じ込めている。いわゆる壁ドンというヤツである。
目の前にある小さな顔は真っ赤に染まっていて、瞳は潤んでいた。
そんな彼女を見て、俺はゾクゾクするような感覚を覚える。ああ、本当に可愛いなぁ……。
イレギュラーなシチュエーションでのキス。それが俺の興奮を高めていた。
「せ、せんぱぃ……」
「ひゃう……だめだよぉ……」
先輩は恥ずかしそうに身を捩らせる。まずい、本当にキスしてしまう…!
「あーもう無理です!我慢できません!!」
俺は先輩の首筋へと唇を寄せていく。
「あっ……」先輩が小さく喘いだ。
もう少し……あと少し……。
「ふぎゅっ!?」
その時、何か柔らかいものが顔面に当たった。そしてそのまま後ろに倒れてしまう。何が起きたんだ……?
「痛つつつ……」目を開けてみると、視界いっぱいに広がる綺麗な太ももがあった。これは……まさか……!
「まったく、しょうがない後輩君だね君は!」上から聞こえてくる明るい声。
俺はゆっくりと上体を起こす。そこには仁王立ちになった先輩の姿が見えた。
「せ、先輩……あの……これって……」
「うん、ご褒美だよ♪」「へ?」
「頑張ってくれたからね。ちょっとしたサービスだよ」
「さっきみたいに襲ってくる気配もなかったし」
「……」
つまりあれか。俺は先輩に遊ばれていたというわけか。
まぁ確かに、途中からはそういう感じになってたけどさ……。
「はぁ……」なんだか一気に疲れてしまった。
でもまぁいっか。別に悪い気分じゃないし。それに――
「先輩!」
「ん?どうしたの?」
「またキスしてもいいですか!?」
「ふぇっ!?」「次はちゃんとしますから!お願いします!」
「え、えっと……それはちょっと困るかなって……」
「なんでですか!?」
「だってさ、ほら……私達ってまだ高校生じゃん?だからその……こういうことは早いっていうかさ……」先輩の顔がさらに赤くなっていく。
「それに……私たち付き合ってないし……」
「……」
「こ、こう見えても私は真面目な子だし……好きな人としかそういうことしない主義だし……」
俯きながらモジモジと指を動かす先輩。その姿はとても可愛らしい。
だけど今の俺にはそんな彼女を愛でる余裕はなかった。
「……」
「……」
お互い無言の時間が続く。やがて先輩はハッとした表情を浮かべると、慌てて立ち上がった。
「じゃ、そろそろ帰るね!お邪魔しました!」
早口でそう言い残して去っていく先輩の後ろ姿を眺める。
「……」
先輩は俺のことが好き。そう分かっただけでもいいか。
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