ミニスカートのエロい先輩にキスを迫る後輩

サドラ

文字の大きさ
1 / 1

ミニスカートのエロい先輩にキスを迫る後輩

しおりを挟む
ミニスカートの裾から伸びる、細くしなやかな足。
「――――」
その光景を目の当たりにして、俺は思わず息を飲む。
するとそんな俺に気づいたのか、先輩がこちらを見上げてきた。
「ん? どうしたの?」「えっと……」
「もしかして見惚れちゃったとか~?」
悪戯っぽく微笑む先輩。
そんな彼女にドキッとした。
「そっ、そんなことないですよ! ただちょっと……驚いただけです!」
「あはは、ごめんね~♪ まぁ男の子なら仕方ないか」
「……」
「でもほら、よく言うでしょ?男はみんな狼だって」
そう言って、先輩は笑みを深める。
そして次の瞬間、彼女の瞳が妖しく光り始めた。
「だからさ、これからはもっと気をつけた方がいいよ?」
「もし私と二人っきりの時にこんな風にされたら、食べちゃうかもしれないから♡」
「~~ッ!?」
囁くような声音で告げられた言葉に、全身を熱が駆け巡る。
心臓の鼓動が激しくなった。やばい……なんか今の先輩っていつも以上に色っぽい気がする……。
この人にはやっぱり敵わないと思った。結局、その後もしばらくドキドキさせられっぱなしだったけど……それでも不思議と嫌ではなかった。むしろ心地いいくらいだ。
これが惚れた弱みという奴だろうか。……それとも単に俺がチョロいだけなのか? 自分でもよく分からないけれど、彼女は俺の前で脚を組み、ずっと楽しげに笑い続けていた。

「や、やめてぇ…」
「先輩が悪いんですよ…」
「ん…うぅ…」俺は両手を壁につけ、逃げられないように先輩を挟み込む形で閉じ込めている。いわゆる壁ドンというヤツである。
目の前にある小さな顔は真っ赤に染まっていて、瞳は潤んでいた。
そんな彼女を見て、俺はゾクゾクするような感覚を覚える。ああ、本当に可愛いなぁ……。
イレギュラーなシチュエーションでのキス。それが俺の興奮を高めていた。
「せ、せんぱぃ……」
「ひゃう……だめだよぉ……」
先輩は恥ずかしそうに身を捩らせる。まずい、本当にキスしてしまう…!
「あーもう無理です!我慢できません!!」
俺は先輩の首筋へと唇を寄せていく。
「あっ……」先輩が小さく喘いだ。
もう少し……あと少し……。
「ふぎゅっ!?」
その時、何か柔らかいものが顔面に当たった。そしてそのまま後ろに倒れてしまう。何が起きたんだ……?
「痛つつつ……」目を開けてみると、視界いっぱいに広がる綺麗な太ももがあった。これは……まさか……!
「まったく、しょうがない後輩君だね君は!」上から聞こえてくる明るい声。
俺はゆっくりと上体を起こす。そこには仁王立ちになった先輩の姿が見えた。
「せ、先輩……あの……これって……」
「うん、ご褒美だよ♪」「へ?」
「頑張ってくれたからね。ちょっとしたサービスだよ」
「さっきみたいに襲ってくる気配もなかったし」
「……」
つまりあれか。俺は先輩に遊ばれていたというわけか。
まぁ確かに、途中からはそういう感じになってたけどさ……。
「はぁ……」なんだか一気に疲れてしまった。
でもまぁいっか。別に悪い気分じゃないし。それに――
「先輩!」
「ん?どうしたの?」
「またキスしてもいいですか!?」
「ふぇっ!?」「次はちゃんとしますから!お願いします!」
「え、えっと……それはちょっと困るかなって……」
「なんでですか!?」
「だってさ、ほら……私達ってまだ高校生じゃん?だからその……こういうことは早いっていうかさ……」先輩の顔がさらに赤くなっていく。
「それに……私たち付き合ってないし……」
「……」
「こ、こう見えても私は真面目な子だし……好きな人としかそういうことしない主義だし……」
俯きながらモジモジと指を動かす先輩。その姿はとても可愛らしい。
だけど今の俺にはそんな彼女を愛でる余裕はなかった。
「……」
「……」
お互い無言の時間が続く。やがて先輩はハッとした表情を浮かべると、慌てて立ち上がった。
「じゃ、そろそろ帰るね!お邪魔しました!」
早口でそう言い残して去っていく先輩の後ろ姿を眺める。
「……」
先輩は俺のことが好き。そう分かっただけでもいいか。
しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です

朝陽七彩
恋愛
 私は。 「夕鶴、こっちにおいで」  現役の高校生だけど。 「ずっと夕鶴とこうしていたい」  担任の先生と。 「夕鶴を誰にも渡したくない」  付き合っています。  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  神城夕鶴(かみしろ ゆづる)  軽音楽部の絶対的エース  飛鷹隼理(ひだか しゅんり)  アイドル的存在の超イケメン先生  ♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡  彼の名前は飛鷹隼理くん。  隼理くんは。 「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」  そう言って……。 「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」  そして隼理くんは……。  ……‼  しゅっ……隼理くん……っ。  そんなことをされたら……。  隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。  ……だけど……。  え……。  誰……?  誰なの……?  その人はいったい誰なの、隼理くん。  ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。  その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。  でも。  でも訊けない。  隼理くんに直接訊くことなんて。  私にはできない。  私は。  私は、これから先、一体どうすればいいの……?

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

麗しき未亡人

石田空
現代文学
地方都市の市議の秘書の仕事は慌ただしい。市議の秘書を務めている康隆は、市民の冠婚葬祭をチェックしてはいつも市議代行として出かけている。 そんな中、葬式に参加していて光恵と毎回出会うことに気付く……。 他サイトにも掲載しております。

秘められたサイズへの渇望

到冠
大衆娯楽
大きな胸であることを隠してる少女たちが、自分の真のサイズを開放して比べあうお話です。

盗み聞き

凛子
恋愛
あ、そういうこと。

処理中です...