人生二度目の悪役令嬢は、最強の騎士団長に溺愛される

腐ったバナナ

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12話

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 王子の陰謀は、完全に失敗に終わった。

 真実の王女である私の力が覚醒し、王家の秘密が明るみに出たことで、彼は全ての権力と魔力を失い、王宮から追放された。

 私の従妹もまた、王子に協力した罪で、その地位を剥奪され、実家へと送り返された。

 私は、レオニダスと共に、王国の民に真実を語り、新しい時代を築くことを宣言した。

 民衆は、長年苦しめられてきた魔力搾取の事実を知り、怒りを露わにしたが、同時に、私とレオニダスを新しい王国の希望として迎え入れた。

「ユリアーナ、あなたは、この国の真の光です」

 レオニダスは、そう言って私の手を優しく握った。

 彼の瞳には、私への深い愛情と、この国を立て直すという強い決意が宿っていた。

「レオニダス様、私も、あなたと共に、この国を、真の自由な王国にしたい」

 私は、彼の言葉に力強く頷いた。

 私たちは、王国の再建のために、動き始めた。

 新しい王国の設立に向けた会議が、王宮で開かれた。

 私は、レオニダスと共に、貴族たちと今後の王国の方針について話し合った。

 しかし、貴族たちの間には、まだ私を疑う声もあった。

「本当に、この娘が真の王女なのか?」

「王子の言葉を信じて、王女を追放しようとした我々の罪は、どうなるのか?」

 彼らの言葉に、私は静かに言った。

「皆さんの罪は、私が許します。しかし、これからは、過去の罪を償うために、この王国のために尽くしてください」

 私の言葉に、貴族たちは驚きに目を見開いた。

 私は、彼らを罰するのではなく、許す道を選んだのだ。

 そんな中、会議の場に、一人の貴族令嬢が駆け込んできた。

 彼女は、私の前世の友人だった。

「ユリアーナ…!」

 彼女は、私の前にひざまずき、涙を流しながら言った。

「ユリアーナ…どうか、私を許してください。私は、あなたを裏切った…」

 彼女の言葉に、私は何も答えることができなかった。

 前世で、私は彼女を信じていた。

 しかし、彼女は、王子に唆され、私を陥れた。

「…私は、王子に利用されただけなのです…」

 彼女は、そう言って、私に哀願するような目を向けた。
 私は、彼女の言葉に、戸惑いを隠せなかった。

 彼女は、本当に、王子に利用されただけなのだろうか。

 それとも、私を再び陥れようとしているのだろうか。

「…立ちなさい」

 私はそう言って、彼女に手を差し伸べた。

「…あなたが本当に後悔しているのなら、その罪を償うべきです。私を裏切ったことを、一生背負っていくのです」

 私の言葉に、彼女は何も言えず、その場に立ち尽くした。

 会議が終わり、私はレオニダスと共に、王宮の庭園を散策していた。

「ユリアーナ…あなたは、本当に優しい人ですね」

 レオニダスの言葉に、私は首を傾げた。

「なぜ、そう思うのですか?」

「…あなたは、あなたを裏切った者たちを、罰しようとしなかった。それは、誰にでもできることではありません」

 彼の言葉に、私は静かに微笑んだ。

「…私は、もう誰かを憎むことに疲れたのです。二度目の人生では、誰も憎まず、誰も傷つけずに生きたい」

 私の言葉に、レオニダスは優しく微笑んだ。

「…大丈夫です。あなたの願いは、私が必ず叶えます」

 彼はそう言って、私を優しく抱きしめた。彼の腕の中で、私は安心感を覚えた。

 私は、彼と共に、この王国を、愛と希望に満ちた王国にしたい。

「レオニダス様…」

 私は、彼の胸に顔を埋めた。

 彼は、私を愛している。

 そして、私も、彼を愛している。

 私たちは、この愛を、この王国を、守り抜くことを誓った。
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