アレクサンドライト星

りかちょぴ

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アレクサンドライト星〜8話〜

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マリーはいつもの様に執務室で仕事を片付けていく。ノックが聞こえた。「オルファン丁度良い時に」「…婚約披露パーティーは、来月の2日に決定しました。」「で、何か?」「これ目を通してくれる?」「はい。」「私から大臣に渡しておきます」「お願いするわ」「来月の2日は、ラグナ様ご存知?」「はい。昨日の内に伝えておきました」「そう、わかったわ」マリーは昨日起きた事を思いながら仕事を終わらせてまゆみだけではなくゆりさんも一緒にランチを食す事になった。「ね?美味しいでしょ?」「うん。でも、なんか贅沢に感じる」「まあね、普段から食べてるものとは違うからね」「でも、意義はある」「なんで?」「私達がいないと、コックさんの腕も材料も無駄になってしまうから」「マリーさんは?」「自炊出来るらしいよ」「そっかぁ、じゃあ、有り難く食べさせてもらおう」「マリーさん」「ん?」「ラグナさんはどんな感じ?」「今朝は落ち着いていたみたいよ」「そっか、なら良かった」デザートはコーヒーゼリーでミルクたっぷりと使って食べた。「ん~美味しかったぁ」「ミルクも美味しくなかった?」「美味しかった」「此処のデザート本当に美味しいんだよ」へぇ…まゆみが絶賛する位だからとても美味しいのだろうとゆりは思った。


帰り支度をして家に帰るとまゆみさんとゆりさんが「一緒に住んでもいいかな」と聴いてきた「いいけど、この家じゃちょっと狭いかもね」「……」「明日、引っ越ししましょう」「何処にですか?」「ローズ邸に」「あそこにもアトリエがあった筈だから」「そうですね」とオルファンが応えた。ローズ邸に行くには桜並木を通った先にある大きな門を通り5分程歩くと薔薇園があって更に5分歩くと要約屋敷に到着する。だから、マリーは馬車の手配をしたのだという。明日10時に引っ越しだ。お城に在籍しているコックとメイドと侍女をローズ邸に連れて来て欲しいとオルファンに伝えた。パーティーの時以外はローズ邸でお仕事をなさって下さいと言われたらしい。


ラグナさんが迎えにきた。扉を開ける
「じゃあ、行こうか」「はい。」ケイトくんの店に行った。「もう、来ないかと思ったよ」とケビンがいう。「ここしか知らないしな」「へぇ、以外だ」「何飲む?」「ドンプクで」「ドンプクロック2つ」「はい。」「ここで良いか?」「ええ」カウンターのケイトくんがいる所で飲み始めた。そこに梨花が現れて「話は聴いた」「俺は多分誰かに嵌められたんだ。お前も被害者だったのかもな。だが、俺に触るな、許せない事をしたのはお前だ」「わかった。でも、本当に悪い事したと思ってる」「ああ、解ってる頭ではな。だが、今は無理だ」「はい」「じゃ」梨花はまゆみとゆりと一緒に飲み始めた。「どうだった?」「今は許せないって」「そっか、でも一歩前進じゃない?」

「だと良いけど」「ラグナさん」「なんだ?」「梨花さんの事をもう、許してるのでしょう?」「何故そう思う?」「昨日迄は親の仇みたいな眼をしてたけれど、先程は穏やかでしたわ」「そうか」「マリーおまえは、他の女と話す男を許せるか?」「正直に言うと許せません」「それが、どんな会話でもか?」「仕事なら許せます。わたくしもそうですもの。自分の事を棚に上げてと云うのは理不尽かと」「そうだな」「じゃあ、俺はマリーとだけ話すと云うのは出来ない。仕事以外でもだ」「じゃ、わたくしもですわ」そんな話になった。「あっそうでした」「ん?」「明日、引っ越しをします。」「家が変わるのか」「はい」「まゆみさんとゆりさんが一緒に住みたいと言うので」「何処に引っ越すんだ?」「桜並木を抜けたローズ邸と言われてる屋敷です」「そうか、あそこか」「あの屋敷欲しかったんだよなぁ」「でも、持ち主が分からなくてな」「誰のなんだ?」ケイトが、そこにいるでしょ。と言う。「?」「持ち主は、マリーさん」「なるほどな」
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