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陰キャはじめての友達

陰キャな僕でも美少女の友達はできますか?

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僕は白川鈴谷しらかわすずや
今日から高校生だ。
僕は中学時代友達が一人もいなかった。
あれは中学三年の冬、隣の女子からえっと名前...なんだっけと言われた程だ。
高校生活は必ずバラ色にしてみせる‼︎


二ヶ月後


僕は完全にクラス、というか学年で孤立している。いわゆるぼっちというやつだ



今日も帰り際小学生が遊んでるのを見て
あぁ友達欲しい...と思いながら帰った。


夏鈴かりんちゃん今日の夜何食べたい?」

「なんでもいい。」

そう短く帰ってきた
こいつは僕の妹
白川夏鈴しらかわかりん 
親は長期出張で家庭は俺が家庭を切り盛りしている。
ご飯を食べて風呂に入って寝るいつもの日常だ。


「おはよー!白川くん!」
「え、僕?」
「う、うん白川くんって一人しかいないでしょ?変なの~」クスクス笑いながら言った


この子は青山千里あおやまちさと明るくて男子からも女子からも凄く人気のある女子だ


「ど、どうしたの?」びっくりしながら言った
「白川くんってずっと一人でいるでしょ?
だからクラスに馴染めないのかな?と思って。」
「よかったら私とお友達になってくれないかな?」笑顔で言った
「え?僕と?」
「うん!白川くんと!」
「僕で良ければ」同様した口ぶりで言った
「良かったぁこれからよろしくね白川くん!」
「うんよろしく!」


キーンコーンカーンコーン
昼食の時間だ今日も一人で
「白川くん!一緒に食べよう‼︎」
「....いいよ」びっくりしすぎて不覚にも脳の思考が1秒ほど止まってしまった...
「白川くんってお弁当なんだね自分で作ってるの?」
「うん」ぎこちなく言った
「へぇすごいな私なんて全部お母さんにやってもらってるよぉ」少し微笑ほほえみみながら言った。
「でも僕も冷凍食品とかばっかりだよ」
と硬い笑顔で言った
その後も少し喋り昼食の時間が終わった。


予想もしなかったまさかあの青山さんと
友達になれるなんて。


次の日ウキウキしながら登校した。


「おはよう青山さん」
「おはよっ!」
「そういえば青山さんって部活とかしてるの?」
「私は色んな部活掛け持ちしてるでも主に文芸部かな」そう笑顔で言った。
「白川くんは部活やってるの?」
「僕は部活やってないよ。」
「え!?部活やってないの?じゃあ文芸部入らない?」目をキラキラさせながら言ってきた
「うーん...決めるのは今度でいい?
「じゃあメアド教えてよ!」
「めあど??「困ったような表情で言った」
「メ・ア・ド!メールアドレス!」
そう頬を膨らませながら言ってきた
「あーメールアドレスねいいよ!」


家に帰宅してよっしゃぁぁ青山さんとメアド交換出来るなんて!
でも部活か...暇だからいいよな
ケータイを開いてはじめてのメールをした
「文芸部入るよ。」
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