いらっしゃいませ!〜トラットリア ルーチェへようこそ〜

いおす

文字の大きさ
1 / 19

ありがとうございました〜

しおりを挟む

「ありがとうございました。またお待ちしております。」
本日最後のお客様を送り出した。

「あーーー!疲れたぁ」
まだ片付けの残る店内カウンターにドサッと座った。
「碧、お疲れさん」
「兄ちゃんもお疲れ様」
この店のオーナーシェフである兄・#雅嗣_まさつぐ_#もスツールに腰掛けた。
「今日、忙しかったねぇ」
「まぁ嬉しい悲鳴ってやつかね…」
珍しく戦場のような営業だった店内を見まわし
溜め息をつく。
「今日に限って渉くんお休みなんだもんなぁ」
キッチンアルバイトで従兄弟の渉くんは、今日旅行から帰ってくる。
「学生のうちしか、連休なんて休めなくなるからな。許してやれよ」と、頭をポンポンされた。
「そのうち帰ってくる時間だし、片付け手伝わせてやるぅ!」

そう、世の中は大型連休という浮かれた週間。
だがそれも今日まで。
いつになくご新規様も多く、その上常連客で満席営業だったのだ。
「普段、暇な時は“ウチだけ次元違うん?”ってくらいなのにぃ…」
と、僕はカウンターに突っ伏す。
「まぁありがたいじゃないか。ウチの店もみんなと同じ世界にあったってことで」
「また休み明けには異次元になったりして」
「そうかもなぁ」
そう笑いながら兄ちゃんに肩をたたかれた。
「さて、片付けるか!」
「おー」

明日は休みだしがんばろっと、勢いをつけ立ち上がった。
この時は、この会話が笑えないものになるなんて思いもせずに…


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

お読みいただきありがとうございます。
初投稿、初文字書きなので誤字脱字、おかしな文章もあると思いますが、よろしくお願いします

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

来世はこの人と関りたくないと思ったのに。

ありま氷炎
BL
前世の記憶を持つ、いずる。 彼は前世で主人だった三日月と、来世で関わらない事を願った。 しかし願いは叶わず、幼馴染として生まれ変わってしまった。

拗らせ問題児は癒しの君を独占したい

結衣可
BL
前世で限界社畜として心をすり減らした青年は、異世界の貧乏子爵家三男・セナとして転生する。王立貴族学院に奨学生として通う彼は、座学で首席の成績を持ちながらも、目立つことを徹底的に避けて生きていた。期待されることは、壊れる前触れだと知っているからだ。 一方、公爵家次男のアレクシスは、魔法も剣術も学年トップの才能を持ちながら、「何も期待されていない」立場に嫌気がさし、問題児として学院で浮いた存在になっていた。 補習課題のペアとして出会った二人。 セナはアレクシスを特別視せず、恐れも媚びも見せない。その静かな態度と、美しい瞳に、アレクシスは強く惹かれていく。放課後を共に過ごすうち、アレクシスはセナを守りたいと思い始める。 身分差と噂、そしてセナが隠す“癒やしの光魔法”。 期待されることを恐れるセナと、期待されないことに傷つくアレクシスは、すれ違いながらも互いを唯一の居場所として見つけていく。 これは、静かに生きたい少年と、選ばれたかった少年が出会った物語。

俺の婚約者は小さな王子さま?!

大和 柊霞
BL
「私の婚約者になってくれますか?」 そう言い放ったのはこの国の王子さま?! パミュロン王国で次期国王候補の第1王子アルミスから婚約を求められたのは、公爵家三男のカイルア。公爵家でありながら、長男のように頭脳明晰でもなければ次男のように多才でもないカイルアは自由気ままに生きてかれこれ22年。 今の暮らしは性に合っているし、何不自由ない!人生は穏やかに過ごすべきだ!と思っていたのに、まさか10歳の王子に婚約を申し込まれてしまったのだ。 「年の差12歳なんてありえない!」 初めはそんな事を考えていたカイルアだったがアルミス王子と過ごすうちに少しづつ考えが変わっていき……。 ※不定期更新です

悪役Ωは高嶺に咲く

菫城 珪
BL
溺愛α×悪役Ωの創作BL短編です。1話読切。 ※8/10 本編の後に弟ルネとアルフォンソの攻防の話を追加しました。

虐げられた令息の第二の人生はスローライフ

りまり
BL
 僕の生まれたこの世界は魔法があり魔物が出没する。  僕は由緒正しい公爵家に生まれながらも魔法の才能はなく剣術も全くダメで頭も下から数えたほうがいい方だと思う。  だから僕は家族にも公爵家の使用人にも馬鹿にされ食事もまともにもらえない。  救いだったのは僕を不憫に思った王妃様が僕を殿下の従者に指名してくれたことで、少しはまともな食事ができるようになった事だ。  お家に帰る事なくお城にいていいと言うので僕は頑張ってみたいです。        

もう一度、その腕に

結衣可
BL
もう一度、その腕に

伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい

マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。 最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡) 世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。

寂しいを分け与えた

こじらせた処女
BL
 いつものように家に帰ったら、母さんが居なかった。最初は何か厄介ごとに巻き込まれたのかと思ったが、部屋が荒れた形跡もないからそうではないらしい。米も、味噌も、指輪も着物も全部が綺麗になくなっていて、代わりに手紙が置いてあった。  昔の恋人が帰ってきた、だからその人の故郷に行く、と。いくらガキの俺でも分かる。俺は捨てられたってことだ。

処理中です...