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ありがとうございました〜
しおりを挟む「ありがとうございました。またお待ちしております。」
本日最後のお客様を送り出した。
「あーーー!疲れたぁ」
まだ片付けの残る店内カウンターにドサッと座った。
「碧、お疲れさん」
「兄ちゃんもお疲れ様」
この店のオーナーシェフである兄・#雅嗣_まさつぐ_#もスツールに腰掛けた。
「今日、忙しかったねぇ」
「まぁ嬉しい悲鳴ってやつかね…」
珍しく戦場のような営業だった店内を見まわし
溜め息をつく。
「今日に限って渉くんお休みなんだもんなぁ」
キッチンアルバイトで従兄弟の渉くんは、今日旅行から帰ってくる。
「学生のうちしか、連休なんて休めなくなるからな。許してやれよ」と、頭をポンポンされた。
「そのうち帰ってくる時間だし、片付け手伝わせてやるぅ!」
そう、世の中は大型連休という浮かれた週間。
だがそれも今日まで。
いつになくご新規様も多く、その上常連客で満席営業だったのだ。
「普段、暇な時は“ウチだけ次元違うん?”ってくらいなのにぃ…」
と、僕はカウンターに突っ伏す。
「まぁありがたいじゃないか。ウチの店もみんなと同じ世界にあったってことで」
「また休み明けには異次元になったりして」
「そうかもなぁ」
そう笑いながら兄ちゃんに肩をたたかれた。
「さて、片付けるか!」
「おー」
明日は休みだしがんばろっと、勢いをつけ立ち上がった。
この時は、この会話が笑えないものになるなんて思いもせずに…
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お読みいただきありがとうございます。
初投稿、初文字書きなので誤字脱字、おかしな文章もあると思いますが、よろしくお願いします
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