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最終手段、限界を超えた力
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改めて今の現状を整理しよう。
逃げることは現状不可能に近い、驚異的な速度の舌による捕食攻撃は今の状態ならなんとか躱すことができるがそれを繰り返していけば体力が尽き、そのまま捕食される。
捕食攻撃を避けながら3階層までの階段に進むのにどれほどかかるかわからず、辺りには気化して空気中に混じっている毒もある。
こればかりは空気と毒を分けることはできないので防ぐことは無理だ。
結局毒で弱った所で捕食されて終わるだろう。
なら攻撃しかないのだがそれも効くのか分からないのが現状だ。
4階層のモンスター相手には効いているがイレギュラーなボスモンスター相手に通用するのか分からない。
なにより遠距離攻撃ならともかく近付いて攻撃するのはかなりリスクがある。超巨大カエルの表面のヌメっているのが毒であることからその周囲には気化した毒が確実に漂っている。
遠距離で攻撃をしても最初の時のように押し潰そうとしてまたこちらに飛び上がってくる可能性が高く、そうした場合更に辺りには毒が撒き散らかって逃げ道が塞がれていく。
遠距離でチマチマ攻撃を加えても逃げ道が塞がれて毒で弱まって捕食か潰される。近距離攻撃でも仮に攻撃が通じた所で超巨大カエルの周囲に漂う毒を確実に吸うことになるので何度も攻撃はできない、これも数回の攻撃で仕留めないと毒で弱りそのまま捕食されるか潰される。
「これ、詰んでねえか?」
「すいません、、神剣なのに毒無効化できなくて、、呪いとかなら簡単に解呪できるんですけど毒となると専門外なので、、」
:それでも充分すごいけどね
:実際モンスターの毒はやばいからな、通常のモンスターならダンジョン管理団体とかギルドとかが売ってる解毒薬とかでなんとかなるけどボスモンスター、しかもイレギュラーで独自の進化してるやつの解毒薬はどこにもないぞ
:逃げるにしてもあの舌の捕食攻撃が早すぎて無理だろ
:普通のやつなら最初の捕食でそのまま食われて死んでるわ、躱すことできただけでもすごいよ
一応倒す方法は考えついてはいる、だが外せばそれ以降まともに動くことは出来ないだろうし最悪気を失うだろう。
当たったところでそれがこのボスモンスターを確実に倒せる保証もないし、近付くことになるので毒を吸うことになる。それでも時間をかければ結局こっちが弱って死ぬだけなのだから今のなにも毒を貰ってない最善の状態でやるしかない。
「ダンちゃん、後のことは悪いけど頼むわ」
「マスター?何をするつもりですか!?」
「愛との修行の時にやった神剣のオーラを全て引き出してあいつにぶつける、それしか倒す方法ないよ」
「でもあれを使えばその後気絶する可能性が高いですよ!?万が一外しでもしたらその瞬間死ぬ可能性すらあります!」
「それでももう他に方法ないよ、時間が経てば経つほどこっちに不利になるんだからだったら今のうちに決めるしかない」
あの技を放つには少しの間オーラを溜める必要がある、だがそれを相手が見逃すことは無いだろう。
なんとかして隙を作らないといけない。
「ダンちゃんあれ使えるか?」
「あれですか?」
「Gの大群に囲まれた時に使った技だよ、あれを使えば目くらましにはなるはず、範囲は前の半分ぐらいでいいからその分地面とかを抉れるようにしてくれ、その隙に一気にオーラを溜める」
「分かりました、私も覚悟を決めます!マスター成功させてくださいね!」
俺も覚悟を決めた。幸いボスモンスター更に強化しようとしてるのか残りのモンスターを捕食しているらしくあと数匹しか残っていない。これが尽きたら確実にこちらに攻撃してくるので今しかない。
「ダンちゃんやってくれ!!!」
その言葉を聞いたダンちゃんがオーラを一気に放出する。
凄まじい音と風が辺りを襲う。残っていたモンスターも消し飛び、回収していなかった魔石や魔道具が風と共に消え去っていく。土煙が辺りを多い視界が遮られていく。
神剣から引き出せるオーラを引き出す。身体が悲鳴を上げて激痛が走るがそれでも引き出し続ける。今回は前回と違いそこまで細かい制御は要らない、相手は巨大なボスモンスター、そのまま相手にぶつけてオーラが弾け飛べば仕留める確率が上がるはずだ。
前回と同じようにオーラを引き出していくと鎧が姿を変えていく。『聖鎧』とは違う見るもの全てに神々しさを感じさせる鎧だ。この鎧でないと弾け飛んだオーラには耐えられないのでこれだけでなにがなんでも維持しなくてはならない。
:おお!爆発が起きたと思ったらなんか鎧変化してる!
:なんか惹き付けられるな
:わかる、神々しいてこういう事なんだな
:目を離せない、ずっと崇めていたい気持ちになる
土煙が晴れていき、段々と視界が回復していく中でようやく準備が整った。現状引き出せる全てのオーラを引き出し鎧を変化させる以外は全てを神剣に集中させた。
体は悲鳴を上げて息をするのも辛い。気を抜くと今にも倒れてしまいそうな状態だ。
「いくぞ!」
視界が完全に回復して捕食攻撃が来る前に仕留めるため足元にオーラを放出して急加速する。
超巨大カエルは急に現れた俺に驚いたのか一瞬動きが硬直するがすぐにこちらに向かって舌による捕食攻撃を繰り出そうとしている。
俺はそれよりも早く超巨大カエルに近付き神剣を振るう。
神剣が触れた瞬間、集中していたオーラが一気に吹き出す。
先程の爆発よりも激しいそれは視界を一瞬にして潰して状況が把握できなくなる。暴風によって身体が飛ばされるのがわかる。すぐに激しい痛みが全身を襲い意識が遠のいていく。
なにかにぶつかったのか激しい音と共に衝撃が身体に走る。
全身に更なる痛みが襲う中意識が朦朧としてそれと共に鎧が崩れていく。
ダンジョンの中で気を失うのは不味いと分かっていながらも止められない。
そのまま意識は消え去っていく。
逃げることは現状不可能に近い、驚異的な速度の舌による捕食攻撃は今の状態ならなんとか躱すことができるがそれを繰り返していけば体力が尽き、そのまま捕食される。
捕食攻撃を避けながら3階層までの階段に進むのにどれほどかかるかわからず、辺りには気化して空気中に混じっている毒もある。
こればかりは空気と毒を分けることはできないので防ぐことは無理だ。
結局毒で弱った所で捕食されて終わるだろう。
なら攻撃しかないのだがそれも効くのか分からないのが現状だ。
4階層のモンスター相手には効いているがイレギュラーなボスモンスター相手に通用するのか分からない。
なにより遠距離攻撃ならともかく近付いて攻撃するのはかなりリスクがある。超巨大カエルの表面のヌメっているのが毒であることからその周囲には気化した毒が確実に漂っている。
遠距離で攻撃をしても最初の時のように押し潰そうとしてまたこちらに飛び上がってくる可能性が高く、そうした場合更に辺りには毒が撒き散らかって逃げ道が塞がれていく。
遠距離でチマチマ攻撃を加えても逃げ道が塞がれて毒で弱まって捕食か潰される。近距離攻撃でも仮に攻撃が通じた所で超巨大カエルの周囲に漂う毒を確実に吸うことになるので何度も攻撃はできない、これも数回の攻撃で仕留めないと毒で弱りそのまま捕食されるか潰される。
「これ、詰んでねえか?」
「すいません、、神剣なのに毒無効化できなくて、、呪いとかなら簡単に解呪できるんですけど毒となると専門外なので、、」
:それでも充分すごいけどね
:実際モンスターの毒はやばいからな、通常のモンスターならダンジョン管理団体とかギルドとかが売ってる解毒薬とかでなんとかなるけどボスモンスター、しかもイレギュラーで独自の進化してるやつの解毒薬はどこにもないぞ
:逃げるにしてもあの舌の捕食攻撃が早すぎて無理だろ
:普通のやつなら最初の捕食でそのまま食われて死んでるわ、躱すことできただけでもすごいよ
一応倒す方法は考えついてはいる、だが外せばそれ以降まともに動くことは出来ないだろうし最悪気を失うだろう。
当たったところでそれがこのボスモンスターを確実に倒せる保証もないし、近付くことになるので毒を吸うことになる。それでも時間をかければ結局こっちが弱って死ぬだけなのだから今のなにも毒を貰ってない最善の状態でやるしかない。
「ダンちゃん、後のことは悪いけど頼むわ」
「マスター?何をするつもりですか!?」
「愛との修行の時にやった神剣のオーラを全て引き出してあいつにぶつける、それしか倒す方法ないよ」
「でもあれを使えばその後気絶する可能性が高いですよ!?万が一外しでもしたらその瞬間死ぬ可能性すらあります!」
「それでももう他に方法ないよ、時間が経てば経つほどこっちに不利になるんだからだったら今のうちに決めるしかない」
あの技を放つには少しの間オーラを溜める必要がある、だがそれを相手が見逃すことは無いだろう。
なんとかして隙を作らないといけない。
「ダンちゃんあれ使えるか?」
「あれですか?」
「Gの大群に囲まれた時に使った技だよ、あれを使えば目くらましにはなるはず、範囲は前の半分ぐらいでいいからその分地面とかを抉れるようにしてくれ、その隙に一気にオーラを溜める」
「分かりました、私も覚悟を決めます!マスター成功させてくださいね!」
俺も覚悟を決めた。幸いボスモンスター更に強化しようとしてるのか残りのモンスターを捕食しているらしくあと数匹しか残っていない。これが尽きたら確実にこちらに攻撃してくるので今しかない。
「ダンちゃんやってくれ!!!」
その言葉を聞いたダンちゃんがオーラを一気に放出する。
凄まじい音と風が辺りを襲う。残っていたモンスターも消し飛び、回収していなかった魔石や魔道具が風と共に消え去っていく。土煙が辺りを多い視界が遮られていく。
神剣から引き出せるオーラを引き出す。身体が悲鳴を上げて激痛が走るがそれでも引き出し続ける。今回は前回と違いそこまで細かい制御は要らない、相手は巨大なボスモンスター、そのまま相手にぶつけてオーラが弾け飛べば仕留める確率が上がるはずだ。
前回と同じようにオーラを引き出していくと鎧が姿を変えていく。『聖鎧』とは違う見るもの全てに神々しさを感じさせる鎧だ。この鎧でないと弾け飛んだオーラには耐えられないのでこれだけでなにがなんでも維持しなくてはならない。
:おお!爆発が起きたと思ったらなんか鎧変化してる!
:なんか惹き付けられるな
:わかる、神々しいてこういう事なんだな
:目を離せない、ずっと崇めていたい気持ちになる
土煙が晴れていき、段々と視界が回復していく中でようやく準備が整った。現状引き出せる全てのオーラを引き出し鎧を変化させる以外は全てを神剣に集中させた。
体は悲鳴を上げて息をするのも辛い。気を抜くと今にも倒れてしまいそうな状態だ。
「いくぞ!」
視界が完全に回復して捕食攻撃が来る前に仕留めるため足元にオーラを放出して急加速する。
超巨大カエルは急に現れた俺に驚いたのか一瞬動きが硬直するがすぐにこちらに向かって舌による捕食攻撃を繰り出そうとしている。
俺はそれよりも早く超巨大カエルに近付き神剣を振るう。
神剣が触れた瞬間、集中していたオーラが一気に吹き出す。
先程の爆発よりも激しいそれは視界を一瞬にして潰して状況が把握できなくなる。暴風によって身体が飛ばされるのがわかる。すぐに激しい痛みが全身を襲い意識が遠のいていく。
なにかにぶつかったのか激しい音と共に衝撃が身体に走る。
全身に更なる痛みが襲う中意識が朦朧としてそれと共に鎧が崩れていく。
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そのまま意識は消え去っていく。
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