上 下
11 / 28
第1章

第5話 学園に飛び級!?

しおりを挟む
女神様に別れを告げ、昼寝から覚めるとステータスが上がったからなのか、それともしっかり寝て魔力が回復したからなのかはわからないが少しすっきりした。自分のステータスを見てみると女神様が上げてくれた分ステータスが上がっていて、さっきは20%ぐらいだった魔力量も今は70%ぐらいに回復している。ステータスって一体何が表示されているんだろうか…。とりあえず職員が僕の方を向いていないときにステータスを表示させてみる。まだ赤ん坊だから顔の前で手を動かしていても不自然では無いだろうが、癖になったら困る。攻撃力、防御力、HP、MP、魔法スキルはウォーターのみか…。ステータスは便利なことにスクロールができるらしい。これでメモ機能なんかあったら完璧なんだが…。次に女神様にあったら聞いてみよう。周りの皆も寝ているしまだ寝るか。この体だとすぐに眠くなる。

~二度寝を終えて~
職員と僕の両親が何やら話している声が聞こえる。何を話しているんだろう…。ブランケットを小さな足で跳ね除け、ドアに近づき、話の内容を聞こうとする。
「飛び級しても…。」
「5歳でですか?それは早すぎるんじゃ…。」
「でも今の魔力量から考えると4歳の途中辺りでも飛び級出来そうですよ、1度国立組合こくりつギルドで検査を受けてみてはどうでしょうか?」
「考えておきます、次に司祭様が来るのは何時です?」
「次は3ヶ月後ぐらいですかね、一応飛び級できる可能性のある子がいると連絡しておきます。」
飛び級できるかもしれないのか…。それまでに習う魔法を繰り返していけば魔法の強度が上がっていくかもしれない。
しおりを挟む

処理中です...