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第1章
第7話 突然の来訪者
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~ここからは司祭の視点でお送りします
先程の少年もかなりの魔力でしたがこちらの少女はそれと比にならない程の恐ろしいほどの魔力量だ。歳は8から10歳くらいか?あの少年ご将来ランクAになるとするとこの少女は間違いなくランクSSS……。厄災となるかもしれないですね。
「ゴーストアロー」
少女が呟くと炎を纏ったゴースト、氷の盾を持ったゴーストなどが現れる。姿形は変わっているがこれは組合までに来る道のりにいるモンスター達ですね。彼らのレベルは低くて10、高くて50。1番レベルの高いモンスターだとしてもゴーストアローの効果は元のレベルと比較し1.5倍。レベル100を超えない限り私一人でも倒せそうですね。
「アイスストーム」
敵のいる範囲に氷の嵐を作り出していくと炎属性のモンスター達は消え……消えない!?属性の相性的に倒せるはずなのに何故!?仕方ない、鑑定して原因を探るとしますか。
「広範囲・鑑定」
なんと、モンスター達にそれぞれ強化がされている。自身の属性と相性の悪い魔法に対しての効果無効、状態異常打ち消しの魔法。あの年でそれをやってのけるとは……。魔力の感じが全く違う場合なら協力者がいると考えられるが、魔力の感じを見た感じだとほとんど同じ魔力。自分で一つ一つの亡骸に強化と状態異常無効をかけたのでしょう。倒すのには時間がかかりそうです。このままの距離を保ちながら徐々に倒していくしか……。彼女も魔力が枯渇しているでしょうし闇魔法の使い手の1番苦手な魔法は光魔法。MPを回復することもできないでしょう。
「エインヘリアル」
中・上級魔法だそ!?エインヘリアルは!この年で使えるなんてそれこそ教皇様やそれに準ずる強さ、もしくは見た目と中身の年齢がかなり異なるかだが……鑑定した感じそれは無さそうだ。私のレベルが彼女の100上回っていれば浄化できるだろうが、私のレベルは95。確実に無理だろう。あの強さでハンデを負っているとは思えませんし……。ここは一か八か召喚魔法を使いますか。
「範囲召喚魔法!いでよ!氷神ペルセポネー!」
「誰です!?貴方は!?」
私の記憶はここまでだった。次に目覚めたのは組合の医療室のベッドの上。さっきの少女はどうなったんだ、門番は?職員は?突如現れた女性は?急いでベッドから起き上がると背中に激痛が走る。
「つっ……」
「司祭様、まだ安静にしていて下さい、気配のない呪殺攻撃を受けたようで背中の魔力循環器管が損傷を受けているので……。」
見慣れた医療室職員長と白い壁。いつの間にか呪殺攻撃なんて受けていたのですね……。
「わかりました、安静にしておきます。1つ伺いたいことがありまして、私が倒れる瞬間女性が現れた気がするのですがどなただったのかわかりますか?」
ほとんど詠唱無しで召喚魔法を使うなんて余程の実力者だ。この組合にそれほどまでの実力者はいなかったはずですが……。
「ああ、それは、」
医療室職員長が言いかけると同時に私の横から先程の女性が現れた。
「はじめまして、噂の少年の姉です。」
先程の少年もかなりの魔力でしたがこちらの少女はそれと比にならない程の恐ろしいほどの魔力量だ。歳は8から10歳くらいか?あの少年ご将来ランクAになるとするとこの少女は間違いなくランクSSS……。厄災となるかもしれないですね。
「ゴーストアロー」
少女が呟くと炎を纏ったゴースト、氷の盾を持ったゴーストなどが現れる。姿形は変わっているがこれは組合までに来る道のりにいるモンスター達ですね。彼らのレベルは低くて10、高くて50。1番レベルの高いモンスターだとしてもゴーストアローの効果は元のレベルと比較し1.5倍。レベル100を超えない限り私一人でも倒せそうですね。
「アイスストーム」
敵のいる範囲に氷の嵐を作り出していくと炎属性のモンスター達は消え……消えない!?属性の相性的に倒せるはずなのに何故!?仕方ない、鑑定して原因を探るとしますか。
「広範囲・鑑定」
なんと、モンスター達にそれぞれ強化がされている。自身の属性と相性の悪い魔法に対しての効果無効、状態異常打ち消しの魔法。あの年でそれをやってのけるとは……。魔力の感じが全く違う場合なら協力者がいると考えられるが、魔力の感じを見た感じだとほとんど同じ魔力。自分で一つ一つの亡骸に強化と状態異常無効をかけたのでしょう。倒すのには時間がかかりそうです。このままの距離を保ちながら徐々に倒していくしか……。彼女も魔力が枯渇しているでしょうし闇魔法の使い手の1番苦手な魔法は光魔法。MPを回復することもできないでしょう。
「エインヘリアル」
中・上級魔法だそ!?エインヘリアルは!この年で使えるなんてそれこそ教皇様やそれに準ずる強さ、もしくは見た目と中身の年齢がかなり異なるかだが……鑑定した感じそれは無さそうだ。私のレベルが彼女の100上回っていれば浄化できるだろうが、私のレベルは95。確実に無理だろう。あの強さでハンデを負っているとは思えませんし……。ここは一か八か召喚魔法を使いますか。
「範囲召喚魔法!いでよ!氷神ペルセポネー!」
「誰です!?貴方は!?」
私の記憶はここまでだった。次に目覚めたのは組合の医療室のベッドの上。さっきの少女はどうなったんだ、門番は?職員は?突如現れた女性は?急いでベッドから起き上がると背中に激痛が走る。
「つっ……」
「司祭様、まだ安静にしていて下さい、気配のない呪殺攻撃を受けたようで背中の魔力循環器管が損傷を受けているので……。」
見慣れた医療室職員長と白い壁。いつの間にか呪殺攻撃なんて受けていたのですね……。
「わかりました、安静にしておきます。1つ伺いたいことがありまして、私が倒れる瞬間女性が現れた気がするのですがどなただったのかわかりますか?」
ほとんど詠唱無しで召喚魔法を使うなんて余程の実力者だ。この組合にそれほどまでの実力者はいなかったはずですが……。
「ああ、それは、」
医療室職員長が言いかけると同時に私の横から先程の女性が現れた。
「はじめまして、噂の少年の姉です。」
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