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14 ギルドマスター
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翌朝。昨夜はアリアちゃんを不安にさせたと聞いたので、午前中はアリアちゃんとアルフレッド君、ラグ達と一緒に遊んだ。
そして、お昼を食べた後ウィルさんに出かける事を伝えてギルドへ向かった。
そして、昨日の受付のお姉さんがいたので、お姉さんに声をかけた。
「あの、ウィルさんはいますか?」
お姉さんは俺の事を覚えていたらしく、
「すぐにお呼びしますね」
と言って、席を立った。そしてすぐにお姉さんとウィルさんがやってきて
「ヨミさん、お待ちしてました。それでは三階に案内しますので、ついてきてください」
そう言って俺の前を歩いていった。
俺はウィルさんについて三階に行く。ウィルさんはギルド長の部屋を通りすぎ、さらに奥へと進んだ。
そして、ウィルさんが足を止めた場所のドアの見ると、ギルドマスターとプレートに書かれていた。
ウィルさんがドアをノックして
「マスター、ヨミさんをお連れしました」
と言うと
「入れ」
と渋めの低い声がした。
ウィルさんに続いて部屋にはいると、50代位の紳士なおじ様という表現が合う男の人がいた。
その他に、小柄な女性とメガネをかけた真面目そうな男性も部屋のソファに座っていた。
「君がヨミか?ウィルに聞いていたがAランクとは思えぬ容姿だな。」
小柄な女性から発せられた言葉とは思えない、男勝りな言い方に一瞬脳が混乱した。
「レミ、人は見た目ではないですのよ。冒険者ギルドの長なら見た目で判断してはいけません。それに貴女が言えることですか?」
「ふん!」
左右の一人用のソファに座っていた男女の言い合いで少し部屋の空気が重くなった気がした。
「君たちそのくらいにしなさい。お客人が困っていますよ。お客人、気にせずにどうぞお座り下さい」
何か書類仕事をしていたマスターは、その書類をウィルさんに渡し、受け取ったウィルさんはそのまま部屋から出ていった。
「え?あれ?ウィルさん?」
ギルドのトップ3と一人で立ち向かえと?
「そんな顔をしなくても、とって食いはしませんから、安心して下さい。どうぞ」
マスターが奥の一人用のソファに座り、メガネの男性が、マスターとその向かいの席にお茶を置きながら言った。
俺は促されるまま席に座った。
「そう緊張しなくてもいいですよ。といっても無理ですかね?まずは自己紹介からしましょう。私はここのギルドマスターを任されています、タジールと言います。そして、ギルド長のレミと商業ギルド長のアシムです。以後よろしくお願いしますね」
と前置きをし、マスターはなぜ俺がここに呼ばれたのかを話した。
曰く、ビルナの冒険者ギルドのギルド長からビルナのギルドマスターを通じて、俺のファローを頼まれたとのこと。
でも一人の冒険者を特別扱いするわけにはいかないので、俺の為人を見て判断すると返事をしたこと。
ビルナのギルドマスターの意見で、Aランクが無期限になり、それにあわせてAランクでも指名依頼が義務付けられたこと。など、一つ一つ丁寧に説明された。
「一つ、質問いいでしょうか?」
説明の後に、マスターがそう言ってきた。
「はい。答えられることなら」
俺が頷くと
「あなたが望む未来とは何ですか?」
ギルドのトップ3の真剣な目が俺を見ていた。
質問の意図は分からないけど、戸惑いながらも俺なりに真剣に考えて
「綺麗事だと、無責任な理想論だと理解してはいるのですが、やっぱり争いもなく、誰も飢えることも差別される事もない未来ですかね。欲を言えば、誰もが手を取り合える世界が理想ですが、そんなことは無理だと知っているのでそこまでは望みません」
消えたはずの生前の記憶なのか。誰かに罵倒されて、殴られている記憶がぼんやりと浮かんで、すぐに消えた。
俺の答えに誰も反応しないことに、いつの間にかうつむいていた頭を上げると、マスターは笑顔のまま固まり、レミさんは苦虫を噛み潰したよう顔をして、アシムさんはメガネを指で押さえて目を瞑っていた。
そんな三者三様の反応から最初に声を発したのは、レミさんだった。
「本っ当に綺麗事だね。あんた相当平和な国から来たんだね。というかそんな国、この世界に無いけど、どっから来たのさ」
物凄い嫌悪感丸出しでレミギルド長が言った。
『ヨミ!ここ嫌!邪心が渦巻いてきてる!』
『あの子、相当な闇を抱えているわね。でもコントロールは出来ていたわ。今まで邪心を感じなかったもの。ヨミの話があの子の何かに触れたのね』
俺は怖がってるラグをポケットの上から撫で、レティの言葉に唇を噛み締めた。
わざとじゃなくても、誰かの心の傷を抉ったのだ。
俺が自分を責めていると
「レミ、やめなさい。ヨミさん、すみません。ヨミさんに悪気があったわけではないことは分かっています。それにこちらの事情なども知らないのですからなにが悪いのかも分からないですよね」
アシムさんはレミさんの側へ行き、俯いて何かに耐えるように拳を握りしめているレミさんの背中を優しく撫でていた。
そこには初対面での犬猿な仲は微塵も感じられなかった。
俺が二人の様子に驚いていると
「フッ、驚くのも無理はありません。ですが二人は夫婦なんです。顔を見合わせれば口喧嘩ばかりしているのに、人の縁とは不思議なものですね」
まるで子供を見守るように目を細めて二人を見ていたマスターは、すぐに俺に向き直り
「なにがあったから詳しくは言えませんが、言えるのはレミは孤児だったということです。アシムも」
一瞬、なんとも言えない表情をしたマスターはすぐに笑顔を作り
「ヨミさんの考えは分かりました。我がギルドもあなたのフォローをしましょう。ただし、表立っては出来ないので、こっそりとになってしまいますが、全力でフォローはしますよ」
こっそりなのに全力って、矛盾してない?してないのか?どっちだ?とりあえず俺はお礼を言って、レミさんとアシムさんには一礼だけをして部屋を出た。自分のなにが悪かったのか分からないまま謝ったって、逆にレミさんをまた怒らせることになりそうだったから。
それから数日はアケルで依頼をしながらのんびりとした。本当はギルドでの出来事のあと、翌日にはアケルを出るつもりで夕食の席で話したのだが、アリアちゃんが大泣きしてしまい、フレッド君も寂しそうな顔をしたので、慌ててあと数日お世話になると言ってしまったのだ。
ギルドの依頼をしつつ、アリアちゃんとフレッド君とも遊び(主にラグとレティが)、リアさんやセドリックさん(本人からなぜか様は要らないと言われた)とも、お茶をしながらのんびりと過ごしていたけど、西の方から不穏な気配を感じ、ラグ達もそわそわしだしたので、アリアちゃんに泣かれながらもアケルを出発した。
そして、お昼を食べた後ウィルさんに出かける事を伝えてギルドへ向かった。
そして、昨日の受付のお姉さんがいたので、お姉さんに声をかけた。
「あの、ウィルさんはいますか?」
お姉さんは俺の事を覚えていたらしく、
「すぐにお呼びしますね」
と言って、席を立った。そしてすぐにお姉さんとウィルさんがやってきて
「ヨミさん、お待ちしてました。それでは三階に案内しますので、ついてきてください」
そう言って俺の前を歩いていった。
俺はウィルさんについて三階に行く。ウィルさんはギルド長の部屋を通りすぎ、さらに奥へと進んだ。
そして、ウィルさんが足を止めた場所のドアの見ると、ギルドマスターとプレートに書かれていた。
ウィルさんがドアをノックして
「マスター、ヨミさんをお連れしました」
と言うと
「入れ」
と渋めの低い声がした。
ウィルさんに続いて部屋にはいると、50代位の紳士なおじ様という表現が合う男の人がいた。
その他に、小柄な女性とメガネをかけた真面目そうな男性も部屋のソファに座っていた。
「君がヨミか?ウィルに聞いていたがAランクとは思えぬ容姿だな。」
小柄な女性から発せられた言葉とは思えない、男勝りな言い方に一瞬脳が混乱した。
「レミ、人は見た目ではないですのよ。冒険者ギルドの長なら見た目で判断してはいけません。それに貴女が言えることですか?」
「ふん!」
左右の一人用のソファに座っていた男女の言い合いで少し部屋の空気が重くなった気がした。
「君たちそのくらいにしなさい。お客人が困っていますよ。お客人、気にせずにどうぞお座り下さい」
何か書類仕事をしていたマスターは、その書類をウィルさんに渡し、受け取ったウィルさんはそのまま部屋から出ていった。
「え?あれ?ウィルさん?」
ギルドのトップ3と一人で立ち向かえと?
「そんな顔をしなくても、とって食いはしませんから、安心して下さい。どうぞ」
マスターが奥の一人用のソファに座り、メガネの男性が、マスターとその向かいの席にお茶を置きながら言った。
俺は促されるまま席に座った。
「そう緊張しなくてもいいですよ。といっても無理ですかね?まずは自己紹介からしましょう。私はここのギルドマスターを任されています、タジールと言います。そして、ギルド長のレミと商業ギルド長のアシムです。以後よろしくお願いしますね」
と前置きをし、マスターはなぜ俺がここに呼ばれたのかを話した。
曰く、ビルナの冒険者ギルドのギルド長からビルナのギルドマスターを通じて、俺のファローを頼まれたとのこと。
でも一人の冒険者を特別扱いするわけにはいかないので、俺の為人を見て判断すると返事をしたこと。
ビルナのギルドマスターの意見で、Aランクが無期限になり、それにあわせてAランクでも指名依頼が義務付けられたこと。など、一つ一つ丁寧に説明された。
「一つ、質問いいでしょうか?」
説明の後に、マスターがそう言ってきた。
「はい。答えられることなら」
俺が頷くと
「あなたが望む未来とは何ですか?」
ギルドのトップ3の真剣な目が俺を見ていた。
質問の意図は分からないけど、戸惑いながらも俺なりに真剣に考えて
「綺麗事だと、無責任な理想論だと理解してはいるのですが、やっぱり争いもなく、誰も飢えることも差別される事もない未来ですかね。欲を言えば、誰もが手を取り合える世界が理想ですが、そんなことは無理だと知っているのでそこまでは望みません」
消えたはずの生前の記憶なのか。誰かに罵倒されて、殴られている記憶がぼんやりと浮かんで、すぐに消えた。
俺の答えに誰も反応しないことに、いつの間にかうつむいていた頭を上げると、マスターは笑顔のまま固まり、レミさんは苦虫を噛み潰したよう顔をして、アシムさんはメガネを指で押さえて目を瞑っていた。
そんな三者三様の反応から最初に声を発したのは、レミさんだった。
「本っ当に綺麗事だね。あんた相当平和な国から来たんだね。というかそんな国、この世界に無いけど、どっから来たのさ」
物凄い嫌悪感丸出しでレミギルド長が言った。
『ヨミ!ここ嫌!邪心が渦巻いてきてる!』
『あの子、相当な闇を抱えているわね。でもコントロールは出来ていたわ。今まで邪心を感じなかったもの。ヨミの話があの子の何かに触れたのね』
俺は怖がってるラグをポケットの上から撫で、レティの言葉に唇を噛み締めた。
わざとじゃなくても、誰かの心の傷を抉ったのだ。
俺が自分を責めていると
「レミ、やめなさい。ヨミさん、すみません。ヨミさんに悪気があったわけではないことは分かっています。それにこちらの事情なども知らないのですからなにが悪いのかも分からないですよね」
アシムさんはレミさんの側へ行き、俯いて何かに耐えるように拳を握りしめているレミさんの背中を優しく撫でていた。
そこには初対面での犬猿な仲は微塵も感じられなかった。
俺が二人の様子に驚いていると
「フッ、驚くのも無理はありません。ですが二人は夫婦なんです。顔を見合わせれば口喧嘩ばかりしているのに、人の縁とは不思議なものですね」
まるで子供を見守るように目を細めて二人を見ていたマスターは、すぐに俺に向き直り
「なにがあったから詳しくは言えませんが、言えるのはレミは孤児だったということです。アシムも」
一瞬、なんとも言えない表情をしたマスターはすぐに笑顔を作り
「ヨミさんの考えは分かりました。我がギルドもあなたのフォローをしましょう。ただし、表立っては出来ないので、こっそりとになってしまいますが、全力でフォローはしますよ」
こっそりなのに全力って、矛盾してない?してないのか?どっちだ?とりあえず俺はお礼を言って、レミさんとアシムさんには一礼だけをして部屋を出た。自分のなにが悪かったのか分からないまま謝ったって、逆にレミさんをまた怒らせることになりそうだったから。
それから数日はアケルで依頼をしながらのんびりとした。本当はギルドでの出来事のあと、翌日にはアケルを出るつもりで夕食の席で話したのだが、アリアちゃんが大泣きしてしまい、フレッド君も寂しそうな顔をしたので、慌ててあと数日お世話になると言ってしまったのだ。
ギルドの依頼をしつつ、アリアちゃんとフレッド君とも遊び(主にラグとレティが)、リアさんやセドリックさん(本人からなぜか様は要らないと言われた)とも、お茶をしながらのんびりと過ごしていたけど、西の方から不穏な気配を感じ、ラグ達もそわそわしだしたので、アリアちゃんに泣かれながらもアケルを出発した。
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