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―永遠の刻印―新城はじめての施術❦
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1. 白昼の境界、あるいは独占の序曲
真昼の陽光が路地の石畳に鋭い影を落としている。僕はその境界をなぞるように、ゆっくりと歩いた。肌をすべる風は、夏の残り香を断ち切る冷たさを帯びている。だが胸の奥には、抑えがたい熱が脈打っていた。
今日は、先生の肌に初めて「証」を刻む日だ。想像するだけで、胸の奥が騒ぐ。覚悟を決めた呼吸の揺れ、瞼の奥に潜む微かな緊張。そのすべてが、僕の執着を裏付ける。
無意識に、まだ温もりを残す自分の左腰のタトゥーに触れた。今日、僕は先生の決意を見届ける。身体も心も、もはや逃れられない確かな結びつきで縛りつけてしまうだろう。静かに渦巻く独占欲が、自分の意識を満たす。
羽生:(先生は、今、この瞬間をどう思っているのだろう……)
答えはまだわからない。けれど、彼は強い意志を持つ人だ。僕の視線や願いに晒されても、最後まで尊厳を保つだろう。その理性の向こう側で、僕の願いが何を解き放つのか。僕はその静かな儀式を見届けたくて仕方がなかった。
アトリエの白い扉に手をかける。向こうには、僕の願いを待つ、僕だけの先生がいる。軽くノックし、扉を開けると、白い光の中に彼の姿があった。背筋を伸ばした佇まいに、確かな覚悟が漂う。Mariさんは手早く準備を整え、作業を進めていく。
2. 硝子細工の尊厳を、黒のインクで汚す
Mari:「麻酔クリームは十分に効いていますが、場所が場所です。ゆっくり深呼吸をしてください」
先生は短く頷いた。その潔い仕草に、胸の鼓動が高まる。これから受ける刺激を、彼は僕との絆の証として受け入れようとしている。冷たいステンシルが腿の付け根の柔らかな肌に置かれる。先生はわずかに息を呑む。僕は針が動き出す瞬間を、息を潜めて見守った。
針が初めて皮膚に触れた瞬間、微細な刺激が走り、先生から短い吐息が漏れた。だがそこに後悔はない。僕との絆を求める願いが、痛みを上回る受容となり、決断をより深いものにしていた。
針が線を描き、リボンの細く黒い輪郭が浮かぶ。彼は唇を噛み、呼吸を整える。眉をわずかにひそめながらも、理知的な平静を保つその表情。僕の視線が、確信として届いているのがわかる。
アトリエを支配する鋭いアルコール消毒液の匂い。その無機質な白さに塗りつぶされた空間で、先生の肌はどこまでも清潔に、僕の手の届かない場所に鎮座しているように見える。
密着した時にしか暴けないはずの、あの熱い体温や官能的な吐息が、今は鉄の意志によって封印されている。だからこそ、僕はその肌に「目」を焼き付ける衝動を抑えられなかった。
リボンのテールに向かう線が皮膚を滑る。肌に刻まれる線は、僕の執着を絡め取り、彼の体の奥で確かな脈動を生む。僕は視線を外さず、微かな震え、わずかに開く指先まで見逃さない。そのすべてが、僕への信頼だった。
リボンの結び目に差し掛かり、孔雀の目玉のモチーフが描かれ始める。針の振動が細かく変わる瞬間、僕は身を乗り出した。瞳孔となる小さな円が深く刻まれる。
それは単なるインクの塊ではない。
針が肉を叩くたびに、僕の視線そのものが彼の皮膚の深淵へと埋め込まれていく。先生は目を閉じているが、その内腿では、僕の「瞳」が今まさに形を得て、薄皮一枚の下から彼の最深部をじっと覗き込もうとしているのだ。
今はまだ、虚ろな輪郭に過ぎない。けれど、だからこそ恐ろしい。色彩も光も持たないその空洞は、これから注ぎ込まれる僕の情熱を待つ、逃れられない陥穽(かんせい)のようにそこにある。彼が独りでいる時も、鏡を見る時も、この「予感」は僕の代わりにあんたを監視し、そして縛り続ける。
抱きしめ合わなければその匂いすら嗅げない距離を保ちながら、僕だけは、あんたの最も深い場所に視線の居場所を確保したのだ。
スーツの下で抑えきれない衝動がゆっくり形を作る。先生の感覚は一点に集中し、信頼と受容の混ざった確信が伝わる。僕の興奮が彼に届くと、ドレープの向こうで、彼の肉体が抗えない反応を刻むのがわかった。その震えは僕の胸まで響く。
羽生:「……先生、大丈夫?」
低く声をかける。ただ、僕の存在を届けるために。先生は短く息を吐き、一瞬視線を逸らす。わずかな震えを隠しつつも、僕を見返す瞳が愛おしい。最後の線が描かれ、輪郭が完成する。目を閉じ唇を噛む静かな高揚と肉体の反応を、僕は独占的に受け止めた。
3. 歩行を拒む、甘美な足枷
Mari:「本日のアウトラインは完了です。よく耐えられましたね」
先生は深く息を吐き、目を開ける。その瞳には信頼が宿り、同時に抑えきれなかった反応を知られた困惑も混ざる。抱きしめたい衝動を抑え、刻印の跡を指先でなぞる自分を想像して、呼吸を整える。
羽生:(これで、誓いの第一歩が踏み出された……)
言葉にしなくても、想いは彼に届いているはずだ。先生は落ち着かない様子で余韻に身を委ね、僕は静かに見守る。
羽生:「今日は……本当に、ありがとうね」
僕の熱を秘めた声に、先生はわずかに顔を強張らせ、微笑む。
新城:「羽生……お前、見ていてくれたんだな」
その声に含まれる信頼に、僕は深く頷き返す。気まずさもこの絆の一部だと確信する。
Mariさんが患部を処置しラップを施すと、「私は外していますね」と退室。二人きりになると、空気が再び熱を帯びる。先生は施術台に横たわり、刻印と反応を一人で受け止めている。僕の視線を拒む気配を感じ、あえて目を逸らす。
しばらくして、先生はゆっくり体を起こし施術台から降りる。腿の内側をかばう慎重な動作。僕から視線を外し、ドレッシングルームへ向かう。数分後、着替えた彼の瞳にはいつもの理知的な光が戻っていた。
新城:「……俺はタクシーで帰る。お前は、後からゆっくり帰ってくるといい」
その言葉は冷たく響くが、彼なりの防衛本能だ。公の場では一切の綻びを見せず、この秘密を死守する。その徹底した「社会性」の裏側で、今、彼の内腿には僕の瞳が閉じ込められている。このギャップこそが僕を狂わせるのだ。施術後の不自由さを、恋人である僕にすら見せたくないプライド。僕は素直に頷く。
羽生:「わかった。気をつけてね、先生」
先生がアトリエの扉へ向かう。いつもなら滑らかな歩みが、今日はわずかに硬い。スラックス越しに僕の印が動きを制限している。痛みは麻酔で抑えられても、魂に直接刻まれた「違和感」は消えないだろう。僕はその、何かに耐えるような、どこか重荷を背負った男の背中から目を離せなかった。
タクシーが去ると、僕は深く息を吐き、身体の中の熱を静かに鎮める。
羽生:(僕の愛が、あんたの身体をこんなにも愛おしく、不自由にしている。外の世界では赤の他人を装っていても、あんたの肌には僕の目が張り付いている。これでいいんだ、先生)
その不自由な背中を、僕は深い充足感とともに見送り続けた。
4. 防衛線を溶かす水音
マンションの扉を開けると、外の世界の音はそこで途切れた。リビングにはテーブルランプの抑えた明かりだけが落ちている。過度な感傷でも、劇的な沈黙でもない。今日一日の緊張が、鍵を閉める一音ぶんだけ肩から降りただけの、ささやかな帰還。
先生は、タトゥーの傷を刺激しないために用意したグレーのシルクのローブを身に纏い、ソファに深く腰を沈めていた。膝の上にはノートPCがあり、余白には赤字のコメントが規則正しく並んでいる。どこか自分を律するように集中しようとする、背筋のわずかな硬さがあった。
僕は足音を立てないように彼に近づき、ふと隅に置かれた観葉植物の前に立った。そっと葉を拭き、土の表面をならす。動作は小さく、どこまでも静かだ。目的は世話じゃない。音を消すことで、先生の防衛本能をじわじわと削り、彼の呼吸に自分を重ねるため。
この部屋の空気の中で僕が息をしているという事実を、あんたの身体に、その皮膚に刻まれた「僕の視線」に気付かせるため。
新城:「大丈夫だ。お前は休め。今日は疲れただろう」
視線は画面に残したままの、落ち着いた声。それは僕を遠ざけるためではなく、自分の理性がこれ以上剥がれ落ちないよう、必死に踏みとどまろうとする、彼らしい慎重な配慮だった。
羽生:「嫌だね。あんたは僕の大切な契約を背負ってくれたんだよ。労わるのは僕の特権でしょ」
隣に腰を下ろすと、先生の呼吸が一拍遅れて深くなる。僕はそっと、彼の細い足首に触れた。体温を測るふりをして、逃げ場を塞ぐ。先生は一瞬だけ目を閉じ、僕の捧げる重苦しい献身に、もはや抗う術を持たなかった。
新城:「……わかった。勝手にしろ」
その言葉を待っていた。僕は満足げに口角を上げると、彼の膝からノートPCをそっと取り上げ、サイドテーブルに退けた。逃げ場を奪われ、仕事という盾を失った新城は、わずかに顎を引いて僕を睨むが、その瞳にはすでに諦めが混じっている。
羽生:「じゃあ、テーブルに行こうか。内腿の傷、歩くと障るでしょ。……ほら、捕まって」
僕は拒絶を許さない手つきで彼の腕を肩に回させ、腰を抱くようにして立ち上がらせた。シルクのローブ越しに伝わる、彼自身の体温と、動くたびに傷口を気遣って強張る肉体の質感。ダイニングテーブルまでのわずかな距離を、僕は彼の歩調を完全にコントロールしながら、ゆっくりと、執拗に時間をかけて移動した。
5. 嚥下(えんげ)される愛の毒
羽生:「……少し待ってて。すぐに準備するから」
僕は彼を座らせたまま、キッチンから一皿ずつ、丁寧に、そして音もなく料理を運び始めた。
テーブルに並んでいくのは、僕が用意したありふれた夕食だ。野菜の入った温かいスープに、メインの皿。特別豪華なわけではないけれど、彼が無理なく食べられるものを選んだ、ごく普通の献立。
けれど、僕はそのスープの器を置く時、あえて彼が利き手で扱いやすい位置へ、けれど僕の指先が触れそうなほど近い場所に滑らせる。
最後にランプの光を反射するカトラリーを彼の手に持たせると、それは豊かな食事というよりも、ある種の静かな儀式の準備が整ったかのようだった。
羽生:「先生、食事だよ。僕が横で見てるんだから、手抜きは許さない。……ちゃんと、全部食べて」
新城は一瞬、何か言い返そうと口を開きかけたが、僕の瞳に宿る逃げ場のない執着を読み取ると、結局は無言で食事を口に運んだ。僕が用意したものを、僕の視線の先で咀嚼し、嚥下していく。彼が一口飲み込むたびに、その身体が僕の用意した栄養で満たされていく事実に、僕は静かな充足感を覚える。
羽生:「美味しい? 先生が好きそうな味付けにしたんだけど」
新城:「……悪くない」
ぶっきらぼうな返事。けれど、皿が空になる頃には、彼の強張っていた肩の力が少しだけ抜けていた。僕はその隙を見逃さず、彼の手からナプキンをそっと奪い、指先でその唇をなぞる。今度は払いのけられることもなく、彼はただ不本意そうに目を逸らすだけだった。
羽生:「はい、よくできました。……先生の健康管理は、僕が全部やってあげるからね」
彼が吐き出す溜息さえも、僕にとっては甘い肯定に聞こえた。
6. 床下から見上げる支配、シーツの海に沈む月
空になった皿を下げ、僕は彼をリビングの静寂に「置いて」浴室へ向かった。
脱衣所で服を脱げば、左腰から下腹にかけて密着した保護フィルムが、ランプの光を弾いて生々しく光る。おととい刻んだばかりの十八センチの疼きは、呼吸に合わせて皮膚をじわりと引き攣れさせた。
シャワーを浴びながら、僕は壁一枚隔てた先にある新城の意識を思う。僕に「安静にしろ」と命じられ、微かな痛みを抱えて座り続ける彼は、今、何を考えているだろう。
僕の立てる水音を新城が聞いている。その事実だけで、下腹部の疼きが傷の痛みとは別の、もっと濁った熱へと変質していくのがわかった。溢れそうになる衝動を、冷えた水で無理やり押さえつける。今ここで独りで吐き出してしまうのは、あまりに勿体ない。彼を「支配」するために耐えるこの不自由さこそが、僕にとっては最高に質のいい「焦らし」だった。
髪を半乾きのままにし、石鹸の香りと風呂上がりの熱を全身に纏ってリビングに戻る。冷えた部屋の空気に僕の体温を溶け込ませるように近づき、彼の真後ろに、重なり合うような距離で腰を下ろした。
羽生:「先生、寂しかった? ……ごめんね。僕が汚れたままだと、あんたのその綺麗な身体、触るのを躊躇っちゃうから」
囁きながら、指先を彼のうなじに執拗に這わせる。そっとなぞるだけの、けれど決して離さない指。風呂上がりの僕の高い熱と、じっと動かずにいた彼の冷えた肌。その極端な温度差に、新城の肩が微かに震えるのを、僕は指先から伝わる拍動で楽しんだ。
新城が眼鏡を外してテーブルに置く。カチリ、と硬質な音が響いた瞬間、彼の理性のバリアが一段階、解けたのがわかった。
立ち上がる動きは、どこまでも慎重だ。内腿の傷を庇い、脚の角度を最小限に保とうとするそのぎこちなさは、新しく刻まれた「自分の一部」――僕の欲望の輪郭を、彼自身が慈しんでいるかのようだった。その気高さゆえの不自由さは、僕にとってはこの上なく甘美な光景に見える。
羽生:「動きたくないなら、無理しないでよ。そのぎこちなさ、全部僕のせいなんだから。……ねえ、一生、忘れないでね」
僕は彼の傍らにそっと立ち、至極丁寧にその身体を支えた。新城は僕の手を借りることに一瞬だけ躊躇いを見せたが、僕はそれを許さない。
羽生:「先生、意地を張らなくていいよ。僕に頼ってくれるのが、一番の安心なんだから。……お願い、今夜は僕に甘えて。そうしてくれないと、僕が落ち着かないんだ」
不自由な脚を労わる完璧なエスコートは、そのまま彼を「無力化」させるための策略だ。密着した状態でベッドまで導くその時間は、僕にとって至福の儀式だった。
シルク越しに伝わる新城の微かな熱と、僕に預けられたその重みが、僕自身の空腹をじりじりと満たしていく。
ベッドに腰を下ろした新城は、短く息を吐いた。仕事を終えた安堵と、僕に身を委ね、領土を侵食されたことへの静かな降伏。
僕は彼をシーツの海へ収めると、未練を隠すように一度だけその肩を指先でなぞり、すぐ脇の床に敷いた布団へ音もなく腰を下ろした。
新城:「……本当に、そこで寝るのか」
低く、どこか落ち着かない様子の声。彼が、お互いの安静のために必要だと結論づけた寝室のルール。けれど、いざ僕がダブルベッドの隣から消え、足元に蹲るようにして自分を見上げていると、彼は言いようのない圧迫感を覚えているようだった。
羽生:「当たり前でしょ。先生の言いつけ、破るわけないじゃない。……心配しなくても、一晩中ここで、あんたのこと見守っててあげるから」
僕は床に膝をついたまま、ベッドの上の彼を見上げた。本当は今すぐそのシーツを剥いで、いつものように腕の中に閉じ込めたい。下腹部の十八センチが、横たわる動作でフィルムを弾き、皮膚を引き攣れさせて狂おしく疼く。
けれど、僕はあえてその理性的な言いつけを完璧に守ることで、最短距離から彼を射すくめる権利を得た。いつもの隣ではなく、あえて「下」にいる僕の視線。そこから逃げることもできず、ただ守られ続ける。それこそが、今の新城にとって最も逃げ場のない、甘い拘束だ。
羽生:「大丈夫。何かあったら、すぐに呼んで。先生のことは、僕が全部わかってるんだから」
理屈で固めた彼の防壁を、僕は「献身」という名の執着で、ゆっくりと、ねちっこく溶かしていく。新城はそれ以上何も言わず、諦めたように瞼を閉じ、眠りの淵へと沈んでいった。
ランプを消した暗闇の中、僕は自分の身体に走る熱を杖にするようにして、一晩中、彼を視線で愛撫し続ける。触れられない夜だからこそ、互いの存在が鮮明に、溶け合うように感じられた。
それは、焦りではなく、この静かな不自由さが生む、底なしの親密さだった。
真昼の陽光が路地の石畳に鋭い影を落としている。僕はその境界をなぞるように、ゆっくりと歩いた。肌をすべる風は、夏の残り香を断ち切る冷たさを帯びている。だが胸の奥には、抑えがたい熱が脈打っていた。
今日は、先生の肌に初めて「証」を刻む日だ。想像するだけで、胸の奥が騒ぐ。覚悟を決めた呼吸の揺れ、瞼の奥に潜む微かな緊張。そのすべてが、僕の執着を裏付ける。
無意識に、まだ温もりを残す自分の左腰のタトゥーに触れた。今日、僕は先生の決意を見届ける。身体も心も、もはや逃れられない確かな結びつきで縛りつけてしまうだろう。静かに渦巻く独占欲が、自分の意識を満たす。
羽生:(先生は、今、この瞬間をどう思っているのだろう……)
答えはまだわからない。けれど、彼は強い意志を持つ人だ。僕の視線や願いに晒されても、最後まで尊厳を保つだろう。その理性の向こう側で、僕の願いが何を解き放つのか。僕はその静かな儀式を見届けたくて仕方がなかった。
アトリエの白い扉に手をかける。向こうには、僕の願いを待つ、僕だけの先生がいる。軽くノックし、扉を開けると、白い光の中に彼の姿があった。背筋を伸ばした佇まいに、確かな覚悟が漂う。Mariさんは手早く準備を整え、作業を進めていく。
2. 硝子細工の尊厳を、黒のインクで汚す
Mari:「麻酔クリームは十分に効いていますが、場所が場所です。ゆっくり深呼吸をしてください」
先生は短く頷いた。その潔い仕草に、胸の鼓動が高まる。これから受ける刺激を、彼は僕との絆の証として受け入れようとしている。冷たいステンシルが腿の付け根の柔らかな肌に置かれる。先生はわずかに息を呑む。僕は針が動き出す瞬間を、息を潜めて見守った。
針が初めて皮膚に触れた瞬間、微細な刺激が走り、先生から短い吐息が漏れた。だがそこに後悔はない。僕との絆を求める願いが、痛みを上回る受容となり、決断をより深いものにしていた。
針が線を描き、リボンの細く黒い輪郭が浮かぶ。彼は唇を噛み、呼吸を整える。眉をわずかにひそめながらも、理知的な平静を保つその表情。僕の視線が、確信として届いているのがわかる。
アトリエを支配する鋭いアルコール消毒液の匂い。その無機質な白さに塗りつぶされた空間で、先生の肌はどこまでも清潔に、僕の手の届かない場所に鎮座しているように見える。
密着した時にしか暴けないはずの、あの熱い体温や官能的な吐息が、今は鉄の意志によって封印されている。だからこそ、僕はその肌に「目」を焼き付ける衝動を抑えられなかった。
リボンのテールに向かう線が皮膚を滑る。肌に刻まれる線は、僕の執着を絡め取り、彼の体の奥で確かな脈動を生む。僕は視線を外さず、微かな震え、わずかに開く指先まで見逃さない。そのすべてが、僕への信頼だった。
リボンの結び目に差し掛かり、孔雀の目玉のモチーフが描かれ始める。針の振動が細かく変わる瞬間、僕は身を乗り出した。瞳孔となる小さな円が深く刻まれる。
それは単なるインクの塊ではない。
針が肉を叩くたびに、僕の視線そのものが彼の皮膚の深淵へと埋め込まれていく。先生は目を閉じているが、その内腿では、僕の「瞳」が今まさに形を得て、薄皮一枚の下から彼の最深部をじっと覗き込もうとしているのだ。
今はまだ、虚ろな輪郭に過ぎない。けれど、だからこそ恐ろしい。色彩も光も持たないその空洞は、これから注ぎ込まれる僕の情熱を待つ、逃れられない陥穽(かんせい)のようにそこにある。彼が独りでいる時も、鏡を見る時も、この「予感」は僕の代わりにあんたを監視し、そして縛り続ける。
抱きしめ合わなければその匂いすら嗅げない距離を保ちながら、僕だけは、あんたの最も深い場所に視線の居場所を確保したのだ。
スーツの下で抑えきれない衝動がゆっくり形を作る。先生の感覚は一点に集中し、信頼と受容の混ざった確信が伝わる。僕の興奮が彼に届くと、ドレープの向こうで、彼の肉体が抗えない反応を刻むのがわかった。その震えは僕の胸まで響く。
羽生:「……先生、大丈夫?」
低く声をかける。ただ、僕の存在を届けるために。先生は短く息を吐き、一瞬視線を逸らす。わずかな震えを隠しつつも、僕を見返す瞳が愛おしい。最後の線が描かれ、輪郭が完成する。目を閉じ唇を噛む静かな高揚と肉体の反応を、僕は独占的に受け止めた。
3. 歩行を拒む、甘美な足枷
Mari:「本日のアウトラインは完了です。よく耐えられましたね」
先生は深く息を吐き、目を開ける。その瞳には信頼が宿り、同時に抑えきれなかった反応を知られた困惑も混ざる。抱きしめたい衝動を抑え、刻印の跡を指先でなぞる自分を想像して、呼吸を整える。
羽生:(これで、誓いの第一歩が踏み出された……)
言葉にしなくても、想いは彼に届いているはずだ。先生は落ち着かない様子で余韻に身を委ね、僕は静かに見守る。
羽生:「今日は……本当に、ありがとうね」
僕の熱を秘めた声に、先生はわずかに顔を強張らせ、微笑む。
新城:「羽生……お前、見ていてくれたんだな」
その声に含まれる信頼に、僕は深く頷き返す。気まずさもこの絆の一部だと確信する。
Mariさんが患部を処置しラップを施すと、「私は外していますね」と退室。二人きりになると、空気が再び熱を帯びる。先生は施術台に横たわり、刻印と反応を一人で受け止めている。僕の視線を拒む気配を感じ、あえて目を逸らす。
しばらくして、先生はゆっくり体を起こし施術台から降りる。腿の内側をかばう慎重な動作。僕から視線を外し、ドレッシングルームへ向かう。数分後、着替えた彼の瞳にはいつもの理知的な光が戻っていた。
新城:「……俺はタクシーで帰る。お前は、後からゆっくり帰ってくるといい」
その言葉は冷たく響くが、彼なりの防衛本能だ。公の場では一切の綻びを見せず、この秘密を死守する。その徹底した「社会性」の裏側で、今、彼の内腿には僕の瞳が閉じ込められている。このギャップこそが僕を狂わせるのだ。施術後の不自由さを、恋人である僕にすら見せたくないプライド。僕は素直に頷く。
羽生:「わかった。気をつけてね、先生」
先生がアトリエの扉へ向かう。いつもなら滑らかな歩みが、今日はわずかに硬い。スラックス越しに僕の印が動きを制限している。痛みは麻酔で抑えられても、魂に直接刻まれた「違和感」は消えないだろう。僕はその、何かに耐えるような、どこか重荷を背負った男の背中から目を離せなかった。
タクシーが去ると、僕は深く息を吐き、身体の中の熱を静かに鎮める。
羽生:(僕の愛が、あんたの身体をこんなにも愛おしく、不自由にしている。外の世界では赤の他人を装っていても、あんたの肌には僕の目が張り付いている。これでいいんだ、先生)
その不自由な背中を、僕は深い充足感とともに見送り続けた。
4. 防衛線を溶かす水音
マンションの扉を開けると、外の世界の音はそこで途切れた。リビングにはテーブルランプの抑えた明かりだけが落ちている。過度な感傷でも、劇的な沈黙でもない。今日一日の緊張が、鍵を閉める一音ぶんだけ肩から降りただけの、ささやかな帰還。
先生は、タトゥーの傷を刺激しないために用意したグレーのシルクのローブを身に纏い、ソファに深く腰を沈めていた。膝の上にはノートPCがあり、余白には赤字のコメントが規則正しく並んでいる。どこか自分を律するように集中しようとする、背筋のわずかな硬さがあった。
僕は足音を立てないように彼に近づき、ふと隅に置かれた観葉植物の前に立った。そっと葉を拭き、土の表面をならす。動作は小さく、どこまでも静かだ。目的は世話じゃない。音を消すことで、先生の防衛本能をじわじわと削り、彼の呼吸に自分を重ねるため。
この部屋の空気の中で僕が息をしているという事実を、あんたの身体に、その皮膚に刻まれた「僕の視線」に気付かせるため。
新城:「大丈夫だ。お前は休め。今日は疲れただろう」
視線は画面に残したままの、落ち着いた声。それは僕を遠ざけるためではなく、自分の理性がこれ以上剥がれ落ちないよう、必死に踏みとどまろうとする、彼らしい慎重な配慮だった。
羽生:「嫌だね。あんたは僕の大切な契約を背負ってくれたんだよ。労わるのは僕の特権でしょ」
隣に腰を下ろすと、先生の呼吸が一拍遅れて深くなる。僕はそっと、彼の細い足首に触れた。体温を測るふりをして、逃げ場を塞ぐ。先生は一瞬だけ目を閉じ、僕の捧げる重苦しい献身に、もはや抗う術を持たなかった。
新城:「……わかった。勝手にしろ」
その言葉を待っていた。僕は満足げに口角を上げると、彼の膝からノートPCをそっと取り上げ、サイドテーブルに退けた。逃げ場を奪われ、仕事という盾を失った新城は、わずかに顎を引いて僕を睨むが、その瞳にはすでに諦めが混じっている。
羽生:「じゃあ、テーブルに行こうか。内腿の傷、歩くと障るでしょ。……ほら、捕まって」
僕は拒絶を許さない手つきで彼の腕を肩に回させ、腰を抱くようにして立ち上がらせた。シルクのローブ越しに伝わる、彼自身の体温と、動くたびに傷口を気遣って強張る肉体の質感。ダイニングテーブルまでのわずかな距離を、僕は彼の歩調を完全にコントロールしながら、ゆっくりと、執拗に時間をかけて移動した。
5. 嚥下(えんげ)される愛の毒
羽生:「……少し待ってて。すぐに準備するから」
僕は彼を座らせたまま、キッチンから一皿ずつ、丁寧に、そして音もなく料理を運び始めた。
テーブルに並んでいくのは、僕が用意したありふれた夕食だ。野菜の入った温かいスープに、メインの皿。特別豪華なわけではないけれど、彼が無理なく食べられるものを選んだ、ごく普通の献立。
けれど、僕はそのスープの器を置く時、あえて彼が利き手で扱いやすい位置へ、けれど僕の指先が触れそうなほど近い場所に滑らせる。
最後にランプの光を反射するカトラリーを彼の手に持たせると、それは豊かな食事というよりも、ある種の静かな儀式の準備が整ったかのようだった。
羽生:「先生、食事だよ。僕が横で見てるんだから、手抜きは許さない。……ちゃんと、全部食べて」
新城は一瞬、何か言い返そうと口を開きかけたが、僕の瞳に宿る逃げ場のない執着を読み取ると、結局は無言で食事を口に運んだ。僕が用意したものを、僕の視線の先で咀嚼し、嚥下していく。彼が一口飲み込むたびに、その身体が僕の用意した栄養で満たされていく事実に、僕は静かな充足感を覚える。
羽生:「美味しい? 先生が好きそうな味付けにしたんだけど」
新城:「……悪くない」
ぶっきらぼうな返事。けれど、皿が空になる頃には、彼の強張っていた肩の力が少しだけ抜けていた。僕はその隙を見逃さず、彼の手からナプキンをそっと奪い、指先でその唇をなぞる。今度は払いのけられることもなく、彼はただ不本意そうに目を逸らすだけだった。
羽生:「はい、よくできました。……先生の健康管理は、僕が全部やってあげるからね」
彼が吐き出す溜息さえも、僕にとっては甘い肯定に聞こえた。
6. 床下から見上げる支配、シーツの海に沈む月
空になった皿を下げ、僕は彼をリビングの静寂に「置いて」浴室へ向かった。
脱衣所で服を脱げば、左腰から下腹にかけて密着した保護フィルムが、ランプの光を弾いて生々しく光る。おととい刻んだばかりの十八センチの疼きは、呼吸に合わせて皮膚をじわりと引き攣れさせた。
シャワーを浴びながら、僕は壁一枚隔てた先にある新城の意識を思う。僕に「安静にしろ」と命じられ、微かな痛みを抱えて座り続ける彼は、今、何を考えているだろう。
僕の立てる水音を新城が聞いている。その事実だけで、下腹部の疼きが傷の痛みとは別の、もっと濁った熱へと変質していくのがわかった。溢れそうになる衝動を、冷えた水で無理やり押さえつける。今ここで独りで吐き出してしまうのは、あまりに勿体ない。彼を「支配」するために耐えるこの不自由さこそが、僕にとっては最高に質のいい「焦らし」だった。
髪を半乾きのままにし、石鹸の香りと風呂上がりの熱を全身に纏ってリビングに戻る。冷えた部屋の空気に僕の体温を溶け込ませるように近づき、彼の真後ろに、重なり合うような距離で腰を下ろした。
羽生:「先生、寂しかった? ……ごめんね。僕が汚れたままだと、あんたのその綺麗な身体、触るのを躊躇っちゃうから」
囁きながら、指先を彼のうなじに執拗に這わせる。そっとなぞるだけの、けれど決して離さない指。風呂上がりの僕の高い熱と、じっと動かずにいた彼の冷えた肌。その極端な温度差に、新城の肩が微かに震えるのを、僕は指先から伝わる拍動で楽しんだ。
新城が眼鏡を外してテーブルに置く。カチリ、と硬質な音が響いた瞬間、彼の理性のバリアが一段階、解けたのがわかった。
立ち上がる動きは、どこまでも慎重だ。内腿の傷を庇い、脚の角度を最小限に保とうとするそのぎこちなさは、新しく刻まれた「自分の一部」――僕の欲望の輪郭を、彼自身が慈しんでいるかのようだった。その気高さゆえの不自由さは、僕にとってはこの上なく甘美な光景に見える。
羽生:「動きたくないなら、無理しないでよ。そのぎこちなさ、全部僕のせいなんだから。……ねえ、一生、忘れないでね」
僕は彼の傍らにそっと立ち、至極丁寧にその身体を支えた。新城は僕の手を借りることに一瞬だけ躊躇いを見せたが、僕はそれを許さない。
羽生:「先生、意地を張らなくていいよ。僕に頼ってくれるのが、一番の安心なんだから。……お願い、今夜は僕に甘えて。そうしてくれないと、僕が落ち着かないんだ」
不自由な脚を労わる完璧なエスコートは、そのまま彼を「無力化」させるための策略だ。密着した状態でベッドまで導くその時間は、僕にとって至福の儀式だった。
シルク越しに伝わる新城の微かな熱と、僕に預けられたその重みが、僕自身の空腹をじりじりと満たしていく。
ベッドに腰を下ろした新城は、短く息を吐いた。仕事を終えた安堵と、僕に身を委ね、領土を侵食されたことへの静かな降伏。
僕は彼をシーツの海へ収めると、未練を隠すように一度だけその肩を指先でなぞり、すぐ脇の床に敷いた布団へ音もなく腰を下ろした。
新城:「……本当に、そこで寝るのか」
低く、どこか落ち着かない様子の声。彼が、お互いの安静のために必要だと結論づけた寝室のルール。けれど、いざ僕がダブルベッドの隣から消え、足元に蹲るようにして自分を見上げていると、彼は言いようのない圧迫感を覚えているようだった。
羽生:「当たり前でしょ。先生の言いつけ、破るわけないじゃない。……心配しなくても、一晩中ここで、あんたのこと見守っててあげるから」
僕は床に膝をついたまま、ベッドの上の彼を見上げた。本当は今すぐそのシーツを剥いで、いつものように腕の中に閉じ込めたい。下腹部の十八センチが、横たわる動作でフィルムを弾き、皮膚を引き攣れさせて狂おしく疼く。
けれど、僕はあえてその理性的な言いつけを完璧に守ることで、最短距離から彼を射すくめる権利を得た。いつもの隣ではなく、あえて「下」にいる僕の視線。そこから逃げることもできず、ただ守られ続ける。それこそが、今の新城にとって最も逃げ場のない、甘い拘束だ。
羽生:「大丈夫。何かあったら、すぐに呼んで。先生のことは、僕が全部わかってるんだから」
理屈で固めた彼の防壁を、僕は「献身」という名の執着で、ゆっくりと、ねちっこく溶かしていく。新城はそれ以上何も言わず、諦めたように瞼を閉じ、眠りの淵へと沈んでいった。
ランプを消した暗闇の中、僕は自分の身体に走る熱を杖にするようにして、一晩中、彼を視線で愛撫し続ける。触れられない夜だからこそ、互いの存在が鮮明に、溶け合うように感じられた。
それは、焦りではなく、この静かな不自由さが生む、底なしの親密さだった。
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