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03 創作の自由と執筆の喜び
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コウキ。彼は私の妄想の産物であり、現代ファンタジーの世界に生きる主人公だ。彼の空を飛ぶという特異な能力は、現実世界ではありえないなことだ。しかし、物語の中では、彼はその力を自由自在に操る。ちなみに、私と彼は一心同体である。そう考えると、私の中にも飛行能力が宿り、やがて覚醒するということになる。妄想が捗って仕方がない。
キーボードを打つ手が震える。それは緊張や恐怖からではなく、創作という自由への高揚感からだ。
コウキの初動をキーに叩きつける。鼻血が出る思いだった。ついに彼が動き出した。命を吹き込んだ瞬間だった。
職場の詳細な描写を打ち込み、その通路を歩かせる。彼の視界に映る光景が、私の脳裏にも映り込んでくる。
コウキの不満と葛藤から始まる冒頭は、まだ飛行能力が発現していない。だが、私の心は早くも飛行能力を得て、空高く舞い上がってしまっていた。
一刻も早く飛行シーンを書いてみたい。毎晩、眠りに落ちる前に、飛行の描写を思い描いていた。それも、強力でド迫力な、ハリウッド級のやつを。
暗闇から視界が開け、爆発的に大空が広がる。そこには、コウキと共に歩む、私だけの世界を構築する興奮しかなかった。キーを叩く指は、まるで壮大な交響曲を奏でるピアニストのように躍動する。まだ入口に差し掛かったばかりであるが、創作とは、無限の可能性を秘めた冒険の旅。人生を身勝手に、そして自由に描いていい、喜びが溢れまくる世界だったのだ。
とはいえ、小説指南書の教えを無視するとはいっても、ノープランというわけではない。簡易的なプロットは立てていた。
飛行能力を手に入れたコウキに困難が立ち塞がり、彼を捕獲しようとする敵が現れる。クライマックスにて、その敵と黒幕を撃破し、放浪の旅に出るというものだ。
正直言って、プロット通りに進むかどうか自信はない。脱線してとんでもない方向に向かう可能性は大である。
表現が稚拙で悩むことがあっても、構わず心の赴くままに、キーを打つ。ページがその羅列で埋まるたび、私は新たな世界に足を踏み入れる。
執筆は孤独な作業と思われがちだが、ノートパソコンを開けば、たちまちにその孤独が歓喜へと変化する。
彼の物語が、私を導く。これは、苦行ではない。喜行なのだ。
キーボードを打つ手が震える。それは緊張や恐怖からではなく、創作という自由への高揚感からだ。
コウキの初動をキーに叩きつける。鼻血が出る思いだった。ついに彼が動き出した。命を吹き込んだ瞬間だった。
職場の詳細な描写を打ち込み、その通路を歩かせる。彼の視界に映る光景が、私の脳裏にも映り込んでくる。
コウキの不満と葛藤から始まる冒頭は、まだ飛行能力が発現していない。だが、私の心は早くも飛行能力を得て、空高く舞い上がってしまっていた。
一刻も早く飛行シーンを書いてみたい。毎晩、眠りに落ちる前に、飛行の描写を思い描いていた。それも、強力でド迫力な、ハリウッド級のやつを。
暗闇から視界が開け、爆発的に大空が広がる。そこには、コウキと共に歩む、私だけの世界を構築する興奮しかなかった。キーを叩く指は、まるで壮大な交響曲を奏でるピアニストのように躍動する。まだ入口に差し掛かったばかりであるが、創作とは、無限の可能性を秘めた冒険の旅。人生を身勝手に、そして自由に描いていい、喜びが溢れまくる世界だったのだ。
とはいえ、小説指南書の教えを無視するとはいっても、ノープランというわけではない。簡易的なプロットは立てていた。
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表現が稚拙で悩むことがあっても、構わず心の赴くままに、キーを打つ。ページがその羅列で埋まるたび、私は新たな世界に足を踏み入れる。
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彼の物語が、私を導く。これは、苦行ではない。喜行なのだ。
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