6 / 33
あいつがあいつだと気づくまでの話。
1−6
しおりを挟む
居酒屋に入るとごった返した人と揚げ物の匂いが溢れかえった。
こっちこっち~と、もう出来上がっているであろう人物がさっきまでの店長のように手を振っていた。
畳に上がって隣の机に皆がぞろぞろと座り始めたので、俺はその机の一番端の席に腰をおろした。
「飲み物何にする?」と大学生ぐらいの女子が聞いてきたので烏龍茶で、と言うと
えー生にしないの?と帰ってきた。
じゃぁなんで聞いてきたんだよ?生でいい?って聞けばいいだろ。と思ってしまった。
酒は弱いわけではないが母親のことを見ていたのでと抵抗があった。
ただ、そんなことを言うのは気が引けたので
「あんまりお酒、強くないので。すいません。」と答えた。
弱くはないが強いわけじゃない。だから嘘は言ってない。
へーそうなんだ、じゃ烏龍茶ね、と流されたので意味もなくホッとした。
唐揚げやフライドポテトなど飲み物の他にも各々欲しい物を注文していてあたりはガヤガヤとしていた。
とりあえず一回目の注文を終わらせて、数分経った頃に飲み物がきた。
黄金色の飲み物の群れに焦げ茶が一つだけ混じっていて、申し訳なく思った。
ジンジャエールとかドデカミンあたりの色が似ている飲み物を頼んでおけばよかったなと反省した。
かんぱ~い、とはじめからテンション高めの号令がかかると店長が新しいスタッフが来た。と長々話を始めた。
別に嫌なことではないがこうも長々と話することはないだろう。
マスクを外すのが嫌だったので、しばらくお茶は飲まないようにしていた。
周りはお酒が入って、よりガヤガヤしてきた。須藤さんは俺の隣に来て
「いやぁほんとにありがとね。覚えもいいし教育しがいがあるわぁ」と絡んできた。
それはお役に立てて何よりです、と酔っ払った人に行っても意味のないような
当たり障りのないことを口から絞り出した。
正直つらい。絡み酒ほんと無理。酒臭いし。暴力ふるってくるやつより平気だけど。でも、辛い。
それが、顔に出てたのか他店の”いわゆるイケメン”がこっちによってきた。
「はじめまして大北店の白鳥 快です。よろしくおねがいします」
ニコニコキラキラしながらこっちに寄ってきて自己紹介を始めた。
しょうが無いのでこっちも自己紹介をしてしばらく話していたが
どうやら、女子に絡まれるのにうんざりしてこっちに来たらしい。呪うぞ。
そういえば別のキラキライケメンは結構前に図書館で話しかけてきたなと思ったが
雰囲気も顔も全く違う。いや顔に関してはイケメン全員おんなじに見える。
みんな芋に見えるよこの野郎。
そんなことを考えていたら、
「黒木さんは飲まないんですか?」
と聞いてきた。
こっちこっち~と、もう出来上がっているであろう人物がさっきまでの店長のように手を振っていた。
畳に上がって隣の机に皆がぞろぞろと座り始めたので、俺はその机の一番端の席に腰をおろした。
「飲み物何にする?」と大学生ぐらいの女子が聞いてきたので烏龍茶で、と言うと
えー生にしないの?と帰ってきた。
じゃぁなんで聞いてきたんだよ?生でいい?って聞けばいいだろ。と思ってしまった。
酒は弱いわけではないが母親のことを見ていたのでと抵抗があった。
ただ、そんなことを言うのは気が引けたので
「あんまりお酒、強くないので。すいません。」と答えた。
弱くはないが強いわけじゃない。だから嘘は言ってない。
へーそうなんだ、じゃ烏龍茶ね、と流されたので意味もなくホッとした。
唐揚げやフライドポテトなど飲み物の他にも各々欲しい物を注文していてあたりはガヤガヤとしていた。
とりあえず一回目の注文を終わらせて、数分経った頃に飲み物がきた。
黄金色の飲み物の群れに焦げ茶が一つだけ混じっていて、申し訳なく思った。
ジンジャエールとかドデカミンあたりの色が似ている飲み物を頼んでおけばよかったなと反省した。
かんぱ~い、とはじめからテンション高めの号令がかかると店長が新しいスタッフが来た。と長々話を始めた。
別に嫌なことではないがこうも長々と話することはないだろう。
マスクを外すのが嫌だったので、しばらくお茶は飲まないようにしていた。
周りはお酒が入って、よりガヤガヤしてきた。須藤さんは俺の隣に来て
「いやぁほんとにありがとね。覚えもいいし教育しがいがあるわぁ」と絡んできた。
それはお役に立てて何よりです、と酔っ払った人に行っても意味のないような
当たり障りのないことを口から絞り出した。
正直つらい。絡み酒ほんと無理。酒臭いし。暴力ふるってくるやつより平気だけど。でも、辛い。
それが、顔に出てたのか他店の”いわゆるイケメン”がこっちによってきた。
「はじめまして大北店の白鳥 快です。よろしくおねがいします」
ニコニコキラキラしながらこっちに寄ってきて自己紹介を始めた。
しょうが無いのでこっちも自己紹介をしてしばらく話していたが
どうやら、女子に絡まれるのにうんざりしてこっちに来たらしい。呪うぞ。
そういえば別のキラキライケメンは結構前に図書館で話しかけてきたなと思ったが
雰囲気も顔も全く違う。いや顔に関してはイケメン全員おんなじに見える。
みんな芋に見えるよこの野郎。
そんなことを考えていたら、
「黒木さんは飲まないんですか?」
と聞いてきた。
0
あなたにおすすめの小説
とある冒険者達の話
灯倉日鈴(合歓鈴)
BL
平凡な魔法使いのハーシュと、美形天才剣士のサンフォードは幼馴染。
ある日、ハーシュは冒険者パーティから追放されることになって……。
ほのぼの執着な短いお話です。
【完】君に届かない声
未希かずは(Miki)
BL
内気で友達の少ない高校生・花森眞琴は、優しくて完璧な幼なじみの長谷川匠海に密かな恋心を抱いていた。
ある日、匠海が誰かを「そばで守りたい」と話すのを耳にした眞琴。匠海の幸せのために身を引こうと、クラスの人気者・和馬に偽の恋人役を頼むが…。
すれ違う高校生二人の不器用な恋のお話です。
執着囲い込み☓健気。ハピエンです。
【完結】I adore you
ひつじのめい
BL
幼馴染みの蒼はルックスはモテる要素しかないのに、性格まで良くて羨ましく思いながらも夏樹は蒼の事を1番の友達だと思っていた。
そんな時、夏樹に彼女が出来た事が引き金となり2人の関係に変化が訪れる。
※小説家になろうさんでも公開しているものを修正しています。
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
陰キャ系腐男子はキラキラ王子様とイケメン幼馴染に溺愛されています!
はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。
まったり書いていきます。
2024.05.14
閲覧ありがとうございます。
午後4時に更新します。
よろしくお願いします。
栞、お気に入り嬉しいです。
いつもありがとうございます。
2024.05.29
閲覧ありがとうございます。
m(_ _)m
明日のおまけで完結します。
反応ありがとうございます。
とても嬉しいです。
明後日より新作が始まります。
良かったら覗いてみてください。
(^O^)
ポメった幼馴染をモフる話
鑽孔さんこう
BL
ポメガバースBLです! 大学生の幼馴染2人は恋人同士で同じ家に住んでいる。ある金曜日の夜、バイト帰りで疲れ切ったまま寒空の下家路につき、愛しの我が家へ着いた頃には体は冷え切っていた。家の中では恋人の居川仁が帰りを待ってくれているはずだが、家の外から人の気配は感じられない。聞きそびれていた用事でもあったか、と思考を巡らせながら家の扉を開けるとそこには…!※12時投稿。2025.3.11完結しました。追加で投稿中。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる