夏と竜

sweet☆肉便器

文字の大きさ
113 / 135

111 PM7:45退避に成功するが後続は現れない

しおりを挟む
 ハーピィたちが僕たちの世界に通じる穴を潜ってからどれくらいの時間が経っただろう。その後はトロールもハーピィも、ヴィアテ帝国の兵隊すらも姿を現さない。

 先ほどまでの慌ただしさに比べると不安になるほどの静けさだ。
 
 時おり森の火事に追われた獣が茂みを掻き分け姿を現すけれども、彼らは僕とアオちゃんの姿を目にしても関わろうとはせずにすぐにまた森の奥へと消えていった。

 僕とアオちゃんは穴の前に立ち尽くして警戒を弛めずに集落のある方角を睨み付ける。

 森の高い樹の向こうの空は赤く煌々と照らされ帝国の放った火の大きさを物語っている。

 「アオちゃん、ヨウタロウさんやピッグマンさんたち、大丈夫かな?」

 「キュッ、キュキュッ!」

 不安に苛まれアオちゃんに埒でもない言葉を投げかける。

 「へいきだよ、ヨウタロウさんもピッグマンさんもつよいもん」

 それに応じるアオちゃんの言葉。『へいき』だと言う言葉ほどにアオちゃんの口振りにも覇気は伺えない。

 「……うん、そうだよね。ありがとうアオちゃん」

 アオちゃんもわかっているんだ。ヨウタロウさんやピッグマンさんがいくら強くたってあの数の兵隊と対峙して無事でなんかいられない事を、それでも僕の不安を何とか和らげようとするいじらしさに僕は感謝を伝えた。

 不意に夜の静寂を破って重々しい金属の擦れる音が聴こえた。

 これは剣? いや、剣の鋭く高い音じゃなくもっと重く分厚い音、鎧の併せ目同士が擦れぶつかり合う時の音だ。

 音は次第に大きくなってゆく。

 それに伴って馬の地面を踏み締める規則的な音、何事かを語り合うヒトの話し声が聴こえてくる。

 事此処に至って僕は察した。集落に残ったトロールたちが健闘の甲斐なく敗れたのだと。集落での戦いを終えた帝国の兵士たちが逃げ出したトロールたちを追い掛けてきたのだと。

 そして暗がりから現れる鎧姿の集団、彼らは僕とアオちゃんの姿を認めると騎馬の脚を停めた。

 「……ふむ、少年、トロールの集落に居た者だな、トロールとは姿かたちが異なっていたので覚えている。訊ねるが逃げ出したトロールたちはどこへと行った? 森の更に奥か? 少年は何故この場に残っている?」

 兜の奥から聴こえてくる声は意外にも女のモノだった。

 集団の先頭で騎馬兵たちに指示をあたえ停止させた事から察するに彼女がこの隊を率いているみたいだ。

 「小僧っ、卿のご下問だっ、く応えるがよいっ!」

 黙り込み彼らを睨み付ける僕に苛立った脇の兵士が声を荒げる。

 「かまわん、年端もいかぬ少年だ、血に染まった鎧を目にすれば怯え声も出なかろう」

 先頭の女兵士はそれを手で制した。
 
 血? 言われてみれば確かに彼らの立派な鎧は紅の斑で不格好に彩られている。黒い鎧が半ば闇に溶けていたので直ぐには気が付かなかった。
 
 「……その血、ヨウタロウさんやピッグマンさんは?」

 黙り込んでいた僕が口を利いたので女兵士がすこし驚いた様な仕草をする。

 「ヨウタロウさん? ああ、あのカイチがそう名乗っていたな、そうだ、あの巨大なカイチの返り血だ、ピッグマンとやらはどの者だかは判らんがあの場に残っていたトロールの中に居たのだとしたらその者の血も付いているやもな。ともあれあの場に居たトロールは唯ひとりとて生きてはいない。誰もが勇ましくも戦い見事に散っていったよ。
 お陰でこちらもかなりの被害を被った。隊長もその補佐官もやられ私が隊を指揮する破目に陥ったんだからな」

 「……そう」

 女兵士の言葉にはピッグマンさんたちに対する敬意が籠められていた。だからだろう、ピッグマンさんたちの死を知らされても戸惑う事も憤る事もなく素直に受け入れる事ができた。
 
 ああ、ピッグマンさんたちはやり遂げたんだ、他のトロールたちを逃がす為に成すべき事を成し遂げたんだ。と不思議な満足感が僕の全身を満たしたんだ。

 「それで少年、君はどうする? トロールたちの居場所を教えてくれるのならば君ひとりくらいは見逃しても構わないと私は考えている。だが歯向かうのならば子供とて容赦は出来んぞ? 先ほど君が口にした仲間たちと同様の結末を迎える事になる。
 好きな方を選ぶがいい、我々としては教えてほしいが強制はしない。」

 いきなり攻めてきた軍隊にしてはずいぶんと気前のいい言葉だ。こんな鬼気迫る状況下だと言うのに思わず苦笑がこぼれてしまう程に。

 「何を笑っているっ!? 無理矢理に押さえ込みなます・・・にしてから訊いたってこっちは構わんのだぞっ! 気骨のある烈士を気取っていても手足の一、二本引き抜けば案外舌ってのはまわりやすくなるもんだ」

 僕の笑いを嘲りだと受け取ったのかさっき口を挟んできた脇の兵士が激昂する。

 「貴様は黙っていろっ! いちいち脅していては話が進まんっ」

 冷静な女兵士に嗜められ不満そうながらも脇の兵士は一歩後ろにさがった。

 答え? 答えだって? 僕がなます・・・にされたくらいで逃げたトロールたちの行く先を答えるとでも?

 たとえ手足を落とされたって生皮を剥がされたって火で炙られたって教えてなんてあげないさっ!

 首に掛かっているネックレスを引き千切りそれを本来の形に戻す。

 銀の鎖の先に鉄球が括られた僕の神器、僕の反撃の牙だ。

 「ほう、神器だな、記憶が間違っていなければそれはヴェルガーの戦士ドレットロが所有していた逸品だな。少年、それを何処で手に入れた?」

 「集落の先、祠の近くの土の中から。ドロットロとかってヒトは他の仲間たちと死んでいたよ」

 ドロットロってのが前の所有者の名前なのか、あんまり上手く扱えていなかったってピッグマンさんは言ってたっけ。でもこんな使いやすい武器なのにどうして上手く使えないなんて言ったんだろう? ともあれそんな事を考えている場合じゃない、僕は手に頼もしい鎖の重みを感じながらソレを構え頭上で回しはじめた。

 「たったひとりでこの数に挑むか。いい、いいぞ、実に私好みだ、例え待つ先が死であろうとも膝を屈さず最後まで抗う。少年、いや、戦士だな、戦士、貴殿の誇り高い行いを尊び私が独りサシでお相手しよう」

 逃げると言う選択肢ももちろんあった、すぐ後ろには僕たちの世界に通じる穴があるのだからそこに飛び込めばいいのだから。
 
 けれど僕は戦う事を選んだ。愚かだろうか? うん、異論の余地がない程に愚かだろう。けれどピックマンさんたちの最後を耳にして腹は決まった。
 彼らは最後まで帝国に降伏せず抗ったんだ、ならば僕も彼らに殉じようじゃないか。僕だってトロールたちの仲間なんだからひとりだけ降伏し生き恥を晒すだなんて事は断固として拒否してやる。

 いや、ちがうな、ぜんぜんちがう。殉ずるだとか生き恥だとかカッコいい言葉を出してもちっともしっくりとこない。
 要するに僕はひどく腹がたってるんだ。慎ましく暮らしていたトロール族の集落を荒らしてグリコたちを傷つけピッグマンさんやヨウタロウさんたちを殺したこのクソヤロウどものムカついてブチノメしたいってイラついているんだ。

 「手を出すなよ、これは私と彼の誇りを賭けた一騎討ちだ」そう兵たちに伝え女兵士が集団から歩み出る、手には物々しい斧の付いた槍を構えている。
 
 『ハルバート』

 以前学校の友だちがやっていたゲームで見た武器だ。

 ゲームと現実でどれくらいの違いがあるのかはわからないけれど、確かアレは扱いこそ難しいけれども剣と槍と棍棒、あらゆる機能を兼ね備えている武器だと記憶している。

 「貴殿の名を我がハルバートに刻もう、貴殿の名はその尊き行いと共に覚えておきたい」

 「皆川夏…… それとアオちゃんだ」

 女兵士は僕の肩にしがみついているアオちゃんまでもが戦うとは思っていなかったらしく、驚いたみたいだ。

 ペットとでも思ったんだろうか?

 「ふむ、二対一になってしまったか…… まぁ構わんか。ご尊名痛み入る、私はソガベの族長ヘダ・スィーが娘にして遠征平定軍臨時指揮官、サニーディ・S・スィー。いざっ、尋常に武技の限りを尽くそうぞっっ!!」

 「ッ!!」

 名乗りが終わると女騎士サニーディがハルバートを大上段に跳躍してきた。

 鋭い振り降ろしっ! 反撃もままならず僕とアオちゃんは互いに左右に別れ避ける。

 ドッと地面を揺らす轟音とともに土埃が舞う。僕は地面に転がった体勢からモーニングスターを半分土埃に隠れている彼女のシルエットに向かい投擲。

 だが僕が放った鉄球がハルバートのひと振りによって退けられる。

 「甘いっ! この様な腰の入らぬ鉄球などっ!」

 完全に意識は僕に向かっている様子、狙い通りだ。アオちゃんっ!

 「キューーーッッ!!」

 「おおっ!?」

 彼女、サニーディが突然青く光る爆発によって弾き飛ばされた。

 やった! 全弾命中だ!
 
 それは逆方向に逃れたアオちゃんが放ったマジックミサイル。
 僕とサニーディが名乗り合っている時からアオちゃんはエルフたちに悟られない様すこしずつ魔素マナを練り上げてマジックミサイルを作っていたんだ。
 大きく魔素マナを練れなかったせいもあって威力こそ普段のモノに及ばないモノしかできなかったけれど全弾八発が命中したんだ。鎧を纏っていても無事ではすまないだろう。

 けれども僕の考えは甘かった。サニーディはヨロヨロとだけれどもハルバートを支えに立ち上がってきたんだ。

 鎧はズタズタになり既に用を成しそうにない、彼女はそんな鎧を煩わしそうに剥ぎ取り次いで被っていた兜に手を掛け笑った。

 「見事ッ! 全く以て見事な至りッ! この私をして地面に伏させるとはまさしく見事としか言い様のない仕様よっ! 
 見事の他に讃える言葉を知らぬ自らの語彙の貧しさを口惜しく思う程だっ!!」

 満面の笑み、可々大笑しながら被っていた兜を乱暴に投げ棄てたその場所にはうねり燃えるような赤髪、そして浅黒い肌に切れ長の紫水晶アメジスト色をした瞳があった。
 そして何よりも僕の目を惹き付けたのは髪から覗く笹穂様にとがった耳。

 戦いの最中だと言うのに僕は愚かにも反撃もせずに彼女に見入ってしまい呟いた。

 「ダークエルフだ」

 と。
 
 
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない

宍戸亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。 不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。 そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。 帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。 そして邂逅する謎の組織。 萌の物語が始まる。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

クラス最底辺の俺、ステータス成長で資産も身長も筋力も伸びて逆転無双

四郎
ファンタジー
クラスで最底辺――。 「笑いもの」として過ごしてきた佐久間陽斗の人生は、ただの屈辱の連続だった。 教室では見下され、存在するだけで嘲笑の対象。 友達もなく、未来への希望もない。 そんな彼が、ある日を境にすべてを変えていく。 突如として芽生えた“成長システム”。 努力を積み重ねるたびに、陽斗のステータスは確実に伸びていく。 筋力、耐久、知力、魅力――そして、普通ならあり得ない「資産」までも。 昨日まで最底辺だったはずの少年が、今日には同級生を超え、やがて街でさえ無視できない存在へと変貌していく。 「なんであいつが……?」 「昨日まで笑いものだったはずだろ!」 周囲の態度は一変し、軽蔑から驚愕へ、やがて羨望と畏怖へ。 陽斗は努力と成長で、己の居場所を切り拓き、誰も予想できなかった逆転劇を現実にしていく。 だが、これはただのサクセスストーリーではない。 嫉妬、裏切り、友情、そして恋愛――。 陽斗の成長は、同級生や教師たちの思惑をも巻き込み、やがて学校という小さな舞台を飛び越え、社会そのものに波紋を広げていく。 「笑われ続けた俺が、全てを変える番だ。」 かつて底辺だった少年が掴むのは、力か、富か、それとも――。 最底辺から始まる、資産も未来も手にする逆転無双ストーリー。 物語は、まだ始まったばかりだ。

おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう

お餅ミトコンドリア
ファンタジー
 パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。  だが、全くの無名。  彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。  若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。  弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。  独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。  が、ある日。 「お久しぶりです、師匠!」  絶世の美少女が家を訪れた。  彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。 「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」  精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。 「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」  これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。 (※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。 もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです! 何卒宜しくお願いいたします!)

旧校舎の地下室

守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。

処理中です...