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35 黒い服の男
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「こんにちは、君が皆川夏くんかな?」
僕とアオちゃんが宝物探しをかねた散歩をしていたら道端で声をかけられた。
珍しいことだ、この辺りに住んでるひとなんてじいちゃんとばあちゃん、それにエミおばさんたちくらいしかいないし、観光地って訳でもないから他のひとが立ち入ってくることなんて滅多にない。
春から初夏にかけては山菜を目当てのひとが時々来るなんてじいちゃんは言ってたけど、今は真夏で時期じゃない。
それに山に入ってくるには格好もおかしかった。
だってそのひと真っ黒なスーツを着てたんだもん。ピシッとした今朝クリーニング屋さんから帰ってきたばっかりみたいなスーツでネクタイも柄のないモノ。靴だって革のピカピカに磨かれたヤツでとてもじゃないけど山に入る格好には見えない。
ついでにサングラスもかけてた。
そんなひとが三人、突然声を掛けてきたんだ。怪しく思ったって仕方ないでしょう?
「……」
僕は黙ったまま後ずさった。アオちゃんの抱えたトートバックがギュって抱えてね。
そしたら僕に声を掛けてきた真ん中に立ってたひとが苦笑してサングラスを外した。
サングラスを外すと意外に優しそうな垂れた目がそこにはあった。
髪は真っ白だけどじいちゃんよりもずっと多くてそれをきっちりと撫で上げてた。
じいちゃんとおんなじくらいの年だろうか?
サングラスを掛けてた時にはそんなこと全然気がつかなくって、三人ともおんなじに見えたんだけど。
「失礼。初対面でサングラスを掛けたままじゃ怪しまれてもしかたがないかな。私は吹田と言うものでね、君のお祖父さんとお祖母さんにお話ししたい件があって来たんだ。
おふたりはご在宅かな?」
「あ、はい…たぶん」
じいちゃんとばあちゃんは畑に行ったけど、もうすぐお昼だ。帰っているかも知れない。
「そうか、では私たちの車で… いや、せっかくだ、歩いていこう。案内してくれるかね?」
「…はい」
知らないひとの車に乗るのはさすがに怖い。そう思って一歩後ずさったら吹田さんはそれを察してくれたのか、歩きで家まで戻ることを提案してくれた。
僕が歩き出すと吹田さんはその後ろを歩き出した。背中越しに視線を感じる。アオちゃんも知らないひとに興味深々みたいで、トートバックから首を伸ばして後ろの三人を見ようとする。
「こら、アオちゃんおとなしくしてっ」
「クルルルー、クルルルー」
僕がトートバックを押さえると遊んでると思ったのかアオちゃんがさらに暴れる。
「ああ、もうっ、アオちゃんったら」
「その子は、『アオちゃん』と言う名前なのかね?」
「えっ? ああ、そう、です」
吹田さんは僕と歩調を併せて横に並んだ。
僕が立ち止まると腰を屈めてアオちゃんと目線をあわせる。
「触っても?」
吹田さんが僕に訊いてくる。僕はどう返事をしたらいいのかわかんなくって黙ってると、アオちゃんが吹田さんにグッと首を伸ばす。
「キュー♪ キュー♪」
吹田さんは恐る恐る指を伸ばす。するとアオちゃんはその指にチョンって鼻面で触った。
「おおっ!」
吹田さんが感動したって感じで自分の指を見る。
そして次はそっとアオちゃんの頭を撫でた。
「おおっ! おおっ! 鱗でザラザラしてるかと思ったんだが、フワフワでまるで赤ん坊の肌の様だ。それに温かい。体温がちゃんとあるんだな」
撫でる度にフニャフニャになっていく吹田さんの表情。後ろから他のふたりが「いいなー」って羨ましそうに覗いている。
ちょっと怖い感じのひとたちだったけど、案外いいひとたちなの知れない。
まだサングラスをしたままのひとが。
「室長、自分にも撫でさせてください」
って吹田さんの肩を引く。
「まてまて、もう少し。この感触は癖になるな、アオちゃん、ここはどうかね? おう、笑ってるぞ、なんて可愛らしい子なんだ」
「室長! ご自分ばかりズルいですよっ、ああっ、そんな翼までっ」
一頻り吹田さんがアオちゃんを撫でて満足すると僕はサングラスのふたりにもアオちゃんを抱かせてあげた。
アオちゃんが怖がってなかったし、三人ともアオちゃんに危害を加えそうになかったから。
アオちゃんも普段見ない大人たちに囲まれても嫌がってなくって、むしろ楽しそうだったからいいかなって思ったんだ。
「ふわぁ、かわいいっ。実家で飼ってた犬を思い出しますぅ」
ひとりは女のひとだった。声を聞くまで気が付かなかったけど、ショートボブのそのひとは何度もかわいいって連呼してアオちゃんを抱き締めた。
もうひとりは体格のいい男のひと、こちらはあんまり小さな生き物になれてなかったのか、最初は恐る恐るだったけど、次第に大胆にアオちゃんを撫で始めた。
「スゴい、これが幻獣、しかもドラゴンだなんて… 夢みたいだ、ドラゴンに触ってるだなんて感動だ!」
男のひとは涙もろい性格なのか、スッとサングラスを外すと目の端の涙を拭ってた。
「ありがとう夏くん、僕ァね、小学校の頃からドラゴンやファンタジーが大好きでね、いつかはドラゴンと触れ合ってみたいってずっと思ってたんだ。
もちろん友人や両親からは変な目で見られもしたが… いやぁ、夢が叶ったよ。ありがとう、ありがとう、アオちゃんもありがとう」
って何度もお礼を言いながらアオちゃんを僕に返してくれた。
もうみんなアオちゃんにメロメロでこんな仕草がかわいいんだとか、どんなモノに興味を持つだとかの話でずいぶんと盛り上がった。アオちゃんも自分が話題の中心になってるのがわかってて、言われるままに翼をはためかせたり、尻尾をピコピコ動かしたり愛嬌を振り撒いていた。
パッパァーーーーッ
道の真ん中で立ち止まってたからだろうか、後ろから車のクラクションを鳴らされてしまった。
振り返ってみるとそこには真っ黒い高級車がすぐ側まできて停まってた。
吹田さんたちが乗ってきた車なんだろう、吹田さんは車の運転手に向かって「悪かった」って手刀を切って軽い感じで頭を下げた。
「もうひとりいたんだ」
三人だけだと思ってたら車を運転してるひともいたんだね。
ハンドルを握ってるのは女のひとで、黒ぶちの眼鏡を掛けて長い髪の毛をしていた。
僕たちが立ち止まって一向にじいちゃん家へ向かおうとしなかったからか、なんだかイライラとした感じで僕たちを睨んでいる。
ゆまは姉ちゃんとは違ったタイプの美人さんなんだけど、ちょっと怖いかも…
「吹田室長の秘書で鮫肌桃子さんって言うんだ。仕事は出来るんだけど真面目すぎてな、俺たちにも厳しいひとさ、で、付いた渾名が『アイアンメイデ…ぐわっ」
仲良くなったサングラスの男のひとが僕に耳打ちをしてくれたんだけど、そのひとは突然動き出した車にお尻をバンパーで突っこくられて地面に転がってしまった。
パッパーーーーッ
で、もう一度クラクション。
「さ、さぁ夏くん、急いでお祖父さんのお宅に向かおうじゃないか」
吹田さんは焦りながら僕たちを促した。
「は、はい、こっちです。行きましょう」
僕たちは会話もせず早足でじいちゃん家へと急いだ。
う、後ろからノロノロと着いてくる車からのプレッシャーがスゴい。
吹田さんたちはいいひとだけど、車を運転してる秘書さんは怖いかも知れない。
僕とアオちゃんが宝物探しをかねた散歩をしていたら道端で声をかけられた。
珍しいことだ、この辺りに住んでるひとなんてじいちゃんとばあちゃん、それにエミおばさんたちくらいしかいないし、観光地って訳でもないから他のひとが立ち入ってくることなんて滅多にない。
春から初夏にかけては山菜を目当てのひとが時々来るなんてじいちゃんは言ってたけど、今は真夏で時期じゃない。
それに山に入ってくるには格好もおかしかった。
だってそのひと真っ黒なスーツを着てたんだもん。ピシッとした今朝クリーニング屋さんから帰ってきたばっかりみたいなスーツでネクタイも柄のないモノ。靴だって革のピカピカに磨かれたヤツでとてもじゃないけど山に入る格好には見えない。
ついでにサングラスもかけてた。
そんなひとが三人、突然声を掛けてきたんだ。怪しく思ったって仕方ないでしょう?
「……」
僕は黙ったまま後ずさった。アオちゃんの抱えたトートバックがギュって抱えてね。
そしたら僕に声を掛けてきた真ん中に立ってたひとが苦笑してサングラスを外した。
サングラスを外すと意外に優しそうな垂れた目がそこにはあった。
髪は真っ白だけどじいちゃんよりもずっと多くてそれをきっちりと撫で上げてた。
じいちゃんとおんなじくらいの年だろうか?
サングラスを掛けてた時にはそんなこと全然気がつかなくって、三人ともおんなじに見えたんだけど。
「失礼。初対面でサングラスを掛けたままじゃ怪しまれてもしかたがないかな。私は吹田と言うものでね、君のお祖父さんとお祖母さんにお話ししたい件があって来たんだ。
おふたりはご在宅かな?」
「あ、はい…たぶん」
じいちゃんとばあちゃんは畑に行ったけど、もうすぐお昼だ。帰っているかも知れない。
「そうか、では私たちの車で… いや、せっかくだ、歩いていこう。案内してくれるかね?」
「…はい」
知らないひとの車に乗るのはさすがに怖い。そう思って一歩後ずさったら吹田さんはそれを察してくれたのか、歩きで家まで戻ることを提案してくれた。
僕が歩き出すと吹田さんはその後ろを歩き出した。背中越しに視線を感じる。アオちゃんも知らないひとに興味深々みたいで、トートバックから首を伸ばして後ろの三人を見ようとする。
「こら、アオちゃんおとなしくしてっ」
「クルルルー、クルルルー」
僕がトートバックを押さえると遊んでると思ったのかアオちゃんがさらに暴れる。
「ああ、もうっ、アオちゃんったら」
「その子は、『アオちゃん』と言う名前なのかね?」
「えっ? ああ、そう、です」
吹田さんは僕と歩調を併せて横に並んだ。
僕が立ち止まると腰を屈めてアオちゃんと目線をあわせる。
「触っても?」
吹田さんが僕に訊いてくる。僕はどう返事をしたらいいのかわかんなくって黙ってると、アオちゃんが吹田さんにグッと首を伸ばす。
「キュー♪ キュー♪」
吹田さんは恐る恐る指を伸ばす。するとアオちゃんはその指にチョンって鼻面で触った。
「おおっ!」
吹田さんが感動したって感じで自分の指を見る。
そして次はそっとアオちゃんの頭を撫でた。
「おおっ! おおっ! 鱗でザラザラしてるかと思ったんだが、フワフワでまるで赤ん坊の肌の様だ。それに温かい。体温がちゃんとあるんだな」
撫でる度にフニャフニャになっていく吹田さんの表情。後ろから他のふたりが「いいなー」って羨ましそうに覗いている。
ちょっと怖い感じのひとたちだったけど、案外いいひとたちなの知れない。
まだサングラスをしたままのひとが。
「室長、自分にも撫でさせてください」
って吹田さんの肩を引く。
「まてまて、もう少し。この感触は癖になるな、アオちゃん、ここはどうかね? おう、笑ってるぞ、なんて可愛らしい子なんだ」
「室長! ご自分ばかりズルいですよっ、ああっ、そんな翼までっ」
一頻り吹田さんがアオちゃんを撫でて満足すると僕はサングラスのふたりにもアオちゃんを抱かせてあげた。
アオちゃんが怖がってなかったし、三人ともアオちゃんに危害を加えそうになかったから。
アオちゃんも普段見ない大人たちに囲まれても嫌がってなくって、むしろ楽しそうだったからいいかなって思ったんだ。
「ふわぁ、かわいいっ。実家で飼ってた犬を思い出しますぅ」
ひとりは女のひとだった。声を聞くまで気が付かなかったけど、ショートボブのそのひとは何度もかわいいって連呼してアオちゃんを抱き締めた。
もうひとりは体格のいい男のひと、こちらはあんまり小さな生き物になれてなかったのか、最初は恐る恐るだったけど、次第に大胆にアオちゃんを撫で始めた。
「スゴい、これが幻獣、しかもドラゴンだなんて… 夢みたいだ、ドラゴンに触ってるだなんて感動だ!」
男のひとは涙もろい性格なのか、スッとサングラスを外すと目の端の涙を拭ってた。
「ありがとう夏くん、僕ァね、小学校の頃からドラゴンやファンタジーが大好きでね、いつかはドラゴンと触れ合ってみたいってずっと思ってたんだ。
もちろん友人や両親からは変な目で見られもしたが… いやぁ、夢が叶ったよ。ありがとう、ありがとう、アオちゃんもありがとう」
って何度もお礼を言いながらアオちゃんを僕に返してくれた。
もうみんなアオちゃんにメロメロでこんな仕草がかわいいんだとか、どんなモノに興味を持つだとかの話でずいぶんと盛り上がった。アオちゃんも自分が話題の中心になってるのがわかってて、言われるままに翼をはためかせたり、尻尾をピコピコ動かしたり愛嬌を振り撒いていた。
パッパァーーーーッ
道の真ん中で立ち止まってたからだろうか、後ろから車のクラクションを鳴らされてしまった。
振り返ってみるとそこには真っ黒い高級車がすぐ側まできて停まってた。
吹田さんたちが乗ってきた車なんだろう、吹田さんは車の運転手に向かって「悪かった」って手刀を切って軽い感じで頭を下げた。
「もうひとりいたんだ」
三人だけだと思ってたら車を運転してるひともいたんだね。
ハンドルを握ってるのは女のひとで、黒ぶちの眼鏡を掛けて長い髪の毛をしていた。
僕たちが立ち止まって一向にじいちゃん家へ向かおうとしなかったからか、なんだかイライラとした感じで僕たちを睨んでいる。
ゆまは姉ちゃんとは違ったタイプの美人さんなんだけど、ちょっと怖いかも…
「吹田室長の秘書で鮫肌桃子さんって言うんだ。仕事は出来るんだけど真面目すぎてな、俺たちにも厳しいひとさ、で、付いた渾名が『アイアンメイデ…ぐわっ」
仲良くなったサングラスの男のひとが僕に耳打ちをしてくれたんだけど、そのひとは突然動き出した車にお尻をバンパーで突っこくられて地面に転がってしまった。
パッパーーーーッ
で、もう一度クラクション。
「さ、さぁ夏くん、急いでお祖父さんのお宅に向かおうじゃないか」
吹田さんは焦りながら僕たちを促した。
「は、はい、こっちです。行きましょう」
僕たちは会話もせず早足でじいちゃん家へと急いだ。
う、後ろからノロノロと着いてくる車からのプレッシャーがスゴい。
吹田さんたちはいいひとだけど、車を運転してる秘書さんは怖いかも知れない。
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