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君の思い通りになど決してならない
ロバートがエミリーと再会した翌日、エミリーは亡くなった。病ではなく服毒だった。
病の進行はエミリーに耐えがたい痛みをもたらした。痛み止めがきかないほどの苦痛におそわれることから、エミリーは医師に自死できるよう毒の処方を頼んだ。
患者の命を救うために仕事をしている医師にとって、それは職業倫理に反するだけでなく、人を救う使命をいだく医師としてのプライドにも反すると医師は拒んだ。
しかしエミリーは人として尊厳ある死を迎えたいと医師に懇願した。
エミリーは痛みをまったく感じずにすむ強い痛み止めを摂取することを拒んだ。強い痛み止めは患者の正常な意識をうばう。正常な意識を保てないような生きる屍になりたくない。
そして痛みで獣のように叫びのたうちまわる姿をこれ以上使用人にさらしたくない。そのようなエミリーをみて心を痛める使用人の重荷にこれ以上なりたくない。
エミリーはそのように医師へ訴えつづけ、医師はエミリーの願いを苦渋のすえかなえた。
エミリーは自分の世話をしてくれる使用人達に毒のことを知られたくないといい、毒については医師とロバート以外しらない。
そのためエミリーの死因は服毒ではなく病によるものとし、侍女のサンドラや執事など使用人にはそのように伝えられた。
エミリーの実家から最後の地までエミリーに付きそった執事と侍女のサンドラに、エミリーから死後の処理について指示がだされていた。
エミリーは自分の死後、埋葬をすませた後にロバートに病死したことを伝えるよう指示をだしていた。埋葬先はミラー伯爵家の墓地ではなく、最後の地である輝く湖の近くにある墓地に埋葬される手配をしていた。
そしてエミリーは徹底して自分の持ち物を処分していた。エミリー自身の財産と持ち物のなかで現金化できたものは全てロバートに残された。しかし遺品は残さなかった。
エミリーが最後の地として選んだ場所には、着替えと現金、ロバートへの遺産と執事と侍女へ遺産の一部を残すという証書しか残されていなかった。
手紙や日記、姿絵など現金化できないものは、エミリーの手で処分されたという。
ロバートはエミリーが自分の痕跡を徹底して消そうとしたことに悲しみと怒りを感じた。
自分が愛した人を、まるでこの世に存在しなかったかのように何も残さないようにしたエミリー。
ロバートはエミリーが結婚する前に「魔法があるなら、自分が全く存在しなかったかのように消えてしまいたい」といっていたことを思い出す。
姉や兄と常に比べられ劣等感をうえつけられたエミリーは、人より劣っている自分は人から愛される価値がないと思っていた。
小さい頃はお互い無邪気に笑い合い幸せだった。それだけに婚約者となったエミリーがみせる不安定さに、ロバートは何とかしなくてはと強く思った。
エミリーは多くのことをそつなくこなせるだけでなく、ダンスやピアノは人並み以上にできた。
しかしエミリーは自分は何もできないと思い込んでいた。そして口下手でうまく説明できないからと、人に自分の気持ちや考えを話すよりも口をつぐみ人の後ろに隠れるようにしていた。
そのため周りから侮られたり無視されたため、ますますエミリーは人の影に隠れるようになった。
ロバートはそのようなエミリーを助けたかった。エミリーはもっと人から認められ、愛されるべき女性なのだ。
ロバートは人から「その根拠のない自信はどこからわいてくる」といわれるタイプだったので、エミリーの自信のなさがはがゆかった。
ロバートは頭の回転がはやいといわれ学問はよくできたが、運動神経はなく剣の腕は壊滅的だった。衝動的に動くため人から動きに無駄が多くそのおかげで周囲が迷惑するとよくいわれた。
さまざまな欠点はあるが学問で人に負けることはなく、仕事も処理する速さと、これまでと違った角度で物をみるひらめきを認められていた。
エミリーにもとうぜん欠点はあるがそれ以上に素晴らしい点が多く、彼女の家族や周囲の人間はエミリーをいとおしく思っていた。
エミリーはロバートと一緒に過ごすうちに、ロバートがどれほど衝動的に行動し無駄なことをしているかや、それによってどれだけ人に迷惑をかけているのかを目にするようになり、自分と他人についての認識をあらたにするようになった。
ロバートが出来ないことに対し卑下しないどころか、出来なくても困らないとうそぶくのをみているうちに、エミリーは自分に出来ないことがあっても気に病まなくてもよいのではと思えるようになっていった。
そしてロバートがエミリーは状況を把握し緻密な計画をたて行動ができるタイプであることを指摘すると、エミリーは自分の強みについて考えるようになった。
ロバートは愛情をしめすことにてらいはなく、エミリーに言葉だけでなくエミリーにふれ、いたるところに口づけ抱きしめてと全身で愛情を伝えた。
そしてロバートはエミリーに同じことを求めた。
「私のことが好きならそれを態度であらわして欲しい」
エミリーにとって愛情や感情をあらわすのは簡単ではなかったが、少しづつロバートがエミリーにしている愛情表現をまねて気持ちをあらわすようになった。
ロバートからの愛情をうたがっていたエミリーは、ロバートと一緒に過ごすうちにロバートの愛情をじょじょに信じられるようになっていった。
そしてエミリーはロバートを自分の内側にいれてくれた。
エミリーはもともと内気なこともあり最小限の社交しかしなかった。人は自分を傷つけると恐怖心をもっていたこともあり人と関わることをさけていた。しかし一度仲良くなった人に対しては深く関わり自分の胸のうちをさらけだした。
エミリーはロバートを自分の内側深くに受け入れ、夫として、親友としてロバートのことを自分の半身のように思ってくれた。
しかし最後の最後でエミリーはロバートを心の中から追い出した。エミリーを傷つける「外の人」として心からしめだし、自分のことを忘れろと徹底してロバートを拒絶した。
もし人の記憶を消せる方法があれば、きっとエミリーは人々の記憶から自分の存在をきれいに消していっただろう。とくにロバートからエミリーが一瞬たりともこの世に存在していなかったかのように記憶を消したはずだ。
しかしこの世に記憶を都合よく消せるものなど存在しない。
エミリーはロバートが自分のことをすぐに忘れると思ったようだ。そう思っただけでも腹立たしい。愛する人をなぜ簡単に忘れることができると思うのだ。
幼馴染みとして、婚約者として、そして妻として人生のほとんどを一緒に歩んできたのだ。なぜそのような存在を忘れることができるのだ。
ロバートの愛を否定し、不実な男であった方が旅立ちやすいなどと許しがたいことを考え、ロバートと一秒たりとも一緒にいたくないとばかりに服毒し逝ってしまったエミリー。
君が憎い。
どうしようもなく君が憎い。
私から愛する幼馴染みを、親友を、妻をうばった君が憎い。
私に他の女性がいれば君をうしなった喪失感を埋められるだろうと人を馬鹿にした考えをする君が憎い。
私のためといいながら自分が先に逝ってしまう罪悪感から逃れたかっただけだろう。
君は卑怯だ。病のことを私に話さないどころか離婚を考え、それだけでなく姿を消した。レベッカのことも一言私に聞けばよいにもかかわらず勝手に愛人と決めつけ事実をしることから逃げた。
そのような君の弱さ、考え過ぎて一人で空回るところ、一度決めたことを変えない頑固さ、自分を傷つける相手への容赦のない切り捨て。君のそのようなところもすべて含めて私は君を愛していたのに。
「君は私のことを優しい人だと思っていたようだが、私だって残酷な人間なのだよ。
君が望んだことは何ひとつしない。君のことを絶対に忘れない。そして他の人にも忘れさせない。
君がどうしてそのようなことをするのだと困るぐらい、君のことを、君の名を忘れないようにしてやる」
まずは君を死にいたらしめた病の治療法をさがす研究に資金提供し、ゆくゆくは君の名を冠した研究所をつくる。君をうばった病の治療法を見つけ、君の名は未来永劫その病の治療法とともに語られるようにしてやる。
そして君が亡くなった日は君を偲ぶ会をひらく。君が大好きだった音楽に囲まれるよう、君の名を冠した音楽会にし世界中の音楽家が競って出演したがる音楽会へと育ててやる。
多くの人に君の名前が記憶されるようにするのだ。私は君を忘れない。そして他の人にも忘れさせない。
君が一番嫌がるであろうことは承知のうえだ。君が存在しなかったかのように消えてしまいたいという願いをことごとく潰してやる。
それが私から君へのお返しだ。
君は私の妻として私が逝くのを我が家の墓地で待ちつづけるのだ。そして私は君のとなりで永遠に眠る。
私は一生かけて君を憎みつづける。君を知っている人、君のことをまったく知らない人にも君の名前を、君の存在をしらしめる。
天国からみていればよい。残酷な君への私の復讐を。
病の進行はエミリーに耐えがたい痛みをもたらした。痛み止めがきかないほどの苦痛におそわれることから、エミリーは医師に自死できるよう毒の処方を頼んだ。
患者の命を救うために仕事をしている医師にとって、それは職業倫理に反するだけでなく、人を救う使命をいだく医師としてのプライドにも反すると医師は拒んだ。
しかしエミリーは人として尊厳ある死を迎えたいと医師に懇願した。
エミリーは痛みをまったく感じずにすむ強い痛み止めを摂取することを拒んだ。強い痛み止めは患者の正常な意識をうばう。正常な意識を保てないような生きる屍になりたくない。
そして痛みで獣のように叫びのたうちまわる姿をこれ以上使用人にさらしたくない。そのようなエミリーをみて心を痛める使用人の重荷にこれ以上なりたくない。
エミリーはそのように医師へ訴えつづけ、医師はエミリーの願いを苦渋のすえかなえた。
エミリーは自分の世話をしてくれる使用人達に毒のことを知られたくないといい、毒については医師とロバート以外しらない。
そのためエミリーの死因は服毒ではなく病によるものとし、侍女のサンドラや執事など使用人にはそのように伝えられた。
エミリーの実家から最後の地までエミリーに付きそった執事と侍女のサンドラに、エミリーから死後の処理について指示がだされていた。
エミリーは自分の死後、埋葬をすませた後にロバートに病死したことを伝えるよう指示をだしていた。埋葬先はミラー伯爵家の墓地ではなく、最後の地である輝く湖の近くにある墓地に埋葬される手配をしていた。
そしてエミリーは徹底して自分の持ち物を処分していた。エミリー自身の財産と持ち物のなかで現金化できたものは全てロバートに残された。しかし遺品は残さなかった。
エミリーが最後の地として選んだ場所には、着替えと現金、ロバートへの遺産と執事と侍女へ遺産の一部を残すという証書しか残されていなかった。
手紙や日記、姿絵など現金化できないものは、エミリーの手で処分されたという。
ロバートはエミリーが自分の痕跡を徹底して消そうとしたことに悲しみと怒りを感じた。
自分が愛した人を、まるでこの世に存在しなかったかのように何も残さないようにしたエミリー。
ロバートはエミリーが結婚する前に「魔法があるなら、自分が全く存在しなかったかのように消えてしまいたい」といっていたことを思い出す。
姉や兄と常に比べられ劣等感をうえつけられたエミリーは、人より劣っている自分は人から愛される価値がないと思っていた。
小さい頃はお互い無邪気に笑い合い幸せだった。それだけに婚約者となったエミリーがみせる不安定さに、ロバートは何とかしなくてはと強く思った。
エミリーは多くのことをそつなくこなせるだけでなく、ダンスやピアノは人並み以上にできた。
しかしエミリーは自分は何もできないと思い込んでいた。そして口下手でうまく説明できないからと、人に自分の気持ちや考えを話すよりも口をつぐみ人の後ろに隠れるようにしていた。
そのため周りから侮られたり無視されたため、ますますエミリーは人の影に隠れるようになった。
ロバートはそのようなエミリーを助けたかった。エミリーはもっと人から認められ、愛されるべき女性なのだ。
ロバートは人から「その根拠のない自信はどこからわいてくる」といわれるタイプだったので、エミリーの自信のなさがはがゆかった。
ロバートは頭の回転がはやいといわれ学問はよくできたが、運動神経はなく剣の腕は壊滅的だった。衝動的に動くため人から動きに無駄が多くそのおかげで周囲が迷惑するとよくいわれた。
さまざまな欠点はあるが学問で人に負けることはなく、仕事も処理する速さと、これまでと違った角度で物をみるひらめきを認められていた。
エミリーにもとうぜん欠点はあるがそれ以上に素晴らしい点が多く、彼女の家族や周囲の人間はエミリーをいとおしく思っていた。
エミリーはロバートと一緒に過ごすうちに、ロバートがどれほど衝動的に行動し無駄なことをしているかや、それによってどれだけ人に迷惑をかけているのかを目にするようになり、自分と他人についての認識をあらたにするようになった。
ロバートが出来ないことに対し卑下しないどころか、出来なくても困らないとうそぶくのをみているうちに、エミリーは自分に出来ないことがあっても気に病まなくてもよいのではと思えるようになっていった。
そしてロバートがエミリーは状況を把握し緻密な計画をたて行動ができるタイプであることを指摘すると、エミリーは自分の強みについて考えるようになった。
ロバートは愛情をしめすことにてらいはなく、エミリーに言葉だけでなくエミリーにふれ、いたるところに口づけ抱きしめてと全身で愛情を伝えた。
そしてロバートはエミリーに同じことを求めた。
「私のことが好きならそれを態度であらわして欲しい」
エミリーにとって愛情や感情をあらわすのは簡単ではなかったが、少しづつロバートがエミリーにしている愛情表現をまねて気持ちをあらわすようになった。
ロバートからの愛情をうたがっていたエミリーは、ロバートと一緒に過ごすうちにロバートの愛情をじょじょに信じられるようになっていった。
そしてエミリーはロバートを自分の内側にいれてくれた。
エミリーはもともと内気なこともあり最小限の社交しかしなかった。人は自分を傷つけると恐怖心をもっていたこともあり人と関わることをさけていた。しかし一度仲良くなった人に対しては深く関わり自分の胸のうちをさらけだした。
エミリーはロバートを自分の内側深くに受け入れ、夫として、親友としてロバートのことを自分の半身のように思ってくれた。
しかし最後の最後でエミリーはロバートを心の中から追い出した。エミリーを傷つける「外の人」として心からしめだし、自分のことを忘れろと徹底してロバートを拒絶した。
もし人の記憶を消せる方法があれば、きっとエミリーは人々の記憶から自分の存在をきれいに消していっただろう。とくにロバートからエミリーが一瞬たりともこの世に存在していなかったかのように記憶を消したはずだ。
しかしこの世に記憶を都合よく消せるものなど存在しない。
エミリーはロバートが自分のことをすぐに忘れると思ったようだ。そう思っただけでも腹立たしい。愛する人をなぜ簡単に忘れることができると思うのだ。
幼馴染みとして、婚約者として、そして妻として人生のほとんどを一緒に歩んできたのだ。なぜそのような存在を忘れることができるのだ。
ロバートの愛を否定し、不実な男であった方が旅立ちやすいなどと許しがたいことを考え、ロバートと一秒たりとも一緒にいたくないとばかりに服毒し逝ってしまったエミリー。
君が憎い。
どうしようもなく君が憎い。
私から愛する幼馴染みを、親友を、妻をうばった君が憎い。
私に他の女性がいれば君をうしなった喪失感を埋められるだろうと人を馬鹿にした考えをする君が憎い。
私のためといいながら自分が先に逝ってしまう罪悪感から逃れたかっただけだろう。
君は卑怯だ。病のことを私に話さないどころか離婚を考え、それだけでなく姿を消した。レベッカのことも一言私に聞けばよいにもかかわらず勝手に愛人と決めつけ事実をしることから逃げた。
そのような君の弱さ、考え過ぎて一人で空回るところ、一度決めたことを変えない頑固さ、自分を傷つける相手への容赦のない切り捨て。君のそのようなところもすべて含めて私は君を愛していたのに。
「君は私のことを優しい人だと思っていたようだが、私だって残酷な人間なのだよ。
君が望んだことは何ひとつしない。君のことを絶対に忘れない。そして他の人にも忘れさせない。
君がどうしてそのようなことをするのだと困るぐらい、君のことを、君の名を忘れないようにしてやる」
まずは君を死にいたらしめた病の治療法をさがす研究に資金提供し、ゆくゆくは君の名を冠した研究所をつくる。君をうばった病の治療法を見つけ、君の名は未来永劫その病の治療法とともに語られるようにしてやる。
そして君が亡くなった日は君を偲ぶ会をひらく。君が大好きだった音楽に囲まれるよう、君の名を冠した音楽会にし世界中の音楽家が競って出演したがる音楽会へと育ててやる。
多くの人に君の名前が記憶されるようにするのだ。私は君を忘れない。そして他の人にも忘れさせない。
君が一番嫌がるであろうことは承知のうえだ。君が存在しなかったかのように消えてしまいたいという願いをことごとく潰してやる。
それが私から君へのお返しだ。
君は私の妻として私が逝くのを我が家の墓地で待ちつづけるのだ。そして私は君のとなりで永遠に眠る。
私は一生かけて君を憎みつづける。君を知っている人、君のことをまったく知らない人にも君の名前を、君の存在をしらしめる。
天国からみていればよい。残酷な君への私の復讐を。
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