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2章〜フォレスト王国王都〜
78、頭脳は人間、見た目は獣人!?
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次の日の朝、いつも通り皆と一緒に食堂で朝食を食べている時、ノークさんに言われた。
「今日はソークとロークとずっと一緒にいるのか?」
「そのつもりだよ」
「そうか。なら、帰るのは明日、朝食を食べ終えてからでもいいか?」
「うん?いいかな?」
なんでノークさんがそんな事を聞くのか疑問に思いつつも、私はクーイとルイゴに確認を取った。
二人はサッと目を一瞬合わせた。いや、本当に一瞬。え?今目を合わせた?私の気のせい?と感じてしまう程の時間。
「「勿論いいよ」」
わぉ、息ぴったり。
「そうか。よかった」
……ノークさん、何がよかったんですかねぇ~?なんだかノークさんが怪しく見えてきた。
私は一応ジト目をお見舞いしたけれど、そんなの気づいていないとばかりにサラッとかわされた。
「ソーク、ローク、リティア。こっちおいで」
怪 し い ! !
ソークとローク三人でおっかなびっくりとノークさんへと近づいた。
ソークもロークも顔色が悪い。ロークの顔色は少し悪いくらいなんだけど、ソークの顔色はやばい。
席に着いた時は分からなかったけど、元々顔色が悪いのを隠す為に、パウダーらしき物を軽く顔に塗っている。
そして何をされるのかという恐怖から更に顔色が悪い。
でも本人しっかり食べていたし、誰も何も言わないからいい……のかな?とりあえず様子見で。
皆で近づいて行くと、ノークさんは何か怪しい袋を取り出す。
……エ?ソレ、ドウスルノ??
固まっている私達にノークさんは容赦なく何かをかけて来た。
するとなんて事でしょう。私達は光に包まれ、視界がひらけると、なんと獣人化していたのです!!
ソークは狐。ロークは犬。
……何の動物なのかが本人の性格を表しているように見えるのは私の勘違いかな?
というか私は何の動物なんだろう。
そう思っていたら、復活の早かったメイドが私達、獣人になっちゃった組に鏡を持って来て見せてくれた。
うん、城のメイド優秀。今の私達には嬉しくないけど。ありがたくないよ、メイドさ~ん!!
私は何になったんだろう。
鏡を覗いてみる。
私は黒兎だった!
……この黒色には意味があるのか!?
これは私がピュアではないと言うこと!?
いや、これは日本人の黒だ。そうじゃなくちゃ私は認めないからね!!
「可愛いな」
あまり大きな声ではなかったけどとてもよく聞こえた。皆もそうだったのか、一斉に黙ってしまい、シーンとなった。
今、この場にいる私達の心は一つになったと思う。とっさに思った事はただ一つ。
変態なのか!?
これだけだよ。
そんな皆の心を読んだのか読まなかったのかは分からないけどノークさんは勝手にこの獣人化の説明を始めた。
「この粉、トリムに貰ったんだ。あいつは興味を持った物にはとことん熱中するからな。イイモノが出来る事は間違いなしだ!!」
トリムさん。何故こんな粉に興味を持った……っ!?
「何でも夜に妻に使いたかったらしい」
「……トリムさんの奥さん、ご愁傷様です」
これにはノークさんも真剣に頷いている。
……トリムさんは愛妻家過ぎるんだよね。だから獣人化にも行き着いただけだよね。そうである事を祈りたい。
「今日はソークとロークとずっと一緒にいるのか?」
「そのつもりだよ」
「そうか。なら、帰るのは明日、朝食を食べ終えてからでもいいか?」
「うん?いいかな?」
なんでノークさんがそんな事を聞くのか疑問に思いつつも、私はクーイとルイゴに確認を取った。
二人はサッと目を一瞬合わせた。いや、本当に一瞬。え?今目を合わせた?私の気のせい?と感じてしまう程の時間。
「「勿論いいよ」」
わぉ、息ぴったり。
「そうか。よかった」
……ノークさん、何がよかったんですかねぇ~?なんだかノークさんが怪しく見えてきた。
私は一応ジト目をお見舞いしたけれど、そんなの気づいていないとばかりにサラッとかわされた。
「ソーク、ローク、リティア。こっちおいで」
怪 し い ! !
ソークとローク三人でおっかなびっくりとノークさんへと近づいた。
ソークもロークも顔色が悪い。ロークの顔色は少し悪いくらいなんだけど、ソークの顔色はやばい。
席に着いた時は分からなかったけど、元々顔色が悪いのを隠す為に、パウダーらしき物を軽く顔に塗っている。
そして何をされるのかという恐怖から更に顔色が悪い。
でも本人しっかり食べていたし、誰も何も言わないからいい……のかな?とりあえず様子見で。
皆で近づいて行くと、ノークさんは何か怪しい袋を取り出す。
……エ?ソレ、ドウスルノ??
固まっている私達にノークさんは容赦なく何かをかけて来た。
するとなんて事でしょう。私達は光に包まれ、視界がひらけると、なんと獣人化していたのです!!
ソークは狐。ロークは犬。
……何の動物なのかが本人の性格を表しているように見えるのは私の勘違いかな?
というか私は何の動物なんだろう。
そう思っていたら、復活の早かったメイドが私達、獣人になっちゃった組に鏡を持って来て見せてくれた。
うん、城のメイド優秀。今の私達には嬉しくないけど。ありがたくないよ、メイドさ~ん!!
私は何になったんだろう。
鏡を覗いてみる。
私は黒兎だった!
……この黒色には意味があるのか!?
これは私がピュアではないと言うこと!?
いや、これは日本人の黒だ。そうじゃなくちゃ私は認めないからね!!
「可愛いな」
あまり大きな声ではなかったけどとてもよく聞こえた。皆もそうだったのか、一斉に黙ってしまい、シーンとなった。
今、この場にいる私達の心は一つになったと思う。とっさに思った事はただ一つ。
変態なのか!?
これだけだよ。
そんな皆の心を読んだのか読まなかったのかは分からないけどノークさんは勝手にこの獣人化の説明を始めた。
「この粉、トリムに貰ったんだ。あいつは興味を持った物にはとことん熱中するからな。イイモノが出来る事は間違いなしだ!!」
トリムさん。何故こんな粉に興味を持った……っ!?
「何でも夜に妻に使いたかったらしい」
「……トリムさんの奥さん、ご愁傷様です」
これにはノークさんも真剣に頷いている。
……トリムさんは愛妻家過ぎるんだよね。だから獣人化にも行き着いただけだよね。そうである事を祈りたい。
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