66 / 115
64. 魔王の怒り
しおりを挟む
「これは……!! キーラン、いったい何が起こっているの!?」
飛び出して義兄を助けたいが、キーランに止められた。とにかく状況を把握したくて、遮音結界を張ってもらい尋ねる。
バスチアンの言った、命懸けとはこの事なのだろうか?
「レンの怪我は、予定通りなんだ。あの魔剣は、刺した相手の魔力を奪うって言ってたでしょ……だから、魔力を持たないレンなら、ただの魔剣の状態に戻せるだろうってノアが」
……はい?
あの日、ノアから振られたレンへの役割って、これだったのか。道理で青い顔をしていたわけだわ。
「でも……。ただの魔剣に戻ったところで、何の意味があるの?」
また誰かが刺されたら、魔力を奪われるだけではないだろうか?
「うーん。俺たち魔族だから、光の力がある剣で刺されたら、かなりのダメージ受けちゃうからさ。あれで傷つけられると、自己再生が難しいんだよね。魔力奪われるだけじゃなく、心臓刺されたら死んじゃうし」
心臓刺されたら当たり前だと思ったが――。
闇属性では、光属性を持った物は防御すらできないそうだ。急所を狙われたら、確実にやられてしまうのだと。
だから、バスチアンはあの剣を聖剣と呼び、それを持てる勇者を召喚したのね。
「そんな物騒な剣……誰が作ったのよ」
思わず口を突いて出る。
「……あはは。本当、誰だろ~ねっ」
キーランは、乾いた笑いで誤魔化した。
……怪しい。
どうも、キーランはその人物を知っていそうだ。けれど、今は問答している場合ではない。
「それよりも、早く止血しないとっ」
「ああ、それはもう大丈夫だよ。魔王様が、怪我する前の状態に……って! うわっ、ヒナまだ駄目だから!」
布に手を掛けようとしたとこで、キーランに全力で止められた。
「ほらっ、よく見て! もう、レンの傷は治っているでしょ? 魔王様が、怪我する前の状態に戻したんだよ」
また、こっそり覗くように言われ見てみると、血溜まりはそのままだったが、出血量は増えてはいないようだ。確かに大丈夫そうでホッとする。
「それよりも、これからだよ」
急に真剣味を帯びたキーランは、私の髪に触ると何かを取った。髪飾りに紛れて、小さな魔石のように黒光りする物がくっついていたみたいだ。
キーランは魔眼でそれを凝視すると、すぐに破壊した。
「ヒナ、バスチアンに目印つけられちゃったね」
「えっ……?」
いつ、そんな物を付けられたのだろうか?
バスチアンとは、一定の距離は保っていた。私に直接触れていないし。いや、触れられてはいないが魔法は使われた。
もしかして私に水をかけたのは、起こすためじゃなくて……。
「ここはね、以前と違って人間界からは入れないんだ。ヒナは魔王様の力があるから来られたけどね。でも、さっきの石……たぶん、向こうと繋げる魔道具だよ」
「じゃあ……!」
血の気が引く。
私は何て愚かなの――こんな簡単に、バスチアンに利用されるだなんて。
悔しくて唇をかみしめた。
「ヒナ、そんな顔しないで。大丈夫だからさっ。ノア風に言うなら……想定内です!」
ビシッとモノマネしたキーランに、つい笑ってしまった。
「でもね、ヒナ。もうしばらくは、この場から絶対に出てはダメだよ。ヒナの力が必要な時は、魔王様が必ず呼ぶからね」
「わかったわ」
素直にうなずく。もう、絶対に失敗はしない!
キーランは、ニコッといつもの笑顔を見せると、布の向こうに戻って行った。
手に握りしめたままだったペンダントを首に掛けて、よしっと気合いを入れる。布の隙間から、息を殺して動向を見守ることに専念しよう。いつでもみんなの力になれるように。
神経を耳と目に集中させ強化すると、アリスのヒステリックな声が聞こえてきた。
「よくも、私の邪魔を……! せっかく、あの子の魔力を手に入れておいたのに、全て消えてしまったじゃないっ!」
あの子?
ズンッ――……!!
今のアリスの言葉で、部屋全体の空気が重くなった。これは――魔王の怒りだ。
息苦しさに耐えながら状況を把握しようとするが、私の位置からは、勇者一行とキーランとロランの背中しか見えない。
「カルロス様、怒らないでください。あれは、本来なら私だけが持って生まれるはずの力……奪われた物を取り返しただけです。あなたは、妹に騙されたのです!」
『……黙れ』
お腹の底に響くような魔王の声は、初めて聞くものだった。
顔を歪めながら徐々に宙に浮くアリス。その横には、さっきまでレンが手にしていた魔剣も、同じように浮いている。
魔王は魔剣の刃に向かって、小さな魔力の球を軽く飛ばした。
すると――魔剣は、歪な風船みたいにブワリと膨らみ破裂した。
隣のアリスは、飛び散った硬い刃の破片で傷つき、怒りと恐怖で震えている。
あんなに小さな球でも、魔剣は吸収しきれないのだ。もし、魔王を刺していたらと思うとゾッとする。
見ていたレンとエルネストは真っ青だ。
「ま……魔王! 頼む、やめてくれ! 彼女の中に……本物のアリスが居るって!」
エルネストは必死で訴える。
「そうよっ! 私が死ねば、アリスも死ぬのよ。人間を殺したら、誓約だって結べないわっ」
勝ち誇ったように、アリスは言った。
『……それがどうした』
「えっ?」
ああ、そうだった。
カルロスは魔界の王なのだ。人間に興味なんてない。最初から言っていたのだ、人間界なんて簡単に滅ぼせるのだと。
そして、魔族のみんなは、魔王が決めたのなら絶対に逆らわないのだろう。
全ては、私のために穏便に事を運ぼうとしてくれていたのだ。
今の姿が、本来の魔王なのかもしれない。だけど――。
私はこれからも「ビーチェ」と優しく囁くようなカルロスの声が聞きたいし、魔族のみんなとも仲良くしたい。
でも……狡いかもしれないけど、大切な人達にも生きていてほしいと思う。
そう、ベアトリーチェの私は欲張りなのよっ!
バスチアンの言葉と、アリスの言葉。所々だけど、繋がってきた。
剣で刺され、光属性の魔力を奪われたのは……過去の私だ。
そして、このアリス――いや、アリスに憑依した者の、双子の妹だったのだろう。
きっと、魔王を止められるのは私だけだ!
飛び出して義兄を助けたいが、キーランに止められた。とにかく状況を把握したくて、遮音結界を張ってもらい尋ねる。
バスチアンの言った、命懸けとはこの事なのだろうか?
「レンの怪我は、予定通りなんだ。あの魔剣は、刺した相手の魔力を奪うって言ってたでしょ……だから、魔力を持たないレンなら、ただの魔剣の状態に戻せるだろうってノアが」
……はい?
あの日、ノアから振られたレンへの役割って、これだったのか。道理で青い顔をしていたわけだわ。
「でも……。ただの魔剣に戻ったところで、何の意味があるの?」
また誰かが刺されたら、魔力を奪われるだけではないだろうか?
「うーん。俺たち魔族だから、光の力がある剣で刺されたら、かなりのダメージ受けちゃうからさ。あれで傷つけられると、自己再生が難しいんだよね。魔力奪われるだけじゃなく、心臓刺されたら死んじゃうし」
心臓刺されたら当たり前だと思ったが――。
闇属性では、光属性を持った物は防御すらできないそうだ。急所を狙われたら、確実にやられてしまうのだと。
だから、バスチアンはあの剣を聖剣と呼び、それを持てる勇者を召喚したのね。
「そんな物騒な剣……誰が作ったのよ」
思わず口を突いて出る。
「……あはは。本当、誰だろ~ねっ」
キーランは、乾いた笑いで誤魔化した。
……怪しい。
どうも、キーランはその人物を知っていそうだ。けれど、今は問答している場合ではない。
「それよりも、早く止血しないとっ」
「ああ、それはもう大丈夫だよ。魔王様が、怪我する前の状態に……って! うわっ、ヒナまだ駄目だから!」
布に手を掛けようとしたとこで、キーランに全力で止められた。
「ほらっ、よく見て! もう、レンの傷は治っているでしょ? 魔王様が、怪我する前の状態に戻したんだよ」
また、こっそり覗くように言われ見てみると、血溜まりはそのままだったが、出血量は増えてはいないようだ。確かに大丈夫そうでホッとする。
「それよりも、これからだよ」
急に真剣味を帯びたキーランは、私の髪に触ると何かを取った。髪飾りに紛れて、小さな魔石のように黒光りする物がくっついていたみたいだ。
キーランは魔眼でそれを凝視すると、すぐに破壊した。
「ヒナ、バスチアンに目印つけられちゃったね」
「えっ……?」
いつ、そんな物を付けられたのだろうか?
バスチアンとは、一定の距離は保っていた。私に直接触れていないし。いや、触れられてはいないが魔法は使われた。
もしかして私に水をかけたのは、起こすためじゃなくて……。
「ここはね、以前と違って人間界からは入れないんだ。ヒナは魔王様の力があるから来られたけどね。でも、さっきの石……たぶん、向こうと繋げる魔道具だよ」
「じゃあ……!」
血の気が引く。
私は何て愚かなの――こんな簡単に、バスチアンに利用されるだなんて。
悔しくて唇をかみしめた。
「ヒナ、そんな顔しないで。大丈夫だからさっ。ノア風に言うなら……想定内です!」
ビシッとモノマネしたキーランに、つい笑ってしまった。
「でもね、ヒナ。もうしばらくは、この場から絶対に出てはダメだよ。ヒナの力が必要な時は、魔王様が必ず呼ぶからね」
「わかったわ」
素直にうなずく。もう、絶対に失敗はしない!
キーランは、ニコッといつもの笑顔を見せると、布の向こうに戻って行った。
手に握りしめたままだったペンダントを首に掛けて、よしっと気合いを入れる。布の隙間から、息を殺して動向を見守ることに専念しよう。いつでもみんなの力になれるように。
神経を耳と目に集中させ強化すると、アリスのヒステリックな声が聞こえてきた。
「よくも、私の邪魔を……! せっかく、あの子の魔力を手に入れておいたのに、全て消えてしまったじゃないっ!」
あの子?
ズンッ――……!!
今のアリスの言葉で、部屋全体の空気が重くなった。これは――魔王の怒りだ。
息苦しさに耐えながら状況を把握しようとするが、私の位置からは、勇者一行とキーランとロランの背中しか見えない。
「カルロス様、怒らないでください。あれは、本来なら私だけが持って生まれるはずの力……奪われた物を取り返しただけです。あなたは、妹に騙されたのです!」
『……黙れ』
お腹の底に響くような魔王の声は、初めて聞くものだった。
顔を歪めながら徐々に宙に浮くアリス。その横には、さっきまでレンが手にしていた魔剣も、同じように浮いている。
魔王は魔剣の刃に向かって、小さな魔力の球を軽く飛ばした。
すると――魔剣は、歪な風船みたいにブワリと膨らみ破裂した。
隣のアリスは、飛び散った硬い刃の破片で傷つき、怒りと恐怖で震えている。
あんなに小さな球でも、魔剣は吸収しきれないのだ。もし、魔王を刺していたらと思うとゾッとする。
見ていたレンとエルネストは真っ青だ。
「ま……魔王! 頼む、やめてくれ! 彼女の中に……本物のアリスが居るって!」
エルネストは必死で訴える。
「そうよっ! 私が死ねば、アリスも死ぬのよ。人間を殺したら、誓約だって結べないわっ」
勝ち誇ったように、アリスは言った。
『……それがどうした』
「えっ?」
ああ、そうだった。
カルロスは魔界の王なのだ。人間に興味なんてない。最初から言っていたのだ、人間界なんて簡単に滅ぼせるのだと。
そして、魔族のみんなは、魔王が決めたのなら絶対に逆らわないのだろう。
全ては、私のために穏便に事を運ぼうとしてくれていたのだ。
今の姿が、本来の魔王なのかもしれない。だけど――。
私はこれからも「ビーチェ」と優しく囁くようなカルロスの声が聞きたいし、魔族のみんなとも仲良くしたい。
でも……狡いかもしれないけど、大切な人達にも生きていてほしいと思う。
そう、ベアトリーチェの私は欲張りなのよっ!
バスチアンの言葉と、アリスの言葉。所々だけど、繋がってきた。
剣で刺され、光属性の魔力を奪われたのは……過去の私だ。
そして、このアリス――いや、アリスに憑依した者の、双子の妹だったのだろう。
きっと、魔王を止められるのは私だけだ!
0
あなたにおすすめの小説
婚約破棄された悪役令嬢、放浪先で最強公爵に溺愛される
鍛高譚
恋愛
「スカーレット・ヨーク、お前との婚約は破棄する!」
王太子アルバートの突然の宣言により、伯爵令嬢スカーレットの人生は一変した。
すべては“聖女”を名乗る平民アメリアの企み。でっち上げられた罪で糾弾され、名誉を失い、実家からも追放されてしまう。
頼る宛もなく王都をさまよった彼女は、行き倒れ寸前のところを隣国ルーヴェル王国の公爵、ゼイン・ファーガスに救われる。
「……しばらく俺のもとで休め。安全は保証する」
冷徹な印象とは裏腹に、ゼインはスカーレットを庇護し、“形だけの婚約者”として身を守ってくれることに。
公爵家で静かな日々を過ごすうちに、スカーレットの聡明さや誇り高さは次第に評価され、彼女自身もゼインに心惹かれていく。
だがその裏で、王太子とアメリアの暴走は止まらず、スカーレットの両親までもが処刑の危機に――!
前世の記憶を取り戻した元クズ令嬢は毎日が楽しくてたまりません
Karamimi
恋愛
公爵令嬢のソフィーナは、非常に我が儘で傲慢で、どしうようもないクズ令嬢だった。そんなソフィーナだったが、事故の影響で前世の記憶をとり戻す。
前世では体が弱く、やりたい事も何もできずに短い生涯を終えた彼女は、過去の自分の行いを恥、真面目に生きるとともに前世でできなかったと事を目いっぱい楽しもうと、新たな人生を歩み始めた。
外を出て美味しい空気を吸う、綺麗な花々を見る、些細な事でも幸せを感じるソフィーナは、険悪だった兄との関係もあっという間に改善させた。
もちろん、本人にはそんな自覚はない。ただ、今までの行いを詫びただけだ。そう、なぜか彼女には、人を魅了させる力を持っていたのだ。
そんな中、この国の王太子でもあるファラオ殿下の15歳のお誕生日パーティに参加する事になったソフィーナは…
どうしようもないクズだった令嬢が、前世の記憶を取り戻し、次々と周りを虜にしながら本当の幸せを掴むまでのお話しです。
カクヨムでも同時連載してます。
よろしくお願いします。
半妖の狐耳付きあやかし令嬢の婚約事情 ~いずれ王子(最強魔法使い)に婚約破棄をつきつけます!~
百門一新
恋愛
大妖怪の妖狐「オウカ姫」と、人間の伯爵のもとに生まれた一人娘「リリア」。頭には狐耳、ふわふわと宙を飛ぶ。性格は少々やんちゃで、まだまだ成長期の仔狐なのでくしゃみで放電するのもしばしば。そんな中、王子とのお見合い話が…嫌々ながらの初対面で、喧嘩勃発!? ゆくゆく婚約破棄で、最悪な相性なのに婚約することに。
※「小説家になろう」「カクヨム」にも掲載しています。
※ベリーズカフェに修正版を掲載、2021/8/31こちらの文章も修正版へと修正しました!
オバサンが転生しましたが何も持ってないので何もできません!
みさちぃ
恋愛
50歳近くのおばさんが異世界転生した!
転生したら普通チートじゃない?何もありませんがっ!!
前世で苦しい思いをしたのでもう一人で生きて行こうかと思います。
とにかく目指すは自由気ままなスローライフ。
森で調合師して暮らすこと!
ひとまず読み漁った小説に沿って悪役令嬢から国外追放を目指しますが…
無理そうです……
更に隣で笑う幼なじみが気になります…
完結済みです。
なろう様にも掲載しています。
副題に*がついているものはアルファポリス様のみになります。
エピローグで完結です。
番外編になります。
※完結設定してしまい新しい話が追加できませんので、以後番外編載せる場合は別に設けるかなろう様のみになります。
キズモノ転生令嬢は趣味を活かして幸せともふもふを手に入れる
藤 ゆみ子
恋愛
セレーナ・カーソンは前世、心臓が弱く手術と入退院を繰り返していた。
将来は好きな人と結婚して幸せな家庭を築きたい。そんな夢を持っていたが、胸元に大きな手術痕のある自分には無理だと諦めていた。
入院中、暇潰しのために始めた刺繍が唯一の楽しみだったが、その後十八歳で亡くなってしまう。
セレーナが八歳で前世の記憶を思い出したのは、前世と同じように胸元に大きな傷ができたときだった。
家族から虐げられ、キズモノになり、全てを諦めかけていたが、十八歳を過ぎた時家を出ることを決意する。
得意な裁縫を活かし、仕事をみつけるが、そこは秘密を抱えたもふもふたちの住みかだった。
ゲームには参加しません! ―悪役を回避して無事逃れたと思ったのに―
冬野月子
恋愛
侯爵令嬢クリスティナは、ここが前世で遊んだ学園ゲームの世界だと気づいた。そして自分がヒロインのライバルで悪役となる立場だと。
のんびり暮らしたいクリスティナはゲームとは関わらないことに決めた。設定通りに王太子の婚約者にはなってしまったけれど、ゲームを回避して婚約も解消。平穏な生活を手に入れたと思っていた。
けれど何故か義弟から求婚され、元婚約者もアプローチしてきて、さらに……。
※小説家になろう・カクヨムにも投稿しています。
前世では美人が原因で傾国の悪役令嬢と断罪された私、今世では喪女を目指します!
鳥柄ささみ
恋愛
美人になんて、生まれたくなかった……!
前世で絶世の美女として生まれ、その見た目で国王に好かれてしまったのが運の尽き。
正妃に嫌われ、私は国を傾けた悪女とレッテルを貼られて処刑されてしまった。
そして、気づけば違う世界に転生!
けれど、なんとこの世界でも私は絶世の美女として生まれてしまったのだ!
私は前世の経験を生かし、今世こそは目立たず、人目にもつかない喪女になろうと引きこもり生活をして平穏な人生を手に入れようと試みていたのだが、なぜか世界有数の魔法学校で陽キャがいっぱいいるはずのNMA(ノーマ)から招待状が来て……?
前世の教訓から喪女生活を目指していたはずの主人公クラリスが、トラウマを抱えながらも奮闘し、四苦八苦しながら魔法学園で成長する異世界恋愛ファンタジー!
※第15回恋愛大賞にエントリーしてます!
開催中はポチッと投票してもらえると嬉しいです!
よろしくお願いします!!
悪役令嬢の断罪――え、いま婚約破棄と?聞こえませんでしたわ!
ちゃっぴー
恋愛
公爵令嬢アクア・ラズライトは、卒業パーティーの最中に婚約者であるジュリアス殿下から「悪役令嬢」として断罪を突きつけられる。普通なら泣き崩れるか激昂する場面――しかし、超合理的で節約家なアクアは違った。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる