9 / 258
マッチョになりたきゃMになれ!
しおりを挟むさて、無事に現国を乗り切った訳だが、次の授業は体育である。
学生時代平凡ど陰キャだった俺が運動神経抜群!…な筈もなく。
それが転生したからと言って改善され!…たりする訳もなく…。
「こ、高校の体育って…こ……こんなに……は……ハードだったっけ…?」
開始数十分。
既に俺は息切れしていた。
「なっさけない…。
まだ一周しかしてないじゃないですか。」
本日の体育はマラソンだ。
それなりの広さがあるグラウンドを、各々のペースで走る形式な訳だが…。
何を隠そう。
現世の高校時代、マラソンは友達とだべりながら走らずに普通に歩いてた俺である。
と、言うのも元々いた専門学校には固定のグラウンドが無くて体育は少し離れた体育館か、更に離れた公園を利用していた。
公園近辺のランニングコースはそれなりに距離があって走る間教師の目も無かったし、各々のペースで良いとの事だったから大体のやつは教師の目がある公園を出た辺りから俺と同じように友達とだべっていたように思う。
でも、当然ただのグラウンドでのランニングでそんな物は通じる筈もなく……。
「何お前…。
天使だから疲れないとかそう言う感じ…?」
呆れ顔をしてくるロリ天使はまだまだ余裕そうで少しムカついたので皮肉を言ってやる。
「誰がロリ天使ですか!?
こう見えて私転生前のあなたより年上ですからね!?大人の魅力たっぷりですからね!?」
「はいはい、凄い凄い。」
「聞けやコラ!?」
ひーん…怖いよう。
「良いですか?筋トレとは肉体を痛めつける事です。
と、言う訳でマッチョになりたい奴は存分に自分の身体を痛めつけてください。
後にそれが快感に変わります。
マッチョのMはドMのMです!」
体育教師松崎政次郎
角刈りマッチョなおっさん先生である。
それにしてもこの先生何言ってるんだろう…。
「あひん!♡」
「アナさん、そんな事言っちゃダメですよぉ。
みなさぁん、怪我には気を付けてくださいねぇ!」
突如現れた千鶴さんにケツを引っぱたかれてる…。
一応お仕置のつもりなんだろうけどされた本人普通に喜んでるんだが…。
いや、これ千鶴さんだし喜ばせる為にやってる説あるな、、
「ではではぁ、引き続き頑張ってくださいねぇ。」
ちなみにアナと言うのはUthtuberでの彼のニックネームである。
俺の古参ファンであり、数少ない俺を最推しと呼ぶメンバーである。
今はその場に腕をついて、千鶴さんの椅子になってるマッチョ松崎。
なんだこの地獄絵図。
その場所変われこの野郎。
「キモっ…。」
それにしてもこのロリ天使本当ストレート過ぎない...?マッチョ松崎に言ってるんだよね?俺じゃないよね?ね?
「それより悠太さん。」
え、今露骨に話しそらさなかった?
「隣の席の人って元カノさんなんですよね。」
「…気付いてたのか。」
「まぁ、分かりますよ。
授業中にあんなやり取りしてたら。」
「え、何?授業中授業そっちのけで俺の事見てたの?俺の事好き過ぎじゃ「は?」」
「ごめんなさい調子に乗りました!」
ちなみにリオの席は俺のちょうど反対側、入口前の席である。
「いや、普通に目に入るし多分他の人も気付いてますよ?」
「マジか…。」
気付いてなくて触れられないでいるのと、気付かれていてあえつ触れないでいてくれてるのとじゃ天と地ぐらいの差があるんだぞ……。
明日からどうクラスメイト達と関わって行けば良いんだよ...。
「それにしても、まさか隣の席だったなんてびっくりですよね。」
「あぁ、間違いなく今年一びっくりだわ。」
まぁ転生してまだ1日しか経ってないけどねw
「なぁロリ天使。」
「今度は声に出して呼んできた!?」
「頼む、席変わってくれ!」
「いや頼み方の態度!!
そんな呼ばれ方されて私が快諾するとでも!?」
「え、するだろ?だってチョロいし。」
「いや普通に嫌ですが!?
それ聞いて余計嫌になりましたが!?」
ダメかぁ...。
「逆になんで受けてもらえると思ったんですか…。
普通に嫌ですよ!」
「ケチ天使。」
「悪口やめませんかね!?」
「仕方ない、まぁそれは担任に聞くとしてだ。」
どうにもこの世界はただ親しい知り合いばかりに囲まれた夢空間、と言う訳でもないらしい。
「まさか元カノまで居るなんてな…。」
「元カノどころか悠太さんが言ってた神田旭さんとかも居ましたよ。」
「マジかよ、、。」
やっぱり彼氏と居んのかなぁ……顔合わせて睨まれたらやだなぁ……。
どうやらこの学園生活、一筋縄ではいかないようだ。
「一筋縄?是非縛ってくれ!あひん♡」
もうやだこの先生、、
13
あなたにおすすめの小説
隣に住んでいる後輩の『彼女』面がガチすぎて、オレの知ってるラブコメとはかなり違う気がする
夕姫
青春
【『白石夏帆』こいつには何を言っても無駄なようだ……】
主人公の神原秋人は、高校二年生。特別なことなど何もない、静かな一人暮らしを愛する少年だった。東京の私立高校に通い、誰とも深く関わらずただ平凡に過ごす日々。
そんな彼の日常は、ある春の日、突如現れた隣人によって塗り替えられる。後輩の白石夏帆。そしてとんでもないことを言い出したのだ。
「え?私たち、付き合ってますよね?」
なぜ?どうして?全く身に覚えのない主張に秋人は混乱し激しく否定する。だが、夏帆はまるで聞いていないかのように、秋人に猛烈に迫ってくる。何を言っても、どんな態度をとっても、その鋼のような意思は揺るがない。
「付き合っている」という謎の確信を持つ夏帆と、彼女に振り回されながらも憎めない(?)と思ってしまう秋人。これは、一人の後輩による一方的な「好き」が、平凡な先輩の日常を侵略する、予測不能な押しかけラブコメディ。
至れり尽くせり!僕専用メイドの全員が溺愛してくる件
こうたろ
青春
普通の大学生・佐藤健太は目覚めると、自宅が豪華な洋館に変わり10人の美人メイドたちに「お目覚めですか、ご主人様?」と一斉に迎えられる。いつの間にか彼らの“専属主人”になっていた健太は戸惑う間もなく、朝から晩までメイドたちの超至れり尽くせりな奉仕を受け始める。
陰キャの俺が学園のアイドルがびしょびしょに濡れているのを見てしまった件
暁ノ鳥
キャラ文芸
陰キャの俺は見てしまった。雨の日、校舎裏で制服を濡らし恍惚とする学園アイドルの姿を。「見ちゃったのね」――その日から俺は彼女の“秘密の共犯者”に!? 特殊な性癖を持つ彼女の無茶な「実験」に振り回され、身も心も支配される日々の始まり。二人の禁断の関係の行方は?。二人の禁断の関係が今、始まる!
学年一可愛いS級の美少女の令嬢三姉妹が、何故かやたらと俺の部屋に入り浸ってくる件について
沢田美
恋愛
名門・雄幸高校で目立たず生きる一年生、神谷悠真。
クラスでは影が薄く、青春とは無縁の平凡な日々を送っていた。だがある放課後、街で不良に絡まれていた女子生徒を助けたことで、その日常は一変する。救った相手は、学年一の美少女三姉妹として知られる西園寺家の次女・優里だった。さらに家に帰れば、三姉妹の長女・龍華がなぜか当然のように悠真の部屋に入り浸っている。名門令嬢三姉妹に振り回されながら、静かだったはずの悠真の青春は少しずつ騒がしく揺れ始める。
俺は陰キャだったはずなのに……なぜか学園内でモテ期が到来した件
こうたろ
青春
友人も恋人も居ないボッチ学生だった山田拓海が何故かモテだしてしまう。
・学園一の美人で、男女問わず憧れの的。
・陸上部のエースで、明るく活発なスポーツ女子。
・物静かで儚げな美術部員。
・アメリカから来た金髪碧眼でハイテンションな留学生。
・幼稚園から中学まで毎朝一緒に登校していた幼馴染。
拓海の生活はどうなるのか!?
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
『専属メイド全員が重すぎる愛で迫ってくる!~大学生の僕、11人?の美女に24時間甘やかされ尽くす生活~』
まさき
青春
僕は、ちょっと普通じゃない日常を送ることになった――それは、専属メイドが全員僕のことを溺愛してくれる暮らしだ。
朝は髪を整えてくれるリナ、朝食で笑顔を見せてくれるミユ、どの瞬間も全力で僕を甘やかす。掃除、料理、悩み相談まで、僕のためだけに動くメイドたち。
「ご主人様の笑顔が見たいんです」
その一言で、僕の毎日はちょっとドキドキ、ちょっと幸せ。
全員が僕を独占したいと競い合う日常の中、僕はどうやってこの溺愛地獄(?)を生き抜けばいいのか――!?
甘々、至れり尽くせりの日常ラブコメ、開幕。
「作品への感想代わりの『いいね❤️』や『エール📣』、心よりお待ちしております。」
「【応援のお願い】『いいね❤️』や『エール📣』をいただけると、作者のモチベーションが爆上がりします!」
「最後までお読みいただきありがとうございます。温かい『いいね❤️』が更新の支えです。」
クラスで1番の美少女のことが好きなのに、なぜかクラスで3番目に可愛い子に絡まれる
グミ食べたい
恋愛
高校一年生の高居宙は、クラスで一番の美少女・一ノ瀬雫に一目惚れし、片想い中。
彼女と仲良くなりたい一心で高校生活を送っていた……はずだった。
だが、なぜか隣の席の女子、三間坂雪が頻繁に絡んでくる。
容姿は良いが、距離感が近く、からかってくる厄介な存在――のはずだった。
「一ノ瀬さんのこと、好きなんでしょ? 手伝ってあげる」
そう言って始まったのは、恋の応援か、それとも別の何かか。
これは、一ノ瀬雫への恋をきっかけに始まる、
高居宙と三間坂雪の、少し騒がしくて少し甘い学園ラブコメディ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる