彼女に振られた俺の転生先が高校生だった。それはいいけどなんで元カノ達まで居るんだろう。

遊。

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その頃の学校と揺れる想い

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こんにちは。

誰かさんからはロリ天使だとかチョロリ目刺しなんて不名誉な名前で呼ばれるとても可哀想な天使見習い、リオです。

「皆おはよう。

今日の朝のホームルームを始める。

さて、連絡だがとりあえず今日三澄は風邪で休みだ。」

「えぇ!?」

誰かさんが休みと言う事で、朝のHRはちょっとした騒ぎになりました。

1年教室では。

「悠にぃが休み!?

大丈夫かな……!」

「大丈夫だよ!だってお兄ちゃんには私がいるもん。」

日奈美から話を聞いた茉里愛が心配するも、日奈美が自信満々に言う。

「心配だなぁ……。」

そんな日奈美を知らん顔でソワソワする茉里愛。

「全然聞いてないし!!」

生徒会室では……。

「え?悠太休み?サボりだ~。

あたしもサボろっかなぁ。」

そんな風に軽い感じの瑞穂。

「駄目に決まってんでしょ!

まぁ……でも心配ではあるわね。

最近は生徒会の仕事も手伝ってもらってたし……。」

瑞穂の頭にチョップしながらも心配そうにする生徒会長綾瀬波瑠。

「あだっ!?もう!生徒会長なのにそうやってすぐ暴力振るのはいけないと思いまーす!」

「誰のせいだと思ってんのよ!」

「悠太休みなんだ……。

蘭ちゃん、確か猫飼ってたよね?」

「ん?飼っとるけどどないしたん?」

「チュールってどんなのが良いのかな……?

やっぱ高いやつの方が美味しいのかな?」

「うん、絵美?チュールは人が食べる用じゃないで?」

「やだなー私は食べないよー!」

「あははは、そうやんなー。」

「食べるのは悠太だから。」

「悠も人間やからな!?」

保健室では……。

「悠さんが休み!?

保健室って休診とか出来るのかしらぁ……。」

「いや、ダメですよ……。」

帰り支度を始める千鶴さんは、流石に引き止めておいた。

「悠たん……幾らMだからって自分から風邪引くなんて……。」

「流石にそれはないですよ……。」

ドM先生は相変わらず……。

場所を戻して2年教室。

「悠太が休み!?

悠太が居ない学校なんて居ても意味無い!

私ちょっと体調悪くなりそうなので早退します!」

隣のクラスなのにいち早くその事実に気付いた志麻さんが学校を脱走したり。

宏美さんは興味無さそうな感じをしてるけど実はちょっとソワソワしてるし。

「ひぃーははあははw!!

なんや三澄の奴みんなに心配されてモテるなぁ!
なんでそんなリア充してるん??

とりあえず爆発しろwww

話術?顔?雰囲気?なんでなんやろ、

なんかいいんだよね~。

そのモテオーラ俺にも分けてくれよー。

俺も彼女ほしー。

いやめんどいからいらんわ。」

「宮戸、落ちつきなって、、

でも心配だよね悠さん。」

「悠ちゃん休みかぁ。

ま、いっぱい食っときゃ風邪なんかすぐ治るだろ。

放課後差し入れでも持って行ってやろうぜ。」

うーん……本当に体調悪かったら食欲無いだろうし沢山食べたら治るのは秋名さんだけだと思う……。

「そうだね!僕も行くよ。」

それに同意する智成さん。

「お見舞いイベントで智兄と秋名たんが悠兄を取り合い!?うひょー!滾るわ…!」

叫びながら鼻血を垂れ流す美紀ちゃん、、

「ん、なんだ?君腐女子だったりするのかい?」

と、ここで宮戸が美紀ちゃんに声をかける。

「え、あ、はい、控えめに言ってその……BLとか大好きですが。」

それは控えめなんですかね……?

「なんだ同士か!」

「え!あなたも!?」

と、思わぬ所で同盟が生まれたり……。

「本当に……。」

こんな短い期間でこんなに沢山の人に心配されたり気にかけてもらったり。

嫉妬されたりストーカーされたり、ペットにされたり……BLのネタにされたり……なんか、すごいなぁ……。

終盤は本当に凄いのかどうか分からないけど、、で、でもやっぱり悠太さんはすごいな。

本人は絶対認めないだろうけど。

それにしても……志麻さん本当に行っちゃったけど悠太さん、大丈夫かなぁ。

弱ってる悠太さんが襲われてたらどうしよう。

なんて想像して、ちょっとモヤっとする。

あれ……?なんでモヤっとしてるんだろ……。

あんな奴襲われてちょっとくらい痛い目を見てれば良いんです。

……。

でも何かお見舞いぐらい用意してあげても良いかもですね。

いや……案外ちゃんと看病されてたりして……。

それはそれでなんだか……いやだから……別に!

って誰に言い訳してるんでしょうか私は……。

そんなこんなで昼休み。

天界道具の行きたい場所ドアで様子を見てみると……。

「何やってんですか……?」

「俺が聞きたい。」

案の定お見舞いに来てた志麻さんがベッドに潜り込んで幸せそうに寝ていた。

それを見てまた少しモヤっとして。

「なんだ、心配無さそうですね。」

「あ、おいちょっと待てよ!

絶対なんか勘違いしてるだろ!?」

「してたらなんだってんですか……。」

「いやだからこいつが寝てる間に勝手に……ってリオ?」

本来なら、彼が幸せになる事は私からすれば願ったり叶ったりな事の筈だ。

志麻さんは元カノだしちょっとアレな部分もあるけど……きっと一度離れて後悔した彼女がまた彼を見捨てる事は無いのだろう。

「女の子と二人きりで寝れて、鼻の下伸ばして、勝手に幸せになってれば良いじゃないですか。」

「なんだよ、何ムキになってんだよ?」

「べ、別にムキになってる訳じゃ……。」

あれ、私どうしたんだろ。

なんでこんなに感じ悪い態度を悠太さんにとってるんだろ……。

普段はこんな事無いのに。

「悠太さん、やっぱ恋愛したくないとか言いながらなんだかんだモテてるじゃないですか。」

「いや、だからそんなんじゃ……あれ...?なんだよ嫉妬してんのか?案外可愛いとこあるな。」

「…… え?」

嫉妬?私が?天使の私が人間の彼に?

「え?リオ?マジで?」

黙り込んでしまった私の反応が意外だったのか
悠太さんが心配そうに聞き返してくる。

「そんな訳ないじゃないですか!このすかぽんたん!」

ひっぱたいて教室に戻る私。

背後から病人を叩くかね……と聞こえたが無視だ。

「はぁ……どうしちゃったんだろ……私。」

一人呟く。

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