彼女に振られた俺の転生先が高校生だった。それはいいけどなんで元カノ達まで居るんだろう。

遊。

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現実逃避と黒ずくめ

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翌朝。

「11:00駅の噴水前集合ね!」

瑞穂からそんな連絡があり、俺と日奈美は余裕を持って家を出たのだが……。

「誰もいない……な。」

「うん、そうだね。」

これには日奈美も怪訝そうな顔。

他の人は兎も角、一応同じ家に住んでる(?)リオも朝からいなかったし、いや、実際リオの居住スペースを見た訳じゃないから実際は分からないけども……。

何より信じられないのはいつもなら呼んでなくても常に後方から付いてきている志麻すら居ないのだ。

いや、単純に見えない位置に居るだけか……?

そう思って目を凝らすも、やっぱり居ない。

どうしよう、ストカーされなれて無駄に探す能力がついてしまった……。

……それにしてもだ。

いつもなら常に見える位置…なんならさっきまでも普通に居たのに…。

あの志麻がストーカーを中断する程の何かがあった…?

いや…そんな馬鹿な…。

「他の人、どうしたんだろう...?」

日奈美も、心配そうに眉をひそめる。

「ははぁん、分かったぞ?」

「え?」

「これはまさしく…嘘告白ならぬ嘘誕生日祝いと言うやつだな……!?」

「えー…?」

微妙な表情をされてしまった…。

「嘘告白もあれば嘘誕生日会だってある!」

「いやいや……さすがにそれは……。」

「あれは小学生の時!」

「あ、なんか始まった……。」

回想⬇

「え、夏休みに誕生日あるの?」

「じゃあ皆でお祝いしなきゃじゃん!」

「誕生日会とかやるの?」

「う、うん一応。」

「そうなんだ、また誘ってね!」

そう言って一学期の終わりにクラスメイトに誕生日の話をするとみんながこんな感じで……!

これは誕生日会に沢山の人が来てくれる!

そう思って喜び勇んで母さんに相談したさ!

でも誰も来ない!

母さんもこの日の為に気合い入れて支度をしてくれたのに!

「え!今日だっけ!?ごめんもう予定入れちゃた!」

「ごめん今家族旅行中で!」

「また来年はちゃんとお祝いするから!」

そんな来年などなかった!

回想終わり!

「うわぁ……。」

日奈美がげんなりした表情で声を漏らす。

そうだろうそうだろう、うわぁと思うだろう!

でもあまりストレートにうわぁと言われると傷付くのでお手柔らかにお願いしますっ!!(血涙)

「だ、大丈夫!今日は私がいるから!

明日の朝まで付き合っちゃうから!」

目に見えてフォローされてる感じが余計に辛いww

まぁ日奈美と朝まで誕生日祝いとか最高だろうけどもっ……!

家族だから門限も無いしねっ!☆

そして待ち合わせ時間を5分程過ぎた頃。

「やっぱり誰も来ないね。」

「まぁ5分くらいは遅れる事あるかもだし。」

「全員が?」

「うっ……。」

よ、よし、現実逃避しよう!

ちなみに作者は現実逃避と打とうとして予測変換に現実頭皮と出て来て戦慄してるんだがそれはそれとして、、、。

本当なんであんな抜けるのかしらん……。

そんな現実知りたくなかった…。

さて、そんなメタな話は良いんだ。

良いったら良いんだ!(血涙)

それよりも日奈美から誕生日プレゼントにオシャレな財布を貰ったのだ。

色はネイビーで俺好み、本革長財布。

模様とかは無いシンプルなデザインだがオシャレさが際立っていて…!

貰ったあとよし家宝にしようと神棚に供えようとしたら怒られました...。

今はちゃんと大事に使わせてもらってます!うへへ。

「プレゼント気に入ってもらえたみたいで良かった!」

「おう!超気に入ったぞ!思わずDIYで神棚を作って祀りたくなるぐらいには!」

「だから大袈裟だってば!?」

「HaHaHa!冗談冗談!」

「本当にやりそう…ってかやろうとしてたじゃん…。」

「俺冗談は形から入る系男子だから。」

「そんなの聞いた事無いよ!?」

さて、そんな風に時間を忘れて兄妹仲睦まじいやり取りを交わしていると…。

「え!?な、何!?」

俺と日奈美はいつの間にか全身黒ずくめのサングラス兄ちゃんらに囲まれていた。

な、なんだこの状況!?

気付かない内に何が起きてたんだよ!?

と、とりあえず日奈美にだけは手出しはさせない!この命に変えてもっ!あ、俺もう一回死んでるんだったわ…。

いや!そんな事言ってる場合じゃない!と日奈美の前に立って黒ずくめの男達を見据える。

「お、お兄ちゃん…!」

背中に隠れた日奈美が不安そうにしがみついてくる。

「やれ。」

そんな中リーダーらしき男がそう一言。

っ…!?く、来る!

かと思えば、二人の大男が俺と日奈美の体を肩にを担いだのだ。

「んなっ!?ちょ、ま!?」

「お、お兄ちゃん!」

「ひ、日奈美を離せ!」

そう言って日奈美の方に手を向けるも、その手は届かず、俺と日奈美はそれぞれ何処かに連行されてしまうのだった。





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