彼女に振られた俺の転生先が高校生だった。それはいいけどなんで元カノ達まで居るんだろう。

遊。

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体育祭?何それ美味しいの?

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高校生活において、二学期と言うのは行事が一挙に集約した学期、と言う認識がある。

そんな中陰キャの中の陰キャである事を自負する俺がもっとも嫌う行事、それは一つだ。

これは多分多くの生徒が同意する、間違いなく。

それは何か、そう!体育祭である。

まだ暑さも収まってない、秋になりきってないこの時期。

そんな中で普段から運動してる運動部の連中ならともかく普段から運動の習慣がない俺達にとって苦行でしかない行事。

それが体育祭!なのである!

「いや、そんな力説されても……。」

今は昼食タイム。

空き教室に集まって来月に迫っている体育祭の話をしているところだ。

「そう言うけどさ、ロリ目刺し。」

「誰がロリ目刺しですか!」

「お前だって運動はそんなに得意な方じゃないだろ?」

「うっ、まぁそれはそうですが...。」

実際、転生したおかげでもう二度と出来ないと思っていた経験がこうしてまた出来ると言うのは喜ぶべき物ではあるだろう。

でも元来運動嫌いな俺にとって体育祭なんて物はその括りに入らないのである。

「俺は楽しみだぜ!」

そんな中、意外にもワクワク顔の秋名たん。

てっきりコイツは同士だと思ってたんだが、、どうやら違ったらしい。

「なんだよ、秋名たん。

お前実は運動得意だったりするのか?」

「いや、実はてw失礼過ぎんだろw

まぁ得意ではないけどw」

「なら失礼でもなんでもないだろ……。 」

「事実はどうあれ言い方に悪意があるだろw」

「いや、それよりなんでそんな……いや良いわ。」

「無理やり話を変えといて結局理由すら話させてくれないのかww」

「だって秋名たんが嫌いな事を頑張る理由なんて聞くまでもないだろ。

どうせ可愛い子……サクとかにかっこいいとこを見せたいから、とかだろ?」

「流石悠ちゃん!俺の事分かり過ぎだろw」

「お前が分かりやす過ぎなんだっての……。」

「理由はどうあれ一応やる気満々な秋名さんの方がマトモですよ。」

呆れ顔でリオが言う。

「ぐうっ!」

「先にぐうって言っちゃってるじゃないですか...。」

「お兄ちゃん、頑張ろうよ!

私、応援するから!」

「っしゃおら!やってやんぞ!」

「相変わらずシスコンじゃん……。」

瑞穂に呆れられたが関係ない!

こんなに可愛い妹に応援されてやる気を出さない兄がいるだろうか!?いや、いない!

「実は私応援団に立候補しようと思ってて。」

「日奈美が応援団だと!?

衣装は!?」

「え?多分女子も学ランとかだと思うけど。」

「チアも捨て難いが学ラン姿も全然ありだな!」

「ひ、ひなちゃんが絡むと急にテンション上がるじゃん……このシスコン……。」

美江にも呆れられた。

と言うか痛い!痛い!しがみつきながら思いっきりつねってきた!

「撮影なら任せろ!

日奈美の学ラン姿を最高の形で写真に納める!」

「じゃあ私は撮影してる悠太を撮影する!」

ここで元気良くそう挙手したのは志麻だ。

「うん、志麻。

盗撮はダメだぞ?」

「いや……悠太のも盗撮でしょ……。」

呆れ顔で瑞穂が言う。

「何を言う!身内の晴れ舞台を写真に残すのは家族である者の務め!よって合法!」

俺がそう返すと、うわぁ……みたいな顔をされた……。

全く失礼な奴め……。

「もぉ、お兄ちゃんったら……。

まぁ嬉しいけど...。」

なんて照れくさそうに言ってくる妹が可愛すぎてお持ち帰りしたい。

いや、お持ち帰りしなくても妹だから同じ家だったわ←

「「「このシスコン。」」」

リオ、瑞穂、美江の3人からのトリプルパンチ!

「それを言ったら悠太の晴れ舞台を写真に残すのはストーカーである私の務めだもん!」

「いや晴れ舞台じゃないし……と言うかまたストーカーって自分で言ってんじゃねぇかw」

いや確かにこないだの応援演説でもめっちゃ撮ってたっけ、、

こいつのデータフォルダどうなってんのかしら、、

「見たい!?もうすぐSD100枚目になるけど!」

何それ怖っ。

既に100回も容量カンストしてて草

「そ、そう言えば皆は個人種目どうするか決めた?」

と、ここで苦笑いしながら話題を変えたのは八重音だ。

今日宮戸は美紀と昼食を食べながら何やら込み入った話をするらしく(内容はあえて伏せておく……。)溢れた八重音も、一緒に空き教室に来ていた。

「あ、そう言えば朝考えとくようにって八重音さん言ってましたね。」

「そうそう!」

今朝、クラス委員を務めている八重音の舵取りの元、体育祭実行委員、応援団の募集と個人種目の選択の話があった。

とりあえずうちのクラスは朝はその発表だけで、決めるのは帰りのホームルームで、と言う事になった。

ちなみに個人種目とは5つある競技の中で一つだけ自由に選んで参加する競技だ。

その5つはと言うと、〈借り物競争、障害物競争、パン食い競争、二人三脚(これだけ二人一組)、玉入れ〉の5種類だ。

とりあえず走るのダルいし玉入れ一択かなぁ...。

「はい!私借り物競争が良い!」

またまたそう言って元気良く挙手する志麻。

それ走るのダルいから玉入れにしようって思ってたのに確実に走らされるやつジャマイカ、、

「でも日奈美に借りられるんなら悪くないかも……。」

「「「このシスコン。」」」

トリプルパンチ再び!

「あ、でも俺が借り物競争にして千鶴さんと走るのもありかも……。」

「「「このシスコン。」」」

いやシスコン関係ないんだがw

「そもそも借り物競争のお題はランダムで決まってるんだからそんなピンポイントに狙えないと思うけど……?」

と、八重音が呆れながら口を挟んでくる。

「ばっか、志麻の執念をナメんなよ?

メガネをかけた人、みたいな特定の持ち物を持っている人って場合にも私物を押し付けてでも借りてくるし、今食べたいものを持ってる人、とかでも余裕で俺の名前を出すのが志麻だ。」

「わぁ!流石悠太!私の事よく分かってる!大好き!愛してる!結婚して!」

ほらな……。

これには八重音もうわぁ……って顔してる……。

「うーん……私は障害物競争かな?」

と、日奈美。

「まりも!負けないから!」

「私だって!」

「はいはい、まだ火花を散らし合うのは早いぞー。」

ライバル意識高めな日奈美茉里愛の妹組は相変わず。

「あたしは一応ハルたんと二人三脚やる事になったんだよね。」

次に口を開いたのは瑞穂だ。

「おぉ!2大美女コンビか!豪華な組み合わせだな!」

これには秋名たんも興奮の声をあげる。

「まぁね、うちのクラスでは体育祭のメインイベントだって男子が騒いでたよ。」

うーん、瑞穂とハルたん会長、最初は犬猿の仲だった筈だが随分と仲良くなったものである。

「わ、私は…余り物でパン食い競争になった……。」

次に口を開いたのは美江だ。

「おぉ、美江はパン食い競争か。」

「俺もパン食い競争にしようかな!

食ったパン貰えるんだろ!? 」

秋名たんのこの反応は普通に予想通りだわ、、

そう言えばアイツは何にするんだろ……?

秋名たん伝てで宏美も誘ったのだが、私は別の人と食べるからと足早に教室を出ていったらしい。

席替えもあり、選挙もあり、なんだかんだまだちゃんと話が出来てない状態が続いている。

流石にこのままじゃ、駄目、だよな……。

とにかく一度はちゃんと話さないと……。

昼食を食べながら、改めてそう決意する。











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