彼女に振られた俺の転生先が高校生だった。それはいいけどなんで元カノ達まで居るんだろう。

遊。

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バーガーゴッド!

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さて、生徒会活動を終え、俺達生徒会メンバープラス志麻は、1度帰ってから来た美江、リオ、日奈美、そして三人に変な虫が寄り付かないようにと迎えに行ってもらった智成を交えたメンバーで合流し、早速バーガーゴッドにやって来た。

流石に人数が人数なので6人席を2組で分かれて座るスタイルとなった。  

「なんで私まで……。」

頭を抱えながら片杉も付いてくる。

「まぁまぁ、まだ片杉さんの歓迎会もしてないしね!」

それを絵美が宥める。

「そんな事言って~ハルたんも来るって言ったら割とノリ気だったじゃん!」

「それは……そうですが……。」

瑞穂の言葉に渋々口を噤む片杉。

「今後も一緒にやって行く訳だし、この機会に片杉さんとも親睦を深めておきたいなと思ったんだけどダメだったかな?」

そんな片杉を見てハルたん会長がそう言って微笑む。

「い、いえ!私も綾瀬会長と是非親睦を深めたいです!」

そんな言葉を食い気味に否定する片杉。

全く現金なヤツめ……。

とりあえず俺、日奈美、美江、リオ、志麻、智君のグループと、ハルたん会長、瑞穂、絵美、蘭、片杉の2グループに分かれた。

結果的に生徒会メンバーから俺だけハブられる形にはなったが、まぁ仕方ない。

真ん中の俺の隣には日奈美と美江が座り、正面に志麻、隣にリオ、智君が並ぶ形で座る。

「悠さん僕も呼んでくれてありがとね。」

「気にすんな。

日奈美が変な奴に絡まれたら困るし、女子ばっかりの中に男子一人ってのもアレだしな。」

秋名たんだと日奈美にまで手を出しかねないからな。

日奈美の水着姿を目に焼き付けようとした事、まだ忘れてないんだからな←

「「「このシスコン」」」

近くに座ってるリオと美江は兎も角別の席に座ってる瑞穂にまで言われる始末、、

「私は悠太がシスコンでも大好きだよ!

1文字変えてシマコンだともっと嬉しいけど!」

「勝手に変な造語を作るんじゃありません……。


大体なんだシマコンって……。

それだと俺が単純に志麻に劣等感を感じてるだけになるジャマイカ、、

さて、席を確保したので早速買いに行く事になったのだが。

「とりあえず席ごとに順番にしましょ。

でもこっちは女子ばっかりだから変な人に絡まれても困るから出来れば悠太君か智成君どちらかに残ってもらいたいのだけど。」

「それなら僕が残るよ。

悠さんは妹さんと行きたいだろうし。」

イケメンな上に気配りまで完璧なんて流石智君である。

略してさすとも!

「「「このシスコン(2回目)」」」

2回目までしっかりハモるのやめてもろてw

さて、繰り返しになるがここバーガーゴッドの特徴は、なんと言ってもそのボリュームである。

お値段は少し高めに設定されているものの、他のバーガーチェーン店のハンバーガーよりも一回りも二回りも大きなハンバーガーは、若い男性客も大満足なボリュームである。

そんな訳で、問題になってくるのは何を頼むか、である。

そもそも普通のハンバーガーですら結構なボリュームなのだ。

今回の集まりの名目は美江のパン食い競走の練習に付き合う、だった筈だが、これ、確実に店選び間違えてないかしらん...。

右腕にしがみついてる美江も、レジの上に表示されているメニュー表と前の人が実際に受け取ったハンバーガーを交互に見てオロオロしている。

「わぁ、私ハンバーガーショップなんて初めてです!」

大興奮のリオ。

「えー、迷うな。

何にしよ。」

メニュー表を見ながら考え込む日奈美。

「私は悠太が良い!」

「人を勝手にハンバーガーにするんじゃありません...。」

志麻は相変わらずとして...。

それにしてもこのjawbreakってなんだw

直訳すると顎を壊すになるんだが...。

なるほど確かにミートパティ10枚にトマトやレタス、チーズ等の野菜が高く積み上げられており、普通にかぶりつこうものなら顎が外れること間違い無しである。

と言うか普通に持ちづらそうだな...。

「へぇ、面白そうじゃん。」

「え、瑞穂?」

席で待っていたはずの瑞穂がいつの間にか背後に来て俺が見ていたメニュー表を覗き込んできた。

「せっかくだし智成君と挑戦してみれば?」

「うーん、そうだなぁ。」

言われてみるとちょっと興味が出てきた。

「お、結構乗り気じゃん。

そう来なくっちゃ。」

「出来れば智兄と1つのハンバーガーを!ブハッ!?」

...なんかどこかからめちゃくちゃ聞き慣れてる声が聞こえた気がする...。

ついでに聞き慣れた鼻血声も...。

いやだから鼻血声ってなんだよ……。

ストーカーされ慣れてるとは言えこれはなんか違うような...。

いや、愛されてるのは間違い無いんだけども...。

まぁ今日は普段ストーカーしてる奴は普通に隣に居るからプラマイゼロ……うーん……プラマイゼロなのか……?

「そもそもストーカーに慣れてるのが問題だと思いますが...。」

リオには呆れられたがそりゃ毎日のようにストーカーされてたら慣れると言う物である。

「ハルたんにもストーカーされてたしねー。」

「あ、あれは違うのよ!あなた達の動向が気になって後を付けてただけだから!」
 
瑞穂の言葉に、後ろから来たハルたん会長が反論する。

「それもどうかと思うけど...。」

「あ、あんたのせいだから!

と言うかそれより!あんたまだ順番待ちでしょうが!」

「あだぁ!?」

ハルたんチョップを食らった瑞穂は、そのままハルたん会長に引きずられていった...。

「お兄ちゃん、好奇心旺盛なのは良いけど夕飯前だからあんまり無理し過ぎないようにね?

私はポテトとシェイクだけにするから。」  

日奈美はそう言って注文をする。

「どれもボリュームあって美味しそうですね!

私はここで晩御飯済ませちゃいます!」

リオも楽しそうにメニュー表を眺める。

「大丈夫だよ、悠太。

悠太が残すなら私が買うから!」

何が大丈夫なのかしらん...。

と言うか食べるからじゃなくて買うからって所が大変志麻らしい...。

ちょっと前にハンバーガーを放置して経過を観察してみたみたいな動画あったなぁ...。

なんで今そんな話をしたのか、なんて聞くな馬鹿……分かるだろ...。

「美江はどうするんだ?」

「あ、えっと...。」

美江が目を向けていたのは、この店のメニューの中で一番サイズが小さいバーガーだ。

「まぁ最初はそれぐらいにしといた方が良いと思うぞ?」

「で、でもこれじゃ練習にならんし...。」

「いやだからなんの練習..?」

「と、兎に角これにする!」

そう言って美江が選んだのはまさかのミートパティ5枚入りのチーズてりたまバーガーだった。

「いやいや...本当に大丈夫か?」
 
「だ、大丈夫じゃし...。」

「本当に...?」

「し、しつこい!大丈夫じゃって言うとるじゃろ!」

「なら良いけど...。」

本当に大丈夫かなぁ...。

本人がそう言い張るなら無理に引き止めないけど...。

にしてもチーズてりたまバーガーか...。

そう言えばあいつチーズと卵料理が大好きだったよなぁ...。

流石にミートパティ5枚は食べないだろうけど...。

なんてな...。

この場に居ない、居るはずもない奴の事がつい頭に浮かぶ。

ダメだダメだ...。

今はそんな事考える時じゃない。

「悠君...?」

俺が急に黙ったのが気になったらしく、美江が心配そうに声をかけてくる。

「あぁ、悪い悪い。

注文するか。」

ちゃんと切り替えないとな...。
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