転生したら憧れとは程遠いお姫様になりました。

donguri

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2話 肥満体型のお姫様で何か悪いか!?

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私は、転生後何故かポケットに入っていた
タバコを吸いながら魔王がさらいに来るのをお城の自室で待っていた。

「すぅー、おっせぇなぁ!!魔王様!」

転生した時は、乙女なお姫様の姿では無く
オッさんにドレスを着させただけの
カオスな見た目だった。

(あの女神!!雑に俺をキャラクリエイトしたなぁぁ!?もっと可愛くせぇよ!)

思いっきりブチギレてしまった。

しかし色々、考えてしまうと時間は、
過ぎてしまう。3日の間に
お姫様として役目を果たさなければならないのだ。

それにしても魔王は、私のところに来ぬ。
勇者は、もう旅立ったというのに。

「遅れて..すみませーん、姫をさらいに来ましたぁ」

気の弱い魔王が私の自室に来た。

「やっと来たか、さぁ、私をさらいなさい!魔王様よ!」

「いや、お父様..変装はいいので娘さん
本人とお話したいのですが..」

「誰が!お父様やねん!」

このファンタジーの世界では、私は、
お姫様であり、物語の鍵を握る需要な
ヒロイン!!
そういうのもあり強気に魔王に説教をする。

「姫はわたくし、ゲン•ロイヤルサボンティーヌでございますわ!どうぞよろしくお願いしますわ」
1秒で思いつく、意味わらない洋風的な造語を並べ名前を名乗る。

お嬢様系アニメで身に付いたドレスの裾を
持ち挨拶するこの事をカーテシーと言うみたいなのだが、足の濃い臑毛を剃っておらず、それを見た魔王は絶句した。
(ここの想像は、お任せします。)

絶句した魔王は、状況を理解しているのか
フリーズしたかのように立ち尽くす。

だが姫としていられる時間が無い私!
魔王がさらうまで強気に行くことを
辞めない!

「私を連れ去りなさいよ!ほら!!」

私は、お姫様抱っこで連れ去らうことをイメージし、全力で兎のようにぴょんぴょん跳ねて、魔王にアピールする。

絵面的に、私が前世で想像してたのと全然違うけど、アピールするには恥を捨てこれで行くしかない!

頑張れ!私!!!

「貴方が姫なんですね、わかりました。」

おじさんがお姫様と言うグロい
状況を飲み込んだのか魔王は、周りを伺った後、仕方なく私をお姫様抱っこを試みる。

体重が身長170cm、体重90kgある私は、魔王にお姫様抱っこを秒で諦められ、仕方なく徒歩で魔王城へ向かった。

続くっ!!(キレ気味)
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