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本編
変なポーズは気付かれないように(※R18)
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新幹線の座席でゲン○ウポーズ決めながら、脳内では大暴れしていた。
メッセージアプリの作業は一通り終了したために、このポーズなのである。
しかし、甘えて縋って、名前呼びとはどういうことだ。
さらに、「イイコ」と誉められることに喜びを覚えていた自分がいる。
なにそれ、こわい。
さりげなく調教してくれてんじゃないわよ。
しかも琢磨のお手並みが鮮やかすぎて、元カレとの夜なんて…ゴミ過ぎて塵となったわ。
幸いにも早朝の新幹線のために人数は少なく、寝ている人も多い。
多少変なポーズをしてても気にならないものだろう。
というか、これはワンナイトだ。
昔の片思いの相手だが、ワンナイトに過ぎないのだ。
秘芽をいじる手を止めず、私の快感を刺激しながらキスをしかけてくる琢磨。
キャパオーバーのために、それにこたえるのに必死な私は、がんばってそのキスに追い付こうとする。
「そろそろいいかな?」
その一言の後にナカに指が入ってきた感じがした。
「あっ…」
男性経験が少ないためにあまりナカではイキにくい。
それを見抜いたのかゆっくり、探るように中指をいれていく。
異物感に少しばかり腰が逃げようとしてしまう。
「んっ…」
琢磨からの労るような優しいキスを顔に受ける。
宥めるように、こわがらないようにと。
しかし、私らは友人関係だ。
こんな触れ方をされて勘違いしそうになるが、恋人関係ではない。
今晩だけなのだ。
それでも、琢磨に彼女ができたとき、この優しさを他にも受ける人がいるのかと考えて、何とも言えない気持ちになった。
ああ、なんて浅ましい。
そんなことを頭の片隅で考えていたら、琢磨の顔が離れる。
「他のこと考える余裕がまだあったんだ…元カレとか?」
琢磨の口許は笑っているのに、目が冷たくなる。
「は?なんで元カレのことなんて…ひゃっ!ちょっ…そこ!」
何故、元カレの話が出てくるのか理解できないと訴えようとしたところで、指が掠めた先に反応してしまった。
「あ、ここだったか。素直に言えてイイコ。」
「あっ…ああん!まっ…まって…そこ…ひい!」
「待たない。イイコでしょ?」
イイコという言葉と指先でナカが疼く。
反応してしまったその部分を念入りに撫でられたり押されたり、軽く引っ掛かれたりを繰り返す。
「あっ…ああん!…きゃああああああ!」
本日何度目かの絶頂。
間髪いれずに指を増やされてバラバラに動かされる。ナカを念入りに刺激されていく。
「琢磨っ…たくまぁ…ジンジンするの!も、もう…」
「そう。それで?」
「たくまぁ…」
「イイコでしょ?言ってごらん?」
また、イイコだ……。
でも、イイコと言われたら素直にならなきゃいけない気がしてくる。
「琢磨が……ほしいの……いれて……お願い!」
「っ!ああ!」
琢磨が少し身を起こして荷物から袋を漁るとゴムを手に取り被せた。
荒い息を整えながらその様子を見ていたが、少しだけ頭がスッキリして驚く。
いや、あの、大きくありません?
そう、私は女性の中では長身の部類に入る165cmなのだが、琢磨はそれよりもさらに長身で185cmだ。
どっかの薄い本で長身だとアッチも大きい傾向だとか見たことあったけど、あれ本当だったの?
「あ、あのさ!」
「ん?すぐ挿入るから待って?」
「いや、入る気がしない……」
「心配しなくていいよ。すぐによくなるから。」
「いやいやいや!」
思わず逃げ腰になるが腕で囲われて逃げ道はなくなった。
琢磨はニッコリと隙のない笑みを浮かべている。
「清香は思い出が欲しい。俺には気持ちよくなればいい。それがメリットとしての提案だったろ?だから、清香が気持ちよくさせてくれるんだよな?」
ここで持ち出すとはさすがすぎて何も言えなくなる。
その隙に先ほどまで刺激されていたところに擦り付けられて、疼きが戻ってきた。
「はっ…あ…」
「ほら、イイコ。」
ゆっくりとナカに入って来ながらも指とは違った圧迫感に息がつまりそうになる。
宥めるようにまたキスをされて、舌を絡められる。
甘くて、呼吸まで甘くて、そのキスに頭が痺れかけた時、一気にナカに押し入ってきた。
繋がっただけなのに、何もかも溶かされそうなくらいに気持ちがいい。
それがこわくて、琢磨の腕にしがみつく。
「ああっ……んぅ……」
「大丈夫、少し待ってから動くから。」
「た、琢磨ぁ……」
琢磨を見れば、眉間にシワを寄せて何かを堪える表情をしていた。
私は琢磨の額の汗に思わず手を添える。
その顔は今だけは私を求めている。私が今は独占しているのだ。
その事実に気付いて思わず私は笑顔になった。
「その顔は……ないだろ!」
一気に引き抜かれてまた入ってくる。
強い刺激に驚いて、腰が上に逃げそうになるのを琢磨が追い詰める。
琢磨の顔を見れば、余裕が無くなっていた。
「せっかく、優しくしてやろうと思ったのに、その顔は反則!」
琢磨の動きが激しくなる。
その動きにつられて声が止まらない。
「え?……ひゃあ!あ!あん!ちょっ…!そこは!」
「ああ、ここだった?」
思わず声を上げたところに動きを止められ、私のナカのいいところをゆっくりと突き始める。
「やめ!……あ!きゃあ!いや!」
首を横に振って、急速に高められていく快感から逃れようとするも、琢磨に頬を撫でられる。
「いやじゃない。イイだろ?」
弱いところを重点的に責められながら、耳もとで囁かれる。
「イイコならイヤじゃなくて、イイって言えるよね?」
また、イイコだ。もう、無理。
そんな声で私を揺さぶらないでくれ。
素直になるしかないじゃないか。
「っんあ!イイの!イっちゃうの!そこ!あっ!」
「ん、イイコ。ほら、俺もイクからイって?」
容赦なく責め立てられ、腰が浮き上がる。
琢磨は私の腰を掴んで、引き寄せた。
肌のぶつかり合う音と水音が混ざり合う。
「ひあ!……ああ、ああああああ!」
「つっ……くっ……」
私がイった後に薄いゴムに吐き出された感覚があった。
ナカでこんなに感じるなんて初めてのことだったので、なかなか戻ってこれない。
琢磨が抱き締めてくれているのに、まだ体がびくびくと波打ったままだ。
琢磨の背中にしがみついてやり過ごそうとしても、離れられない。
「ひあっ!……ああっ……どう、して…………」
「大丈夫。ほら、大丈夫だから。」
琢磨が優しく私の頬にキスをして、ようやく波がひき始める。
やっと琢磨を抱き締めていた腕を離せるようになると、琢磨は一度体を離してゴムの処理をする。
荒い息を整えながら、琢磨の様子をぼんやりと私は見ていた。
すると、琢磨はまた新しい袋を手に取った。
「え?」
「まだ終わらせない。」
「ギブ!」
「却下!」
結局、私が意識を失うまで抱かれた。
最後辺りの記憶は私が泣きながら琢磨に縋ってた気がするものだった。
その様子を見て笑う琢磨の顔がとても―。
いや、待って?
まずそんな絶倫とか聞いてないんですけど?
メッセージアプリの作業は一通り終了したために、このポーズなのである。
しかし、甘えて縋って、名前呼びとはどういうことだ。
さらに、「イイコ」と誉められることに喜びを覚えていた自分がいる。
なにそれ、こわい。
さりげなく調教してくれてんじゃないわよ。
しかも琢磨のお手並みが鮮やかすぎて、元カレとの夜なんて…ゴミ過ぎて塵となったわ。
幸いにも早朝の新幹線のために人数は少なく、寝ている人も多い。
多少変なポーズをしてても気にならないものだろう。
というか、これはワンナイトだ。
昔の片思いの相手だが、ワンナイトに過ぎないのだ。
秘芽をいじる手を止めず、私の快感を刺激しながらキスをしかけてくる琢磨。
キャパオーバーのために、それにこたえるのに必死な私は、がんばってそのキスに追い付こうとする。
「そろそろいいかな?」
その一言の後にナカに指が入ってきた感じがした。
「あっ…」
男性経験が少ないためにあまりナカではイキにくい。
それを見抜いたのかゆっくり、探るように中指をいれていく。
異物感に少しばかり腰が逃げようとしてしまう。
「んっ…」
琢磨からの労るような優しいキスを顔に受ける。
宥めるように、こわがらないようにと。
しかし、私らは友人関係だ。
こんな触れ方をされて勘違いしそうになるが、恋人関係ではない。
今晩だけなのだ。
それでも、琢磨に彼女ができたとき、この優しさを他にも受ける人がいるのかと考えて、何とも言えない気持ちになった。
ああ、なんて浅ましい。
そんなことを頭の片隅で考えていたら、琢磨の顔が離れる。
「他のこと考える余裕がまだあったんだ…元カレとか?」
琢磨の口許は笑っているのに、目が冷たくなる。
「は?なんで元カレのことなんて…ひゃっ!ちょっ…そこ!」
何故、元カレの話が出てくるのか理解できないと訴えようとしたところで、指が掠めた先に反応してしまった。
「あ、ここだったか。素直に言えてイイコ。」
「あっ…ああん!まっ…まって…そこ…ひい!」
「待たない。イイコでしょ?」
イイコという言葉と指先でナカが疼く。
反応してしまったその部分を念入りに撫でられたり押されたり、軽く引っ掛かれたりを繰り返す。
「あっ…ああん!…きゃああああああ!」
本日何度目かの絶頂。
間髪いれずに指を増やされてバラバラに動かされる。ナカを念入りに刺激されていく。
「琢磨っ…たくまぁ…ジンジンするの!も、もう…」
「そう。それで?」
「たくまぁ…」
「イイコでしょ?言ってごらん?」
また、イイコだ……。
でも、イイコと言われたら素直にならなきゃいけない気がしてくる。
「琢磨が……ほしいの……いれて……お願い!」
「っ!ああ!」
琢磨が少し身を起こして荷物から袋を漁るとゴムを手に取り被せた。
荒い息を整えながらその様子を見ていたが、少しだけ頭がスッキリして驚く。
いや、あの、大きくありません?
そう、私は女性の中では長身の部類に入る165cmなのだが、琢磨はそれよりもさらに長身で185cmだ。
どっかの薄い本で長身だとアッチも大きい傾向だとか見たことあったけど、あれ本当だったの?
「あ、あのさ!」
「ん?すぐ挿入るから待って?」
「いや、入る気がしない……」
「心配しなくていいよ。すぐによくなるから。」
「いやいやいや!」
思わず逃げ腰になるが腕で囲われて逃げ道はなくなった。
琢磨はニッコリと隙のない笑みを浮かべている。
「清香は思い出が欲しい。俺には気持ちよくなればいい。それがメリットとしての提案だったろ?だから、清香が気持ちよくさせてくれるんだよな?」
ここで持ち出すとはさすがすぎて何も言えなくなる。
その隙に先ほどまで刺激されていたところに擦り付けられて、疼きが戻ってきた。
「はっ…あ…」
「ほら、イイコ。」
ゆっくりとナカに入って来ながらも指とは違った圧迫感に息がつまりそうになる。
宥めるようにまたキスをされて、舌を絡められる。
甘くて、呼吸まで甘くて、そのキスに頭が痺れかけた時、一気にナカに押し入ってきた。
繋がっただけなのに、何もかも溶かされそうなくらいに気持ちがいい。
それがこわくて、琢磨の腕にしがみつく。
「ああっ……んぅ……」
「大丈夫、少し待ってから動くから。」
「た、琢磨ぁ……」
琢磨を見れば、眉間にシワを寄せて何かを堪える表情をしていた。
私は琢磨の額の汗に思わず手を添える。
その顔は今だけは私を求めている。私が今は独占しているのだ。
その事実に気付いて思わず私は笑顔になった。
「その顔は……ないだろ!」
一気に引き抜かれてまた入ってくる。
強い刺激に驚いて、腰が上に逃げそうになるのを琢磨が追い詰める。
琢磨の顔を見れば、余裕が無くなっていた。
「せっかく、優しくしてやろうと思ったのに、その顔は反則!」
琢磨の動きが激しくなる。
その動きにつられて声が止まらない。
「え?……ひゃあ!あ!あん!ちょっ…!そこは!」
「ああ、ここだった?」
思わず声を上げたところに動きを止められ、私のナカのいいところをゆっくりと突き始める。
「やめ!……あ!きゃあ!いや!」
首を横に振って、急速に高められていく快感から逃れようとするも、琢磨に頬を撫でられる。
「いやじゃない。イイだろ?」
弱いところを重点的に責められながら、耳もとで囁かれる。
「イイコならイヤじゃなくて、イイって言えるよね?」
また、イイコだ。もう、無理。
そんな声で私を揺さぶらないでくれ。
素直になるしかないじゃないか。
「っんあ!イイの!イっちゃうの!そこ!あっ!」
「ん、イイコ。ほら、俺もイクからイって?」
容赦なく責め立てられ、腰が浮き上がる。
琢磨は私の腰を掴んで、引き寄せた。
肌のぶつかり合う音と水音が混ざり合う。
「ひあ!……ああ、ああああああ!」
「つっ……くっ……」
私がイった後に薄いゴムに吐き出された感覚があった。
ナカでこんなに感じるなんて初めてのことだったので、なかなか戻ってこれない。
琢磨が抱き締めてくれているのに、まだ体がびくびくと波打ったままだ。
琢磨の背中にしがみついてやり過ごそうとしても、離れられない。
「ひあっ!……ああっ……どう、して…………」
「大丈夫。ほら、大丈夫だから。」
琢磨が優しく私の頬にキスをして、ようやく波がひき始める。
やっと琢磨を抱き締めていた腕を離せるようになると、琢磨は一度体を離してゴムの処理をする。
荒い息を整えながら、琢磨の様子をぼんやりと私は見ていた。
すると、琢磨はまた新しい袋を手に取った。
「え?」
「まだ終わらせない。」
「ギブ!」
「却下!」
結局、私が意識を失うまで抱かれた。
最後辺りの記憶は私が泣きながら琢磨に縋ってた気がするものだった。
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いや、待って?
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