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黒幕
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廉 「うわ、なんだか気味悪りぃな。」
柚月「やっぱり、ここにもいないよ。」
道場に着いたあたし達は、漠然とした不安を抱えながら一歩ずつ障害物を避け、室内へと進む。
学校行事で使用されるであろう物や、未だ残っている剣道の竹刀や防具・・・。
校舎から少し外れた場所にあるこの道場は、幽霊が住み着いてもおかしくない程荒んでいた。
柚月「蓮、もう帰ろ・・・」
廉 「しっ。今、声が聞こえた。」
柚月「え?」
廉 「柚月、陣内に電話してみて。」
廉に言われるがまま、あたしは携帯を取り出しまこに電話を掛けた。
すると、どこか遠い部屋から携帯の着信音らしき音が流れてくるのを、あたしと廉はハッキリと確認した。
柚月「廉!まこかもしれない!!」
廉 「静かにしろ。携帯、そのまま鳴らしとけよ。」
音のする方へ・・・。
少しずつ、あたし達は足音を消しながらその部屋へと近付く。
すると・・・。
『もう辞めて』
今にも消えそうな声で助けを求めるまこの声が聞こえた。
柚月「まこっ!!」
外れかけのドアノブを回し、部屋へと入ったあたしの目に飛び込んできた光景・・・。
一体、どこから繋いでいるのかも分からないホースから出ている水を、無理矢理口に含まされ、全身ずぶ濡れのまこの姿があった。
そして、その横にはホースを手にしている「あの子」と、その仲間と思われる二人の女の子がまこを壁に押さえ付けていた。
まこ「柚月・・・。」
廉 「何やってんだテメェらっ!!」
廉がホースを奪い取り、意識が混濁しているまこの腕を抱え上げた。
廉 「こないだの仕打ちか!?卑怯にも程がある・・・」
柚月「廉、お願い。まこを保健室に連れてってあげて。」
廉 「は?何言ってんだよ!?お前一人でここに残せる訳ねぇだろうがっ!!」
柚月「いいから!!・・・お願い、廉。」
まこ「廉君、あたしなら大丈夫だから・・・。」
柚月「こんなやり方フェアじゃない。他の二人も今すぐどっかに消えて。だから、廉はまこをお願い。風邪ひいちゃう。」
廉の顔を見て怖気付いたのか、二人はそそくさと同情から姿を消し、そして残すは一人。
廉 「陣内を保健室へ預けたら、すぐに戻る。」
柚月「戻ってこないで。フェアじゃなくなる。あたしはこの子と話がしたいの。」
まこ「柚月・・・、ごめんね・。」
柚月「まこ、謝るのはあたしの方。こんな目に合わせて本当にごめんね。あたしは大丈夫だから、早く廉に連れてってもらって。」
まともに立ち上がれない程に弱っているまこを抱え、廉が道場から居なくなり・・・。
この場にいるのは、あたしと彼女の二人きり。
柚月「そういえば、あなたの名前聞いてなかったね。」
りか「りかだけど。なんか文句ある?あぁ、それともまた叩いてみる?(笑)」
りかと名乗ったこの女。
絶対に許さない。
りかはまこにした行動に対して、罪悪感も反省の色も何も感じていない。
悪いのはまこじゃない。
されるべき相手は「あたし」だったはず・・・。
柚月「りか。」
りか「何?しかも呼び捨て?」
柚月「絶対に許さないから。」
りか「面白いじゃん。まぁ、あたしはあんたなんかに許してもらわなくても構わないんだけどねぇ(笑)でも、そこまで言うなら・・・」
りかが突然、携帯で誰かと話をし始め、それから数分後。
今度は二人の男子生徒が部屋へと入って来た。
柚月「やっぱり、ここにもいないよ。」
道場に着いたあたし達は、漠然とした不安を抱えながら一歩ずつ障害物を避け、室内へと進む。
学校行事で使用されるであろう物や、未だ残っている剣道の竹刀や防具・・・。
校舎から少し外れた場所にあるこの道場は、幽霊が住み着いてもおかしくない程荒んでいた。
柚月「蓮、もう帰ろ・・・」
廉 「しっ。今、声が聞こえた。」
柚月「え?」
廉 「柚月、陣内に電話してみて。」
廉に言われるがまま、あたしは携帯を取り出しまこに電話を掛けた。
すると、どこか遠い部屋から携帯の着信音らしき音が流れてくるのを、あたしと廉はハッキリと確認した。
柚月「廉!まこかもしれない!!」
廉 「静かにしろ。携帯、そのまま鳴らしとけよ。」
音のする方へ・・・。
少しずつ、あたし達は足音を消しながらその部屋へと近付く。
すると・・・。
『もう辞めて』
今にも消えそうな声で助けを求めるまこの声が聞こえた。
柚月「まこっ!!」
外れかけのドアノブを回し、部屋へと入ったあたしの目に飛び込んできた光景・・・。
一体、どこから繋いでいるのかも分からないホースから出ている水を、無理矢理口に含まされ、全身ずぶ濡れのまこの姿があった。
そして、その横にはホースを手にしている「あの子」と、その仲間と思われる二人の女の子がまこを壁に押さえ付けていた。
まこ「柚月・・・。」
廉 「何やってんだテメェらっ!!」
廉がホースを奪い取り、意識が混濁しているまこの腕を抱え上げた。
廉 「こないだの仕打ちか!?卑怯にも程がある・・・」
柚月「廉、お願い。まこを保健室に連れてってあげて。」
廉 「は?何言ってんだよ!?お前一人でここに残せる訳ねぇだろうがっ!!」
柚月「いいから!!・・・お願い、廉。」
まこ「廉君、あたしなら大丈夫だから・・・。」
柚月「こんなやり方フェアじゃない。他の二人も今すぐどっかに消えて。だから、廉はまこをお願い。風邪ひいちゃう。」
廉の顔を見て怖気付いたのか、二人はそそくさと同情から姿を消し、そして残すは一人。
廉 「陣内を保健室へ預けたら、すぐに戻る。」
柚月「戻ってこないで。フェアじゃなくなる。あたしはこの子と話がしたいの。」
まこ「柚月・・・、ごめんね・。」
柚月「まこ、謝るのはあたしの方。こんな目に合わせて本当にごめんね。あたしは大丈夫だから、早く廉に連れてってもらって。」
まともに立ち上がれない程に弱っているまこを抱え、廉が道場から居なくなり・・・。
この場にいるのは、あたしと彼女の二人きり。
柚月「そういえば、あなたの名前聞いてなかったね。」
りか「りかだけど。なんか文句ある?あぁ、それともまた叩いてみる?(笑)」
りかと名乗ったこの女。
絶対に許さない。
りかはまこにした行動に対して、罪悪感も反省の色も何も感じていない。
悪いのはまこじゃない。
されるべき相手は「あたし」だったはず・・・。
柚月「りか。」
りか「何?しかも呼び捨て?」
柚月「絶対に許さないから。」
りか「面白いじゃん。まぁ、あたしはあんたなんかに許してもらわなくても構わないんだけどねぇ(笑)でも、そこまで言うなら・・・」
りかが突然、携帯で誰かと話をし始め、それから数分後。
今度は二人の男子生徒が部屋へと入って来た。
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