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1話 ここは知っているところ?

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いつも通りの日常だったはずだよね。
なのに、なんでこんな事になっているの?

「おやすみ~」
と私はいつも通りに親に言い自分の部屋に入っていった。
「はぁ…」
と疲れが溜まったため息が出る。いつもか…いや最近か夢を見るようになった。だけど、夢は怖かったり、苦しい夢とかな訳ではない。そう、最近見ているのは、本当の夢の国、異世界なのだ。だけど、その夢を見たい!と思って寝るものでは無い。何もみないでゆっくりしたいタイプだからだ。そして、ゆっくり寝たい私だからこそ、少し変えなかえながら、スマホでゲームをしたり、趣味の読書をしていたりしてと色々しながら最近寝ている。どんどん眠たくなっていき、私は布団に入った。…もうこんな時間かぁ…と思いながら。
そして…毎日少しづつ変えながら寝た。だけど、特別なことは全然していなかった。なぜ、こんなことになってしまったんだろうか。

「おはよっみゅう…、早く起きるっみゅう」
んっ…んん?…うるさい。私はまだ寝たい。もう朝かと思い私は起きた。…でも、朝ではなかった。何この世界?それはまるで、未来の世界のような風景だった。あぁ、また夢か。そう思った。まぁ、夢なんだし楽しもうせっかくなんだからと思てっ行動をした。
「やっと起きたかみゅう?」
…?!。喋るの?!
「…あなたは誰ですか?」
垂れている猫みたいな耳。そして羊みたいにもふもふした白い毛。…誰もが見て思うだろう…かわいい、抱きしめたいと。まぁ、起きたらどうせ忘れているし…でも、以外に感情があるのは少し奇妙だな…思い通りに動くというか…。
「…あっ、そっか!自己紹介はまだだったみゅうね!僕の名前は、ミュウライだ!気軽に読んでくれみゅう!」
えっ…かわいい。てか、みゅうてっ。笑っちゃう。でも…これてっモンスターみたいだよな。まぁ、夢だとは思うけど知らないていで言ってみるか。なんか、楽しそうだし。
「…わかった。てか、ここの世界はどこなの?」
分からないことは教えてくれそうなモンスター…ミュウライだと思い私は聞いてみた。でも、ほんとにRPGみたいだな。でも、なんだろう…見たことがある気がする。いつも見ている夢のような…この続きを知っているような…知らないような。なんでだろう。
「えっ?知らないでここ来たみゅうか!ここは、死後の世界だみゅう!」
…は?!私死んだの?!夢じゃないの?だって、最近こんな夢ばっかり見ていたのに、おかしくない?特別?自殺なんてしてないのに…本当に死んだの私てっ
「えっ!私死んだの?!これは…夢じゃないの?」
あっ、心の声がついつい出てしまった。それと同時に、涙が流れてきてしまつた。いつもの夢、いつもと同じそんなことが頭には過ぎっていた。なのに、急な告発。あぁ…という気持ちがある。けど、直ぐに頭が真っ白になる。その繰り返しになっていた。
「大丈夫かみゅうか!でも、知らないでくるとは珍しいな…。だいたい、分かって来る人が多いんだが…。」
とミュウライは困った顔をしていた。いつも通りの日常を私は暮らしていたはずなのに…。思い込んでいるとミュウライの話も聞いていなかった。ただ、泣くことしか出来ない。そして、沈黙の時間が続いた。でも、ありえない事が多かった。それは、事実なんだよな。受け止めきれていない自分がいたのも。普通に考えれば、夢なのに感情があるてっおかしいよね…。どうしよう、なんかおかしくて笑えてきちゃう。けど、涙は止まらないんだなと思った。そしたら、少し時間が経った時にまた声を掛けてくれた。
「大丈夫かみゅうか?もしかして…契約無しでここに来たのか?みゅう?」
この時は、少し落ち着き聞き取ることが出来た。…契約?なんか知っているような、知らないような。どうしてだ?
「契約てっ何?どういうことですか?」
この言葉をかけるとすごく驚いた顔で、何かに話しかけていた。
「この子、契約されていないみゅうよ!だから、名前も分からなかったみゅうね!そっちに1回渡すから…。よろしく!」
と話しており、私は何をされるのだろうどおどおどしながら待っていた。そしたら、
「驚かしてごめんみゅうね…。もし、ここの世界で生きたいならそう言ってくれると嬉しいみゅうな…ちょっと大変な世界の方だけど…。じゃぁねみゅうよ。」
と少し悲しそうで目をうるうるさせながら、消えていった。そしたら、私もまるでいつも見ていた夢のような感じに魂が光になったかのように消えていった。…これで目が覚めてくれたらいいのにな。

 目を開けるとそこには、眼鏡をかけておしとやかそうだが少し天然な女の人が座っていた。すごく、綺麗な人だ…。やっぱり…本当に死んだんだな。と改めて思い知らされた気分だった。
「すみません。急にあの悪魔のような世界に送り込んでしまって…貴方は、この第2の人生どう生きたいですか?」
私は、悪魔のような世界というフレーズにつっかかった。あんな皆にこやかで暮らしている世界がなぜ、そのようなことを言ったのか。第2の人生か…と思うともやもやした気持ちもあったが、何故か割り切ることが出来た。だけど、正直、なんで死んだから気になるので、聞いてみることにした。
「私は…どうして死んだのでしょうか?」
と聞くと、女性はキョトンとした顔をして、
「えっ?知らないのですか?」
と言われてしまった。私もえ?という顔をしてしまい、女性は机の上に本を出し、ペラペラめくり始めた。そして、
「これは…。貴方は珍しいお亡くなり方をしたのですね…。」
と言われてしまった。その後、ゆっくり説明を始めてくれた。
「貴方は、ブレインロック症候群というお亡くなり方をしたのです。」
と言われてしまった。全く分からない。と思い、
「その…ブレイン…症候群?とはどういうことでしょうか?」
と聞き直してしまった。女性も仕方ないですよね…分からないですよねと言う顔をして、優しく教えてくれた。
「ブレインロック症候群というのは、夢の中で自分がお亡くなりになってしまい、脳が自分も死んだと思い込んでしまい、心臓が止まってしまい亡くなってしまうものです。」
と言って話してくれたが、全く分からなかった。こんなんで私は死んでしまうのかというのが、すごく出てきてしまったからだ。そして女性はこう言った。
「残念ですが、貴方は亡くなってしまったのです。第2の人生を楽しんでみませんか?
後ろがつかえてしまうので…早く決めて頂けるとありがたいのですが…。」
と。仕方ないと振り切ることはできなかったが、こんなことを言われたら仕方がないと思ってしまった。
「第2の世界とは、色々あるのですか?」
と聞いてみた。女性は、めんどくさくない人だと少し、嬉しそうな顔をして説明をしてくれた。
「はい、世界は3つあります。
1つ目は、自分の好きなことだけをする。そして、その第2の世界からは帰って来ることは出来ません。ちなみにいうと1番人気のところです。2つ目は、幽霊になるというところです。幽霊になって人を襲うことはまでは出来ませんが、ぷかぷかと浮かんだり、好きなところへ行くことが出来ます。3つ目は…正直、あまりおすすめは出来ません。聞きますか?」
と言われてしまった。すごく気になる終わり方しよって…。と私は思ってしまった。
「すみません、私は3つ目が気になるのですが…。」
とつい言葉に出してしまった。
「はい…。3つ目は、RPGのような世界です。魔王という、1番強い人を倒すことが出来たら、生き返ることが出来るというすごくいい場所に感じるのですが、唯一ここだけ、まるで生きていた時のように、痛みや苦しみもあじわい、もし、モンスターに殺されてしまうと、最初からの人生…。言わいる、セーブなしという感じです。なので…あまりおすすめは出来ません…。」
と話してくれた。その女性は私の今までの出来事を見た感じに、そんなRPGのような世界に行きたそうじゃないのが分かったのだろう。
ミュウライ…思い出してしまう。また、会いたいという気持ちがめばえていたのは言うまででもなかった。
「あの…私の最初に行っていた世界は…悪魔のような世界と言っていた場所ですか?」
と聞いてしまう。正直、また会いたいという気持ちが強かったからだ。あの泣き顔…。
「はい…そうですが…。生きたのですか?!」
と驚い表情でこちらを見た。そしたら、
「来てくれるのかみゅうか?!」
と上から声が聞こえた。
「こんな、怖い世界行かない方がいいです。考え直してください!」
と言われてしまった。確かに私は死んだ。死んだけど…正直、第1の世界でやり直したいこともあるし、やりたいこともある。そして、私が泣いたりしても優しい声を掛けてくれたミュウライと一緒に入れるのならば…。
「なんか…ごめんなさい。私、悪魔のような世界に生きたいわ。そして、ミュウライと一緒になりたい。」
と言った。女性は、驚き顔で少し震えながら
「あの…ミュウライ様と一緒になれる確率はないのですが…」
と言われてしまった。
「え?」
と聞いてみると、
「はい。あの世界に行ったら…」
と長々と説明が始まると、また上の方から
「あぁ~もう!みかみ様は心配しすぎだみゅうよ!僕が連れていくみゅう!」
と言って、私の目の前に光の洞窟、まるでUFOに連れていかれるかのように道ができた。私は勇気を振り絞り真っ直ぐに歩いた。そしたら、
「本当に生くのですね。そしたら、この本から1つ職業を選んでください。」
と言われ、
「あぁ~!わすれてたみゅう!早く選んでみゅうよ!」
と言って、待っていてくれた。女性は、また説明をしてくれた。
「はい、職業は3つあります。
1つは、剣士。2つは、魔法使い。3つ目は、料理人や鍛冶屋職人です。どれになさいますか?」
と言われた。その瞬間、ミュウライは、
「3つ目だけには、ならないで!みゅう!!」
と言われてしまった。女性の顔は、3つ目が1番安全です。と言いたそうな顔をして、
「ミュウライ様、これは、メルー様が決めることです。口出ししてはいけません。」
と叱っていた。私は、料理も好きだし、直したりするのも好きだけど、ミュウライが言うならと思い、
「そしたら、私…魔法使いになります。」
と言った。あぁ…こういうところがお人好してっ言われるのかなまた。そう思っていると
「おぉ~魔法使いみゅうか!良いみゅうね」と言われた。すごく嬉しそうな声だったので私もつい笑顔を作ってしまった。でも、なぜだろうかこれを選ぶのは最初から決まっていて運命だった気がした。夢で見たようなという雰囲気があった。女性は、少し落ち込んだ顔をして、
「これからの人生、後戻りは出来ません。本当にこれで宜しいでしょうか。」
と言われたので、私は
「なんか、すみません。アドバイスもしてくれたりしたのに、大変な場所を選んでしまい、でも…私はこれでよかったです。ちょっとした誤差がある方が私的に楽しい人生にしてくれると思うんです。本当に、ありがとうございました。生ってきます。」
と私は言い、その光の洞窟にさらわれるように生った。女性は、頑張ってくださいと言わんばかりの顔して一礼をした。
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