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留学編 3章
第171話 交渉
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コンコンッ
僕はルルドの家の前に着くと早速ノックする。
学校からかなり遠い場所にある古びた一軒家。
うちの倉庫と同じぐらいの大きさだった。
「は~~~い」
家の中から伸び伸びとした声の返事が返ってくる。
扉を開けたのは四十代の赤髪の男性。
「君たちは?」
ルルドのように暗い印象はなく、明るくおおらかそうな様子だ。
「僕らは―――」
「すいません、急に押しかけてしまって。自分たちは、ルルドくんの友人なのですが」
僕が発言する前にアルスが被せてくる。
「そうなんだ!いやいや、わざわざウチまで来てくれてありがとう。狭いけれど、どうぞ、中に入って!」
嬉しそうに家の中へ上げてくれる。
ククク、馬鹿だなこいつ!
僕らは何食わぬ顔で中へ通されて、席に座った。
「そうだ、まだルルドを呼んでいなかったね。ルルド、ルルド~~。友達が来てくれてるぞ!」
二階に向かって大きな声で呼びかける。
「いや~~まさかルルドに友達ができるなんて思わなかったよ。ここだけの話、ルルドは小さい頃から僕ら親のせいで、あまり学校ではいい思いはしていないようだからね」
少なくとも父親は、自分たちの活動が社会から嫌われているということは自覚しているんだな。
「・・・・・・」
アルスが複雑な表情で頷く。
「父さん、友達、って?・・・何でお前らがここにいるんだよ!!!!」
呼ばれたルルドは疑心暗鬼の表情で階段を下りてきたが、僕らの顔を見るや一気に顔を赤くした。
「おい、ルルド、どうしたんだ?」
「どうしたもこうしたもないよ、父さん!そいつがルイ・デ・ブルボンだよ!」
「ええっ!?!?!」
驚愕の表情でこちらを見る。
その目はどんどん警戒色に変わっていく。
横にいるアルスに小声で聞いた。
「なあ、アルス。そんなに僕たちって警戒されるものなのか?」
「当然です、ルイ兄様。相手は反政府活動家ですが、その根底は民主主義と同じです。彼自身は急進的民主主義者なので、政財界の癒着や腐敗を政府が容認している状況を批判しているのです」
そんなものなのか?
「自由や平等を掲げている人ですから、貴族を、しかも大貴族のルイ兄様を警戒するのは無理もありません」
まあ、アルスの言いたいことはよく分かった。
「まあまあ、ルルドくんもそう怒らずに。僕は別に君とわざわざ喧嘩しに来たんじゃないんだよ」
僕は努めて穏やかに話しかける。
「・・・大貴族がウチに何の用だ!ルルド、この子は友達では無いんだな?」
「うん」
「母さんは?」
「まだ帰って来ていないよ」
二人のやり取りから察するに、親子関係は悪くはないのだろう。
ルルド自身も両親の活動に反対はしていない。
「だから、そんなに警戒しないで。むしろ、貴方達にとって今後、有益になる話をしに来たんですよ」
「『支援』など貴族からは受けない。紐付きでなく、自分たち自身でやるからこそ活動の意味がある」
チッ、読まれたか。
あわよくばルルドの親に賄賂を送り、僕の意を汲む傀儡活動家を作りたかったのだが、いちおう信念はあるようだ。
と言うか、こういう輩が実は一番面倒くさい。
悪意ある黒い奴らに対しては、こちらも黒い悪意で応ずればいいだけだ。
だが、悪意の申し出を跳ね返すような白い奴らは本当に扱いに困る。
まあ、強攻策でこちらの言う事を聞かせることもできなくもない・・・だが、こいつらにそれを使うのはもったいない。
仕方ないが、じっくり交渉で落とすしか無い。
僕がそう意気込もうとしていると、アルスが口を開いた。
「ルルドくんのお父さんは、学校で、ルルドくんがいじめられていることを知っていますか?」
「お、お前!」
「誰に!まさか―――」
「いえ、自分たちではありません。それに、それは最近の出来事でもありません。じぶんたちが転入する前からずっと、クラスメートにいじめを受けていたんですよね?」
アルスの言葉を聞いてルルドはアルスを睨みつけた。
父親は絶句している。
おそらく息子からその話を聞いていないのだろう。
親を心配させたくない、だから黙っている。
前世でもあったが、典型的な親子関係。
そんなんで救われないのにな・・・
「ルルド、それは本当か!?」
「アルス、何でそれを今言うんだよ!?」
ルルドの父親はルルドに、ルルドはアルスを問い詰める。
しばらくそんな時間が続いて除け者にされた僕は、大きな声でアルスに言う。
「アルス、続きを早く言え!」
三人が黙り、アルスが再び話を続ける。
「ルルドくんはクラスでいじめられている。ここからが本題です。たとえば、いじめを行なっている奴らをルイ兄様が成敗する、というのはどうでしょう?」
はっ!?僕が!?
「代わりに、あなた方が持っている『情報』とやらをください。ルイ兄様、それで合っていますか?」
「ああ、そいつらが精霊についての秘密を持っている、という情報があるんだ」
僕の発言にビクリとする二人。
やっぱり図星か!
「どうです?この交渉に応じますか?」
クソッ、アルスの方が交渉が今回は上手かった。
白には白を。
我が子を心配する親心に付け入るとはな。
「一週間考えさせてくれ。息子とも話がしたいから」
承諾して僕たちはルルドの家を後にした。
僕はルルドの家の前に着くと早速ノックする。
学校からかなり遠い場所にある古びた一軒家。
うちの倉庫と同じぐらいの大きさだった。
「は~~~い」
家の中から伸び伸びとした声の返事が返ってくる。
扉を開けたのは四十代の赤髪の男性。
「君たちは?」
ルルドのように暗い印象はなく、明るくおおらかそうな様子だ。
「僕らは―――」
「すいません、急に押しかけてしまって。自分たちは、ルルドくんの友人なのですが」
僕が発言する前にアルスが被せてくる。
「そうなんだ!いやいや、わざわざウチまで来てくれてありがとう。狭いけれど、どうぞ、中に入って!」
嬉しそうに家の中へ上げてくれる。
ククク、馬鹿だなこいつ!
僕らは何食わぬ顔で中へ通されて、席に座った。
「そうだ、まだルルドを呼んでいなかったね。ルルド、ルルド~~。友達が来てくれてるぞ!」
二階に向かって大きな声で呼びかける。
「いや~~まさかルルドに友達ができるなんて思わなかったよ。ここだけの話、ルルドは小さい頃から僕ら親のせいで、あまり学校ではいい思いはしていないようだからね」
少なくとも父親は、自分たちの活動が社会から嫌われているということは自覚しているんだな。
「・・・・・・」
アルスが複雑な表情で頷く。
「父さん、友達、って?・・・何でお前らがここにいるんだよ!!!!」
呼ばれたルルドは疑心暗鬼の表情で階段を下りてきたが、僕らの顔を見るや一気に顔を赤くした。
「おい、ルルド、どうしたんだ?」
「どうしたもこうしたもないよ、父さん!そいつがルイ・デ・ブルボンだよ!」
「ええっ!?!?!」
驚愕の表情でこちらを見る。
その目はどんどん警戒色に変わっていく。
横にいるアルスに小声で聞いた。
「なあ、アルス。そんなに僕たちって警戒されるものなのか?」
「当然です、ルイ兄様。相手は反政府活動家ですが、その根底は民主主義と同じです。彼自身は急進的民主主義者なので、政財界の癒着や腐敗を政府が容認している状況を批判しているのです」
そんなものなのか?
「自由や平等を掲げている人ですから、貴族を、しかも大貴族のルイ兄様を警戒するのは無理もありません」
まあ、アルスの言いたいことはよく分かった。
「まあまあ、ルルドくんもそう怒らずに。僕は別に君とわざわざ喧嘩しに来たんじゃないんだよ」
僕は努めて穏やかに話しかける。
「・・・大貴族がウチに何の用だ!ルルド、この子は友達では無いんだな?」
「うん」
「母さんは?」
「まだ帰って来ていないよ」
二人のやり取りから察するに、親子関係は悪くはないのだろう。
ルルド自身も両親の活動に反対はしていない。
「だから、そんなに警戒しないで。むしろ、貴方達にとって今後、有益になる話をしに来たんですよ」
「『支援』など貴族からは受けない。紐付きでなく、自分たち自身でやるからこそ活動の意味がある」
チッ、読まれたか。
あわよくばルルドの親に賄賂を送り、僕の意を汲む傀儡活動家を作りたかったのだが、いちおう信念はあるようだ。
と言うか、こういう輩が実は一番面倒くさい。
悪意ある黒い奴らに対しては、こちらも黒い悪意で応ずればいいだけだ。
だが、悪意の申し出を跳ね返すような白い奴らは本当に扱いに困る。
まあ、強攻策でこちらの言う事を聞かせることもできなくもない・・・だが、こいつらにそれを使うのはもったいない。
仕方ないが、じっくり交渉で落とすしか無い。
僕がそう意気込もうとしていると、アルスが口を開いた。
「ルルドくんのお父さんは、学校で、ルルドくんがいじめられていることを知っていますか?」
「お、お前!」
「誰に!まさか―――」
「いえ、自分たちではありません。それに、それは最近の出来事でもありません。じぶんたちが転入する前からずっと、クラスメートにいじめを受けていたんですよね?」
アルスの言葉を聞いてルルドはアルスを睨みつけた。
父親は絶句している。
おそらく息子からその話を聞いていないのだろう。
親を心配させたくない、だから黙っている。
前世でもあったが、典型的な親子関係。
そんなんで救われないのにな・・・
「ルルド、それは本当か!?」
「アルス、何でそれを今言うんだよ!?」
ルルドの父親はルルドに、ルルドはアルスを問い詰める。
しばらくそんな時間が続いて除け者にされた僕は、大きな声でアルスに言う。
「アルス、続きを早く言え!」
三人が黙り、アルスが再び話を続ける。
「ルルドくんはクラスでいじめられている。ここからが本題です。たとえば、いじめを行なっている奴らをルイ兄様が成敗する、というのはどうでしょう?」
はっ!?僕が!?
「代わりに、あなた方が持っている『情報』とやらをください。ルイ兄様、それで合っていますか?」
「ああ、そいつらが精霊についての秘密を持っている、という情報があるんだ」
僕の発言にビクリとする二人。
やっぱり図星か!
「どうです?この交渉に応じますか?」
クソッ、アルスの方が交渉が今回は上手かった。
白には白を。
我が子を心配する親心に付け入るとはな。
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承諾して僕たちはルルドの家を後にした。
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