ケットシーな僕とはじまりの精霊

結月彩夜

文字の大きさ
15 / 28
第2章

5.

しおりを挟む
ウールストとヴィンジェットに何を言っているんだ?という目で見られている。
「地図は見つかったのかい?」
「うん。見つけた。」
僕はそういって、2人に地図を見せた。
「あれ、地図ってこんなだったけ?・・・あんまりみないからなあ。」
「いや、いくらなんでもこれは手を抜きすぎではないのか?」
「驚くほど簡略化されている地図だけれどたどりつけないわけじゃないよ?」
僕はそういって2人を見る。
「ゴールは・・・この”雨の泉’’。うん、大丈夫。」
たぶん、罠とかあるんだろうなあ。
「ちょっとむずかしいかもだけど。」
「「ちょっと?!」」
「いやすでに厳しくないかな。」
「あぁ。地図を隠している所からして難易度高すぎないか・・・?」
2人とも消極的だなあ。 
「んー。まあいこうよ。ゴールはわかってるんだし。」
「「あれはわかっているとは言わないと思う。」」  
「いきぴったりだねぇ。」



現在、THE・森の中をあるいてる所。
「・・・アストラル、君なんでそんな軽々歩けるんだい・・・?」 
「んー。僕は森で育ったから。慣れてるんだよねぇ。あとねーここ、あるきやすいしーだからかなあ。」
「歩きやすい!?」
「どこがだ!?」
僕に言わせればそうなのだ。魔物も動物も少ない。
警戒をある程度緩められるから、気が楽なのだ。
宵の森に比べればだけれどね。
そして僕の基準は、おかしいのだとオズがいっていた。
宵の森は、他とは違い過ぎるのだといっていた。
そしてなるべくこのことを人に話してはいけないと言われたのだ。
「僕が住んでたのはほんとひ人里離れた森の奥だったからねぇ。そこに比べれば全然楽なんだよ。」
「そうか・・・。」
「育った環境って重要なんだな。」
納得してくれたようで良かった。


「一旦休もう。つかれたでしょ?」
僕はそう言って、2人のほうを振り返った。
しばらく前から、しゃべる余裕もなくなったようだったから、水場がみえたのでちょうどいいと思ったのだ。
2人とも黙ってうなずいた。
「・・・アストラル、君・・・」
「おまえほんとに元気だな・・・」
「そういえば、人里離れた森で暮らしてたって言っていたけど、よく合格できたね。」
「というか、よく学べたな。」
「育ててくれた人が、教えてくれたんだ。」
オズの名前は出さないようにしないと。
「何者だ?」
「経歴が気になるね。」
「んー。秘密ってことでよろしく。」
僕はそういってはぐらかした。


________________________________________
ここまで読んでくださりありがとうございます!!
面白いと思ってくださったらお気に入り登録や感想など是非お願いします!!
作者の励みになります。
次回は明日投稿予定です。
早めに書き終わったら、本日中にもう1話更新するかもしれません。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

帰国した王子の受難

ユウキ
恋愛
庶子である第二王子は、立場や情勢やら諸々を鑑みて早々に隣国へと無期限遊学に出た。そうして年月が経ち、そろそろ兄(第一王子)が立太子する頃かと、感慨深く想っていた頃に突然届いた帰還命令。 取り急ぎ舞い戻った祖国で見たのは、修羅場であった。

神様の忘れ物

mizuno sei
ファンタジー
 仕事中に急死した三十二歳の独身OLが、前世の記憶を持ったまま異世界に転生した。  わりとお気楽で、ポジティブな主人公が、異世界で懸命に生きる中で巻き起こされる、笑いあり、涙あり(?)の珍騒動記。

迷宮遊戯

ヘロー天気
ファンタジー
ダンジョンマスターに選ばれた魂が生前の渇望を満たすべく、迷宮構築のシステムを使って街づくりに没頭する。 「別に地下迷宮である必要はないのでは?」

最強無敗の少年は影を従え全てを制す

ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。 産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。 カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。 しかし彼の力は生まれながらにして最強。 そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。

クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる

アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。 でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。 でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。 その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。 そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。

傷物転生令嬢マグダリーナと原初の魔法使いエステラの幻想譚-女神とスライムの光とともに- (旧タイトル:ナイナイづくしで始まった、傷物令嬢の異

天三津空らげ
ファンタジー
日本の田舎で平凡な会社員だった松田理奈は、不慮の事故で亡くなり10歳のマグダリーナに異世界転生した。転生先の子爵家は、どん底の貧乏。父は転生前の自分と同じ歳なのに仕事しない。二十五歳の青年におまるのお世話をされる最悪の日々。転生チートもないマグダリーナが、美しい魔法使いの少女に出会った時、失われた女神と幻の種族にふりまわされつつQOLが爆上がりすることになる―― ※他サイトでも掲載しています ※ちょいちょい手直ししていってます 2026.12.14 タイトル変更 旧タイトル:ナイナイづくしで始まった、傷物令嬢の異世界生活

没落ルートの悪役貴族に転生した俺が【鑑定】と【人心掌握】のWスキルで順風満帆な勝ち組ハーレムルートを歩むまで

六志麻あさ
ファンタジー
才能Sランクの逸材たちよ、俺のもとに集え――。 乙女ゲーム『花乙女の誓約』の悪役令息ディオンに転生した俺。 ゲーム内では必ず没落する運命のディオンだが、俺はゲーム知識に加え二つのスキル【鑑定】と【人心掌握】を駆使して領地改革に乗り出す。 有能な人材を発掘・登用し、ヒロインたちとの絆を深めてハーレムを築きつつ領主としても有能ムーブを連発して、領地をみるみる発展させていく。 前世ではロクな思い出がない俺だけど、これからは全てが報われる勝ち組人生が待っている――。

解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る

早見羽流@3/19書籍発売!
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」 解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。 そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。 彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。 (1話2500字程度、1章まで完結保証です)

処理中です...