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第7章 晏寿の奮闘編
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「陽明君の件について納得いきません」
「いきなり入ってくるとは不躾じゃないのか」
儀円も負けず劣らず晏寿を睨み返す。
秀英と景雲も陽明を引きつれ、こちらは「失礼します」と断ってから入ってきた。
「不躾な点については申し訳ございません。ですが、陽明君の異動に何故理由もなしに断るのですか。」
「あいつを焚き付けたのはお前か。本当に問題事の中心にいるな。理由は簡単だ。人手不足なのに人は簡単に辞めていく。曽 陽明にもここにいる理由があるんだよ」
「だったら厠掃除くらいでほいほいと辞めていく腰抜け貴族のボンボンに文句をつけてください。陽明君にはやりたいことがあるんです。それを応援しちゃ駄目ですか?」
「官吏を辞めて、医療班に入ることがやりたいことか?なら最初からそちらを受ければよかったはずだ。家のしきたりがとか何とか理由を付けて、本当は逆らうだけの度量がなかっただけだろう」
過熱していく晏寿と儀円のやりとりは、扉を開けたままだったため外にも漏れ出ていた。
後から入った三人は何とか止めようとするが、息つぎもなく行われている会話に入ることができない。
「人手不足っていうわりには大臣は仕事にすら来ないではありませんか!」
「俺はいいんだよ。人より働いている」
「どこが!」
これに関しては全員が晏寿に心の中で同意した。
どんどん晏寿の声は気持ちとともに大きくなる。
「わかりました!私が陽明君の仕事を引き継ぎます。だから陽明君にはやりたいことやらせてあげてください」
「言ったな?途中で投げ出すことは許さないぞ?」
「望むところです!」
そしてくるっと晏寿は陽明達のほうを向き、高らかに宣言した。
「そういうことだから!大臣の許可はもらったからね!」
景雲が小さな声で「晏寿…?それは俺達も関わるんじゃ…」と言ったものの、晏寿の耳には届かなかった。
儀円の部屋から出た秀英と景雲は、まず興奮状態の晏寿を鎮めさせることを行った。
「晏寿、ひとまず水を飲め」
「…ありがとう」
秀英から湯のみを受け取り、一気に飲み干す。
そうすることで少し冷静さを取り戻したのか、荒かった息が整っていく。
「とりあえずご苦労さん。お前の勝ちだ」
景雲に肩を叩かれ、やっと晏寿も実感してくる。
「私無我夢中で…でも認めてもらってよかったぁ」
全身の力が抜けたのか椅子に脱力しながら座り、へらりと笑った。
しかし、そこに申し訳なさそうな表情の陽明がやってきた。
「あの、晏寿殿、申し訳ございません。僕のせいで仕事を増やしてしまって…」
それに対して晏寿はけろりと答える。
「なんで?よかったじゃない。陽明君はこれで医療班に行けるんだよ?」
「でもそのせいで晏寿殿は僕の仕事をすることになってしまったじゃないですか!それに、大臣の部屋に乗り込む形であんな風に口論をしてしまっては、晏寿殿のお立場が…」
「いきなり入ってくるとは不躾じゃないのか」
儀円も負けず劣らず晏寿を睨み返す。
秀英と景雲も陽明を引きつれ、こちらは「失礼します」と断ってから入ってきた。
「不躾な点については申し訳ございません。ですが、陽明君の異動に何故理由もなしに断るのですか。」
「あいつを焚き付けたのはお前か。本当に問題事の中心にいるな。理由は簡単だ。人手不足なのに人は簡単に辞めていく。曽 陽明にもここにいる理由があるんだよ」
「だったら厠掃除くらいでほいほいと辞めていく腰抜け貴族のボンボンに文句をつけてください。陽明君にはやりたいことがあるんです。それを応援しちゃ駄目ですか?」
「官吏を辞めて、医療班に入ることがやりたいことか?なら最初からそちらを受ければよかったはずだ。家のしきたりがとか何とか理由を付けて、本当は逆らうだけの度量がなかっただけだろう」
過熱していく晏寿と儀円のやりとりは、扉を開けたままだったため外にも漏れ出ていた。
後から入った三人は何とか止めようとするが、息つぎもなく行われている会話に入ることができない。
「人手不足っていうわりには大臣は仕事にすら来ないではありませんか!」
「俺はいいんだよ。人より働いている」
「どこが!」
これに関しては全員が晏寿に心の中で同意した。
どんどん晏寿の声は気持ちとともに大きくなる。
「わかりました!私が陽明君の仕事を引き継ぎます。だから陽明君にはやりたいことやらせてあげてください」
「言ったな?途中で投げ出すことは許さないぞ?」
「望むところです!」
そしてくるっと晏寿は陽明達のほうを向き、高らかに宣言した。
「そういうことだから!大臣の許可はもらったからね!」
景雲が小さな声で「晏寿…?それは俺達も関わるんじゃ…」と言ったものの、晏寿の耳には届かなかった。
儀円の部屋から出た秀英と景雲は、まず興奮状態の晏寿を鎮めさせることを行った。
「晏寿、ひとまず水を飲め」
「…ありがとう」
秀英から湯のみを受け取り、一気に飲み干す。
そうすることで少し冷静さを取り戻したのか、荒かった息が整っていく。
「とりあえずご苦労さん。お前の勝ちだ」
景雲に肩を叩かれ、やっと晏寿も実感してくる。
「私無我夢中で…でも認めてもらってよかったぁ」
全身の力が抜けたのか椅子に脱力しながら座り、へらりと笑った。
しかし、そこに申し訳なさそうな表情の陽明がやってきた。
「あの、晏寿殿、申し訳ございません。僕のせいで仕事を増やしてしまって…」
それに対して晏寿はけろりと答える。
「なんで?よかったじゃない。陽明君はこれで医療班に行けるんだよ?」
「でもそのせいで晏寿殿は僕の仕事をすることになってしまったじゃないですか!それに、大臣の部屋に乗り込む形であんな風に口論をしてしまっては、晏寿殿のお立場が…」
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