異世界いちゃった!

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1始まりの地

リーフ視点

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 リーフ 視点です。


私はこの国 ヘンルート王国 王太子リーフ・ハイン・ヘンルート

 ここに来て、かれこれ一年近くになるだろうか今現在ゴブリンのペットとして飼育されている。

 いつ殺されるかわからない極限状態のまま生かされていた。

 
 そんなある日突然1人の女の子が私の前に現れた。

 
 女の子もゴブリンに攫われて来たのだろうか?

 ゴブリンに捕まった女の扱いは何時も決まっていたが、今回は様子が違うみたいで、服も体も汚れていなかった。

 檻から私を助けた女の子は、シーリーと言うらしい。テイマーでスライム(スイちゃん)と一緒に、地上まで

 難なく脱出した。

  シーリーの飼っているスライム(スイちゃん)が、凄すぎる。

  出会い頭にゴブリンがスイちゃんによって倒されて行く、スイちゃん無双状態である。

  シーリーからアポポの実をもらった。

  幻食材と思ったが違うのだろうか?シーリーは、沢山収穫している様だった。

  シーリーと話をした、こんな話するはずでは無かった

  年端も行かない子供に説明した所で理解できないだろうと思って顔を見ると

  シーリーは難しい顔をして、帰らない方いいと私を諭す。

  そして、「死ぬよ」と私に告げる。

  例え死ぬ目に遭おうとも、自分の子供で無い者が、王族を名乗る事が、許せなっかた。

  私を、裏切った婚約者に復讐する為だけに今日まで生きて来たのに、それを諦めろとシーリーは説き伏せる


  子供と話しているはずなのに、自分より遥かに大きい存在と話している感覚になる。

  シーリーは年齢を誤魔化しては居ないかと疑問に思う事が度々あった。

  そうこうしているうちに、要塞都市についた、シーリーに沈黙の魔法を掛けられた解せぬ。

  冒険者ギルドでは、ガラの悪い五人組に絡まれた。

 反論が出来ない私は、ここを紹介した門番ルーカスと一緒に殴られた。

  シーリーは、ただ観ていた。

  殴られた事もあり反撃した。
  
  簡単に終わった、ルーカスと一緒に五人を倒した所でギルド長に呼ばれた。

  説明等は、シーリーとルーカスに任せた。なんとか説明するだろう。

  所が、ギルド長室に入った途端にギルド長が謝罪した。

  身分が高いギルド長の謝罪には、驚いた。
 
  あの5人はいつの間にか居なくなったルーカスに連れて行かれた模様、平民なら奴隷送りか、

  軽くてボランティアと言う無償奉仕をさせられるだろうが、余罪次第といった所だろう。

  シーリーが、寝てしまった為、宿に行くも、ベットは1つ仕方ないとシーリーの横で寝よう

  としたらすいちゃんに簀巻きにされ、床に転がされた。

  俺一応王子様なのですが、すいちゃんの対応が、辛い。

  その日は泣きながら寝た。
  


 目が覚めたら何故かベットで寝ていた、シーリーが寝かせてくれたのだろう、優しい子だ。

 横にベットを出して寝たらしいシーリーを横目にスイちゃんと目があったがそっと部屋を出た。


  寝顔は間違いなく5歳児だな!


  大人になったら美人さんだ、変な男に引っ掛からなければいいが!


  ま、シーリーなら大丈夫だろう。


 私は、水浴びのため宿の井戸を借り身支度をした。

  髭を剃り髪を溶かし、少しは見れる容姿になったかな?


 シーリーのところに戻ると、他人にされた。(マジ?)


「部屋間違えてます。」「あなた誰ですか?」


マジ凹むので許してください。




  
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