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突然の来訪者は…
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さて、本当にこれからどうするか…なんて考えていると
「あ!そろそろ夕食のお時間ですね。ロザリーはいつも家族と一緒に食べてましたが、今日はどうしますか?」
夕食か。もうそんな時間になっていたのか。通りでお腹がすいたと思うわけだ。……さっきからマリーには気づかれてないが、実は小さくお腹が鳴っていたのである。
……でも家族と一緒にご飯かぁ~。正直凄く会ってみたいが、これ以上はキャパオーバーだ
――仕方ないが、今日だけ部屋で食べさせてもらおう。
「マリー、今日だけ部屋で食べることってできる?」
「はい、大丈夫ですよ!そうですよね、今日はいろいろありましたから。何時頃食べますか?」
「えっと……もうお願いしていい?」
食い意地がはってるみたいで恥ずかしく、つい下を向きながら言ってしまった。マリーが何か言ってるみたいだが、今は顔が赤くなってると思うので前を向けない。
「はい!分かりました!!!今すぐ持ってきます!旦那様や奥様には、お嬢様は少し気分が優れないので本日は部屋で召しあがれます、とお伝えしますね」
「ありがとう」
そう言ってマリーはティーセットを持ってきた銀のトレイにのせ、静かに部屋から出ていった。(この部屋はロザリーの自室だとマリーが教えてくれた)
は~何もしてないけど疲れた気がする。小さいとは思ってたけど、9歳だったとは……思っていたより幼くて驚いた。9歳ならば何とかいけるかな?
少し不安なのは、性格は内向的だったってところか。う~ん……。昔から思ってる事が顔に出る(ってよく言われた)し口にも出るからそこは気を付けなきゃだな!
まぁ何かあったらマリーが注意してくれるだろう。
――それにしても、この世界の料理はどんな感じなのだろう?私は嫌いな物は特に無かったので、食べれないことは心配してないけど……侯爵家の食事はどんな感じなんだろう。あまり豪華過ぎませんように…………!!!
――コンコンコン
……マリーかな?さっき出ていったと思ったけど、 私がお腹がすいてるって思って早くしてくれたのかな。だったら申し訳ないな……ちゃんとお礼言わないとである。
――コンコンコン
あれ、返事してないっけ?別に居るって分かってるならいちいちノックしなくても良いんだけどなぁ。めんどくさいし。
「どうぞ」
「しつれしますっ!」
「ねえさま、だいじょうぶ?」」
少し高めのたどたどしい声と共に入ってきたのは…漆黒の髪と、同じ色の瞳をもつ2・3歳くらいの男の子と、月のように輝く真っ白の髪で春の桜のような薄い桃色の瞳をもつこれまた2・3歳くらいの男の子である。
二人とも太ももくらいの丈の、黒いサスペンダー付きの短パンを着ていて、清潔そうな白いシャツ、胸にはお揃いの青い蝶ネクタイ、さらには膝下まである、黒地で白いラインが2本入った靴下を身につけ、黒い靴のような室内履き?を履いている。
二人は心配そうに近づいてきて、不安そうで今にも零れ落ちそうな大きな瞳で私を見つめてきた。
「あ!そろそろ夕食のお時間ですね。ロザリーはいつも家族と一緒に食べてましたが、今日はどうしますか?」
夕食か。もうそんな時間になっていたのか。通りでお腹がすいたと思うわけだ。……さっきからマリーには気づかれてないが、実は小さくお腹が鳴っていたのである。
……でも家族と一緒にご飯かぁ~。正直凄く会ってみたいが、これ以上はキャパオーバーだ
――仕方ないが、今日だけ部屋で食べさせてもらおう。
「マリー、今日だけ部屋で食べることってできる?」
「はい、大丈夫ですよ!そうですよね、今日はいろいろありましたから。何時頃食べますか?」
「えっと……もうお願いしていい?」
食い意地がはってるみたいで恥ずかしく、つい下を向きながら言ってしまった。マリーが何か言ってるみたいだが、今は顔が赤くなってると思うので前を向けない。
「はい!分かりました!!!今すぐ持ってきます!旦那様や奥様には、お嬢様は少し気分が優れないので本日は部屋で召しあがれます、とお伝えしますね」
「ありがとう」
そう言ってマリーはティーセットを持ってきた銀のトレイにのせ、静かに部屋から出ていった。(この部屋はロザリーの自室だとマリーが教えてくれた)
は~何もしてないけど疲れた気がする。小さいとは思ってたけど、9歳だったとは……思っていたより幼くて驚いた。9歳ならば何とかいけるかな?
少し不安なのは、性格は内向的だったってところか。う~ん……。昔から思ってる事が顔に出る(ってよく言われた)し口にも出るからそこは気を付けなきゃだな!
まぁ何かあったらマリーが注意してくれるだろう。
――それにしても、この世界の料理はどんな感じなのだろう?私は嫌いな物は特に無かったので、食べれないことは心配してないけど……侯爵家の食事はどんな感じなんだろう。あまり豪華過ぎませんように…………!!!
――コンコンコン
……マリーかな?さっき出ていったと思ったけど、 私がお腹がすいてるって思って早くしてくれたのかな。だったら申し訳ないな……ちゃんとお礼言わないとである。
――コンコンコン
あれ、返事してないっけ?別に居るって分かってるならいちいちノックしなくても良いんだけどなぁ。めんどくさいし。
「どうぞ」
「しつれしますっ!」
「ねえさま、だいじょうぶ?」」
少し高めのたどたどしい声と共に入ってきたのは…漆黒の髪と、同じ色の瞳をもつ2・3歳くらいの男の子と、月のように輝く真っ白の髪で春の桜のような薄い桃色の瞳をもつこれまた2・3歳くらいの男の子である。
二人とも太ももくらいの丈の、黒いサスペンダー付きの短パンを着ていて、清潔そうな白いシャツ、胸にはお揃いの青い蝶ネクタイ、さらには膝下まである、黒地で白いラインが2本入った靴下を身につけ、黒い靴のような室内履き?を履いている。
二人は心配そうに近づいてきて、不安そうで今にも零れ落ちそうな大きな瞳で私を見つめてきた。
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