捨てた貴方への愛なんて無い

谷川ベルノー

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捨てた貴方への愛なんて無い

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 身勝手な夫に捨てられた。

 婚約を破棄したことで一人ぼっち。



 数年後、わたしは新たな家庭を築いている。
 そして、普通という平穏が毎日続いていた。

 本当の相思相愛。

 子供も共に育てている。



ある日、元夫がいきなり現れた。


 理由も言い訳も支離滅裂で意味不明。

 自分を捨てた『わたし』が悪いと罵られていることしか分からない。



 なによ、捨てたのは貴方のくせに。


 続けられる身勝手な主張。

 あぁ、煩い。

 これじゃあ、カラスの喧嘩のほうがマシじゃないのよ。



 聞くに耐え難い罵詈雑言の嵐。


 えぇ、えぇ。

 どうぞ、どうぞご勝手に。

 言うだけ言えばいいじゃない。


 それがどれだけ貴方の首を締めることになるのか、わたしとっても楽しみよ。


 だって、貴方の暴言は噂好きの奥様方にバッチリ聞かれているのだから。

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