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新月の章 鮮血ヲ喰ライシ断罪ノ鎌
秩序で守られる肯定された殺戮 1
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チュンチュン。
小鳥のさえずりと窓から射し込む太陽の光。
さらに掛け布団と腹部の間にある物体のせいで重さと妙な生暖かさを感じたため、意識が覚めてくる。
ん? ちょっと待て。前にも似たようなシチュエーションがあった気が……………………。
目を開け、おそるおそる掛け布団を上げると…………、
「zz…zzzzzzzzzzzz……………………」
なんでまたいるの? 鍵はちゃんと掛けたはずなんだが…………。
この前壊され、修復された真新しいドアの位置に視線を向ける。
新品に取り替えたことで、色彩が古びた周りと合わせてみると変に見えるが、まあ、しょうがない。ひとつ気になる点としては、何で壁と繋ぐ金具の部分が4倍近くついてるのかだが。
さて、そんな新しいドアだが、鍵の所はいかほどに。
「外れてる、外れちゃってる、外されてる…………」
何気なく出てしまった三段活用。
周りは静寂だ。スベった。しかし誰も聞いてない。つまりこれはカウントされないよね。
なぜか鍵のロックが外されてるし、クラリーチェは鍵開けの才能があるようだ。恐ろしい。俺のプライバシーが危険にさらされる。別にやましいものは持ってないけどね。
あれ、クラリーチェが来てると言うことはカレンとの用事があるような気が。
「…………」
「zzzzzzzzz」
「…………」
「zzzzzzzzz」
「今日仕事じゃないか!!!」
「キャウゥッ!?」
一気に起き上がる。クラリーチェは、咄嗟の出来事に驚くも、悲鳴をあげたあと軽やかに着地。前にも思ったが、猫みたいな身のこなし。
それにしてもすっかり忘れてた。盗賊退治。一角兎を狩ってから数日間、金策だけに奔走していた俺は、疲れと現実逃避から、自分が約束した(自然現象を利用した半ば強引な方法で約束させられた)ことを忘却していたのだ。
急いで支度をしなければならない。
あらかじめベルトポーチにエイドマッシュルームなどの小道具は入れてあるし、剣もすでに身に付けているので、準備といってもローブを着るくらいだ。
さて、フードも被ったし、いざ行かん。
「ガルルルルルルッッッッッッ!」
「あ、そうだ。おいでクラリーチェ。ご主人様の元に行こう」
「グルァァァィッッッッ!!!」
そして、お約束の、体が物理的な力でドアの方に飛ぶ。鍵が開いていたドアは背中がぶつかると勢いよく開き、オレの体はそのまま後方に吹っ飛ばされる。前回と同じ場所にぶつかった。角度的にも当たり前のことだがな。骨に届くほどの強烈な衝撃と共に目の前が真っ白になる。
「カハッッッ…………!」
赤い霧が口から噴射された。血だね。どう見ても。
ドアがあんなに補強されていた理由、分かった気がする。
さすがだよ、あの店員さん。またこうなることを見越してたんだ。グフッ……!
小鳥のさえずりと窓から射し込む太陽の光。
さらに掛け布団と腹部の間にある物体のせいで重さと妙な生暖かさを感じたため、意識が覚めてくる。
ん? ちょっと待て。前にも似たようなシチュエーションがあった気が……………………。
目を開け、おそるおそる掛け布団を上げると…………、
「zz…zzzzzzzzzzzz……………………」
なんでまたいるの? 鍵はちゃんと掛けたはずなんだが…………。
この前壊され、修復された真新しいドアの位置に視線を向ける。
新品に取り替えたことで、色彩が古びた周りと合わせてみると変に見えるが、まあ、しょうがない。ひとつ気になる点としては、何で壁と繋ぐ金具の部分が4倍近くついてるのかだが。
さて、そんな新しいドアだが、鍵の所はいかほどに。
「外れてる、外れちゃってる、外されてる…………」
何気なく出てしまった三段活用。
周りは静寂だ。スベった。しかし誰も聞いてない。つまりこれはカウントされないよね。
なぜか鍵のロックが外されてるし、クラリーチェは鍵開けの才能があるようだ。恐ろしい。俺のプライバシーが危険にさらされる。別にやましいものは持ってないけどね。
あれ、クラリーチェが来てると言うことはカレンとの用事があるような気が。
「…………」
「zzzzzzzzz」
「…………」
「zzzzzzzzz」
「今日仕事じゃないか!!!」
「キャウゥッ!?」
一気に起き上がる。クラリーチェは、咄嗟の出来事に驚くも、悲鳴をあげたあと軽やかに着地。前にも思ったが、猫みたいな身のこなし。
それにしてもすっかり忘れてた。盗賊退治。一角兎を狩ってから数日間、金策だけに奔走していた俺は、疲れと現実逃避から、自分が約束した(自然現象を利用した半ば強引な方法で約束させられた)ことを忘却していたのだ。
急いで支度をしなければならない。
あらかじめベルトポーチにエイドマッシュルームなどの小道具は入れてあるし、剣もすでに身に付けているので、準備といってもローブを着るくらいだ。
さて、フードも被ったし、いざ行かん。
「ガルルルルルルッッッッッッ!」
「あ、そうだ。おいでクラリーチェ。ご主人様の元に行こう」
「グルァァァィッッッッ!!!」
そして、お約束の、体が物理的な力でドアの方に飛ぶ。鍵が開いていたドアは背中がぶつかると勢いよく開き、オレの体はそのまま後方に吹っ飛ばされる。前回と同じ場所にぶつかった。角度的にも当たり前のことだがな。骨に届くほどの強烈な衝撃と共に目の前が真っ白になる。
「カハッッッ…………!」
赤い霧が口から噴射された。血だね。どう見ても。
ドアがあんなに補強されていた理由、分かった気がする。
さすがだよ、あの店員さん。またこうなることを見越してたんだ。グフッ……!
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