172 / 425
【 それぞれの未来 】
海岸へ
しおりを挟む
領域を越えると雨が止み、下から響くスースィリアの移動音が変わる。
同時に風景もガラリと様変わりした。先ほどまでの岩肌ではなく、コンクリートで舗装された地面だ。
だが建物の様なものは見られない。不自然なほどに水平に舗装された地面だけが続く。
「ここが幽霊屋敷なのか? なんだか予想とかなり違うぞ。大体、屋敷ってどこだ?」
「建物は地下にアリマス。私の秘密基地なのデスヨ。勿論、ご希望であればご案内いたしマスヨ。真っ暗ですケドネ。ハハハ」
4本の手をひらひらさせながら解説するゲルニッヒ。……ちくちょう。
「この辺り……さっき通った図書館もそうだが、随分と人工的な造りだな。特にこの領域は、どんな生き物を想定していたんだよ」
「大量の小動物なのであるぞー。地下にパイプが張り巡らせてあるのである」
よく見ると、確かに所々に丸い穴が開いている。中にいるのは鼠やなんかの類か。
鼠と言えば鼠算と言う言葉を思い浮かべるのだが……。
「なあ、全ての生き物が本能で数調節しているわけじゃないんだろ? 鼠なんかの小動物はどうやって調節されているんだ?」
「多くは食物連鎖で調節されているのであるぞ。餌が多ければそれを食べる生き物も増えるし、減れば同じく減るのであるー」
スースィリアが親切に教えてくれる。だがそれだけであれば、領域の移動が許可された途端にバランスは一気に崩れる。しかし何度か灼熱の翼竜の巣に行ったけど、大きな変化は無かった。
「全ての生き物は、所属する領域により本能を刺激されてイマス。増えすぎたり減りすぎたりしないヨウ、調節が入るのデス」
「それは人間に対して行う事は可能なのか?」
「可能と言いマスカ、人間には与えられた人間の領域がありマシタ。シカシ、今はありマセン」
「ああ、解除されちゃってるのね……」
人間用の領域を作っても、まあ無駄だろう。解除法を知っているってのは、やっぱり厄介だな。
だがそうなると、人間の本能を刺激して絶対数を調節するって事は無理となる。1億人あたりを上限にすれば、多分戦争する余力なんてなくなりそうだが残念だ。
「そういや、この世界人間ってどのくらいいるんだ?」
「アン・ラ・サムの計算だと30億位だってなっているかな」
「そりゃ結構多いな。解除された魔族領みたいな荒れ地ばかりかと思ってたけど、人間社会は案外豊かなのか。行くのが楽しみだよ」
そうこうしている内に、俺達は海岸線へと到着した。
この世界の海は初めてだが、俺の世界とはだいぶ違う。いや、今更同じであったら逆に驚きだ。
途中までは今まで見た舗装された地面。だがその先には美しい海岸線が続いている。
当然だが舗装地には砂粒一つ落ちておらず、また波も入ってこない。間に立つと、片足はしっかりと地面に固定されているのに、もう片足は波に砂が持っていかれてぐらぐらだ。
「改めて見ると、この境界線は面白いな!」
俺が遊んでいると、エヴィアも真似をして一緒の事を始める。二人で両足を開いて並ぶのはちょっと間抜けな姿だが、面白いから仕方が無い。
「そんなに楽しいんだ—。どんな感触だったかなー」
そう言ってするりと剥がれ、尺取虫に戻るテルティルト。当然、俺は再び全裸マンだ。少し間抜けが、超間抜けになったぞってオイ!
「だから勝手に剥がれるなー!」
「お楽しみの処スミマセンガ、出迎えがやってきマシタ」
「うがー! 早く戻れー! このままじゃいきなり赤っ恥だ!」
「ここにはまだ人間は来ないわよー。来たのは魔人。ほらあそこ」
テルティルトが短い脚で指した方向、それは白く波打つ海岸線だ。
その向こうから、海を割って大きな魔人が浮上してくる。その姿から分かる名前はファランティア。以前エヴィアから聞いた、海に行ったという魔人の一人だろう。
だがその姿はどう見ても海洋生物では無い。聖衣を纏ったシスターの頭と言えば良いのだろうか。大きさは10メートルより少し小さいくらい。右の耳辺りからは3枚の真っ白い鳥の翼。左耳からは同じ羽が4枚生えている。
全身は淡く緑の混じった銀色で、円形の輝く後光がこちらに差し込んできて少し眩しい。
かなり個性的だが、人間の顔が付いているという事は人間に興味ありと見て良いのだろう。元々、人間世界への案内役だしな。
「早々に全裸とは、今度の魔王は確かに個性的です。実際に会う楽しみの為に、断片的な記憶しか受け取らなかったのは幸いでした。私の興味は大いに刺激されました。この記憶は、永遠に残す事に致しましょう」
「やーめーてー!」
その少し機械的で冷静な女性の声で、恥ずかしさがますますヒートアップする。
早く戻れ! そうテルティルトを呼ぼうと思ったら、〈ぷわわー〉と言いながら面白そうに波にさらわれて流されているし!
「いいから戻れー! 魔王のピンチだぞー!」
なんだかどっと疲れたが、ようやくテルティルトが戻って一段落だ。
「それで、上に乗ればいいのか? 波で酷い事になりそうなのだが……」
「問題ありません。今回私が選ばれたのは、その対策が出来るからです」
そう言いながら、魔人ファランティアの顔が中央から割れ、扉のように開いていく。まるでおしゃれな宝石箱の様で、中は赤く綿入りのクッションのようになっていた。
――どう見ても、人間との交流を目指した魔人の姿だ。
その姿に、俺は改めて今回の交渉の意味と重さを噛み締めた。
「それじゃあ行ってくるよ。何処まで決められるかは分からないけど、この必ず会見は成功させる」
「気負わなくても良いのであるぞー。吾はずっと、ここで魔王の帰りを待つのである。百年でも千年でも待つのであるぞ」
「そんなに待たせはしないよ。ゲルニッヒも、留守は任せたぞ」
「お任せクダサイ、魔王よ。コチラからも、色々と手はずを整えてオキマス」
心配そうに見つめるスースィリアと、仰々しくお辞儀をしたままのゲルニッヒに別れを告げ、俺はファランティアの中へと乗り込んだ。ここから海を渡って北上し、目的地までは31日間……長い旅路だ。
ゆっくりとファランティアの顔が閉じ、静かに海中へと潜り始めていった。
同時に風景もガラリと様変わりした。先ほどまでの岩肌ではなく、コンクリートで舗装された地面だ。
だが建物の様なものは見られない。不自然なほどに水平に舗装された地面だけが続く。
「ここが幽霊屋敷なのか? なんだか予想とかなり違うぞ。大体、屋敷ってどこだ?」
「建物は地下にアリマス。私の秘密基地なのデスヨ。勿論、ご希望であればご案内いたしマスヨ。真っ暗ですケドネ。ハハハ」
4本の手をひらひらさせながら解説するゲルニッヒ。……ちくちょう。
「この辺り……さっき通った図書館もそうだが、随分と人工的な造りだな。特にこの領域は、どんな生き物を想定していたんだよ」
「大量の小動物なのであるぞー。地下にパイプが張り巡らせてあるのである」
よく見ると、確かに所々に丸い穴が開いている。中にいるのは鼠やなんかの類か。
鼠と言えば鼠算と言う言葉を思い浮かべるのだが……。
「なあ、全ての生き物が本能で数調節しているわけじゃないんだろ? 鼠なんかの小動物はどうやって調節されているんだ?」
「多くは食物連鎖で調節されているのであるぞ。餌が多ければそれを食べる生き物も増えるし、減れば同じく減るのであるー」
スースィリアが親切に教えてくれる。だがそれだけであれば、領域の移動が許可された途端にバランスは一気に崩れる。しかし何度か灼熱の翼竜の巣に行ったけど、大きな変化は無かった。
「全ての生き物は、所属する領域により本能を刺激されてイマス。増えすぎたり減りすぎたりしないヨウ、調節が入るのデス」
「それは人間に対して行う事は可能なのか?」
「可能と言いマスカ、人間には与えられた人間の領域がありマシタ。シカシ、今はありマセン」
「ああ、解除されちゃってるのね……」
人間用の領域を作っても、まあ無駄だろう。解除法を知っているってのは、やっぱり厄介だな。
だがそうなると、人間の本能を刺激して絶対数を調節するって事は無理となる。1億人あたりを上限にすれば、多分戦争する余力なんてなくなりそうだが残念だ。
「そういや、この世界人間ってどのくらいいるんだ?」
「アン・ラ・サムの計算だと30億位だってなっているかな」
「そりゃ結構多いな。解除された魔族領みたいな荒れ地ばかりかと思ってたけど、人間社会は案外豊かなのか。行くのが楽しみだよ」
そうこうしている内に、俺達は海岸線へと到着した。
この世界の海は初めてだが、俺の世界とはだいぶ違う。いや、今更同じであったら逆に驚きだ。
途中までは今まで見た舗装された地面。だがその先には美しい海岸線が続いている。
当然だが舗装地には砂粒一つ落ちておらず、また波も入ってこない。間に立つと、片足はしっかりと地面に固定されているのに、もう片足は波に砂が持っていかれてぐらぐらだ。
「改めて見ると、この境界線は面白いな!」
俺が遊んでいると、エヴィアも真似をして一緒の事を始める。二人で両足を開いて並ぶのはちょっと間抜けな姿だが、面白いから仕方が無い。
「そんなに楽しいんだ—。どんな感触だったかなー」
そう言ってするりと剥がれ、尺取虫に戻るテルティルト。当然、俺は再び全裸マンだ。少し間抜けが、超間抜けになったぞってオイ!
「だから勝手に剥がれるなー!」
「お楽しみの処スミマセンガ、出迎えがやってきマシタ」
「うがー! 早く戻れー! このままじゃいきなり赤っ恥だ!」
「ここにはまだ人間は来ないわよー。来たのは魔人。ほらあそこ」
テルティルトが短い脚で指した方向、それは白く波打つ海岸線だ。
その向こうから、海を割って大きな魔人が浮上してくる。その姿から分かる名前はファランティア。以前エヴィアから聞いた、海に行ったという魔人の一人だろう。
だがその姿はどう見ても海洋生物では無い。聖衣を纏ったシスターの頭と言えば良いのだろうか。大きさは10メートルより少し小さいくらい。右の耳辺りからは3枚の真っ白い鳥の翼。左耳からは同じ羽が4枚生えている。
全身は淡く緑の混じった銀色で、円形の輝く後光がこちらに差し込んできて少し眩しい。
かなり個性的だが、人間の顔が付いているという事は人間に興味ありと見て良いのだろう。元々、人間世界への案内役だしな。
「早々に全裸とは、今度の魔王は確かに個性的です。実際に会う楽しみの為に、断片的な記憶しか受け取らなかったのは幸いでした。私の興味は大いに刺激されました。この記憶は、永遠に残す事に致しましょう」
「やーめーてー!」
その少し機械的で冷静な女性の声で、恥ずかしさがますますヒートアップする。
早く戻れ! そうテルティルトを呼ぼうと思ったら、〈ぷわわー〉と言いながら面白そうに波にさらわれて流されているし!
「いいから戻れー! 魔王のピンチだぞー!」
なんだかどっと疲れたが、ようやくテルティルトが戻って一段落だ。
「それで、上に乗ればいいのか? 波で酷い事になりそうなのだが……」
「問題ありません。今回私が選ばれたのは、その対策が出来るからです」
そう言いながら、魔人ファランティアの顔が中央から割れ、扉のように開いていく。まるでおしゃれな宝石箱の様で、中は赤く綿入りのクッションのようになっていた。
――どう見ても、人間との交流を目指した魔人の姿だ。
その姿に、俺は改めて今回の交渉の意味と重さを噛み締めた。
「それじゃあ行ってくるよ。何処まで決められるかは分からないけど、この必ず会見は成功させる」
「気負わなくても良いのであるぞー。吾はずっと、ここで魔王の帰りを待つのである。百年でも千年でも待つのであるぞ」
「そんなに待たせはしないよ。ゲルニッヒも、留守は任せたぞ」
「お任せクダサイ、魔王よ。コチラからも、色々と手はずを整えてオキマス」
心配そうに見つめるスースィリアと、仰々しくお辞儀をしたままのゲルニッヒに別れを告げ、俺はファランティアの中へと乗り込んだ。ここから海を渡って北上し、目的地までは31日間……長い旅路だ。
ゆっくりとファランティアの顔が閉じ、静かに海中へと潜り始めていった。
3
あなたにおすすめの小説
勇者パーティーにダンジョンで生贄にされました。これで上位神から押し付けられた、勇者の育成支援から解放される。
克全
ファンタジー
エドゥアルには大嫌いな役目、神与スキル『勇者の育成者』があった。力だけあって知能が低い下級神が、勇者にふさわしくない者に『勇者』スキルを与えてしまったせいで、上級神から与えられてしまったのだ。前世の知識と、それを利用して鍛えた絶大な魔力のあるエドゥアルだったが、神与スキル『勇者の育成者』には逆らえず、嫌々勇者を教育していた。だが、勇者ガブリエルは上級神の想像を絶する愚者だった。事もあろうに、エドゥアルを含む300人もの人間を生贄にして、ダンジョンの階層主を斃そうとした。流石にこのような下劣な行いをしては『勇者』スキルは消滅してしまう。対象となった勇者がいなくなれば『勇者の育成者』スキルも消滅する。自由を手に入れたエドゥアルは好き勝手に生きることにしたのだった。
異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します
桂崇
ファンタジー
小さな町で酒場の手伝いをする母親と2人で住む少年イールスに転生覚醒する、チートする方法も無く、母親の死により、実の父親の家に引き取られる。イールスは、冒険者になろうと目指すが、周囲はその才能を惜しんでいる
神様、ちょっとチートがすぎませんか?
ななくさ ゆう
ファンタジー
【大きすぎるチートは呪いと紙一重だよっ!】
未熟な神さまの手違いで『常人の“200倍”』の力と魔力を持って産まれてしまった少年パド。
本当は『常人の“2倍”』くらいの力と魔力をもらって転生したはずなのにっ!!
おかげで、産まれたその日に家を壊しかけるわ、謎の『闇』が襲いかかってくるわ、教会に命を狙われるわ、王女様に勇者候補としてスカウトされるわ、もう大変!!
僕は『家族と楽しく平和に暮らせる普通の幸せ』を望んだだけなのに、どうしてこうなるの!?
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
――前世で大人になれなかった少年は、新たな世界で幸せを求める。
しかし、『幸せになりたい』という夢をかなえるの難しさを、彼はまだ知らない。
自分自身の幸せを追い求める少年は、やがて世界に幸せをもたらす『勇者』となる――
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
本文中&表紙のイラストはへるにゃー様よりご提供戴いたものです(掲載許可済)。
へるにゃー様のHP:http://syakewokuwaeta.bake-neko.net/
---------------
※カクヨムとなろうにも投稿しています
1×∞(ワンバイエイト) 経験値1でレベルアップする俺は、最速で異世界最強になりました!
マツヤマユタカ
ファンタジー
23年5月22日にアルファポリス様より、拙著が出版されました!そのため改題しました。
今後ともよろしくお願いいたします!
トラックに轢かれ、気づくと異世界の自然豊かな場所に一人いた少年、カズマ・ナカミチ。彼は事情がわからないまま、仕方なくそこでサバイバル生活を開始する。だが、未経験だった釣りや狩りは妙に上手くいった。その秘密は、レベル上げに必要な経験値にあった。実はカズマは、あらゆるスキルが経験値1でレベルアップするのだ。おかげで、何をやっても簡単にこなせて――。異世界爆速成長系ファンタジー、堂々開幕!
タイトルの『1×∞』は『ワンバイエイト』と読みます。
男性向けHOTランキング1位!ファンタジー1位を獲得しました!【22/7/22】
そして『第15回ファンタジー小説大賞』において、奨励賞を受賞いたしました!【22/10/31】
アルファポリス様より出版されました!現在第四巻まで発売中です!
コミカライズされました!公式漫画タブから見られます!【24/8/28】
マツヤマユタカ名義でTwitterやってます。
見てください。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
ギルドの片隅で飲んだくれてるおっさん冒険者
哀上
ファンタジー
チートを貰い転生した。
何も成し遂げることなく35年……
ついに前世の年齢を超えた。
※ 第5回次世代ファンタジーカップにて“超個性的キャラクター賞”を受賞。
※この小説は他サイトにも投稿しています。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
セーブポイント転生 ~寿命が無い石なので千年修行したらレベル上限突破してしまった~
空色蜻蛉
ファンタジー
枢は目覚めるとクリスタルの中で魂だけの状態になっていた。どうやらダンジョンのセーブポイントに転生してしまったらしい。身動きできない状態に悲嘆に暮れた枢だが、やがて開き直ってレベルアップ作業に明け暮れることにした。百年経ち、二百年経ち……やがて国の礎である「聖なるクリスタル」として崇められるまでになる。
もう元の世界に戻れないと腹をくくって自分の国を見守る枢だが、千年経った時、衝撃のどんでん返しが待ち受けていて……。
【お知らせ】6/22 完結しました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる