298 / 425
【 魔族と人と 】
魔王逃避行 その1
しおりを挟む
ハルタール帝国の先行隊は、2つの部隊に別れていた。
炎と石獣の領域沿いに進んでいた第一部隊。それに、西側を迂回するように進んでいた第二部隊である。
その第一部隊に所属する先行隊3万の兵が、遂に魔王をその射程に捕らえる事に成功した。
「人影発見! 幻覚じゃない、あれは人間の形だ!」
「各員兵装を点検! 遠距離攻撃の後、一斉に仕掛けるぞ!」
◇ ◇ ◇
ザアアアアアアア……。
それはいきなり降り注ぐ雨音の様。
だが雨ではない。それははっきりと分かる。全てが矢だ。水分を沸騰させる、人類必殺の飛び道具。
「あの程度刺さらないから、気にしないでねー」
「ああ……」
死の予感はしない。数本の矢がカンカン当たっている事は分かるが、幸いこの程度ならテルティルトの外骨格を撃ち抜けはしない。
( それは一瞬の出来事だった。目の前が真っ赤に染まり、俺の胸部から上が地面に落ちた。 )
「またかよ!」
問題は飛甲騎兵の方だ。
慌てて飛びのくと、その上スレスレを飛甲騎兵が通り過ぎる。もう何度あいつらに殺されてるか分からないぞ!
しかもあれには矢なんて効かない事はわかっているのだろう。遠慮なしに俺ごと射かけ、また飛甲騎兵も矢など気にせず突っ込んでくる。
そんな事を気にしている内に、左右の視界に浮遊式輸送板がチラチラと映る……包囲されつつあるのだ。
絶体絶命。まさにその状態といえるだろう。
だが、よく見れば彼らも何かと戦っている。
飛行版の上で兵士を吹き飛ばす巨大な甲虫。人間に群がり、鎧の隙間から刺す蜂の群れ。
いきなり破裂して血と水を撒き散らす人間もいる。
――そうか……スースィリアの命令は、きちんと伝わっていたんだな。
ならば、俺も頑張らなければいけない。エヴィアやスースィリアと再び合流するまで、決して死ねないんだ。
「行くぞ、テルティルト。目標は……」
◇ ◇ ◇
マリクカンドルフ率いる本隊は、魔王の地点より南に90キロ地点にいた。
疾走する浮遊式輸送板からは、次々と予備の武器や鎧、余分な食料が投下される。
日が暮れるまで、残りはおよそ4時間。ゆっくりとはしていられない。
最大速度さえ出せば、目的地まで2時間ほどだ。だが相手は逃げている。しかも妨害も山盛りだ。
「こちら先行第一部隊カルフェット。敵の抵抗が激しく、魔王らしき人影に近づけません」
「同じく第一部隊リキュナ・ヴィレットであります。大型投擲槍を積んだ浮遊式輸送板は全て操縦士死亡。敵影不明、魔法です。明らかに狙われました」
前線の部隊は何とか魔王らしき人影を見失わないでいるが、倒すまでには至らない。
いや、そもそも戦えてさえいない。思ったよりもガードが堅いのだ。
「確か大ムカデは倒したのだったな?」
「ムーオス、先行隊ともに報告があります。間違いないでしょう」
ならば魔王は徒歩で逃げているという事か。
まあ、他の移動手段を用いているのなら当然報告が入るだろう。
しかし徒歩にしては早い。やはり人間なのは姿形だけで、中身は相応に化け物という事だろうか。
「先行第二部隊は?」
「順調ですが、大きく迂回したため長蛇の状態です。目的地には我々が先に到着するかと」
「無事であるなら問題は無い。包囲陣形を形成し、確実に魔王を仕留めるぞ」
「了解であります! 祖国へ最高の栄誉を持ち帰りましょうぞ!」
最高の栄誉……まさに、魔王の命はそれに値するだろう。
マリクカンドルフもまた人類であり軍人だ。それを手にするためにここに立っている。
それにリアンヌの丘での借りも返さねばならない。それは自身の為だけでなく、未だ残る直系ではない血族の為でもある。
だが実際、魔王本人に個人的な恨みがあるかと言われれば、そこに答えは無い。
彼も軍人であり、数多くの戦いをこなしてきた。魔族相手にも、人間相手にも。
だから軍を指揮する人間の立場を知っている。
魔王が本当に意志ある生き物なのだとしたら、魔族の王だというのなら……もしかしたら、今ここにいる人類こそが侵略者なのかもしれない。
だが、それがどうしたというのだろう。魔王を討つ。その事実に、何も変わりは無いのだから。
◇ ◇ ◇
走る――必死になって、全力で。
少しテルティルトの補助があるからだろうか、かつてないほどに走れる。これなら何とかなるかもしれない。
目的地は北、火山帯だ。
ホテルへ向かう事も考えたが、落ち着いて考えればあそこはダメだ、絶対に。
人間からすれば、いかにも何かが潜んでいそうな地形。今は確認する余裕は無いが、もしかしたら既に入り込まれているかもしれない。
そして、あんな人間の土俵で戦ったら大ピンチだ。絶対に勝てはしないだろう。
息が上がる。だが足は止まらない。散々意志とは無関係に動かれて酷い目にあったが、こうして素直にパワーアシストスーツみたいにしてくれると楽だ。
とはいえやはり疲労はある。汗が吹き出し思考も鈍る。喉が渇く……。
今どの辺りだろう? 時間は?
頭上に広がる針葉樹のせいで良く分からないが、少しは暗くなってきたのだろうか?
だとしたらもう少し。完全に日が暮れれば、まだなんとかなる。
周囲でワーワー聞こえるのは、怒声だろうか、それとも悲鳴なのだろうか。
それに混ざって、微かな音が聞こえてくる。葉と葉が擦れ合う、カサカサという音……。
「魔王、こっちだよ」
「そこから左の木へ……そう、その後は――」
「こちらへ、魔王。もう少しだけ頑張って」
世界全体から囁かれる微かな音。どことなくテルティルトに似ているが、それより遥かに曖昧で、魔王の力が無ければ声としての認識は出来なかっただろう。
これは――蔓草か!?
針葉樹の森全体に生える蔓草や花。下生えの小さな植物たち。
一本一本は小さい存在だ。だが彼等は人間にとって、恐らくこの領域で一番恐ろしい相手だっただろう。
最初にそれに気が付いたのは、木々の間を縫って飛ぶ飛甲騎兵だった。
「なんだか、地面が光っていないか?」
「発光生物か?」
周囲が暗くなるにつれ、その淡い光が見えるようになってくる。
上空から見れば、まるで海岸に漂う夜光虫だ。
そしてそれを理解した時、飛甲騎士は驚愕し、戦慄した。
「ま、魔法を使用する魔族を発見! し、しかしこれは――草、草です。この領域を覆う全ての草が、魔法の使用者と思われます!」
その報告を受けたマリクカンドルフは、いつもの様に落ち着き、どっりしと構えていた。
だが心の中の落胆は計り知れない。
ただの草。この領域一面に生える緑全てが敵だ。それはもう、この世界全てに否定されていると言って良い。ここに、人間を歓迎する者はいないのだ。
そしてそれ以上に、対策不能であることを思い知る。
この広大な領域の草を全て刈る? 焼く? 不可能だ。もはや魔法攻撃は、全て受け入れるしかない。
損害が大きすぎる……これでは魔王を討てないのではないだろうか……。
だがそんな弱気を、頭を振って消し飛ばす。今考えるべきはそのような事ではない。
魔王を討って帰還する。全てはその後で良いのだから。
◇ ◇ ◇
そろそろ陽が落ちた頃なのだろうか、大分暗くなってきた。
だがそれで逆に分かる――人間の多さが。
浮遊式輸送板に設置されている投光器の光が、周囲を舐めるように照らしている。
木や草の間を縫って走る無数の光の筋は、それだけ人間がいると言う事だ。
だがあの光は少し懐かしい……。
かつてオルコスと共に白き苔の領域へと向かった途中、ずっとあの光が暗闇を照らしていた。
だが――
「人影だ! 魔王がいたぞ!」
「いや、あれははぐれた味方だ! あっちにいたのが魔王だ!」
「あれはただの屍喰らいだ! 向こうで何か動いているぞ!」
「探せ! 探せぇー!」
今やその光が求めているのはこの俺、そしてこの命だ。懐かしい感傷に浸っている余裕はない。
もう何時間、この広大な森を走ったのだろう。
既に足の感覚はないが、まあテルティルトが勝手に走ってくれるので何とか留まらずに済んでいる。
だけど息が上がる……体力が限界だ……水……。
「お、魔王じゃねぇか。まだこんな所にいたのか」
……!? 突然大きな声をかけられ、ハッとなる。
そして同時に頭上を飛んでいく人間達。
いつの間にか、完全に囲まれていた。だが過去形だ。
周囲を染める真っ赤な血、撒き散らされた人間のパーツ、それに撃破された浮遊式輸送板。
凄惨なる戦場跡……いや、まだ戦いは続いている。
次々と集まってくる人類兵。だが彼らは今、俺には目もくれていない。
彼らが戦っている相手――それは同じ人間型。だが根本的な大きさが違う。
体高6メートル級。銅色の肌に一本角、それに闇夜にギロリと単眼が光る。
一つ目巨人! 援軍が、間に合ったのだ。
炎と石獣の領域沿いに進んでいた第一部隊。それに、西側を迂回するように進んでいた第二部隊である。
その第一部隊に所属する先行隊3万の兵が、遂に魔王をその射程に捕らえる事に成功した。
「人影発見! 幻覚じゃない、あれは人間の形だ!」
「各員兵装を点検! 遠距離攻撃の後、一斉に仕掛けるぞ!」
◇ ◇ ◇
ザアアアアアアア……。
それはいきなり降り注ぐ雨音の様。
だが雨ではない。それははっきりと分かる。全てが矢だ。水分を沸騰させる、人類必殺の飛び道具。
「あの程度刺さらないから、気にしないでねー」
「ああ……」
死の予感はしない。数本の矢がカンカン当たっている事は分かるが、幸いこの程度ならテルティルトの外骨格を撃ち抜けはしない。
( それは一瞬の出来事だった。目の前が真っ赤に染まり、俺の胸部から上が地面に落ちた。 )
「またかよ!」
問題は飛甲騎兵の方だ。
慌てて飛びのくと、その上スレスレを飛甲騎兵が通り過ぎる。もう何度あいつらに殺されてるか分からないぞ!
しかもあれには矢なんて効かない事はわかっているのだろう。遠慮なしに俺ごと射かけ、また飛甲騎兵も矢など気にせず突っ込んでくる。
そんな事を気にしている内に、左右の視界に浮遊式輸送板がチラチラと映る……包囲されつつあるのだ。
絶体絶命。まさにその状態といえるだろう。
だが、よく見れば彼らも何かと戦っている。
飛行版の上で兵士を吹き飛ばす巨大な甲虫。人間に群がり、鎧の隙間から刺す蜂の群れ。
いきなり破裂して血と水を撒き散らす人間もいる。
――そうか……スースィリアの命令は、きちんと伝わっていたんだな。
ならば、俺も頑張らなければいけない。エヴィアやスースィリアと再び合流するまで、決して死ねないんだ。
「行くぞ、テルティルト。目標は……」
◇ ◇ ◇
マリクカンドルフ率いる本隊は、魔王の地点より南に90キロ地点にいた。
疾走する浮遊式輸送板からは、次々と予備の武器や鎧、余分な食料が投下される。
日が暮れるまで、残りはおよそ4時間。ゆっくりとはしていられない。
最大速度さえ出せば、目的地まで2時間ほどだ。だが相手は逃げている。しかも妨害も山盛りだ。
「こちら先行第一部隊カルフェット。敵の抵抗が激しく、魔王らしき人影に近づけません」
「同じく第一部隊リキュナ・ヴィレットであります。大型投擲槍を積んだ浮遊式輸送板は全て操縦士死亡。敵影不明、魔法です。明らかに狙われました」
前線の部隊は何とか魔王らしき人影を見失わないでいるが、倒すまでには至らない。
いや、そもそも戦えてさえいない。思ったよりもガードが堅いのだ。
「確か大ムカデは倒したのだったな?」
「ムーオス、先行隊ともに報告があります。間違いないでしょう」
ならば魔王は徒歩で逃げているという事か。
まあ、他の移動手段を用いているのなら当然報告が入るだろう。
しかし徒歩にしては早い。やはり人間なのは姿形だけで、中身は相応に化け物という事だろうか。
「先行第二部隊は?」
「順調ですが、大きく迂回したため長蛇の状態です。目的地には我々が先に到着するかと」
「無事であるなら問題は無い。包囲陣形を形成し、確実に魔王を仕留めるぞ」
「了解であります! 祖国へ最高の栄誉を持ち帰りましょうぞ!」
最高の栄誉……まさに、魔王の命はそれに値するだろう。
マリクカンドルフもまた人類であり軍人だ。それを手にするためにここに立っている。
それにリアンヌの丘での借りも返さねばならない。それは自身の為だけでなく、未だ残る直系ではない血族の為でもある。
だが実際、魔王本人に個人的な恨みがあるかと言われれば、そこに答えは無い。
彼も軍人であり、数多くの戦いをこなしてきた。魔族相手にも、人間相手にも。
だから軍を指揮する人間の立場を知っている。
魔王が本当に意志ある生き物なのだとしたら、魔族の王だというのなら……もしかしたら、今ここにいる人類こそが侵略者なのかもしれない。
だが、それがどうしたというのだろう。魔王を討つ。その事実に、何も変わりは無いのだから。
◇ ◇ ◇
走る――必死になって、全力で。
少しテルティルトの補助があるからだろうか、かつてないほどに走れる。これなら何とかなるかもしれない。
目的地は北、火山帯だ。
ホテルへ向かう事も考えたが、落ち着いて考えればあそこはダメだ、絶対に。
人間からすれば、いかにも何かが潜んでいそうな地形。今は確認する余裕は無いが、もしかしたら既に入り込まれているかもしれない。
そして、あんな人間の土俵で戦ったら大ピンチだ。絶対に勝てはしないだろう。
息が上がる。だが足は止まらない。散々意志とは無関係に動かれて酷い目にあったが、こうして素直にパワーアシストスーツみたいにしてくれると楽だ。
とはいえやはり疲労はある。汗が吹き出し思考も鈍る。喉が渇く……。
今どの辺りだろう? 時間は?
頭上に広がる針葉樹のせいで良く分からないが、少しは暗くなってきたのだろうか?
だとしたらもう少し。完全に日が暮れれば、まだなんとかなる。
周囲でワーワー聞こえるのは、怒声だろうか、それとも悲鳴なのだろうか。
それに混ざって、微かな音が聞こえてくる。葉と葉が擦れ合う、カサカサという音……。
「魔王、こっちだよ」
「そこから左の木へ……そう、その後は――」
「こちらへ、魔王。もう少しだけ頑張って」
世界全体から囁かれる微かな音。どことなくテルティルトに似ているが、それより遥かに曖昧で、魔王の力が無ければ声としての認識は出来なかっただろう。
これは――蔓草か!?
針葉樹の森全体に生える蔓草や花。下生えの小さな植物たち。
一本一本は小さい存在だ。だが彼等は人間にとって、恐らくこの領域で一番恐ろしい相手だっただろう。
最初にそれに気が付いたのは、木々の間を縫って飛ぶ飛甲騎兵だった。
「なんだか、地面が光っていないか?」
「発光生物か?」
周囲が暗くなるにつれ、その淡い光が見えるようになってくる。
上空から見れば、まるで海岸に漂う夜光虫だ。
そしてそれを理解した時、飛甲騎士は驚愕し、戦慄した。
「ま、魔法を使用する魔族を発見! し、しかしこれは――草、草です。この領域を覆う全ての草が、魔法の使用者と思われます!」
その報告を受けたマリクカンドルフは、いつもの様に落ち着き、どっりしと構えていた。
だが心の中の落胆は計り知れない。
ただの草。この領域一面に生える緑全てが敵だ。それはもう、この世界全てに否定されていると言って良い。ここに、人間を歓迎する者はいないのだ。
そしてそれ以上に、対策不能であることを思い知る。
この広大な領域の草を全て刈る? 焼く? 不可能だ。もはや魔法攻撃は、全て受け入れるしかない。
損害が大きすぎる……これでは魔王を討てないのではないだろうか……。
だがそんな弱気を、頭を振って消し飛ばす。今考えるべきはそのような事ではない。
魔王を討って帰還する。全てはその後で良いのだから。
◇ ◇ ◇
そろそろ陽が落ちた頃なのだろうか、大分暗くなってきた。
だがそれで逆に分かる――人間の多さが。
浮遊式輸送板に設置されている投光器の光が、周囲を舐めるように照らしている。
木や草の間を縫って走る無数の光の筋は、それだけ人間がいると言う事だ。
だがあの光は少し懐かしい……。
かつてオルコスと共に白き苔の領域へと向かった途中、ずっとあの光が暗闇を照らしていた。
だが――
「人影だ! 魔王がいたぞ!」
「いや、あれははぐれた味方だ! あっちにいたのが魔王だ!」
「あれはただの屍喰らいだ! 向こうで何か動いているぞ!」
「探せ! 探せぇー!」
今やその光が求めているのはこの俺、そしてこの命だ。懐かしい感傷に浸っている余裕はない。
もう何時間、この広大な森を走ったのだろう。
既に足の感覚はないが、まあテルティルトが勝手に走ってくれるので何とか留まらずに済んでいる。
だけど息が上がる……体力が限界だ……水……。
「お、魔王じゃねぇか。まだこんな所にいたのか」
……!? 突然大きな声をかけられ、ハッとなる。
そして同時に頭上を飛んでいく人間達。
いつの間にか、完全に囲まれていた。だが過去形だ。
周囲を染める真っ赤な血、撒き散らされた人間のパーツ、それに撃破された浮遊式輸送板。
凄惨なる戦場跡……いや、まだ戦いは続いている。
次々と集まってくる人類兵。だが彼らは今、俺には目もくれていない。
彼らが戦っている相手――それは同じ人間型。だが根本的な大きさが違う。
体高6メートル級。銅色の肌に一本角、それに闇夜にギロリと単眼が光る。
一つ目巨人! 援軍が、間に合ったのだ。
0
あなたにおすすめの小説
勇者パーティーにダンジョンで生贄にされました。これで上位神から押し付けられた、勇者の育成支援から解放される。
克全
ファンタジー
エドゥアルには大嫌いな役目、神与スキル『勇者の育成者』があった。力だけあって知能が低い下級神が、勇者にふさわしくない者に『勇者』スキルを与えてしまったせいで、上級神から与えられてしまったのだ。前世の知識と、それを利用して鍛えた絶大な魔力のあるエドゥアルだったが、神与スキル『勇者の育成者』には逆らえず、嫌々勇者を教育していた。だが、勇者ガブリエルは上級神の想像を絶する愚者だった。事もあろうに、エドゥアルを含む300人もの人間を生贄にして、ダンジョンの階層主を斃そうとした。流石にこのような下劣な行いをしては『勇者』スキルは消滅してしまう。対象となった勇者がいなくなれば『勇者の育成者』スキルも消滅する。自由を手に入れたエドゥアルは好き勝手に生きることにしたのだった。
異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します
桂崇
ファンタジー
小さな町で酒場の手伝いをする母親と2人で住む少年イールスに転生覚醒する、チートする方法も無く、母親の死により、実の父親の家に引き取られる。イールスは、冒険者になろうと目指すが、周囲はその才能を惜しんでいる
1×∞(ワンバイエイト) 経験値1でレベルアップする俺は、最速で異世界最強になりました!
マツヤマユタカ
ファンタジー
23年5月22日にアルファポリス様より、拙著が出版されました!そのため改題しました。
今後ともよろしくお願いいたします!
トラックに轢かれ、気づくと異世界の自然豊かな場所に一人いた少年、カズマ・ナカミチ。彼は事情がわからないまま、仕方なくそこでサバイバル生活を開始する。だが、未経験だった釣りや狩りは妙に上手くいった。その秘密は、レベル上げに必要な経験値にあった。実はカズマは、あらゆるスキルが経験値1でレベルアップするのだ。おかげで、何をやっても簡単にこなせて――。異世界爆速成長系ファンタジー、堂々開幕!
タイトルの『1×∞』は『ワンバイエイト』と読みます。
男性向けHOTランキング1位!ファンタジー1位を獲得しました!【22/7/22】
そして『第15回ファンタジー小説大賞』において、奨励賞を受賞いたしました!【22/10/31】
アルファポリス様より出版されました!現在第四巻まで発売中です!
コミカライズされました!公式漫画タブから見られます!【24/8/28】
マツヤマユタカ名義でTwitterやってます。
見てください。
神様、ちょっとチートがすぎませんか?
ななくさ ゆう
ファンタジー
【大きすぎるチートは呪いと紙一重だよっ!】
未熟な神さまの手違いで『常人の“200倍”』の力と魔力を持って産まれてしまった少年パド。
本当は『常人の“2倍”』くらいの力と魔力をもらって転生したはずなのにっ!!
おかげで、産まれたその日に家を壊しかけるわ、謎の『闇』が襲いかかってくるわ、教会に命を狙われるわ、王女様に勇者候補としてスカウトされるわ、もう大変!!
僕は『家族と楽しく平和に暮らせる普通の幸せ』を望んだだけなのに、どうしてこうなるの!?
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
――前世で大人になれなかった少年は、新たな世界で幸せを求める。
しかし、『幸せになりたい』という夢をかなえるの難しさを、彼はまだ知らない。
自分自身の幸せを追い求める少年は、やがて世界に幸せをもたらす『勇者』となる――
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
本文中&表紙のイラストはへるにゃー様よりご提供戴いたものです(掲載許可済)。
へるにゃー様のHP:http://syakewokuwaeta.bake-neko.net/
---------------
※カクヨムとなろうにも投稿しています
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
捨てられた前世【大賢者】の少年、魔物を食べて世界最強に、そして日本へ
月城 友麻
ファンタジー
辺境伯の三男坊として転生した大賢者は、無能を装ったがために暗黒の森へと捨てられてしまう。次々と魔物に襲われる大賢者だったが、魔物を食べて生き残る。
こうして大賢者は魔物の力を次々と獲得しながら強くなり、最後には暗黒の森の王者、暗黒龍に挑み、手下に従えることに成功した。しかし、この暗黒龍、人化すると人懐っこい銀髪の少女になる。そして、ポーチから出したのはなんとiPhone。明かされる世界の真実に大賢者もビックリ。
そして、ある日、生まれ故郷がスタンピードに襲われる。大賢者は自分を捨てた父に引導を渡し、街の英雄として凱旋を果たすが、それは物語の始まりに過ぎなかった。
太陽系最果ての地で壮絶な戦闘を超え、愛する人を救うために目指したのはなんと日本。
テンプレを超えた壮大なファンタジーが今、始まる。
爺さんの異世界建国記 〜荒廃した異世界を農業で立て直していきます。いきなりの土作りはうまくいかない。
秋田ノ介
ファンタジー
88歳の爺さんが、異世界に転生して農業の知識を駆使して建国をする話。
異世界では、戦乱が絶えず、土地が荒廃し、人心は乱れ、国家が崩壊している。そんな世界を司る女神から、世界を救うように懇願される。爺は、耳が遠いせいで、村長になって村人が飢えないようにしてほしいと頼まれたと勘違いする。
その願いを叶えるために、農業で村人の飢えをなくすことを目標にして、生活していく。それが、次第に輪が広がり世界の人々に希望を与え始める。戦争で成人男性が極端に少ない世界で、13歳のロッシュという若者に転生した爺の周りには、ハーレムが出来上がっていく。徐々にその地に、流浪をしている者たちや様々な種族の者たちが様々な思惑で集まり、国家が出来上がっていく。
飢えを乗り越えた『村』は、王国から狙われることとなる。強大な軍事力を誇る王国に対して、ロッシュは知恵と知識、そして魔法や仲間たちと協力して、その脅威を乗り越えていくオリジナル戦記。
完結済み。全400話、150万字程度程度になります。元は他のサイトで掲載していたものを加筆修正して、掲載します。一日、少なくとも二話は更新します。
セーブポイント転生 ~寿命が無い石なので千年修行したらレベル上限突破してしまった~
空色蜻蛉
ファンタジー
枢は目覚めるとクリスタルの中で魂だけの状態になっていた。どうやらダンジョンのセーブポイントに転生してしまったらしい。身動きできない状態に悲嘆に暮れた枢だが、やがて開き直ってレベルアップ作業に明け暮れることにした。百年経ち、二百年経ち……やがて国の礎である「聖なるクリスタル」として崇められるまでになる。
もう元の世界に戻れないと腹をくくって自分の国を見守る枢だが、千年経った時、衝撃のどんでん返しが待ち受けていて……。
【お知らせ】6/22 完結しました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる