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2 情報収集
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さて…とりあえずここどこだ?
てか、身体動くかな?
まずは手の感覚…うん、結構スムーズにっていうか人と変わらないくらいに動いてるな。
よし、いよいよ歩くぞ~。
スー ドスッ スー ドスッ
うん!ちょっと音がするけど動きに問題は無いな!
ええと次は場所なんだよなあ。
あ!壁を鑑定してみよう!
そしたら◯◯の壁ってでるはず。
『タイタン大迷宮 最下層 ボス部屋の壁』
説明 タイタン大迷宮の最も頑丈な壁。
ん?タイタン大迷宮?
ってなんだろ。
よし!鑑定~!
『タイタン大迷宮』
エルノ大陸にある世界最大規模の迷宮。
主にゴーレムが出現するが職人が作るゴーレムが泥人形に見えるほど強力なゴーレムが通常モンスターとして出現。
その分低層でもかなりいい武器、防具、魔法具が見つかる。発見以来100年たっているが未だ第三層までしか完全な地図が完成していない。
タイタン大迷宮半端ねぇ~ ん?ちょっと待って。ここの壁が最下層のボス部屋の壁だって?
【システム『タイタン』起動 …………loading………ロード完了】
あれ~?後ろから明らかにおかしい声が……ゆっくり後ろを振り返る。
【索敵開始…敵影確認…種族を確認…エンペラーゴーレムを確認…プログラム『融合』を開始…】
細身の身長160センチぐらいのゴーレム(女性型)が目を赤く光らせて後ろにいらっしゃりますよ…ギャャャァァど、どどどどどうしよう…は!とりあえず鑑定!
【ステータス】
名無し 200年
種族 クイーンゴーレム Lv99
HP 999999/999999
魔力 99999/99999
筋力 999999
防御力 999999
敏捷力 999999
スタミナ ∞
属性 火・水・風・土・氷・雷・木・無
スキル
〈日常系〉
〈強化系〉
剛腕Lv9 強靭Lv9 俊敏Lv9 暗視Lv10 頑丈化Lv9
〈耐性系〉
全耐性Lv10
〈戦闘系〉
高速機動Lv9 拳術Lv10
〈魔法系〉
魔力操作Lv10 魔力感知Lv10 魔力圧縮Lv10 四元魔法Lv10 絶氷魔法Lv10 轟雷魔法Lv10 森魔法Lv10 無魔法Lv10 合成魔法Lv10
〈固有系〉
自己修復Lv9〔最大レベル〕
〈ユニーク〉
プログラム
称号
ダンジョンの支配者 クイーンゴーレム エンペラーに仕える者
あれ?俺より弱い? これでボスなの? …あっ!そっか!こいつがクイーンで俺がエンペラーだからか!なるほど、どうりで俺より弱いわけだ。
…にしても、最後のエンペラーに仕える者って称号何なんだろ… よしっ!鑑定!
『エンペラーに仕える者』
効果 エンペラーの命令は何よりも優先される。
えっ!?まじで?ってことは命令すれば止まるかな?さっきからなんか近づいてきてるんだよな… よしっ!
「ストップ!」
【エンペラーゴーレムからの命令を認識…】
「よし、止まったな…良かった~」
【エンペラーゴーレムとの会話に不備が生じると判断…人型音声会話プログラムを新たに作るためダンジョンコアを通じて今までの人型生物の会話を解析………完了…ダンジョンコアにアプリ化し保存…そこからコピー開始……完了…スキル《プログラム》にインストール開始……完了…セルフイメージをランダム成形開始…完了…エラーが発生…身体が対応しておりません…エラーが発生…身体が対応しておりません…エラーが発生…身体が対応しておりません…エラーが発生…(etc)…】
『セルフイメージを持ったためクイーンゴーレムはクイーンゴーレムホムンクルスに進化致しました』
「へっ?」
【自己の進化を確認…アプリに対応可能…これよりクイーンゴーレムホムンクルス(名無し)として活動を開始します…】
「な、なにごと?なんかエラー出たり、進化したりしてたし…」
【エンペラーゴーレム様。しようとしていたことの説明をする許可を頂けませんか】
「うおっ!?喋った!」
こいつ会話出来るんだな…進化したからかな?まあいいか、それに説明の許可ぐらいいいか
「いいぞ」
【ありがとうございます。私が今しましたのはエンペラーゴーレム様との会話に不備が生じると判断したため今までこのダンジョンに訪れた冒険者の会話を解析しそれをそのまま私にインストールし、自我をランダム成形したあと話かけました。そして私がしようとしていたのは私のユニークスキル『プログラム』の『融合』を使い、エンペラーゴーレム様に知識のみ融合し、私の持つ記憶とダンジョンの支配者権限を受け渡そうとしたのです】
「なるほど…わからん。けど…いいよね?うん。許可する。」
【了解しました】
これでいいよな…
【失礼します】
うおっ!?なんか流れ込んでくる感じだな…ちょっと気持ち悪い…
【終了です】
終わったか……よし、ステータスにはちゃんとダンジョンの支配者がついてるな。あとは記憶だけど…あ、データベースでいいのか。どうやったら確認出来るかな~?う~ん、そうだ!意識してみよう!念じろ~データベース~データベース~………おお~パッ!と出てきた~!良かった~よし、早速見てみようっと… … …な、なんか大量にあるな……そうか…こいつ200年生きて?いるから大量にあるのかな。
【命令を下さい。エンペラーゴーレム様】
「なんか長いな~。次からはリョウで呼ぶように」
【リョウ様には名前があるのですね。流石です】
「普通はないのか?あと様はつけなくていいぞ」
【はい。名前がありますと殆どがユニークモンスターとして扱われるようになります。しかし、レベルが50を超えている時に名前を得てもユニークモンスターにはなりません。そしてユニークモンスターは例外なく常識外れの力を持っています。特にゴーレムのユニークモンスターは他のユニークモンスターと違い寿命がないため他よりも遥かに強くなります】
「へぇ、えっ!てことは俺世界最強かも?」
【そうなります】
まじすか…まあいいか…そうだ。それよりいつまでも名無しじゃ可哀想だし名前をつけるか…
「よし、呼び辛いからお前に名前をつける。お前の名はこれからマリアだ。では、マリアに命ずる。このままこのダンジョンを管理しろ」
【名前を頂けて光栄です。このマリア全力で管理させていただきます】
これでいいか。さて…情報を整理するか…
まず、このダンジョンは全100階層無茶苦茶危険。俺そこの支配者。最高到達は10階層のボス部屋。勇者が頑張った。てことは無茶苦茶ここ安全。
次、俺は金属製のゴーレム。身長2メートル、全体的に丸みを帯びている。ごつい。太っているわけではない。動きはスムーズ。あ。あとチート
あとはマリア。160センチぐらいの女性型ゴーレム。ゴーレムといってもちゃんと人の形をしている。相当な美人。俺の能力をワンランク下にしたぐらいの強さ。
さてと…そろそろ情報収集を終わって…魔法を使おう!
ええと…多分小説に書いてたような感じで魔力を感じて…おっ!おへそ辺りにあったかい塊があるな…う~んこれをどうしよう? あ、そうだこんな時はデータベースY○h o o先生だね! ふむふむ…なるほど~魔力を身体に循環させて…手のひらから放出する時に属性魔力に変換…あとは…
「『水弾ウォーターバレット』!」
というと水の球が手のひらから1センチぐらいの場所に出た。
「おぉぉぉ」
本当に出た! ええとそれで…あとは打ち出すだけ!
ヒュッ バァァァァン ビシッ
あ、壁が欠けた。え?ここって一番硬い壁だったよね? それが初級の魔法で欠けたの…? え?なんで…?え?
~~~~~~~~~~~3分後~~~~~~~~~~~
やっと分かった…魔力を皇帝級並みに注ぎ込んだからあんな威力が出たのか… 良かった…魔法を無暗に使えないとかじゃなくて……データベースY◯h o o先生まじ感謝っす。
あ、ちなみに魔法は初級、中級、上級、王級、帝国級、傾国級、伝説級、神話級って感じでランク分けされている。他にも武器・防具・魔法具は下級、中級、上級、王級、帝国級、傾国級、伝説級、神話級てな感じになっている。
それはさておき、どうしようかな…う~ん、そうだ!確か小説とかではイメージが大事って書いてあったな!よーし……………………出来たっ!これでいいだろう。
イメージしたのは発電所。
発電所を無限魔力高炉、電線を魔力の糸、コンセントは俺の手のひら的な感じでイメージしたんだよ!
我ながら完璧なイメージだな!
では今度こそ!
「『水弾ウォーターバレット』!」
ヒュッ バチャャャン
よし!今度は壁が欠けてない!
やったあああ!
遂に完全制御出来るようになったぞ!
次は…ってここじゃ好きに魔法が撃てないや…今度この壁の材質でどっかに部屋を作ろう…
てか、身体動くかな?
まずは手の感覚…うん、結構スムーズにっていうか人と変わらないくらいに動いてるな。
よし、いよいよ歩くぞ~。
スー ドスッ スー ドスッ
うん!ちょっと音がするけど動きに問題は無いな!
ええと次は場所なんだよなあ。
あ!壁を鑑定してみよう!
そしたら◯◯の壁ってでるはず。
『タイタン大迷宮 最下層 ボス部屋の壁』
説明 タイタン大迷宮の最も頑丈な壁。
ん?タイタン大迷宮?
ってなんだろ。
よし!鑑定~!
『タイタン大迷宮』
エルノ大陸にある世界最大規模の迷宮。
主にゴーレムが出現するが職人が作るゴーレムが泥人形に見えるほど強力なゴーレムが通常モンスターとして出現。
その分低層でもかなりいい武器、防具、魔法具が見つかる。発見以来100年たっているが未だ第三層までしか完全な地図が完成していない。
タイタン大迷宮半端ねぇ~ ん?ちょっと待って。ここの壁が最下層のボス部屋の壁だって?
【システム『タイタン』起動 …………loading………ロード完了】
あれ~?後ろから明らかにおかしい声が……ゆっくり後ろを振り返る。
【索敵開始…敵影確認…種族を確認…エンペラーゴーレムを確認…プログラム『融合』を開始…】
細身の身長160センチぐらいのゴーレム(女性型)が目を赤く光らせて後ろにいらっしゃりますよ…ギャャャァァど、どどどどどうしよう…は!とりあえず鑑定!
【ステータス】
名無し 200年
種族 クイーンゴーレム Lv99
HP 999999/999999
魔力 99999/99999
筋力 999999
防御力 999999
敏捷力 999999
スタミナ ∞
属性 火・水・風・土・氷・雷・木・無
スキル
〈日常系〉
〈強化系〉
剛腕Lv9 強靭Lv9 俊敏Lv9 暗視Lv10 頑丈化Lv9
〈耐性系〉
全耐性Lv10
〈戦闘系〉
高速機動Lv9 拳術Lv10
〈魔法系〉
魔力操作Lv10 魔力感知Lv10 魔力圧縮Lv10 四元魔法Lv10 絶氷魔法Lv10 轟雷魔法Lv10 森魔法Lv10 無魔法Lv10 合成魔法Lv10
〈固有系〉
自己修復Lv9〔最大レベル〕
〈ユニーク〉
プログラム
称号
ダンジョンの支配者 クイーンゴーレム エンペラーに仕える者
あれ?俺より弱い? これでボスなの? …あっ!そっか!こいつがクイーンで俺がエンペラーだからか!なるほど、どうりで俺より弱いわけだ。
…にしても、最後のエンペラーに仕える者って称号何なんだろ… よしっ!鑑定!
『エンペラーに仕える者』
効果 エンペラーの命令は何よりも優先される。
えっ!?まじで?ってことは命令すれば止まるかな?さっきからなんか近づいてきてるんだよな… よしっ!
「ストップ!」
【エンペラーゴーレムからの命令を認識…】
「よし、止まったな…良かった~」
【エンペラーゴーレムとの会話に不備が生じると判断…人型音声会話プログラムを新たに作るためダンジョンコアを通じて今までの人型生物の会話を解析………完了…ダンジョンコアにアプリ化し保存…そこからコピー開始……完了…スキル《プログラム》にインストール開始……完了…セルフイメージをランダム成形開始…完了…エラーが発生…身体が対応しておりません…エラーが発生…身体が対応しておりません…エラーが発生…身体が対応しておりません…エラーが発生…(etc)…】
『セルフイメージを持ったためクイーンゴーレムはクイーンゴーレムホムンクルスに進化致しました』
「へっ?」
【自己の進化を確認…アプリに対応可能…これよりクイーンゴーレムホムンクルス(名無し)として活動を開始します…】
「な、なにごと?なんかエラー出たり、進化したりしてたし…」
【エンペラーゴーレム様。しようとしていたことの説明をする許可を頂けませんか】
「うおっ!?喋った!」
こいつ会話出来るんだな…進化したからかな?まあいいか、それに説明の許可ぐらいいいか
「いいぞ」
【ありがとうございます。私が今しましたのはエンペラーゴーレム様との会話に不備が生じると判断したため今までこのダンジョンに訪れた冒険者の会話を解析しそれをそのまま私にインストールし、自我をランダム成形したあと話かけました。そして私がしようとしていたのは私のユニークスキル『プログラム』の『融合』を使い、エンペラーゴーレム様に知識のみ融合し、私の持つ記憶とダンジョンの支配者権限を受け渡そうとしたのです】
「なるほど…わからん。けど…いいよね?うん。許可する。」
【了解しました】
これでいいよな…
【失礼します】
うおっ!?なんか流れ込んでくる感じだな…ちょっと気持ち悪い…
【終了です】
終わったか……よし、ステータスにはちゃんとダンジョンの支配者がついてるな。あとは記憶だけど…あ、データベースでいいのか。どうやったら確認出来るかな~?う~ん、そうだ!意識してみよう!念じろ~データベース~データベース~………おお~パッ!と出てきた~!良かった~よし、早速見てみようっと… … …な、なんか大量にあるな……そうか…こいつ200年生きて?いるから大量にあるのかな。
【命令を下さい。エンペラーゴーレム様】
「なんか長いな~。次からはリョウで呼ぶように」
【リョウ様には名前があるのですね。流石です】
「普通はないのか?あと様はつけなくていいぞ」
【はい。名前がありますと殆どがユニークモンスターとして扱われるようになります。しかし、レベルが50を超えている時に名前を得てもユニークモンスターにはなりません。そしてユニークモンスターは例外なく常識外れの力を持っています。特にゴーレムのユニークモンスターは他のユニークモンスターと違い寿命がないため他よりも遥かに強くなります】
「へぇ、えっ!てことは俺世界最強かも?」
【そうなります】
まじすか…まあいいか…そうだ。それよりいつまでも名無しじゃ可哀想だし名前をつけるか…
「よし、呼び辛いからお前に名前をつける。お前の名はこれからマリアだ。では、マリアに命ずる。このままこのダンジョンを管理しろ」
【名前を頂けて光栄です。このマリア全力で管理させていただきます】
これでいいか。さて…情報を整理するか…
まず、このダンジョンは全100階層無茶苦茶危険。俺そこの支配者。最高到達は10階層のボス部屋。勇者が頑張った。てことは無茶苦茶ここ安全。
次、俺は金属製のゴーレム。身長2メートル、全体的に丸みを帯びている。ごつい。太っているわけではない。動きはスムーズ。あ。あとチート
あとはマリア。160センチぐらいの女性型ゴーレム。ゴーレムといってもちゃんと人の形をしている。相当な美人。俺の能力をワンランク下にしたぐらいの強さ。
さてと…そろそろ情報収集を終わって…魔法を使おう!
ええと…多分小説に書いてたような感じで魔力を感じて…おっ!おへそ辺りにあったかい塊があるな…う~んこれをどうしよう? あ、そうだこんな時はデータベースY○h o o先生だね! ふむふむ…なるほど~魔力を身体に循環させて…手のひらから放出する時に属性魔力に変換…あとは…
「『水弾ウォーターバレット』!」
というと水の球が手のひらから1センチぐらいの場所に出た。
「おぉぉぉ」
本当に出た! ええとそれで…あとは打ち出すだけ!
ヒュッ バァァァァン ビシッ
あ、壁が欠けた。え?ここって一番硬い壁だったよね? それが初級の魔法で欠けたの…? え?なんで…?え?
~~~~~~~~~~~3分後~~~~~~~~~~~
やっと分かった…魔力を皇帝級並みに注ぎ込んだからあんな威力が出たのか… 良かった…魔法を無暗に使えないとかじゃなくて……データベースY◯h o o先生まじ感謝っす。
あ、ちなみに魔法は初級、中級、上級、王級、帝国級、傾国級、伝説級、神話級って感じでランク分けされている。他にも武器・防具・魔法具は下級、中級、上級、王級、帝国級、傾国級、伝説級、神話級てな感じになっている。
それはさておき、どうしようかな…う~ん、そうだ!確か小説とかではイメージが大事って書いてあったな!よーし……………………出来たっ!これでいいだろう。
イメージしたのは発電所。
発電所を無限魔力高炉、電線を魔力の糸、コンセントは俺の手のひら的な感じでイメージしたんだよ!
我ながら完璧なイメージだな!
では今度こそ!
「『水弾ウォーターバレット』!」
ヒュッ バチャャャン
よし!今度は壁が欠けてない!
やったあああ!
遂に完全制御出来るようになったぞ!
次は…ってここじゃ好きに魔法が撃てないや…今度この壁の材質でどっかに部屋を作ろう…
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