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第三章 代表戦前練習
3-3 代表戦前練習1
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次の日から、本格的な練習を開始した。
日中は、当然ながら騎士団の訓練生なので、騎士団の教養、訓練が行われる。
ただ、僕にとってはとても簡単で退屈な内容だ。教養は当然知っていることばかりだし、訓練は基礎体力をつけるところからのようで、僕にとっては軽い運動だ。
それら1日の訓練が終わり、僕たち4人で城門を通り街の外へ出た。
人事と約束したエリアは、公道から500メートルくらい外れた場所であるため、魔獣がそれなりに出現する。またそういったところなので、幻獣を呼んでも見つかりにくい。僕らの練習場所としては最適だ。
ちなみに、行動は特殊な魔物除けの薬品が撒かれているため、魔獣はほとんど現れない。
「ねえ、練習って言っても、何をするのよ?」
「そうだね、3人一緒に戦うということを考えると、チームプレイがとても重要だ。」
「じゃあ、チームプレーの訓練なのね。」
「いや、そうじゃない。君たちはやっと戦闘が出来るようになったくらいなので、チームプレイの前に、まずは個々の力をちゃんと出せるようにしようと思う。よって、個別で話をするよ。」
「なるほど、さすが、キューティーナイトの頭脳ね。もうやること考えてきているのね!」
もしや、初めて誉められた?ちなみにチームリーダーは僕になった。
リーダーを決めるときに、何故シャーロットがやらないのかを聞いたところ、
「私、面倒なことやりたくないですし、リーダーより目立つことこそが快感ですの!」
とか言っていた。
「まずはシャーロットから。」
「なんですの?」
「以前話したことを覚えている?」
「以前って、【戦酔い】のこと?」
「そう、【戦酔い】のこと。」
「ええ、覚えていますわ。本当にびっくりしたもの。言われてみれば、確かに本気モードの時は変でした。そのせいで相手をちゃんと捉えていなかったなんて思いもしなかったですわ。でも、自分では気がつかないものですのね。」
「それがこの症状の厄介なところだ。」
「それで、何か治療をしなさいってことですの?
「いや、これを治療する方法はパトリシアも知らないくらいないので、しばらくは戦闘中に発生する【酔い】を抑えるようにするしかない。本気モードをやめろなんて無理だし。」
「そういうことね。でも、問題はそこよね。このメガネかけてられないわ。」
「そう、激しい動きや相手の攻撃で、落としたりする可能性がある。」
「恥ずかしくて耐えられないですし。」
「そして、【乗り物酔い用】ってこと・・・えっ?」
「このデザインがあり得ないのよ!こんなダサいのかけて試合に出たら、私の伝説の名に傷がつきますわ!」
「え?心配事は外れるとかではなく?」
「なに言っていますの?見た目がが何事に対しても第一優先でしょ!」
「別に戦闘中だったら、見た目なんて気に・・・」
「【酔い】の対応なんて、その次ですはわ!」
なんじゃそりゃ。
「まあ、デザインは置いておいて・・・」
「とにかく、お話にならないので、私がメガネを選ぶ。」
「はい、分かりました。」
「で、ダサいメガネ問題は解決するから、話は終わり?」
「全然終わってません!」
「じゃ何ですの?」
「え~もう一回言うと、メガネの問題の一つは、戦闘中に外れる可能性があるということ。もう一つは、このメガネは【乗り物用】なので、シャーロットの【戦酔い】に対して、ベストの仕様になっていない。」
「それで、どうするのよ?」
「ふっ、驚くなよ!これがシャーロットの新しいメガネ、戦闘用酔い止めメガネ、名付けて、【スマートグラスver1】だ!」
シャーロットは驚きのあまり、言葉を失っている。
「このメガネは、まず、戦闘中に外れないように、メガネの後ろにヒモが付いていて、しっかり締め付けることによって、激しい動きや、相手の攻撃で吹き飛ばされたとしても、外れないようになる。そして、このメガネはシャーロットの【酔い】の改善に対して、ベストな調整がされているのだ!!」
まだシャーロットは動かない。
「あまりにスゴすぎて、言葉を失いましたか。。。」
「サイテー。」
「え?」
「あまりにサイテー過ぎて言葉が出なかったわ!」
「どういうこと?」
「だ・か・ら、ダサすぎて、言葉が出ないって言っていますのよ!」
「へ?」
「さっきから言っていますように、見た目が重要ですの!前のより、輪をかけ悪化してるじゃない!」
「そうかな?一応気にして、この辺に装飾のメッキとか付けているんだけど。。。」
「ダメだ、話になりませんわ。パトリシア、なんとか言いいなさい。」
僕の陰から、パトリシアが出てきた。
「はい。エリック様、私も、このデザインは如何なものかと。。。」
う~何だか、自分を否定された気がした。
「う~ん、いいもの作ったと思ったのに」
「それ、渡しなさい。」
「え?」
「渡しなさいって言っていますの。」
「ええ?」
「まあ、せっかく作ってくれたみたいだから、私に合うよう美しく仕立てて使ってあげますわ。感謝しなさい!」
あれ、感謝されるのは僕のほうでは。。。
日中は、当然ながら騎士団の訓練生なので、騎士団の教養、訓練が行われる。
ただ、僕にとってはとても簡単で退屈な内容だ。教養は当然知っていることばかりだし、訓練は基礎体力をつけるところからのようで、僕にとっては軽い運動だ。
それら1日の訓練が終わり、僕たち4人で城門を通り街の外へ出た。
人事と約束したエリアは、公道から500メートルくらい外れた場所であるため、魔獣がそれなりに出現する。またそういったところなので、幻獣を呼んでも見つかりにくい。僕らの練習場所としては最適だ。
ちなみに、行動は特殊な魔物除けの薬品が撒かれているため、魔獣はほとんど現れない。
「ねえ、練習って言っても、何をするのよ?」
「そうだね、3人一緒に戦うということを考えると、チームプレイがとても重要だ。」
「じゃあ、チームプレーの訓練なのね。」
「いや、そうじゃない。君たちはやっと戦闘が出来るようになったくらいなので、チームプレイの前に、まずは個々の力をちゃんと出せるようにしようと思う。よって、個別で話をするよ。」
「なるほど、さすが、キューティーナイトの頭脳ね。もうやること考えてきているのね!」
もしや、初めて誉められた?ちなみにチームリーダーは僕になった。
リーダーを決めるときに、何故シャーロットがやらないのかを聞いたところ、
「私、面倒なことやりたくないですし、リーダーより目立つことこそが快感ですの!」
とか言っていた。
「まずはシャーロットから。」
「なんですの?」
「以前話したことを覚えている?」
「以前って、【戦酔い】のこと?」
「そう、【戦酔い】のこと。」
「ええ、覚えていますわ。本当にびっくりしたもの。言われてみれば、確かに本気モードの時は変でした。そのせいで相手をちゃんと捉えていなかったなんて思いもしなかったですわ。でも、自分では気がつかないものですのね。」
「それがこの症状の厄介なところだ。」
「それで、何か治療をしなさいってことですの?
「いや、これを治療する方法はパトリシアも知らないくらいないので、しばらくは戦闘中に発生する【酔い】を抑えるようにするしかない。本気モードをやめろなんて無理だし。」
「そういうことね。でも、問題はそこよね。このメガネかけてられないわ。」
「そう、激しい動きや相手の攻撃で、落としたりする可能性がある。」
「恥ずかしくて耐えられないですし。」
「そして、【乗り物酔い用】ってこと・・・えっ?」
「このデザインがあり得ないのよ!こんなダサいのかけて試合に出たら、私の伝説の名に傷がつきますわ!」
「え?心配事は外れるとかではなく?」
「なに言っていますの?見た目がが何事に対しても第一優先でしょ!」
「別に戦闘中だったら、見た目なんて気に・・・」
「【酔い】の対応なんて、その次ですはわ!」
なんじゃそりゃ。
「まあ、デザインは置いておいて・・・」
「とにかく、お話にならないので、私がメガネを選ぶ。」
「はい、分かりました。」
「で、ダサいメガネ問題は解決するから、話は終わり?」
「全然終わってません!」
「じゃ何ですの?」
「え~もう一回言うと、メガネの問題の一つは、戦闘中に外れる可能性があるということ。もう一つは、このメガネは【乗り物用】なので、シャーロットの【戦酔い】に対して、ベストの仕様になっていない。」
「それで、どうするのよ?」
「ふっ、驚くなよ!これがシャーロットの新しいメガネ、戦闘用酔い止めメガネ、名付けて、【スマートグラスver1】だ!」
シャーロットは驚きのあまり、言葉を失っている。
「このメガネは、まず、戦闘中に外れないように、メガネの後ろにヒモが付いていて、しっかり締め付けることによって、激しい動きや、相手の攻撃で吹き飛ばされたとしても、外れないようになる。そして、このメガネはシャーロットの【酔い】の改善に対して、ベストな調整がされているのだ!!」
まだシャーロットは動かない。
「あまりにスゴすぎて、言葉を失いましたか。。。」
「サイテー。」
「え?」
「あまりにサイテー過ぎて言葉が出なかったわ!」
「どういうこと?」
「だ・か・ら、ダサすぎて、言葉が出ないって言っていますのよ!」
「へ?」
「さっきから言っていますように、見た目が重要ですの!前のより、輪をかけ悪化してるじゃない!」
「そうかな?一応気にして、この辺に装飾のメッキとか付けているんだけど。。。」
「ダメだ、話になりませんわ。パトリシア、なんとか言いいなさい。」
僕の陰から、パトリシアが出てきた。
「はい。エリック様、私も、このデザインは如何なものかと。。。」
う~何だか、自分を否定された気がした。
「う~ん、いいもの作ったと思ったのに」
「それ、渡しなさい。」
「え?」
「渡しなさいって言っていますの。」
「ええ?」
「まあ、せっかく作ってくれたみたいだから、私に合うよう美しく仕立てて使ってあげますわ。感謝しなさい!」
あれ、感謝されるのは僕のほうでは。。。
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