【R18】ネットリ! ~俺は絶対にハーレムを作る ~3度目の転生者は性技スキルで無双する~ ~

きよらかなこころ

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学院生消失事件

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 俺の名前はクロイス・ワンサイドラブ。

 ネットラレ王立学院の5学年生だ。

 突然だが聞いて欲しい。

 実は俺には片思いをしている女性がいる。

 その女性の名前はレーア・アーナー。

 アーナー伯爵家の次女であり、この学院の生徒会長で主席でもある。

 とても可愛らしい顔立ちをしており、珊瑚色の長い髪に大きな胸をお持ちで、俺には理想の女性だ。

「まだまだ、甘いな!」

「くっ、もう一度お願いします」

 今、レーアはエルーナ先生と剣術の訓練をしている。

 現役S級冒険者のエルーナ先生とまともに剣で打ち合えるなんて、レーアは剣術も凄いな。

 ドガッ!

「痛え!」

「よそ見してるんじゃねえよ」

 そう、今は剣術の授業中だ。

 俺も幼なじみであるフィリアと剣の訓練をしていた。

「どうせ、またレーアの方を見てたんだろう」

「み、見てないし!」

「ふん、バレバレだっつうの。……ばーか」

 フィリアはそんな事を言いながら、剣を再び構え直す。

 こうしていると、普段通りなんだよな。

 フィリアは元々口調は悪かったけど、最近ちょっと制服を着崩したり髪を染めたりと、ちょっと不良っぽくなって来ていた。

 少し心配だったのだが、まあ何時ものフィリアっぽいし、まあいいか。

「はっ!」

 フィリアは俺に向かって勢いよく切り込んでくる。

 俺はその斬撃を躱しながらフィリアと距離を取ると、またレーアが視界に映り込んできた。

 そうだ、俺の話は終わっていない。

 俺が聞いて欲しい話しっていうのは、今日レーアに告白しようと思うって事だ。

 副会長に選ばれる位には仲が良いし、完全に脈なしって事はないと思う。

 それに告白が成功すれば、レーアと……ふふふ。

「隙あり!」

 ドガッ!

「痛え!」

 俺は再びフィリアに打たれながら、告白が成功した後の事を考えていた。


◇ 

 私の名前はフィリア・バッド。

 ネットラレ王立学院の5学年生だ。

 今、私は滅茶苦茶機嫌が悪い。

 幼馴染みのクロイスが鼻の下を伸ばしながらレーアの方を見ているからだ。

 ここは何時もより強めに木剣をふるって、痛めつけてやるしかないだろう。

「隙あり!」

 私の振るった木剣がクロイスの胴を捕らえた。

 ドガッ!

「痛え!」

 クロイスは痛がりながらも、まだ鼻の下を伸ばしている。

 ……今日はボコボコにしてやるんだから。

 今日の剣術の授業は私刑を執行することにした。




 私の名前はユイ・ガール。

 ネットラレ王立学院の4学年生。

 今日は王太女であらせらるアイナ様が学院で演説するんだって。

 そのために、全学院生が訓練場に集められたんだよね。

 あっ、クロイス様を発見。

 いやぁ、クロイス様は今日も素敵だ。

 何とか、お近づきになりたいんだけど、男爵家の私じゃちょっと難しいんだよね。

 それでも既成事実さえ作ってしまえば何とかなると思うんから、ちょっと頑張らないとね。

「皆さん、お待たせしました。アイナ様の演説が始まります」

 おっと、演説が始まる。

 内容なんてどうでもいいけど、真面目に聞いてる振りだけはしないと。

「皆さん。アイナです――」

 私は心を無心にして、アイナ様の話を右から左に聞き流しつつ、必死に演説を聴いていた。

 ………………

 …………

 ……

「おいっ、誰だあいつ?」

「いや、知らねえよ」

 はっ! いけない、うっかり意識を深淵に落としていた。

 周りが何やらざわついている。

 それに私と皆向いている方向が違う。

 私は慌てて、皆と同じ方向へと向き直った。

 私が振り返った先には男が一人、女を多数後ろに従えており、何故か裸で、えっ、しゃぶってる!

「シンゴ様♡有り難いお言葉をお願いします♡」

 私が驚いていると、アイナ様は男の事をシンゴと呼び、どうやら、そのシンゴが何か話す所のようだ。

「えー、それでは手短に。今からここにいる美少女は俺とセックスをして貰います。あっ、どうやら先生の中に美女の方もいるので、その方も俺とセックスして貰います。それ以外の方はしばらく監禁することになるのでよろしくね」

 何を言っているのだろう?

 私には全然理解できなかった。

 そして、理解できない私の前にシンゴと呼ばれた男が突然現れる。

「えっ?」

「転位」

 男が私に触れて、言葉を発した次の瞬間、私は薄暗い部屋の中にいた。

「ああ、来ましたね」

「はい、早速拘束しましょう」

 声がする方を見ると、茶髪のおさげの女と緑髪の女が立っていた。

 えっ? ちょっと待って!

「よっと、ほら、暴れないでください」

 私は、二人に後ろ手で拘束具をつけられて、拘束された。

「まって! 待ってよ!」

 私は必死に声をあげたけど、二人は無視して私を机の上にのせた。

「はーい、脚をガバッと開きましょうね」

 そして、両足を無理矢理開かされる。

 だ、だめだ。すごい力だ。

 抵抗を試みたけど、私の抵抗などまるで無いかのように、二人に両足を開かされる。

 そして、壁から伸びている拘束具に両足を固定された。

 両手の拘束具も机の上で固定され、私は身動きできなくなる。

「うん、良い感じでエロいですね。これならシンゴ様も喜んでくれるでしょう」

「まって、スカートは自分で捲りたいでしょうし、下着はスカートで隠しておきましょう」

「ああ、それはいいですね。ついでに衣服の乱れは整えておきましょう」

 二人はそう言って、私の衣服の乱れを整える。

「ちょっと、何なの、説明してよ!」

 私は精一杯の声を出して、二人に説明を求めた。

「ああ、貴方はこれからシンゴ様とセックスするんですよ」

「よかったですね。この部屋に飛ばされたと言うことは、幹部入りと言うことですからね」

 彼女達が何を言っているのか、私にはさっぱりわからなかった。

 セックス? シンゴ? えっ、さっきの男と?

「ええー!」

 私の悲鳴が薄暗い部屋で反響していた。




 私の名前はエルーナ・シャーイ。

 ネットラレ王立学院で先生をやっている。

 オマケにS級冒険者でもある。

 なのに、全くモテない。

 自分で言うのもなんだが、容姿は悪くないはず。

 何で何だろうか……



 今日はアイナ様が演説をされると言うことで、訓練場に集まっている。

 アイナ様の演説が終わった所で、シンゴという男を紹介された。

 このシンゴという男、一目見ただけでやばい奴だとわかった。

 裸で女に、しゃぶ……咥え……その、奉仕させているのも十分にやばい事だが、そうじゃない。

 奴には隙がなさ過ぎる。

 今まで会ったどんな奴よりも洗練された動きだ。

 アイツは人間なのか?

 そんな事を考えていると、シンゴと言う男が話し始めた。

「えー、それでは手短に。今からここにいる美少女は俺とセックスをして貰います。あっ、どうやら先生の中に美女の方もいるので、その方も俺とセックスして貰います。それ以外の方はしばらく監禁することになるのでよろしくね」

 な、何を言っているんだ?

 せ、せっく……そんな破廉恥な!

 シンゴという男の言葉に皆が呆気にとられていると、シンゴは瞬時に移動した。

 速い!

 目で全く終えなかった。

 そして、女生徒に手で触れると、瞬時に女生徒が消えていなくなった。

 何をしたんだ? いや、それよりも生徒を守らないと!

 私は剣を抜き、男に斬りかかった。




 私の名前はレーア・アーナー。

 ネットラレ王立学院の5学年生よ。

 私は力を間違った事に使う事が許せない。

 両親からそうやって教わってきたし、聖典にもしっかりと書いてあるわ。

 だから、ユイを消したシンゴと言う男は絶対に許せない。

 エルーナ先生が相手をしていたけど、攻撃が全く聞いていないし、男に拘束されてしまった。

 エルーナ先生が勝てない相手に私が勝てるはずはない。

 だけど、私の正義が助けに行かないなんて許さなかった。

 私は意を決して一歩踏み出した、しかし。

 アイナ様が目の前に立ちはだかった。

「レーア。悪いけどここは通さないわよ。シンゴ様が今良いところなの」

「アイナ様。失望しました。あんな奴の言うことを聞くなんて」

「ふふっ、貴方もすぐに分かるわ」

「そうですか、でも、お忘れですか? 貴方は私よりも弱いって事を!」

 私は剣を抜いてアイナ様に斬りかかった。

 王族だろうと関係ない。

 私の正義に反する者は斬る!

 ガギィィン!

 うそっ! いつの間に!

 無防備に立っていたアイナ様がいつの間にか剣を抜き、私の剣を受け止めていた。

「ふふふ、そうですね。ほんの数日前まではアナタの方が強かったでしょうね。はあっ!」

「きゃあ!」

 うそっ!

 アイナ様に思いっきりはじき飛ばされた。

 私が知っているアイナ様より、格段に力が強い。

 体勢を立て直して前を向くと、そこにアイナ様の姿はなかった。

「遅い」

「えっ?」

 ドガッ! っと脇腹に衝撃が走り、身体に電流が流れたような感覚に力が抜け、剣を落としてしまう。

 そして、そのままアイナ様に組み伏せられる。

「ぐっ、この!」

 抜け出そうともがいてみても、アイナ様はビクともしない。

 同じ聖痕持ちではあるが、私の方が剣術も力も上だったはずだ。

「ど、どうして!?」

「それもすぐに分かります。それに貴方はとびきりの美少女だから、すぐに私と同じ位強くして貰えるでしょうね」

 あのシンゴと言う奴が何かしたって言うの?

「あひぃ~~~~~っ♡」

 大きな声がして、そちらを見ると男に肉棒を突き入れられた、エルーナ先生の姿が見えた。

「先生!」

「はぁ♡良いわねぇ♡肉棒を突っ込んで貰えて♡」

 私は何とか拘束を解こうと頑張ったけど、アイナ様はやはりビクともしない。

 それどころか、興奮して息を吐き、あの男の行為を賞賛している。

「アイナ様! エルーナ先生が強姦されているんですよ!」

「ふふふっ、違いますよ。あれは儀式みたいなものです。貴方もすぐにああなるんですよ。ほら、エルーナ先生をよく見てみなさい」

 私はもう一度エルーナ先生を見た。

「あっ♡あっ♡あっ♡すごいっ♡もっと♡もっと突いて~~~~~っ♡」

 エルーナ先生は歓喜の声をあげて、男の肉棒を欲しているようにしか見えなかった。

「そ、そんな……エルーナ先生……ど、どんな秘宝を使ったのですか! 聖痕持ちのエルーナ先生があんなすぐに堕ちるはずがありません!」

「秘宝など使っていませんよ。最初に言ったではありませんか。シンゴ様はこの世界を統べる神だと」

 神って……そんな存在が現世にいる訳がない。

 神々は遙か昔に現世から去っている。

 ……そうか、邪神!

 邪神だけは現世に封印されたままになっているはず。

 ま、まさかあのシンゴと言う男は邪神?

 いや、邪神だったらあんなセックスに拘る猿ではないはず。

 でも、エルーナ先生を簡単に拘束したり、アイナ様を強化したのは邪神の力でなければ説明がつかない。

 邪神そのものではなくても、邪神の眷属という説は考えられる。

「アイナ様! 邪神などに負けてはいけません! 正気を取り戻してください!」

「はぁ、シンゴ様を邪神呼ばわりするなんて、少しシンゴ様の有り難みを教えてあげないといけませんね」

 アイナ様はそう言うなり、私の密壺に指を這わせた。

「ひゃぁっ♡」

 クチュクチュ♡ クチュクチュ♡ クチュクチュ♡ クチュクチュ♡

 な、何っ♡ 身体に電流がっ♡ ち、力が抜けてっ♡ ……き、気持ちいいぃぃぃ♡

「ふふふっ、どうですか? シンゴ様から与えられた力ですよ?」
 
 クチュクチュ♡ クチュクチュ♡ クチュクチュ♡ クチュクチュ♡

「あっ♡あっ♡あっ♡すごいっ♡」

 気持ちいいぃぃぃ~~~~~っ♡

 私はアイナ様に遙かなる高みへと連れていかれた。


◇ クロイス視点

 くそっ!

 一体何なんだよ!

 アイナ様が紹介したシンゴという男が女生徒を転位させてから、周りはパニックに陥っている。

「おい、何だこれ! ここから先に進めないぞ!」

「結界だ。結界が張られているぞ!」

 外に出ようとした生徒達は結界に遮られているようで、入り口の辺りは大量の生徒で溢れかえっていた。

 どうしてこんなことに、おいおい、今日の告白はどうしてくれるんだよ。

 そう言えば、レーアはどこに……いた。

 レーアは何故かアイナ様に組み伏せられていた。

 助けないと!

「よいしょっと」

 えっ?

 俺がレーアの元に動き出そうとすると、背後から声が聞こえ、気づいたら目の前に床があった。

「ぐあっ!」

 転倒させられたと気づいたのは、身体に衝撃を受け、情けない声が口から出た後だった。

「クロイス先輩は拘束させて貰いますね」

 そして、体勢を整える間もなく、身体を何かの道具で拘束された。

 首を動かして、声のする方を見ると、短いスカートの中に純白のパンツが覗いているのが見えた。

 更に視線を上に動かすと、ルーシア様のお顔を確認する事ができた。

 えっ? 何でルーシア様が俺を拘束してるんだ?

 いや、それよりも、両足と両手が後ろで繋がれて、身動きが取れない!

「そこで大人しくしていて下さい」

 そう言い残して、ルーシア様は俺を置き去りした。

「おっ、おい! ちょっと待ってくれ!」

 訳が分からず混乱している俺を正気に戻したのは、聞き慣れた女の喘ぎ声だった。

「あっ♡あっ♡あっ♡すごいっ♡」

 レーア!

 俺は身体をくねらせて、レーアの方を見る。

 レーアはアイナ様に下半身を弄られて、可愛い声を出していた。

 なっ、何てエロいんだ。

 いやいや、見ている場合じゃない、助けないと。

 だけど、両手両足を拘束されている俺に出来る事などなかった。

 結局、俺はずっとレーアの喘いでいる姿を目に焼き付けていた。



 その後、俺達は鎮圧された。

 シンゴという男がレーアの所に行き、レーアと何か言い争った後にレーアを消してしまった。

 レーア!

 くそぉおおお!

 絶対許さないぞ、あのシンゴという男!

 俺がシンゴという男に憎悪の念を燃やしていると、遂に俺の番がきた。

 えっ、あっ、待って、俺、死にたくない!

「転位」

 シンゴという男が声を発すると、俺の視界がぼやけ、次の瞬間には薄暗い部屋の中にいた。

 そして、次々と男子生徒が同じ部屋へと送られてくる。

 ふう、消された訳じゃなかったのか、助かったぞ。

 待てよ、と言うことはレーアも何処か別の場所に飛ばされただけで生きているはず。

 よし、待ってろよレーア。

 俺が絶対に助けだしてやるぞ。

 そして、あのシンゴという男は絶対にぶっ飛ばしてやる。

 俺は心の中で、絶対にあの男を倒すと決めたのだった。
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