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4章
自分らしさ
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「自分らしさ、か」
ふと布団でゴロゴロしながら考える。自分らしさ。男の人を好きになる男の人。一昔前では考えられなかったかもしれない。今の日本社会ではLGBTというものが広まりつつあり、それのおかげで理解もされ始めている。仁が同性愛を自覚した頃は、まだまだそんな時代じゃなかった。
ここ数年でかなり理解が進んでいると言っていいだろう。少しずつでも、進歩できるなら、それに越したことはない。そう思っている。
「このまま、この関係が続けばいいなぁ」
ぼんやり、考える。眠気と格闘しながら、本を読もうとするが、視界の上を文字が滑っていくだけで何一つ頭に入ってこない。だめだ、今日はやっぱり疲れてる。賢に一言だけメッセージを送ったらのんびりしよう。
「デート楽しかった!また行けたらいいな!」
どこまでも素直に気持ちを出してみる。受け取ってるからこそなのだが、それが嬉しくてたまらない。それも、自分らしさなのかもしれない。
ふと布団でゴロゴロしながら考える。自分らしさ。男の人を好きになる男の人。一昔前では考えられなかったかもしれない。今の日本社会ではLGBTというものが広まりつつあり、それのおかげで理解もされ始めている。仁が同性愛を自覚した頃は、まだまだそんな時代じゃなかった。
ここ数年でかなり理解が進んでいると言っていいだろう。少しずつでも、進歩できるなら、それに越したことはない。そう思っている。
「このまま、この関係が続けばいいなぁ」
ぼんやり、考える。眠気と格闘しながら、本を読もうとするが、視界の上を文字が滑っていくだけで何一つ頭に入ってこない。だめだ、今日はやっぱり疲れてる。賢に一言だけメッセージを送ったらのんびりしよう。
「デート楽しかった!また行けたらいいな!」
どこまでも素直に気持ちを出してみる。受け取ってるからこそなのだが、それが嬉しくてたまらない。それも、自分らしさなのかもしれない。
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