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41話
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駅前のスーパーで適当に買い物をして、昼食を食べてから、電車に乗り込む。
「良さげなビニールが手に入って良かったですね」
「結露は全ての敵ですからね」
「カビもきますからね」
「大変です」
電車に揺られながら、座席に座ってスマートフォンを操作する。日曜の昼時だというのに、案外乗客は少ない。冬子さんも同じようにスマートフォンを操作していたのだが、ふとした時にこちらを向いた。
「そういえば、秋吉さんの話、聞かせてくださいよ」
「え?あぁ、いいですよ」
唐突だと思ったが、そんな話もしていた気がする。もう8年も前の話だ。懐かしさすら感じる。あの頃を思い出しながら、少しずつ話をする。
「まぁあの頃の自分も冬子さんと同じような感じでしたよ」
「そうなんですか」
「実家から出たいというのもあり、なんとかなるだろうという根拠のない自信もあり」
「私と同じですね」
「でもまぁ、現実はそんなに甘くなくて、自分は1年も保たずにその仕事辞めました」
「辞めた後ってどうしたんですか?」
「一回実家に戻りましたね」
「なるほど」
「まぁ、親が受け入れてくれたからこそ出来た技でもあります」
「もう半年くらい連絡取ってないです」
「まぁ、そんなもんですよね」
「仕事が忙しくて」
「たまには実家に帰るのも良いもんですよ」
「なるほど」
「自分はその時はたまに帰ってたくらいですけど」
「なるほど」
「親が来るほうが多かったくらいです」
「厄介ですね」
「まぁ、今となっては感謝してますけどね」
「そういうものなんですかね」
「そうですね」
「で、実家に帰ってからまた仕事始めてって感じですか?」
「まぁ、実家周りで仕事探して就職して、もう一度転職して、今の会社に着地したような感じです」
「紆余曲折というやつですね」
「まぁそんなところです」
「秋吉さんにも色々あったんですね」
「人生は諦めたら負けなのでね」
「なるほど」
少しだけ長い会話をしながら電車に揺られる。自分の社会人生活はまだ短いながらも平穏とは言い難いものだった。それを話す機会があるとは思わなかった。
乗り換えを2回。2時間の電車の旅路は長いようで短かったような気がした。目の前に広がる見慣れた景色。電車から降りた時の景色は、見事なほどの晴天だった。
「良さげなビニールが手に入って良かったですね」
「結露は全ての敵ですからね」
「カビもきますからね」
「大変です」
電車に揺られながら、座席に座ってスマートフォンを操作する。日曜の昼時だというのに、案外乗客は少ない。冬子さんも同じようにスマートフォンを操作していたのだが、ふとした時にこちらを向いた。
「そういえば、秋吉さんの話、聞かせてくださいよ」
「え?あぁ、いいですよ」
唐突だと思ったが、そんな話もしていた気がする。もう8年も前の話だ。懐かしさすら感じる。あの頃を思い出しながら、少しずつ話をする。
「まぁあの頃の自分も冬子さんと同じような感じでしたよ」
「そうなんですか」
「実家から出たいというのもあり、なんとかなるだろうという根拠のない自信もあり」
「私と同じですね」
「でもまぁ、現実はそんなに甘くなくて、自分は1年も保たずにその仕事辞めました」
「辞めた後ってどうしたんですか?」
「一回実家に戻りましたね」
「なるほど」
「まぁ、親が受け入れてくれたからこそ出来た技でもあります」
「もう半年くらい連絡取ってないです」
「まぁ、そんなもんですよね」
「仕事が忙しくて」
「たまには実家に帰るのも良いもんですよ」
「なるほど」
「自分はその時はたまに帰ってたくらいですけど」
「なるほど」
「親が来るほうが多かったくらいです」
「厄介ですね」
「まぁ、今となっては感謝してますけどね」
「そういうものなんですかね」
「そうですね」
「で、実家に帰ってからまた仕事始めてって感じですか?」
「まぁ、実家周りで仕事探して就職して、もう一度転職して、今の会社に着地したような感じです」
「紆余曲折というやつですね」
「まぁそんなところです」
「秋吉さんにも色々あったんですね」
「人生は諦めたら負けなのでね」
「なるほど」
少しだけ長い会話をしながら電車に揺られる。自分の社会人生活はまだ短いながらも平穏とは言い難いものだった。それを話す機会があるとは思わなかった。
乗り換えを2回。2時間の電車の旅路は長いようで短かったような気がした。目の前に広がる見慣れた景色。電車から降りた時の景色は、見事なほどの晴天だった。
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